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2016年7月

2016年7月29日 (金)

こんなものを見てしまうともうやるしかない

昨日(728日)は福浦(エトーボート)に釣行。

前回は自分にとって何か新しい釣りをやってみたいと思い
一つテンヤをやってみたが
結局は従来のサバタン流し釣りの餌を
鯛でも食ってくれるエビに替えただけのことで
あまり代わり映えしないことがわかった。

一方、タイラバの最中に目の前で
ジギングでワラサを立て続けに上げるのを見せられ、
青物ならジギングかなと思っていた。

そんな時にあるサイトで紹介されたこれや。
それにこんなものを見てしまうともうやるしかない。

早速、よく似たジグを買ってくる。

 

Cimg7770s

初めての釣り、
従来なら完ボ覚悟のジギングオンリーといきたいところではあるが、
最近の五目漁師は伊東、福浦と絶不調、
今日は最低でもオカズくらいはという気持ちもある。

今福浦は季節外れのアマダイがいいし、
湘南の小アジ王、fさん
(どこに行ってもいつも釣果が素晴らしいので
五目漁師が悔しさ紛れにこうお呼びしている)によると
この時期の福浦の大アジは激美味(うま)らしい。

そこで、今日の予定は早朝の風が静かな内に
コマセ釣りで先ずは大アジを狙い、
数匹釣った後で鯛狙いのジギングをスタートする。

そして、いざとなったら沖の流し釣りで
恐らく、今一番頼りになるアマダイ狙いでオカズをゲット
と万全の準備をする。

天気予報では今日が梅雨の最後の日になるかもしれない。

 

Dsxp162580s

降りそうで降らない、
こんな天気が一日続けば釣り師にとっては最高。
(結果的にその通りになっが)

平日とはいえ海上に浮かんでいるのは五目漁師だけ、誰もいない。
魚もこの調子で何もいな・・・とは考えない、考えない。

でもいなかった。

いつもならイトヨリ、カサゴ類、それに例のアジと
賑やかな定置網左側のソーセージブイ横なのに
エサ取りすらいない。

一時間半ほど粘ってみたが
諦めて反対側(西側)のソーセージブイ横に移動する。

しかし,ここも同じ。

餌でも釣れないものが
まして初心者見え見えのジギングに掛かってくれるわけがない
と思いつつ
この硬直状態を打開するためにいよいよジギングを始める。

 

Dsxp162584s

いつものタイラバに比べると重さが半分ほど(40g)しかないので
底取りを心配したが無風、
しかもターゲットはあくまでも鯛なので
忙しいシャクリも不要らしく何とか格好はつく。

ただ、釣れないのが
下手くそのせいなのか、
鯛がいないせいなのかはわからないが掛かる予感がしない。

湯河原高校前(ポイント名)から
また左側(東側)のソーセージブイ方向に逆戻りしながら
点々とジグっていくが何の音沙汰もない。

10時前に早朝のソーセージブイまで戻ったところで
再びコマセ釣りに切り替え
再度アジを試してみるもやはり無反応。

いつもは賑やかな魚探の画面も今日は比較的静かだ。

こうなれば、いよいよ最後の手段、
少し沖(-7075m)に出て仕掛けはそのままで
流し釣りを始める。

早速、ムズムズとしたアタリに合わを入れると
アタリの割にはいい引きだ。

本日初めての魚は季節外れのアマダイ、型も良い。

ただ、オキトラギスやレンコダイ(キダイ)などの小魚も多い。

もう時間はないが
思いきって黒崎の先端のポイントまでボートを漕ぐ。
もちろん途中でジギングも試してみながら。

うわっ、今日初めてみる賑やかな魚影だ。
底(-40-50m)だけではなしに
中層(-30m近辺)に明らかに少し大型らしき(濃い)魚影が見える。

急いでそこをめがけて流し釣りの仕掛けを入れる。

すると、アタリ!
たまにドラグを引き出す強烈な引きだ。

うん、見事に当たりが当たったアタリに
どうだ!
と自己満足しながら巻き上げる。

なんだろう、引き方からしてサバではなさそうだ。
アジだと良いんだが。
で上がってきたのはウマヅラ。
続けてもう一尾。

この頃には少しずつボートを岬側に押し戻す潮があるので
漕ぎ戻りながら中層の魚影を目がけて仕掛けを投入すると、
おやっ? 先針がない。

どうやら今度の魚影はフグらしい。

それならそれで釣り様はある。

 

Dsxp162587s

エサ釣りを始めてから慌ただしい釣りで
写真を撮り忘れていたことに気づき最後にパチリ。

 

もう少し釣ってみたいが時間がない。
これでお終いにしよう。

で目的のジギングは一度のアタリすらなかったが、
なんとかエサ釣りでオカズ分はゲット

 

Cas167774sアマダイ31cm、ウマヅラ38cm


久しぶりのアマダイは昆布締めと刺し身、

 

Cas167787s

そしてポワレ・ビネガソース。

 

Cas167799s

アマダイにしかないとろ~りとろけるこの甘食感が良い。

実は釣りに行く前前日にヨメサンから
無農薬の美味しそうなレモンが見つかったので買っておいた
とプレッシャーをかけられていたので
ウマヅラハギをから揚げレモンソースにする。

 

Cas167805s




追加:
この日の航跡

 

Screen031

最近、福浦に何処か良いポイントはないかな? 
と探し続けて3000里(は行かないが)
この日もよく漕いだ。

航跡中005が定置東側ソーセージブイ、
002が定置西側ソーセージブイを経由して湯河原高校前ポイント
一番左側の航跡が黒崎の突端ポイント
10km弱は漕いだかな。

 

 

 



どうかな?
鯛がいるところで(鯛のせいにしている)もう一度ジギングをやってみたいです。


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2016年7月25日 (月)

AoMoN GO

五目漁師はスマホゲームはやらないが
今回のPoKeMoN GOはちょっと試したくなった。

そこで、ダウンロードボタンをポチッ。

あれま、
“お使いの端末はこのバージョンに対応していません”
と出てしまった。

 

0screenshot_20160725055414s

3
年ほど前に買ったAndoroid OSのバージョン(4.2.2)が
対象外のようだ。

仕方がない。

悔しがっていると妄想が始まった。

 

1

AoMoN Go
をダウンロードする。

すると海原が目の前に現れる。

 

2dsxp151799s

今日は穏やかな海面だ。
岸側を覗くと赤いビルが見える。
少し山立てがずれているようだ。

 

Dscf1388s

何かアオモンはいないかなー?

ぴょこっ!

 

3

小さなイワシが海面から跳ねる。

アオモンとは言いがたいが
取り敢えずサビキ仕掛けを投げ込みイワシをゲット。

PoKeMoN GOよりも高度化されたAoMoN GO
アオモンに応じて正しい仕掛けを準備しないと
せっかく見つけてもゲットすることができない。

レアなアオモンになればなるほど
仕掛けのチョイスも難しくなってくる。

仲間と情報交換しながら釣り場選びも大事ではあるが、
ある程度釣りに精通していないと
多くのアオモンを集めることは難しい。

もちろん別途有料で様々な仕掛けは購入することができるし、
五目漁師のような暇な釣り師には
自作ガイドのダウンロードも準備されている。

選んだハリスの太さによって
アオモンの食いつきが悪くなったり、
逆にあまり細いとハリスが切れてしまうので
経験値を上げることも必要になる。



おや? 
目をこらして海中を覗くと
岩の陰にいるのはタコだ。

 

4

今度は慌ててカニを巻きつけたタコテンヤをチョイスし沈めて行く。
仕掛けが底に着くまで少し時間が掛かりそうだ。

その間に再び海面をチェックすると

 

5dscf1388s

画面の中で目の前の穂先がグイーングイーンとお辞儀している。

なっ何だ?
おいおいこれは自分の竿、
つまりリアルな竿の引きではないか。

どうしよう!?

先ほど沈めたタコテンヤがそろそろ着底する頃だし、
いやいや、ここはリアルな竿を巻くに決まっているでしょう。

スマホは一時クーラーボックスの上に置いて、
しばしリアルな釣りに戻る。

お~っ、いい引きだ。

しかし上がってきたのは
アオモンの嫌われ者(魚)サバ野郎ではないか。

 

6dsxp162539s

だったらこんなことをしている場合ではない。

さてタコはどうした?
再び海底を覗くがウーン逃げられちゃったよ。

少しの間、放っておいたために
折角見つけたタコをロックアウトしてしまったようだ。

この広い海の中では再び探すことは簡単ではない。

 

 

 

 

 

Photo

AoMoN GOの中にあって
タコやアメフラシは結構レアな部類に入る獲物だっただけに残念・・・

次はヒラマサでも見つからないかな~

 

 

 





ボートを漕ぎながら海上でやった人いませんか?
やっぱりいるんでしょうか。

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2016年7月19日 (火)

暇な五目漁師が連休中にまたもや釣行

昨日(718日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

最近は我ながら場違いと思う釣りが多く
貧果が続いている。

ヨメサンからはカイワリの漬け丼か
大津のアジのたたきが食べたいとのリクエストもあり、
負け癖を追っ払うためにも
ここらで一発まともな釣りがしたい。

ということでカイワリ最低でも5尾程度を目指して
伊東に向かった。

3連休の最終日ともなれば
道路も平日並に空いているであろうという読みもあった。

結果的にこれは大当たりだったが、
釣果は負け癖の上塗りになってしまった。

そんなブログなど書きたくもないが
五目漁師の性分として欠かすのも嫌なので
今回はイヤイヤしているとアップも遅くなってしまった。

今日の伊東はこの静けさが一日続いた。

 

Dscf2577s

さて、正面沖の-39mに位置取りし普通にコマセ釣りを始める。

気になるサバは
オヤジさんから大したことはないと聞いていたので
手持ち竿の反対舷側に
ロングハリスのマダイ狙いの竿もセットしたが、
しばらくして手持ち竿に釣れて来たのは
40cmを越える立派な(いや憎き)サバ野郎。

くわばら、くわばら
慌ててロングハリス仕掛けは引っ込める。

確かにサバは猛攻というほどでもない。
狙えばいくらでも釣れるが
避けられないほどでもないといった程度。

ただ、そうかと言って他の魚が釣れるわけでもない。
大サバがポツリポツリと釣れる中で
9時半近くになってやっとカイワリが掛かって来る。

 

Dscf2578s

嬉しい。
恋い焦がれてやっと捕ったカイワリ、
親指が絶対逃すまいとエラ蓋部分に食い込んでいる。
(後で写真を見ると笑ってしまう)

この頃には釣れた小サバの泳がせもやっているが
全く反応はない。

昼過ぎにマリンタウン側のアジポイントの様子見に移動してみると、
こちらの方は海底から海面まで
ぎっしりとイワシに占拠され目標の根が見ないほどだ。

諦めて直ぐに元の場所に戻ってくる。

午後からはたまに大鯖を掛けるのみで
全くカイワリやアジの魚信は途絶えてしまった。

最後の期待を泳がせ釣りに賭け、
浜に戻りながら流してみたが
結局一度の盛り上がりもなく終わってしまった。

で、貧果から脱出できなかった今日の釣果はこれ、

 

Cimg7724s

なんとかカイワリがとれたのが
せめてもの慰めの釣行になった。

待望のカイワリの漬け丼。

 

Cimg7733s

甘くてなめらかな食感はカイワリならでは。

マルアジは素材のごまかしが効くナメロウに。
(カリカリ梅干しで新手の味付けに成功したのに
写真の撮り忘れが残念)


貧果の言い訳にはならないが、
今日は一瞬足りともそよ風さえ吹かない中で異常な暑さ、
シャクリ動作だけなのに、
頭部との境目がわからない五目漁師のおでこからにじみ出てくる汗が
目に入ってしばしば痛くなる。

持参した500mmlのペットボトル2本の残りが
昼過ぎには僅かになってしまったのは誤算だった。

後半は今日も海上で一緒だった甲斐の荒熊さんが
上半身裸で2リットルのペットボトルをラッパ飲みする姿を遠目に
チビリチビリと舌を濡らす程度に飲む始末。

一日曇りのはずだった天気予報を甘く見たのが失敗だった。
沖上がり後、オーシャン釣具の奥様から頂いた
冷たいコーヒーとお茶の美味しかったこと。
ありがとうございました。

それに伊東はこの後の温泉銭湯(250円)が最高に気持ちえー!

 

 

 

 

 



どこに行っても何をしても釣れません。
次回の釣りの様子が今のところ浮かんで来ないですね。
困りました。

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2016年7月17日 (日)

なんとなく行きたいような行きたくないような

昨日(716日)は福浦(エトーボート)に釣行。

なんとなく釣りに行きたいような行きたくないような。
行くとしても、どこで何を狙おうかな?
365日連休なのに
わざわざ世の中の3連休に出掛ける必要はないのじゃないの?

・・・うだうだと考えながら、
結局福浦で場違いな泳がせ釣りをやってみることにした。

狙いはヒラメとハタ。 マゴチもありかな。
泳がせる小アジが釣れなかった時のことも考えて
取り敢えず先週エビ餌が余ったので一つテンヤと
それにタイラバも準備してきた。

今日は特に示し合わせたわけではないが
ブログにコメントを頂く腰痛持ちさん(yさん)と
flex-pさん(fさん)も一緒だ。

と言ってもそれぞれ狙いが違うので
朝の挨拶以降は
yさんは正面、
fさんは東へ、
五目漁師は西へと散らばってしまった。

 

1dsxp162565s今日の福浦はどんよりと今にも雨になりそう


さて、泳がせをやるために先ずは小アジを釣らなくっちゃ。
ポイントに向かいながら
魚探でチェックした魚影にサビキを落とすと
直ぐに小サバとウルメイワシが混ざって掛かって来る。

しめしめ、これで予定通り泳がせができる。

持参してきた活かしバッカンに数匹を確保した後は
同じ竿で仕掛けだけ替えて泳がせを始める。

今日は荷物を減らしたかったので竿は兼用だ。

ボートはゆっくりと南に流れるために
根回りを外れる度に流れの上に漕ぎ戻る。

しかし、ここでトラブルが発生。

漕ぎ戻りの際に面倒なので
小サバが入ったバッカンをオール受けの金具に掛けて
海中に垂らしたままで漕いでいたために
紐が擦り切れてしまったらしく気がつくとない。

無精するとその内にやるぞと
わかっていただけに
うーんバッカン。

竿を兼用しているために
別の竿で小アジを釣りながらというわけにもいかないし困った。

既に泳がせ中の今となっては唯一の小サバが
深い根に捕まり外れてしまった時点で万事休す。
本日のメインイベントはあっけなく終わってしまった。

岸払いが早かったのでまだ7時前だ。
仕方がないので一つテンヤを始めるが
これはこれでたまにアタリがあっても小魚らしく
相変わらず頭だけ取られて餌を無駄に消費する。

 

2dsxp162573s

今日はどうも落ち着かない。
一つテンヤをやってみたりタイラバをやってみたり。
岸近くに寄ったかと思うとすぐに諦めて今度は-90mに移動。
何がしたいのかさっぱりわからない。

やっとタイラバでイトヨリ。

 

3dsxp162575s

それも続かず、また戻った一つテンヤでカサゴ。
再びタイラバに戻ると今度はサバ・・・

 

4dsxp162569s

最後まで中途半端だった。

で、本日の釣果、何とかボは逃れたもののこれ。

 

5cas167699s

自宅から近い福浦で年間通して楽しめればと
最近は積極的に狙いを変えながら
ポイントを点々とすることが多いが
結果的には良くない。 と言うのは嘘。
(ここは福浦の名誉のために)

これは本日同じ福浦で釣ったfさんの釣果。

 

6image1_14

 

fさんも今日は決してオーソドックスな釣りをされていたわけではない。
鯛を狙うんだと何やら怪しげな仕掛けを準備して
餌はご自宅近くのなんとかタマヤとかいうスーパで買ってきた
有頭甘エビだった。

もくろみは失敗した(現に釣果の中に鯛は見られない)ものの、
そこは熟練釣り師の臨機応変
(五目漁師の臨機に応じきれず支離滅裂とは大違い)
でさっさと底物釣りに切り替え
究極の底物タコまで釣ってしまわれた。

底には大小のカサゴがうようよ、
今年は春先から特にタコが多いと聞く福浦が見える。

一方、これはyさんの釣果。

 

72016071615550000s

y
さんは、コマセ釣り(アジ、鯛狙い)、
マサバタン流し(オニカサゴ狙い)、
オキアミ流し(アマダイ狙い)と
正に最近の福浦を知り尽くした上での欲張りかつ用意周到な釣り。
これぞ福浦、ザルにはないニョロなどを入れると
今日だけでなんと15目とのこと。

それにしてもいつもながら
ご両人の隙のない釣り姿には見惚れてしまう。
(特にfさんは真横、yさんは斜め前寄り)
あれじゃどちらかが頭上にやってきた時が運の尽き、
魚はたまらん。

さて、貧果の五目漁師のその日料理。
先ずはウッカリカサゴの昆布締め。

 

Cas167707s

しら~っと、天敵サバの竜田揚げ。

 

Cas167709s

イトヨリのゴマ煮

 

Cas167720s最近イトヨリには飽きているので少し変わったものをと


で、以下は先週の福浦の釣果料理の余り写真。
イトヨリの天ぷら

 

Cimg7681s

オニカサゴやカサゴのアラで出汁をとった雑炊。

 

Cimg7691s



ウッカリカサゴを捌くときにどこかの鰭にチクリとやられ
2時間ほどハチに刺されたように指が痛みました。
オニカサゴにやられたことはありませんが
油断しているせいかウッカリンには時々やられます。
今回のはかなりこたえました。


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2016年7月12日 (火)

一つテンヤ釣りでもやってみよう

昨日(711日)は福浦(エトーボート)に釣行。

何か新しい釣りをやりたい。

今年はマキコボシをやってみようと思い道具を準備しつつあったが
少し事情があって予定を変更、
一つテンヤでもやってみようと思い始めた。

自分で買った覚えはないが
何故かこんな良い竿を持っている。

 

1dsxp162562s

ダイワの竿で赤い穂先とくれば
感度ビンビンのメタルトップ。

昨年初めてのタイラバはこの竿で
10分の格闘の末ブリを上げた。

実はこの竿はスピニングリール専用だが
その時はタイラバは等速巻きが決め手と聞いていたので
両軸リールを無理やり使った。

思いがけなく大物が掛かった時には
数の少ないガイドを竿の背側にして
バット部分が折れるのではないかと思うほどに曲がり
ガイドとガイドの間でPE2号が弓の弦のように張り詰めて
ヒュンヒュンと鳴っていたのを覚えている。

五目漁師はまともなスピンニングリールを持っておらず
この竿は、以降ほとんどお休み状態であったが、
もったいない。

一つ、一つテンヤでもやってみようということになった。

 

2dsxp162552s

もう一つこの竿を持ち出した理由がある。

風が吹かない時のタイラバではボートが動かずに苦労する。
所詮擬似餌なので
同じ所でタイラバを動かしていても良い結果はでない。

そこで、この竿でスピニングタイラバ
(タイラバを少し投げて海中を広く探る)
をやってみようという魂胆もあった。

福浦は10数年前にはホームとしてよく通っていたが
ここ数年は冬場のアマダイ専用の釣り場になっていたので
この時期のポイントはよくわからない。

鯛やヒラメが釣れるところはどこだろうか?
と今は自分なりのポイントを物色中。

そんな中で前日には
ブログにコメントくださるflex-pさんが
アンカリングができない福浦の難しいコマセ釣りで
作戦通りに大アジ(聞くところによると激旨だったらしい)を釣り、

甲斐の荒熊さんがこの時期にアマダイの大釣りをした。
http://ameblo.jp/kenchan33/entry-12179203477.html

ここで鯛の一尾も掛かってくれれば
福浦の釣りも面白くなるぞ
と昔何度かマダイを上げた定置網の西側から
一つテンヤを開始することにした。

五目漁師は出発前に
竿にはリールを着けてガイドに道糸を通すところまで準備をしてくるが、
ボート上でテンヤを着けようとすると
なんと、そうしてきた道糸が途中で切れているではないか。

PE0.8号、じっちゃんの車の中のどこかに引っ掛けて
擦り切れてしまったようだ。
PEが弱い擦り切れをこんなところで実感してしまったのはよしとしても、
こんなところでリーダーの結び直しは予定していなかったので
困ったことに眼鏡がない。

目を極限(0.8号位)に細めながら焦りもあって
やっと3度目でなんとか結ぶ。

おかげで福浦でしかできない朝マヅメ釣りの貴重な時間を
30分近くもロスしてしまった。

5時半になってやっとテンヤを落とすと
アタリは頻繁にあるが魚が小さいのだろう、
エビの頭だけ取られて魚はかからない。
お高いエビ餌の頭だけが取られて次々に消耗する。
こりゃたまらん。

場所を期待の湯河原高校前ポイントに移し
やっと極太のウッカリカサゴを掛ける。

 

Dsxp162544s

うーん、鯛はどうした?
いないようだね。

タイラバもやってみるがアタリは皆無。
釣れないとは言え実餌の一つテンヤに可能性を感じる。

少しずつ前日甲斐の荒熊さんが
アマダイを釣ったポイントに向けて移動する。

定置網左側ソーセージブイの沖で
やっと怪しげなアタリに竿をシャクリ上げると掛かった。
ゴンゴンと穂先を叩く引き。
錘が軽い上にコマセ釣りのようにクッションゴムも使っていないので
手元に魚の抵抗がもろに伝わって来る。

なんだろう?
あがってきたのは、えっ!?
こんなところでびっくりのオニカサゴ(33cm)

 

Dsxp162558s

うーん、これはこれで嬉しいがカサゴに続いてオニか、
これではいつものサバタンを餌にした流し釣りと変わらない。

考えてみれば当たり前。
魚からからすれば釣り師の今日の釣りの意図など知る由もない。
塩漬けのサバタンよりも有頭エビの方が美味いに決まっている。

で、今日の釣果はこれ。

 

Cas167628s

福浦は沖あがりが昼すぎなので
その日の内の魚料理が楽で良い。

カサゴのカルパッチョバジルソース*1

 

 

 

Cas167641s

 

 

 

 

 

オニカサゴのネギ蒸し*1

 

 

 

Cas167650s

 

 

 

 

 

*1LEE魚で料理自慢、集英社



繰り返しになりますが、鯛の釣れない一つテンヤは
サバタンの代わりに高価な海老を使った流し釣りってところですね。

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2016年7月 8日 (金)

ヒラメの泳がせ釣り(その2)

前回は五目漁師の泳がせ釣りに関する
タックルや仕掛けについて書いた。

今回は引き続き、先ずは
③活き餌はどうしよう?:

泳がせ釣りで一番苦労するのは活き餌の確保だ。
ヒラメ釣りの乗り合い船では
食いの良い活きイワシを使うようだが
サブの釣りとして
置き竿で長時間放っておく手漕ぎボート釣りでは
長く元気に泳いでくれる小アジや小サバの方が良い。

かってはエサ屋さんで活きアジを買って行くこともあったが
最近は海上で確保することにしている。

高い(170円~200円の)活きアジが
活かしバッカンの中で泳いでいると
早くこれを使ってしまわないと
と気になってメインの釣りに集中ができない。

 

1img00271sエサ屋で買ってきた活きアジ


小アジや小サバが釣れれば泳がせをやってみよう
くらいの気持ちで
実は道具だけはきっちりと準備しておくようにしている。

 

2cas167569sタックルボックスの中にいつも準備している携帯に便利な活かしビク


それに、泳がせるアジでさえ釣れないようなポイントや時合いでは
それらを追っているヒラメもいないだろう
と割り切ることにしている。

尚、エサ屋さんでは15cm20cm弱の
いかにもヒラメが食いつきそうな小アジが手に入る
(尤も、アオリイカのヤエン用に買う人が多いと聞いている)が、
大きさを選べない現地調達の小アジは
結構大きいこともある。
しかし25cmくらいあってもどうやら食ってくれるようだ。
(葉山の座布団ヒラメなどは
30cm以上もあるカマスを泳がせると聞いている。)

泳がせアジの大きさは次の合わせ方にも無関係ではない。

さて、次はこれが結構難しい
④食わせと合わせ:

かっては頃合いを見計らって
オリャーと威勢よく竿を煽って合わせていたが、
どうやらこれはNG

グングンからグイーンと
穂先が海面に突っ込むような引き込みが来たら
ゆっくりと聞き合わせるように穂先を上げてみる。

すると絶対、いや恐らく、多分、少なくとも五目漁師のイメージでは
ヒラメはアジを逃すまいと
より深く、がっぽりと咥え直してくる、
ここで重量感を確かめてから
ゆったりとしゃくりあげるような合わせが良いように思う。

グイーンの引き込みがあっても
まだこの時にはヒラメがアジを半分だけ咥えた状態で
針掛かりしないままで竿と引き合っていることがある。

この状態でいきなりオリャーとやってしまうと
スッポ抜けてしまい
胴体が輪っか状に傷だらけの泳がせアジや小サバを
見せられることになる。

 

4dsxp151442s

 

5dsxp151869sヒラメが泳がせ餌の後部を咥えている時にオリャー! とやると
こうなる。



合わせを急がずにゆっくりと
まるでアジが逃げるように穂先を引き上げ、
慌てたヒラメがしっかりとアジを咥え直すタイミングを与えた方がよい。

大方の場合はこのまま向こう合わせで掛かってしまうが、
気になるようならダメ押しの合わせをここで入れる。
(改めて、全て五目漁師のイメージ)

逆にあまり悠長に構え
餌を胃袋まですっぽりと飲み込まれてしまうと
針をヒラメの口内に掛けてしまう。

これは先日釣ったヒラメの歯。

 

3cas167554s

人間と同じで歳をとった魚体の歯は本来の鋭さではなくなっているが
それでも針を飲み込まれて
この歯でハリスをギシギシやられてしまうと
8号ハリスを使おうが10号ハリスを使おうが
時間の問題で切られてしまう。

ハリスはヒラメの泳力で引き切られるわけではなく刃で切られるので
掛かった後は余り遊ばずにさっさと巻き上げた方がよい。

不思議なことに釣ったヒラメの口内に
小アジが残っていることはあまりない。

一旦咥え込まれたアジは
合わせによって口先まで引きずり出され
針がヒラメの唇に掛かると同時に外にはじき出されるのであろうか。

因みに、ハリスを噛み切られるのが心配なら
こんなワイヤーハリスを使う手もある。

 

6cas167582s

次は、
⑤泳がせ棚:

ヒラメが普段は海底にへばりついていることは
魚体の片方に寄った目と白い腹が物語っている。

しかし、ベイトを捕食するときには
結構ひらメひらメと舞い上がって来るようだ。

サビキで中層(底から約10m)の活きアジ釣りの最中に
ヒラメが掛かるというお得なことがあった。

つまり泳がせ棚は結構高くても良い気がする。

竿を手持ちで流す時には
捨て錘で底を確かめながら
活き餌が底から50cm1m程度を泳ぐようにするが、
置き竿の場合は頻繁に底を確認するわけにもいかない。

五目漁師は海底の凸凹具合にもよるが
ボートがアンカーロープの余長の範囲で動くことも想定し
根掛かりを避けるために
一般的には少し高めと思われるが2m3mは底から上げて
泳がせるようにしている。

中層のサビキに掛かって来ることを思えば
これでも決して泳がせ棚が高過ぎることはない。

⑥その他:

これは私が昨年まで使っていた貧弱な網を
見るに見かねてオーシャンのオヤジさんから
無理矢理に買わされた玉網。(枠は別)

 

7cas154222s隣の影の薄い青い網が古い網


余りにも大きくてしかも作りが良いために
持ち運び時にもボートの上でも邪魔になるが、
実によく働いてくれる。

この網を使うようになってからヒラメ5枚の他に
ブリクラスを含めワラサ5本、マダイ67cmをすくい
一度もバラシがない。

正に実力も縁起も良い玉網である。
玉網は大きければ大きいほど良いと思っている。

更に、ボートを流しながら泳がせ釣りをする可能性があるときには
こんなものも持っていく。

 

8cas167573s

ゴルフ用のパラソルで作ったパラシュートアンカー。

もう一つ大事なこと。
60cmを越えるヒラメは想像を絶する力がある。
やっとボート上にヒラメを上げてほっとしていると、
ジャンプ一発でボートの外に飛び出すほどの実力がある。

早々に〆て元気を削いだ方が良い。

また、片手でぶら下げて
自撮り記念撮影なんてことは絶対にやめた方が良いし、
元気がある内にクーラボックスに入れようとするのも浅はか。

ボートべりよりも高く上げた拍子に暴れられると
“さようならが悔しい”結末になってしまうこと間違いなし。

これも手漕ぎボートの特殊事情であろう。


さて、最後になったが
⑦ヒラメ釣りの外道:

泳がせ仕掛けに掛かって来るのはヒラメだけではない。
寧ろトータルするとヒラメ以外の魚の方が多い。

そこでヒラメ狙いの泳がせに掛かってきた大物を集めて見た。

先ず、泳がせヒラメの外道と言えば何と言ってもマトウダイ。

 

9splg140165s54cm(伊東)


色も形もヒラメと間違ってしまうが
美味しい魚なのでがっかりするほどでもない。

次はマゴチ

 

10cas133776s63cm(川奈)


そしてホウキハタ

 

11dsxp151288s49cm(川奈)


同じ棚で青物も掛かって来る。ワラサ

 

12dsxp162196s73cm(伊東)


ここからは本当の外道、
先ずは五目漁師が怖くてボート上に上げられなかったハモ

 

14splg140275s伊東(検寸なし)


巨大なエソ

 

15splg140163s64cm(伊東)


泳がせの常連ウツボ

 

16splg140180s伊東(検寸なし)


巨大ミノカサゴ

 

17pfx130186s川奈(検寸なし)


他に掛かりはしないがアオリイカに餌をやられることは多い。

 

Dsxp152078s

こんなところかな。




さて、ヒラメ料理の最後は刺し身で残った昆布締めのお茶漬け、

 

18cas167547s

カブト煮

 

19cas167559s

これで完食した。




だらだらと、とりとめなく長くなってしまいました。
繊細で個々のセンスが生きるコマセ釣り、
何が来るか楽しみな深場の流し釣り、
そして醍醐味とドキドキの点では泳がせですかね。
どれもこれも面白いですが。

で、次は私にとっては新しいスタイルのタイラバと
一つテンヤをやってみたいと予定しています。


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2016年7月 6日 (水)

ヒラメの泳がせ釣り(その1)

今までに何枚かのヒラメを釣ってきたが、
昨シーズンは3枚を立て続けにバラし悔しい目にあった。

1枚は途中バラシで姿を確認したわけではなく勝手にヒラメ、
1枚は手元まで寄せていながら
玉網の枠(直径50cm)の上で暴れられ、さようなら、
もう1枚はやはり玉網入れに何度か失敗している間に
ボートの底に潜られ、さようなら。

今思い出しても舌を噛みたくなるような悔しさが続いた。

しかし先日、
今シーズン(昨年の暮れから今まで)5枚目のヒラメを釣った。

 

Dsxp162527s今シーズン5枚目のヒラメ(67cm)


5枚は何れも伊東のボート釣りポイント。

カイワリが釣れなくなった一方で
伊東の海が従来以上にヒラメで賑わっていることもあるが
五目漁師がこのところの失敗を深く反省し、
合わせの空振りやバラシをなくすために
一工夫したことも功を奏していると思っている。(エッヘン)

そこで調子づいている今の内に
ヒラメの泳がせ釣りについて
あくまでも自分メモとしてまとめてみることにした。
(下書きを進めて行くとあれもこれもとどんどん長くなってしまったので
その1とその2に分けることにした)

順を追って、先ず
① 竿とリール:

五目漁師はたまに今日はヒラメ狙いと決めて釣行することもあるが、
大概はメインの釣り、例えば、
伊東ならカイワリ狙い、
大津ならアジ狙いの傍らで
泳がせ仕掛けの置き竿でヒラメを狙う。

活きアジを付けた置き竿が硬くて短いと
ボートの揺れで穂先がピコピコと跳ねるために
泳がせアジが疲れてしまうのではと気が気でない。

そこで泳がせ用に愛用する竿は
2.7m64調子、錘負荷15-80号の長竿。
これに30号か40
(ボートの反対舷のコマセ釣り等メインの釣りのビシと同じ重さ)の錘を使う。

この竿ならボートの上下動に一々反応せずに
静かにヒラメの食いつきを待ってくれる。

もちろん手持ちの流し釣りの際にはこの限りではない。

一方、リールはというと、
ヒラメは青物の様に走り続けたりしないし、
この釣りでは魚に引かれて切れるような
細い道糸やハリスは使わないので
ドラグ性能などはあまり気にしない。
23号程度のPEを巻いた両軸リールなら何でもよいと思っている。

ボートの揺れで泳がせアジを疲れさせない方法として
遊動仕掛けやエレベーター仕掛けも試したことはあるが
合わせがボケてしまうのと
前者については次の②の理由により五目漁師の場合にはNG
最近では使わない。

次は 
② 仕掛け:

今シーズンに入ってからは幸いにしてバラシがない。
実はこれにはちょっとした工夫がある。

 

Photo

図のaは従来の仕掛け、
baを改良(?)した現在五目漁師が愛用する極楽泳がせ仕掛け

aは市販の仕掛けを真似たもので全長が150cm程度になる。
bは何のことはないaの仕掛けのアフォさに気づき
aの幹糸部分をなくしたもの。

自作の場合はより簡単になるし、
もしaのような市販のヒラメ仕掛けを使う場合には
幹糸と悪玉サルカンは無用の長物なので切って捨てればよい。

但し、その代わりにPEの先端には
FGノットやPRノットで結んだリーダ3m4m程度)を繋いでおく。
(リーダーがPEの根ズレによる破断や
泳がせアジの絡まりを防ぐ幹糸の役目を果たす。)

こうしておけば幹糸の上端に
余計な悪玉代官、いやサルカンがないために
穂先から先に残すこと70cm+ヒラメまで竿で巻き上げることができる。

考えてみれば市販の仕掛けや雑誌等で紹介されている仕掛けは
マイナーな手漕ぎボート釣りのことなどは眼中になく、
海面から船べりまでの高さ(例えば2m程度)があり、
しかも仲乗りさんか船頭さんが
玉網入れを手伝ってくれる遊漁船での釣りを想定している。

今頃になって気づいたが、
それ故にaのようなアフォな仕掛けが許されるのであろう。

マダイは水面ではプッカと浮いて来る。
青物でさえ最後には観念したように比較的静かになる。
しかしヒラメは違う。
寧ろ、最後の最後に大暴れして
玉網に入ることを拒否する。

小心者の五目漁師はここで大慌て、
繰り返し玉網入れに失敗→バラシというパターンだ。

手漕ぎボートではこんな暴れ者を相手に
最後は片手で寄せて自分で玉網入れをしないといけない。
仕掛けの長さを極力切り詰めてbのようにしておけば
竿からハリスに持ち替えずに
竿を片手で操りながら寄せてきて玉網入れができる。

タイラバやエギング、ライトジギングでは
こうして極細PE0.6号~1号)で大物を上げるのが当たり前、
何故こんなことに今まで気が付かなかったのか
今更ながら自分のアフォさ加減に気づいている。

-次回③合わせ、④活き餌確保・・に続く-


さて、先日のヒラメはたまたま帰省してきた息子家族が
喜んで食ってくれた。 完食。

先ず、前日に続き懲りずに薄造り。

 

Cas167452a

ヒラメをメインにカイワリ、ハナダイ、イトヨリ、アジなども合わせて
9点盛りCas167473s_2息子は大葉が嫌いというので困った。
そこで大葉の代わりに二回りほど大きい焼き肉を包むエゴマをを使ってみた。
(ザル経:52cm)

 

 

 



泳がせ釣り、面白いですね。
次回は外道などについても書いてみます。

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2016年7月 2日 (土)

泳がせで大物を2尾

昨日(71日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

今年はもう諦めていたが
今頃になってカイワリが釣れ始めたと聞く。

と言ってもこの時期のこと、
大サバをかき分けかき分け、
いい人で10数匹程度。

誰かが言っていたが、
サバをたくさん釣るとお駄賃にカイワリが付いてくる。
正にそんな感じだ。

今年はまだカイワリに面会していない五目漁師、
だったら今日は天敵サバを釣って釣って釣りまくってやる。

お駄賃欲しさにそんな過酷な釣りに挑む決心を
知ってか知らずか
特別に静かな朝が五目漁師を見送ってくれる。

 

1dsxp162508s

今日は正面沖でずっと粘る積もりだ。

仕掛けはカイワリのお気に入りに合わせるためと
サバの猛攻を予測して
多種多数を準備してきたが、
竿は手持ちの一本と決めている。

アンカリングすると
先ずは2本針吹き流し仕掛けを投入し
早速のサバを予測して身構える。



おやっ? 掛かって来ないぞ。

やがてコマセが効いてくると
静かだった魚探の画面が賑やかになってくる。
しかし、サバの猛攻は期待(?)していたほどではない。
確かにこんなシーンもあるにはあるが

 

2dsxp162533s

明らかにサバの棚は
五目漁師が狙うカイワリの棚よりは少し高い。

これならわざわざ誘いに行かない限りは
避けて通れそうだ。

仕掛けにはポツリ、ポツリと
これも今年は珍しいマルアジが掛かってくる。

今度はやや強い引き、
これはカイワリかもしれない。
しかし上がってきたのはハナダイ。

 

3dsxp162516s

一体どうしたのだろうか、
一昨日は自らも出ボートしたあのオーシャン釣具のオヤジさんでさえ
サバの多さに打ちのめされて退散してきたと聞いているが、
回りに浮かぶ56パイのボートを見ても
皆さん今日は退屈そうにしている。

どうやらこれではお駄賃のカイワリにありつけそうにない。

ただ、サバが多いので今日は泳がせは止めにしておこうと思っていたが、
これなら大丈夫そうだ。

手頃なアジが釣れたところで
念の為に持ってきた泳がせ竿を出す。

カイワリ狙いの手持ち竿は
餌釣り、自作の特製スキンサビキ、これも特製のウイリーに
取っ替え引っ替え試してみるが海の中は依然として静かだ。
(海底に群れる5cmほどのギンタに餌だけは取られる)

昼前になってやっと餌仕掛けに
待望のカイワリガ一尾上がる。
よし、これからだと気合が入ったのもつかの間、後は続かない。

 

さて、泳がせの方は
始めてからもう3時間にもなるというのに
たまに仕掛けを上げてご機嫌伺いをすると
小アジくんは元気に泳ぎ回ってくれているようだ。
こいつ、強い!

すると横目で見ていたその泳がせ竿の穂先に異変を感じる。
少しお辞儀している長竿(2.7m)の穂先を睨みながら
邪魔になりそうな反対舷側の手持ち竿の仕掛けをあげてしまう。

来たぞ!
緊張しながら竿置きから竿を手に取り
次に来る(はずの)グイーンの引き込みを待つ。

ところが、おかしい。
お辞儀はしているがグイーンの引き込みがない。

しびれを切らして静かに穂先を上げ、聞き合わせてみると
グイーンには程遠いがグイくらいの反応はある。

ニョロでも掛かったかな? 嫌だなー。
よしっ、行ってしまえ!

更に竿を煽って掛かりを確認する。
掛かった!

巻き始めると意外と重い。
たまにグイッグイッと生命反応もある。

小振りだがどうやらヒラメのようだ。(と都合よく考える)

竿をボートの右側から左側に移動し、
玉網を手元に準備して体勢を整える。

やったぜ、カイワリは1だが
これで今日の釣果にヒラメが添えられる。

やった~~~
あれっ、なんと上がって来たのは
サバが掛かったビシ仕掛け。

 

4dsxp162521s

テンビンに繋がるPEを辿って行くと
最後に上がってきたのは竿一式。

 

5dsxp162523s

3
年振りの竿の釣果だ。

サバが掛かっていたことから
落としてからそんなに時間を経過していないことがわかる。

ここならオーシャンのお客さんか、
隣の伊東ボートのお客さんに違いないと思いながら
ブログネタの写真を撮る。

すると、先ほどタイラバで五目漁師のボート際を
流していかれた際に挨拶を交わした釣り師から

今竿を釣られましたか?
と声を掛けられる。

釣りましたよ、お宅のですか?

先ほどサバに赤い竿を持って行かれ途方にくれていたところです。

良かった、
竿は無事に落とし主の元に戻ったし、
釣れないこんな日にブログネタ(ご本人にも了解済み)もできたぞ。

ただ、残念なことに
今まで数時間も健在だった泳がせアジが
この騒動に巻き込まれすっかり元気をなくしてしまった。

代わりのアジもそう簡単には釣れて来ないので
泳がせはもうやめるしかない。

この後は再び手持ち竿であくまでカイワリ狙い、
たまにサバ退治の釣りが続く。

もう3時前だ。
何とかあと一尾でいいからカイワリが欲しい。

と、そんな時に久しぶりにアジが掛かって来る。
沖あがりまでもう時間がない。
最後のチャンスに賭けて泳がせるには少し大き過ぎる(25cm)が、
竿も出したままなので躊躇せずに
釣れたばかりのアジを付けて、

さあ行け!
ズボーン。

水深は40m、そろそろ着底かな。

おや??
根掛かり?? まさかこんなところで、でも動かない。

自挺のロープに掛けてしまったかな?
外れろ、こらっ・・・

いや、魚かも???

えっ、何か掛かっているぞ。
グイーン、グイーン、巻こうとするとドラグが引き出される。

おっ、この引きはまさかのヒラメではないか。
それにしても、強烈な引きだ。
タイミングよく手持ち竿はボート上にあげているので
再び右側から左側に竿を回して体勢を整える。

リーダーは5号、
そう簡単に切れるはずがないのでドラグを締め直して
やや強引にあげてくる。

頼む、ヒラメであってくれ、
濁り気味の海中を覗き込む。

見えた。ギャーッでかい!
(海中の魚の影はは一回り大きく見える)

海面で玉網をみると暴れる大物に最後は少し手間取ったが
なんとかあがった。

 

Dsxp162529s

やった、起死回生の大逆転だ。

先の大物と違って今度は文句無しに自分のもの。

それにしても早かった。
あっという間の出来事だった。

今日はタイミングよく息子家族が自宅に遊びにやってくる。
ご馳走ができるぞ。

で、今日の釣果はこれ

 

6cas167435s(ザル経:52cm、ヒラメ67cm2.8kg


息子家族が10時過ぎにやってきたので、
取り敢えず薄造りで乾杯!

 

7cas167445s




いれば直ぐに飛びついてくる。ヒラメの速攻ぶりに驚きました。
エギングやタイラバ、泳がせは3分あれば大逆転が可能ですね。

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