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2016年7月 6日 (水)

ヒラメの泳がせ釣り(その1)

今までに何枚かのヒラメを釣ってきたが、
昨シーズンは3枚を立て続けにバラし悔しい目にあった。

1枚は途中バラシで姿を確認したわけではなく勝手にヒラメ、
1枚は手元まで寄せていながら
玉網の枠(直径50cm)の上で暴れられ、さようなら、
もう1枚はやはり玉網入れに何度か失敗している間に
ボートの底に潜られ、さようなら。

今思い出しても舌を噛みたくなるような悔しさが続いた。

しかし先日、
今シーズン(昨年の暮れから今まで)5枚目のヒラメを釣った。

Dsxp162527s今シーズン5枚目のヒラメ(67cm)


5枚は何れも伊東のボート釣りポイント。

カイワリが釣れなくなった一方で
伊東の海が従来以上にヒラメで賑わっていることもあるが
五目漁師がこのところの失敗を深く反省し、
合わせの空振りやバラシをなくすために
一工夫したことも功を奏していると思っている。(エッヘン)

そこで調子づいている今の内に
ヒラメの泳がせ釣りについて
あくまでも自分メモとしてまとめてみることにした。
(下書きを進めて行くとあれもこれもとどんどん長くなってしまったので
その1とその2に分けることにした)

順を追って、先ず
① 竿とリール:

五目漁師はたまに今日はヒラメ狙いと決めて釣行することもあるが、
大概はメインの釣り、例えば、
伊東ならカイワリ狙い、
大津ならアジ狙いの傍らで
泳がせ仕掛けの置き竿でヒラメを狙う。

活きアジを付けた置き竿が硬くて短いと
ボートの揺れで穂先がピコピコと跳ねるために
泳がせアジが疲れてしまうのではと気が気でない。

そこで泳がせ用に愛用する竿は
2.7m64調子、錘負荷15-80号の長竿。
これに30号か40
(ボートの反対舷のコマセ釣り等メインの釣りのビシと同じ重さ)の錘を使う。

この竿ならボートの上下動に一々反応せずに
静かにヒラメの食いつきを待ってくれる。

もちろん手持ちの流し釣りの際にはこの限りではない。

一方、リールはというと、
ヒラメは青物の様に走り続けたりしないし、
この釣りでは魚に引かれて切れるような
細い道糸やハリスは使わないので
ドラグ性能などはあまり気にしない。
23号程度のPEを巻いた両軸リールなら何でもよいと思っている。

ボートの揺れで泳がせアジを疲れさせない方法として
遊動仕掛けやエレベーター仕掛けも試したことはあるが
合わせがボケてしまうのと
前者については次の②の理由により五目漁師の場合にはNG
最近では使わない。

次は 
② 仕掛け:

今シーズンに入ってからは幸いにしてバラシがない。
実はこれにはちょっとした工夫がある。

Photo

図のaは従来の仕掛け、
baを改良(?)した現在五目漁師が愛用する極楽泳がせ仕掛け

aは市販の仕掛けを真似たもので全長が150cm程度になる。
bは何のことはないaの仕掛けのアフォさに気づき
aの幹糸部分をなくしたもの。

自作の場合はより簡単になるし、
もしaのような市販のヒラメ仕掛けを使う場合には
幹糸と悪玉サルカンは無用の長物なので切って捨てればよい。

但し、その代わりにPEの先端には
FGノットやPRノットで結んだリーダ3m4m程度)を繋いでおく。
(リーダーがPEの根ズレによる破断や
泳がせアジの絡まりを防ぐ幹糸の役目を果たす。)

こうしておけば幹糸の上端に
余計な悪玉代官、いやサルカンがないために
穂先から先に残すこと70cm+ヒラメまで竿で巻き上げることができる。

考えてみれば市販の仕掛けや雑誌等で紹介されている仕掛けは
マイナーな手漕ぎボート釣りのことなどは眼中になく、
海面から船べりまでの高さ(例えば2m程度)があり、
しかも仲乗りさんか船頭さんが
玉網入れを手伝ってくれる遊漁船での釣りを想定している。

今頃になって気づいたが、
それ故にaのようなアフォな仕掛けが許されるのであろう。

マダイは水面ではプッカと浮いて来る。
青物でさえ最後には観念したように比較的静かになる。
しかしヒラメは違う。
寧ろ、最後の最後に大暴れして
玉網に入ることを拒否する。

小心者の五目漁師はここで大慌て、
繰り返し玉網入れに失敗→バラシというパターンだ。

手漕ぎボートではこんな暴れ者を相手に
最後は片手で寄せて自分で玉網入れをしないといけない。
仕掛けの長さを極力切り詰めてbのようにしておけば
竿からハリスに持ち替えずに
竿を片手で操りながら寄せてきて玉網入れができる。

タイラバやエギング、ライトジギングでは
こうして極細PE0.6号~1号)で大物を上げるのが当たり前、
何故こんなことに今まで気が付かなかったのか
今更ながら自分のアフォさ加減に気づいている。

-次回③合わせ、④活き餌確保・・に続く-


さて、先日のヒラメはたまたま帰省してきた息子家族が
喜んで食ってくれた。 完食。

先ず、前日に続き懲りずに薄造り。

Cas167452a

ヒラメをメインにカイワリ、ハナダイ、イトヨリ、アジなども合わせて
9点盛りCas167473s_2息子は大葉が嫌いというので困った。
そこで大葉の代わりに二回りほど大きい焼き肉を包むエゴマをを使ってみた。
(ザル経:52cm)



泳がせ釣り、面白いですね。
次回は外道などについても書いてみます。

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ライフスタイル」カテゴリの記事

コメント

仰るとおり、ボート釣りでは竿で獲物を舷まで寄せることが出来ないことがあります。中錘式でアオリイカを釣る場合など、ハリスが3ヒロも長いとハリスを手で手繰らなくてはならない。うっかりするとバラシてしまうことがある。そこで、ハリスを2ヒロとすると竿を真上に上げると獲物にタモが届きます。

ヒラメ釣りでも同じことがあるのですね。創意工夫が釣果に繋がる良い例ですね。

投稿: 釣吉 | 2016年7月 6日 (水) 09時20分

五目師匠おはようございます。
昼は自宅警備員。コンロ前で朝一割引の格安信州牛で一人焼肉パーティ中の熊です。

釣吉さんと同じく、ヤエンは返しがなく、もたつくとハズレるのでは?と、オイラは更に短い1ヒロ半でしてますが、理論より本能的にしてました。


ヒラメに関しては仕掛けは、市販エレベーターを使ってましたが、三ツ又より上のハリス「そんなの関係ねー!はい!オッパッピー!」なのですね。


座頭市のように魚をバタバタを切るだけでなく、仕掛けまで切ってしまうとは、さすがお師匠様です。

読んでいて想定外、まさに目から鱗です。

ヒラメ連チャン成功のキーワードは、ヒラメを下から掬うだと思ってましたが、それ以前の問題ですね。

最後の取り込み、ハリスの手繰りよせでバレることはよくありますが、そこをカットする。思考停止した凡人では、考えもつかないです。

もっと頭を柔らかく、根拠を考えて物事に挑めば、なんとなく常識とされて、当たり前にされていることが覆り新たな発見がありますね。

お師匠様、一生着いていきます。

投稿: 甲斐の荒熊 | 2016年7月 6日 (水) 10時30分

釣吉さん、こんにちは。

アオリイカの中錘は確かに厄介ですね。
私は3.9mにしていますが、持ち替えた時にハリスが緩むとやばいです。

マダイのロングハリスも手繰りは避けられませんが
ヒラメの場合は水面で暴れるだけに厄介です。

投稿: 五目漁師 | 2016年7月 6日 (水) 15時02分

甲斐の荒熊さん、こんにちは。

簡単なことですから是非やってみてください。
何と言っても、これをやってからは慌てなくなったというのが
一番の効果かも知れません。

それまでは、魚が見えないうちから玉網入れのシーンを想像して
ドキドキでしたからね。

いくらいい竿とリールを揃えたところで、最後は手繰り
これではどう考えても納得出来ないですよね。
テンビンを使うコマセ釣りにはこの課題が残ったままです。

投稿: 五目漁師 | 2016年7月 6日 (水) 15時16分

五目師匠こんばんわ

なるほどぉ。。。
いつにも増して読んで釣った気になっています(笑)
確かに取り込みの下手な僕は夢中になって手で掴み血だらけになったこともありますので目からウロコの講習ブログです(^O^)

ノットが苦手でどうしても自分のノットが信用できないので
まずはそこからだなと思う次第ですw
その2を楽しみにしてます♪

投稿: ガル | 2016年7月 7日 (木) 01時42分

こんにちは。

ヒラメやカレイのような扁平な魚は、水中でタモ取りすればそんなに暴れないですよ。
顔を水面から出すと大暴れします。
マダイとかだと逆に、空気を吸わせると観念します。

私もボートの場合は、市販のヒラメ仕掛けをそのまま使うことはありません。
私の場合は捨糸を短くします、10~20cmに詰めてしまいます。
上の幹糸は50cm位にして、ハリスは1mの長めの1本孫針のものに交換してます。
市販のものは3本イカリの孫針が多いのですが、どうも好きになれません。

それよりも次回は棚の説明をよろしくお願いします。
伊東では下から3mで釣れました。大津では1mでした(オモリの位置です)。
ヒラメがふだん食べている餌によって変わってくるのかな?
と思ってます。

投稿: 腰痛持ち | 2016年7月 7日 (木) 13時55分

五目漁師さん、こんばんは。

ヒラメの仕掛け編は以前五目漁師さんにそれとなく聞いていたので知っていました。
まだ試して無いですが。
もし土曜に大津に釣り行けて、もし小アジがかかったら、早速試してみようかと思います。
私の場合、あと問題はタモ。
サイズはそれなりですが河川とかの超浅場用の先端が平な三角形の奴なので厳しいかも。

今日は珍しくオーシャンでカイワリがつ抜けしてますが、
最近やられっぱなしなのでカイワリ熱が冷めてきたような気がしてます。

というわけでスズキは見た目が嫌いなのでワラサかヒラメ大歓迎です。

投稿: flex-p | 2016年7月 7日 (木) 20時34分

五目さんの必殺技炸裂ですね。

私も平べったい魚は頭を水面に出さなければ暴れないと認識、経験してますがマゴチのバラシは何度も有り、今回の記事で一工夫してみたくなりました。
ヒントになりました。
有り難うございます。

少し気になったのは、棚というか誘い方、食いついたあとの呑ませ方です。

今回の仕掛けはエレベータになっていないので鯵が逃げる範囲が狭い!
逃がす=誘いと考えるわたしには
逃げる範囲が狭いと誘いづらく感じましたが、実際には釣果は上がっている。

このあたりを次回謎解きしてくださると嬉しく存じます。

投稿: AP | 2016年7月 7日 (木) 21時01分

ガルさん、こんばんは。

手繰りと竿では雲泥の差です。
是非試してみて下さい。

何よりも慌てずに落ち着いて取り込めます。

ノットは慣れるしかありませんが、お薦めはこれです。
非常に実用的です。慣れてくれば海上でもできますよ。
https://www.youtube.com/watch?v=Y75C-xPxKdk&feature=related

投稿: 五目漁師 | 2016年7月 7日 (木) 21時04分

腰痛持ちさん、こんばんは。

アドバイスありがとうございます。
小心者の私は獲物を見た途端に慌ててしまいます。

そんな時に竿のままだと対処がし易いです。

竿がやらかいので、仕掛け全長を80cm以内くらいにしない限り
手繰りが必要になってしまいます。

それに頻繁に底取りをするときには捨て糸>ハリス長にしておくとやりやすいです。
また根が険しいところでは幹糸の50cmはちょっと心細い気がしますがどうでしょうか?

私も伊東のアジポイントでやるときには棚3m、
正面沖でやるときには棚2mです。

次の記事で紹介させて頂きます。

投稿: 五目漁師 | 2016年7月 7日 (木) 21時21分

flex-pさん、こんばんは。

このやり方は私にとっては効果てきめんでした。
是非一度お試し下さい。(ヒラメの手繰りは怖いです)

玉網は大きければ大きいほどいいですね。
大きいと玉網どりの時だけではなく血抜きの時にも安心して使えます。

今年のカイワリにはflex-pさん以上に私はやられっぱなしです。
でも見るとまた行きたくなってしまいます。

大津のスズキは美味しいらしいですよ。
ガリガリに痩せているように見えますが。
釣果を楽しみにしています。

投稿: 五目漁師 | 2016年7月 7日 (木) 21時31分

APさん、こんばんは。

ヒラメもマゴチもその他の魚も手繰りよりはやはり竿で上げるのが
やりやすいと思います。
コマセ釣りもそうですが、いい竿を使いながら最後は手繰り。
昔から矛盾を感じています。

誘い方については私なりのイメージを続編で書いていますが
“逃げる=誘い” そして慌てさせて食わす は私のイメージと同じです。
であればエレベータでアジ任せに逃げるよりも
竿の操作で逃げた方が良いのではと思いますが
いかがでしょうか?

投稿: 五目漁師 | 2016年7月 7日 (木) 21時47分

いやいや素晴らしい洞察力、並びに記事構成恐れ入りました^^

大物をかけたら、つぶさにそのレポートを詳細に上げる熟練の技ですね。

すばらしい。最近特筆すべき何物をもかけていないせいか、

うらやましいことおびただしい限りでございます^^;

ヒラメはかけてから、取り込んでからも、油断なりませんからね。

タモからバックできるのはこいつだけです。

投稿: 飛竜丸 | 2016年7月 8日 (金) 21時56分

飛竜丸さん、こんばんは。

バラした後ではこんな記事は書けませんが
書くなら成功している今しかないと思い常々思っていることを
まとめてみました。

次は失敗しても黙っています。

私の場合は珍しいためかどうも大物が見えて来ると慌ててしまい
実はそれが一番の問題のようです。

落ち着いている人は手繰り中に大物が暴れだすと
ハリスを一旦離す余裕さえあるみたいですが
そんなことは私にはとてもできません。

投稿: 五目漁師 | 2016年7月 8日 (金) 23時50分

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