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2016年6月 2日 (木)

天気予報って大したもんだと思う

天気予報についてちょっと調べてみた。(芋さん風)

五目漁師が、ガキのころは
明日は運動会や遠足という時には
下駄や靴を放り投げて天気を占った。

遊び半分、後半分は子ども心にも
当たらないラジオの天気予報を揶揄していたのであろう。

今でも、てるてる坊主で
明日天気にしておくれ♫
と(多分神様に)お願いすることはあるが

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正直今では神様にお願いしようが、しよまいが
天気予報が晴れと言えば晴れるし、
雨と言えば雨が降る。
(ウィキペデアの天気予報の項目によると
1700発表の翌日の降雨あり/なしに関する的中率は82%、
翌々日で79%らしい)

明日の茅ヶ崎市は正午前後には雨になるでしょう と予報が出ると
朝方は晴れていても大方の人は傘を準備して出掛ける。

暇でしかも雨が嫌いな五目漁師は
そんな予報が出た日にわざわざ釣りに出掛けたりはしない。

天気予報技術の進歩は大したものだと思う。

気象庁のホームページでは
気象に関する様々な予報や情報が時々刻々発表されると共に
予報技術に関する解説なども充実している。

その中の数値予報の歴史というページの冒頭に
リチャードソンの夢 というのがある。

イギリス人のリチャードソンが
コンピュータが実用化される以前の1920年ころに
6時間後の天気予報を1ヶ月以上も掛けて手計算で行った。

残念ながらその予報は外れていたが、
彼は64千人が一同にホールに集まり
指揮者の元で整然と計算を実施すれば
実際の天気の進み具合と同程度の速さで結果が出せることを
提案したという。

2リチャードソンの夢
(出典:気象庁ホームページURL:
http://www.jma.go.jp/jma/index.html
より切り出し)


一時期世界最速の座を獲得したスーパーコンピューター“京”、
こんなもの(世界一)は必要ないでしょうなんて言われたこともあったが
この京でこそやってのけられた雲のシミュレーションが
YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=w6G5TMTE-z4)で
紹介されている。

64千人を合わせた計算能力を遥かに凌ぐ京で計算したこの結果を
リチャードソン氏に見せてあげたい。

気象庁の天気予報や気象情報には
レーダー・ナウキャストと呼ばれる降水や雷、竜巻に関する
1時間後までの短時間の予報や
季節予報と呼ばれる長期の予報まで
様々のカテゴリーの予報がある。

それらの中で我々が釣行の予定を立てる際に一番役立つのは
都道府県及び地方毎の
当日から一週間後までの天気、気温、降水確率を予報する
週間天気予報であろうか。

残念なことに気象庁の予報の地区に対する細分化はここまでで
横須賀とか伊東とかの風の強さや方向も含めた
釣り場に特化したピンポイントの予報は
気象庁の許可を受けた民間の気象会社が実施している。
(例えば我々に馴染みが深いYAHOO JAPAN!天気・災害は
(一財)日本気象協会から気象情報を提供されて
釣り場の天気予報を発表しているようだ)

さて、最近の天気予報の当たり具合にノックアウトされ、
ここまでその確度を上げてきた予報技術とは
一体どんなものであろうか
と興味を持ち少し調べてみた。

恥ずかしながら五目漁師は
天気予報なんて、
今日は名古屋辺りで雨が降った、
天気は西から東に移動するものと相場が決まっているから
明日は東海地方、
そして昼過ぎには関東でも雨になる。

こんな風に、
各地の実況天気や天気図をベースに
予報官の経験と勘頼り
(もちろん整然とデータ化されていて
コンピュータから状況に照らし合わせて引き出してくる)
程度くらいにしか考えていなかった。

しかし、これは間違っていた。

正に冒頭のリチャードソンが試みた計算による手法、
数値予報という手法が
世界中をカバーする観測データ情報網や
スーパーコンピュータの利用に相まって
革新的な進歩を遂げた結果であることがわかった。

例えば週間天気予報を例にとると、
世界各地から入手した気温、湿度、風などの観測データを元に
地球上を20km間隔で3次元配置した格子点上に
これらを再配置する。

3

地球全体の大気を格子で区切ったイメージ図
(出典:気象庁ホームページURL:
http://www.jma.go.jp/jma/index.html
より切り出し)


そしてこれらの格子点データを初期値
(ある時刻における全地球上の大気の状態)として
主に流体力学、熱力学を応用し
大気の流れ、太陽と地球からの熱の放射過程、
雲や降水の発生過程などをスーパーコンピュータで計算して、
先ずは10分後の大気の状態を計算する。

次はこの状態を新たな初期値として格子点上に取り込み、
次の10分後の状態を計算する。

これを繰り返し計算し
数日後までの予報の基礎データを出力するという。

この数値予報の精度向上が
昨今の天気予報の当たリ確率を
ここまでのものにしてきた要因であるらしい。

五目漁師にはできないが
天気図を解読し
釣り場の天気や風の様子を予想する(しようとする)釣り師は多い。

しかし天気図は寧ろこの数値予報の結果を可視化した一例であり、
この図から予報を展開するというよりも
この時点では既に予報結果は出ていると考えた方が良い。

この技術革新の凄まじさを知ってしまうと
天気図とにらめっこしてスーパーコンピュータと勝負し
独自に釣り場の天気を予想するなんてことは私にはできない。




晴れ空の下で明日は雨ですと言われても信じられませんが
これがちゃんと降ってくる。
本当に凄いと思います。

複雑な地形の中で吹く風は予想が一番難しそうです。
そんな風でさえ、今後は予報精度が上がって来るのでしょうね。

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コメント

ボート釣りは大雨と強風の予報の日は絶対に沖釣りに出ません。
それには毎日の予報を参考にします。
現在の天気予報は大変精度が高く大いに便利してます。
気象庁関係の予報だけでなく、民間の予報も精度が高く、有効に使ってます。

しかし、風の予報は、特に海上の風予報は、
小さなボートで沖に出るボート釣り師にとっては、普通に陸上に居る人には問題がないほどの風でもボート釣りには大きな影響が出るので、
結構外れたと感じることが多いです。


投稿: 釣吉 | 2016年6月 2日 (木) 13時32分

釣吉さん、こんにちは。

昔は天気予報はあてにならないものの代表でした。
特に漁師さんなどは観天望気の方がよほど頼りがいがあったのではないでしょうか。

風の予報は岬や山といったローカルな地形によるものや
海風/山風とかいった局地風もありますし
予報は難しいでしょうね。
それでも強い/弱いはかなりあてにしています。

投稿: 五目漁師 | 2016年6月 2日 (木) 17時05分

こんにちは
確かに最近の天気予報技術の進歩は大したものです
いつも衛星画像と気圧配置を重ねて見ています
衛星画像の雲を頭に入れておくとボートの上から
低気圧の移動も多少わかり、風の吹く状況もなんとなく
予測できます
しかし風は掴みにくいですね
地形により吹く風の向きも変わり
また吹く風の方向で波もウネリも変わります
観音崎では北風では白波も立ちますが
南西の風では岸寄りで、波は立ちません
しかし、うっかりすると流されます
その辺りがいつも難しいです
また前回失敗した原因は冷たい高気圧
これが厄介ですね
高気圧の真ん中にありながら強い北風が吹きました
春の嵐でしたね

投稿: 趣味人たけ | 2016年6月 2日 (木) 18時13分

趣味人たけさん、こんばんは。

私は風はWRF関東の風予報、前日になるとGPV気象予報です。
東伊豆方面は北東が吹くと風波で海面がざわついてきます。
現場ではあまり吹いていなくても遠くの方から次第に波が入ってきます。

逆に西風の場合はたけさんが仰る南西と同様で波は立ちませんが
腰の強い吹き下ろしの風です。
漕げるかどうかは自分の力次第ですね。

風は予測も難しいですし、急ですし
吹いたとしても対応できるかどうかは雨と違って
漕ぎ人次第ですから判断が難しいですね。

投稿: 五目漁師 | 2016年6月 2日 (木) 22時19分

ふむふむふーむ。

今の天気予報って、スーパーコンピュータで計算しているというのは知っていましたが、地球の大気を三次元立体化して計算しているというのは驚きですね。
すごいなあ。

できれば気象庁の天気予報も3D化して、高気圧と低気圧の間を大気がどのように動いているのかを動画でみられるようになるといいんだけどなあ。
いつもいつも、天気図を見ながら風向きを想像するのですが、正直言って風が吹く仕組みがそもそもよくわかりません。

まだまだ天気図がよくわからん芋焼酎でした。

投稿: 芋焼酎 | 2016年6月 3日 (金) 15時51分

芋焼酎さん、こんばんは。

岬を回りこむ風、突風、海風/山風などの局地風・・・
所詮日本列島全体を覆う低気圧や高気圧の天気図から
ピンピンポイントのボート釣り場の風を予測するなんて無理な話です。
予報としてはWRFやGPV以上のものは現状ではないと思います。

一旦、海上に出てしまえば
今吹き始めた風がこれから益々強くなりそうかどうか
自分が対応できる風の限界内かどうかなど
現場の空の様子、風の変化、海面の様子などから判断。
天気図は何れにしても我々には関係ない。
と私は思っています。

投稿: 五目漁師 | 2016年6月 3日 (金) 23時05分

こんにちは!

真面目ですね~(^_^;)
私なんか、天気図で出れそうな場所の的を絞り天気予報を見て、出れそうなボート屋はどこか?
探すだけです。
電車とバス合わせて3時間以内に到着する釣り場がないと初めて諦めます。
行き先と釣りものが増えて困ることもありますが、釣り中止は年に1回か2回になり有りがたいことです。

投稿: AP | 2016年6月 4日 (土) 13時19分

APさん、おはようございます。

私の場合は狙いを先に決めてしまいますから
天気が悪いと止めてしまう場合が多いです。
暇ですから、またの日にします。

今日も福浦でアオリをやりたかったのですが
小雨予報で中止にしました。

三浦半島の東西、伊豆半島の東西というように
風によって代替のきくポイントを手持ちしておくと良いですね。

投稿: 五目漁師 | 2016年6月 5日 (日) 08時55分

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