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2016年5月 7日 (土)

策士五目漁師、策に溺れる

昨日(56日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

少し訳があって、
ブログにいつもユニークなコメントを下さる
fさんとご一緒の伊東釣行になった。

ここ数日の伊東の釣果を見る限り、
あまり釣れそうな気はしない。

しかし、伊東と言えばカイワリ。
今日もfさんを含め、皆さん先ずは正面沖に出て
カイワリを狙うに違いない。

そこで、策士五目漁師は
先ずマリンタウン側で小アジを釣り、
その場で泳がせてヒラメやハタを狙う。

一方fさんが別のボート店から先に出ボートし、
正面沖でカイワリを狙っているはずなので
頃合いを見計らってその状況を確認する。
そこでカイワリ登場の朗報なら小アジを持って移動する。

そして、傍らでヒラメ狙いの泳がせをやりながら
カイワリもガッポガッポと釣る。

今年は沖のカイワリ(今のところ稀)や
アジ(今のところ皆無)、
サバ(この数日でいよいよ登場の気配がある)
などの釣果(但し、サバは負の釣果)が不安定の中で
信頼できるfさん頼りの
これぞ正に漁夫の利作戦だ。

ただ、fさんが同じ様なことを考えていたらどうしようと不安も残る。

浜に出てマリンタウン側の海上をチェックすると
どうやらその心配はなさそうだ。

ウシシ・・・

海上は昨日までの荒れ模様がうそのように無風でフラット。
滑るようにボートが進む。

 

1dsxp162419s

作戦通りマリンタウン側で
先ずは小アジ釣りに取り掛かったものの一向に掛かって来ない。

そうそう、魚探の水温表示を見ると
なんと17.0度と16.9度の表示を行ったり来たりしている。

先日は既に19度台まで上がったと聞いているのに
一昨日からの荒れ模様が冷たい水を運んできたのであろうか、
これじゃちょっとまずいぞ。
小アジが釣れないのもそのせいかも知れない。

直ぐに小心者の策士五目漁師の気は焦ってくる。

fさんどうしてるかな?
何度か電話を入れてみるが出てきてくれない。

まずいぞ、ひょっとするとカイワリ爆釣で忙しいのだろうか。
ヒラメは諦めてfさんのところにそろそろ移動しようか
と考えていると、
背後にボートの気配を感じる。

振り返ると、
“向こうは全然駄目なのでこっちに来ましたがこっちはどうですか?”

なんとfさんだ。

まさかの意表を突かれた五目漁師は
うろたえながらも移動を取りやめて
もう少しここでボートを並べて粘るしかなくなってしまった。

いきなりロングハリスで大物を狙うfさんは
時々うまくサバを釣っていらっしゃるが
吹き流しサビキで小アジ狙いの五目漁師の竿にはとんと反応がない。

 

2dsxp162418s

しばらくして、小移動のためにアンカーを上げようとすると、

やばい!
しっかりと険しい海底にロックしてしまっていてびくともしない。

オヤジさんに助けを求める積りで電話を入れてみたが、
◯◯さんがやって駄目なら、誰がやっても駄目だと思うよ。
切るしかないね、
と返事が帰って来る。

わかりました。

近くで釣っていたfさんにも
仕掛けはもとよりアンカーまで上げさせてしまい
ご迷惑をお掛けしたが
折角よく効いているので
ロープを切る前にこのままもう少し粘ってみることにする。

五目漁師の不手際で
自分のアンカーまで上げさせられてしまったfさんは
これを機に私を置いて再び沖に戻って行く。

私は動けない、バイバ~イ。

この後も粘らざるを得なくなった五目漁師に
やっと間違って掛かって来たのは型の良いメバル。

 

3dsxp162420s

このメバルの色を見ていると
アンカーが抜けなくなった理由もよく分かる。


さて、いよいよロープを切って沖に出ることにする。
ただ、アンカーがないためにカイワリ狙いのビシ釣りは諦めるしかない。

最近はいつもタックルボックスに潜ませているタイラバを
ビシ竿につけてやってみよう。

沖に向かうとfさんも既にカイワリを見切って
アマダイ、オニカサゴ狙いの流し釣りの最中だ。

と言ってもまるでアンカリングしているかのように
ボートは全く流れていない。

餌釣りならまだしも
タイラバは釣れないところで留まって
巻き巻きを繰り返していたのでは釣りにならない。

こうなれば自力でボートの流れをシミュレートするしかない。

タイラバを23度巻き巻き(フォールとリトリーブの往復)する度に
海中に宙ぶらりんにしたままでリールのクラッチを切って
勢いよくボートをひと漕ぎする。

その間にラインは斜めになり
新たな海底を23回は巻き巻きの往復ができる。

手漕ぎボートでのタイラバは
風のあり過ぎにはパラシュートアンカーを入れるが
無風は対策が難しそうだ。
(川奈でタイラバをやる時には
お借りする強力なパラシュートアンカーと
自作の面積の小さいパラシュートアンカーを風の強さで使い分けている。)

こんな時には針にイソメをぶら下げたり、
エビを付けると効果があるのかも知れない。

ただ、こうして釣っているとアタリは結構あったが
魚が小さいのか下手な流れシミュレーションがバレバレなのか
ほとんどフッキングしてくれない。

 

Dsxp162423s

 

Dsxp162425s

で、失敗の今日の釣果はこれ。

 

Dscp168109s

他に最初の場所でカワハギ、40cm弱のマルソーダが釣れたがリリース
(本当は気が入らない記念撮影中にポチャンしてしまった)。

因みに、沖のほぼ同じポイントで
オキアミ餌、アミコマセをしながら無風の流し釣り?をしていた
fさんの釣果はこれ。

 

Image1_11

カイワリポイントで釣ったムシガレイとサバは別として、
どっちが“らしくない”と言おうか、
釣果が似ているのが面白い。



今晩はヨメサンも不在なので
簡単にウッカリンの唐揚げをホジホジ。

 

Dscp168124s




いつもなら根を外してアンカリングするのですが、
余りにもボートが流れずロープが真下に垂れたままなので
ついつい根の上にアンカーを落としてしまいました。
不覚です。

いつもは泣かされる風、
今回は一日中の無風に腹が立ちました。

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<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

昨日は海が穏やかな良い凪だったので、
きっと東伊豆の海に浮かんでいることと思っていました。

普通「飛ばし」を付けてアンカーを結んでおけば大概は抜けますが
アンカーががっちり岩に挟まった根係りですね。
勿体無いことをしました。

凪は良かったですが、釣果はイマイチでしたね。
策士策に溺れたのでしょうか?
お疲れ様でした。

ボート釣りに関しては無知なので細かい事は分かりませんが。
根を外してアンカーを下ろせば砂地なんですかね

一漕ぎしながらの自力流し釣りは結構体力を使ったのでは^^
でもなんか面白そうですね

自分では気づかなかったですがブログを書いた時だけ
ことらへお邪魔しているようですね
なんか失礼な事をしていてスミマセン (^^ゞ

五目漁師さん、昨日はお疲れ様でした。

あのアジポイントは凶悪ですね。
今後アンカリングには気をつけようと思います。

カイワリは二人だけでなく、全ボート見事に爆沈でしたが、
水温が低すぎの一言に尽きると思いますね。潮も暗い澄み潮で最悪。
釣り具伊東のオヤジさんは黒潮の蛇行を指摘してました。あとしらすの乱獲も。
また、あれだけ風がなく、また潮が動かないのもまいりましたね。
ウィリーだとしゃくるたびに手前まつりして釣りになりませんでした。

後半底狙いに変更してなんとか形を作れましたが、非常に疲れた釣りでしたね。

水温が上がれば来週あたりカイワリがきそうな予感がします。


釣吉さん、こんにちは。

アンカリングしてのコマセ釣りならこんな天気も大歓迎ですが
手漕ぎボートの流し釣りでは程よくボートを流してくれる風が欲しいですね。
大概、午前とか午後とか、どこかで風が吹いたり、入れ替わったりするのですが
この日は一日無風でした。

「飛ばし」は釣吉さんのアンカーのように針金ではなく
ビニールの荷造り紐を使っていますので人力で切れますが
険しい根(多分人工物)にアンカーがはまり込んでしまったか
あるいは風がなかったので
弛んだロープ自体が岩などに絡まってしまったのかも知れません。

アンカーはどのボート屋さんも海底の地質などに合わせて工夫はしていますが難しいですね。

マリン・ブルーさん、こんにちは。

ここは根の回りはいわゆる砂泥質だと思います。
そこならアンカーの足が突き刺さり次第に土の中に潜って行くのですが
根(凸凹の岩や人工物)の場合には凸凹に引っかかるような形で効きますから
具合が悪いとガッチリと固定されて外れなくなってしまいます。

すみません、要らんことを書いてしまいました。
マリン・ブルーさんの場合は私のように記事の更新が
頻繁ではありませんので、そうしていただくと
丁度いいですよ。

flex-p さん、こんにちは。お疲れさんでした。

これであそこにはflex-pさんが葬ったアンカーと私が葬ったアンカーが
一つずつになりました。

気は付けていたのですが、ボートが余りにも流れないので
つい根の真上から落としてしまいました。
でも、魚探がなければそんなことすらわからないですから
危ない場所です。

黒潮の蛇行とカイワリがどんなふうに結びつくのか私にはわかりませんが
あの細かい目の網を引き回している船は気になりますね。

もう私は予感くらいでは出掛けません。
次回はflex-pさんの大漁を見届けてからですね。


おはようございます
アンカーが抜けないと、その日の釣りは上手くいきませんね
観音崎では2割ぐらいあると思います
私はボート釣りでは全勝でしたが
観音崎で一回ありました
潮替わりまで待てばあげられますが
この日は上がる直前と下げがきつくなる状況でしたので
あきらめました
今回潮が緩い状況での根掛かりはロープの巻き付けですね
これは無理です
しかしソーダが顔を出したのは意外ですね
気になります

こんにちわ(^∇^)

伊東…カイワリパラダイスはオアズケですか(^◇^;)
師匠やおやっさんから話をうかがい、過去のブログ見ていつか遭遇したいなと思ってますが難しいようですね。

アンカーは下手くそなので、あの辺りでは毎回のように格闘しますがおかげで外し方だけは上達しました(笑)
でも、師匠でも抜けないパターンって…考えただけでも恐ろしい(^_^;)

最近は友人に誘われ遊漁船ばかり(天気悪くて出れないとも言うw)ですがボチボチ今年も手漕ぎで遊ぼうと考えてます♪

まだ釣果に拘るより漕いで探検して昼寝してが楽しいので師匠の影すら踏めませんが今年は色々考えての釣行にしたいと思ってます( ̄^ ̄)ゞ

趣味人たけさん、こんにちは。

私は葉山でも一度やってますので
手漕ぎボート人生で二度目ですね。
意気消沈です。

アンカーを反転させる紐が切れた様子がなかったですから
おっしゃる通り流れが無い中でロープが弛んで岩に絡みついたのかも知れません。

ソーダは昨年あたりから春に大きいのが回って来ます。
数は少ないですが脂ものって美味しいですよ。

夏以降ひたすら邪魔になるソーダとは別の群れですね。

ガルさん、こんにちは。

今思えば、ガルさんは本当にいい時にカイワリを釣ったと思います。
伊東では普通に釣れたカイワリが
昨年から皆さんが首を長くして待つ魚になってしまいました。

動力船で沖に出れば釣れるんじゃないでしょうか。
頑張って良いポイント見つけて下さい。
遊漁船の中に入って行くわけには行かないでしょうから
磯回りで手漕ぎではちょっと遠い川奈方面や宇佐美方面に
良さ気なポイントがありそうな気はしますが。

やっぱりそちらも流れていませんでしたか(;´∀`)

大潮なのに場所によっては全然流れなかったりしますよねー( 一一)
そして逆パターンもあったりでこの辺の海域はよくわかりませんねw

来月にはカイワリ爆釣だといいですね♪
私は来週からイカ釣り再開しますよー!

すーさん、こんばんは。

東京湾側と違って、福浦も伊東も川奈も潮汐か潮流は判断ができないですね。

例年ならカイワリはサバ軍団より少し早くやってきます。
そこが狙い目で、サバが来てしまうともう釣りになりません。

既にその状況ですので今年の春シーズンはおそらくもダメですね。

山梨からこんにちは。(  ̄ー ̄)ノ
昨日から、山の幸で飲んでおりました。

カイワリのポイントが変わってしまったのですかね。
水温低下時のカイワリのポイントが解れば一網打尽に出来るのでは?
などと考えてしまいますが、海の中そんな単純ではないですよね。

カイワリの味を今一度味わいたいので伊東に通おうかと思いましたが、次の場所選定は悩みます。

甲斐の荒熊さん、こんばんは。

私は今尼崎に到着です。

カイワリは普通ならシーズン中にはうようよと湧いていますから
一網打尽なんてものではないですよ。

しかもあの辺り一帯、どこでもOKです。

先日のようにピンポイントで釣れる日があるでしょうから
せっせと通ってみられたらどうでしょうか。

五目漁師さんこんばんは!
策に溺れましたか~。かく言う我々外房ボーターも、みんなで策に溺れました。
水温低下で不調の後、安定すれば爆釣と、無理を承知で8日に集合したメンバー。
結局、さらなる水温低下という自然の厳しい仕打ちを受け、全員が討ち死にでした。
自然相手の遊びは、思った通りにならないから楽しいとも言えますが、
自分の策がばっちりはまるのも自然相手の遊びの醍醐味だと思います。
そろそろ「計算通り!」と記事にアップしたいものです。

ぐっちゃん、こんにちは。

更に水温低下では冬の海に逆戻りですね。

水温は例えば、魚探の水温表示を見れば一目瞭然
これじゃ駄目とは思いながらも浮かぶことを中止するわけではない

状況はある程度読めいても、はやる気持ちは抑えきれない。
人間らしいですよね。

魚は違いますがカイワリもあるとしたら5月いっぱいです。
お互いにチャンスが訪れるといいですね。

いやいやこの状況ではタイラバにエサ付けもありでしょう。

ただし小物がかかってきますが、仕方ないですね。

タイラバはキャスティングという手法もあります。

風も潮もなく同じ場所を叩くのが最悪ですから、四方八方にカレイ釣りのように放り込んで底を取れば、

底モノはふんだんに釣れますね。

飛竜丸さん、こんにちは。

実は、この時はオキアミを付けて流していた人以上に
アタリはあったと思いますが針掛かりせず。

タイラバにとって針先の鋭さは餌釣り以上に大事と認識し、
針のパーツだけは自作してどんどん交換するようにしていますが
この時は少し針先の尖りが悪くなっていたようです。

キャスティングですか、ボートを漕ぎながらよりかは楽かもしれませんね
今度やってみます。

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