またまたおかず分
昨日(5月28日)は福浦(エトーボート)に釣行。
この日はもともと釣りは考えていなかったが、
羽田の飛行機事故の影響で
予定していた用事がなくなってしまったので
急遽福浦へ。
こんな時は手っ取り早いタイラバやエギングに限る。
今や福浦名物の超早朝岸払いは
6月21日の夏至の日にピークになる。
今朝は4時半過ぎに一番乗りの岸払い。
気になっていた赤潮やクラドはどうやら去ったようだ。
先ずはアオリイカを狙ってみよう。
と、ここで失敗に気づく。
無風でボートが流れない。
しかも浅場で産卵を控えたデカアオリ狙い。
こんな時にはエギを岸側に向けて投げ込みたいところなのに、
なんとなく惰性で準備してきたのが深場用の重いエギと
ティップラン用の竿。
仕方なく、一番軽いエギ(30g)を投げ込んでみるが
どうしても底のズル引きが多くなってしまい
根掛かりが頻発する。
とうとう一本やられたところで
敢え無く本日のエギングは終了とする。
さて、次はこのところ不調のタイラバだ。
特に福浦では未だいい目にあっていないので
今日こそはと期待する。
海上が穏やかなので
内袋海岸の東側の岬から延びる根回りまで漕いでみる。
これ以上先に行くのは遊漁船がうろうろしているので無理だろう
と思う辺りでタイラバの巻き巻きを始める。
海中には小魚の群れが濃いが、
肝心のアタリの気配は全くない。
海上が穏やか過ぎてボートが流れないというのも困ったもんだ。
黙っていると海底の景色はほとんど変わらないので
比較的深いところ(40m~70m)をターゲットに
漕ぎ漕ぎ、巻き巻きしながら探って行く。
9時半になってやっと最初のアタリでイトヨリが掛かってくる。
少し話がそれるが
タイラバのアタリから掛かりまでのプロセスは
長い時には数秒もかかることがあるようだ。
この間に竿をシャクリ上げて掛けに行くと
逃げられてしまうことがよくある。
わかってはいるが、
いまだにもういいだろうとついつい念押しで
竿をシャクリ上げてしまう。
最近少しタイラバの正体がわかってきたが
これが掛かりの典型的な例であろうか。
写真からわかるように2本の針とも口の外側に掛かっている。
どうやら針の部分を一気にパクリとやるのではなく
水中で優雅になびくひらひらのついたスカートに興味を示し
(あるいは縄張り内に突如侵入してきたUFOなのかもしれないに)
先ずはじゃれつき(あるいは威嚇し)ながら追ってくる。
スカートの中に頭を入れてみたり、
肩を寄せてみたり、
たまにはひらひらをそっと噛んでみたりする。
この時タイラバを巻き巻きしている釣り師には
竿先を通してあの独特のビリビリ感が伝わってくる。
おっ!キタキタキタ、あるいはオヤ?オヤ?状態だ。
そして、口を使って感触を確かめている内に
気の毒にも鋭い針先に触れてしまう。
この触れてしまう
というところがタイラバの掛けの全てであるような気がしている。
つまり、不要なシャクリを入れる暇があったら
せっせと触れれば刺さる針を準備し
躊躇せずにどんどん交換しろということだと思っている。
アタリは多いがどうも掛からないというのは
多分針先の問題。
と五目漁師流に今はこんな風にタイラバを考えている。
さて、この後も釣れそうで釣れない穏やな海上が続く。
やがて今日の福浦には魚がいないのではと思いかけたころに
待望のマダイが掛かってくれる。
うーん、引きからしてもう少し大きいと思ったのに35cm。
ではあるが、
食べごろサイズのお魚をおかず分だけ釣る。
負け惜しみではなく本当にそう思ういい釣りだ。
木の芽の摘み頃は遠に終わってしまったが
全盛期に冷凍しておいた芽を試しに使ってマダイの押し寿司。
ピンク色は桜の塩漬け。出汁をかけるといい香りとともにと開く。
おかず分の釣り、いい朝が迎えられますよ。
クーラーボックスは昨日の内に洗ってしまったし、
料理の心配ももうない。後は次の釣りを考える。
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