川奈リベンジ
昨日(4月27日)は川奈に釣行。
当初は伊東行を考えていたが、
お目当てのカイワリは一向に現れる気配がない。
ここは前回失敗した川奈のリベンジだな。
あの時は鯛が釣りたかった。
しかも我ながら、その鯛が釣れそうな気がしていたのに
顔を見ることができなかった。
前日にイサキが釣れたのを当サイトの釣果ブログで知って
スケベ根性からタイラバとコマセ釣りの
2刀流になってしまったのが敗因だった。
で、今回はきっぱりと鯛狙い、
タイラバオンリーで攻める(積もりだ)。
ところが現地に到着し
準備しながらマスターのお話を聞くと、
昨日は結構型のいいイサキがあがったよ。
マキココボシの名人だけどね。
なんて言われると
むくむく、じゃあビシコマセ釣りもやってみようか。
危ない危ない
もう少しで付け餌と、アミエビを下さいと言ってしまうところだった。
(実は、川奈が風で出られない場合を想定して
伊東でのビシコマセ釣りも道具だけは車に積んでいる)
今日はタイラバ、タイラバ。
タイラバで鯛しかない。
穏やかな釣り日和。
先ずは鯛の実績(五目漁師ではない)が高い
正面沖高根の手前からスタートする。
巻き巻き巻き・・・、
直ぐにホウボウが掛かって来るが小さい。
今日はなかなか調子が良さそう。
小移動しながら岸払いの際に挨拶させて頂いたジギンガー
(今日の海上はこの方と私の2人だけ)の竿を見ると
“つ”の字になっている。
スピニングリールのドラグを出しながらも少しずつ上がってくると
釣り師の体が右に左にと傾く。
どうやら青物のようだ。
楽しそう、いいなぁ。
このお方、実はつい先日両腕にブリをぶら下げて
川奈観光ボートの釣果ブログにドヤ顔で載ったジギングの名手。
あがってきたのはやはりワラサだったが、
その時に釣った2尾のブリの処分がまだ残っているらしく、
じっと見物していた私に
これもらっていただけますか? と声をかけて下さる。
まだ、小さいホウボウが2尾の寂しい五目漁師ではあるが、
ここは取り敢えず好意をお断りすると、
なんと写真だけ撮って放流されてしまった。
五目漁師にとっても
釣っては楽しいが食べてはあまり好きな魚ではない。
とは言えもったいない。
その後、両名とも魚探を覗きながら
高根周辺の目ぼしいポイントで
ジグをシャクリ、タイラバを巻き巻しながら小移動する。
見ると、また竿が“つ”の字になっている。
また、ですか?
再びワラサガあがってくる。
今度もまた写真を撮って放流だ。
こりゃたまらん、青物はジギングに分がありと見た。
五目漁師は近づいて行って、
今釣ったジグを見せて頂く。
と言っても見てもわからない。
なんとかの40gと仰ってたな。
巻き巻き巻きオンリーのタイラバと違って
あのシャクリは簡単には真似ができない。
五目漁師の今日の狙いはあくまでも鯛だ、
気にしない気にしない。
で、そろそろ、とっておきの場所に移動することにする。
ここ川奈や福浦では
オフシーズンに釣果はさておき、
漕ぎまわってシーズンになったらやってみたいと
ガン付けておいたポイントが幾つかある。
今朝マスターに場所を再確認しているので
今日はそこ(右側定置網前方の-60m辺り)を
メインターゲットにするつもりだ。
到着するや、小腹が空いたので
タイラバ(ここでの第一投目)が落ちていく間に
おにぎりを食べ始める。
タイラバの肝と言われる着底後直ぐにから少し遅れたタイミングで
一口ほうばったおにぎりを片手に巻き巻きを開始しようとすると、
あれっしまった根掛かりだ。
少し竿を煽る。
オッ抜けたかな?
と思った瞬間にググッ、魚が食ってるぞ。
慌てておにぎりを置いて臨戦態勢に入る。
たまにドラグを出しながらグイグイと引いてくる。
これは鯛に間違いない。 しかもデカそうだ。
バレるなよ、バレるなよ。 慎重にあげてくる。
見えた。 やっぱり鯛だ。
ウヒョーやった今日欲しかった鯛がしっかりと玉網に収まった。
まだ、9時前だ。
なんとかクーラーボックスには収まるサイズなので
このまま釣りは続行する。
今日はほとんど無風、
少しボートの流れが頼りないので
ちょい足し漕ぎや場所移動を繰り返しながら丹念に探っていく。
アタリのない時間が過ぎ、
少し沖合の-70mポイントに来た時に
岸から正午のチャイムが聞こえて来る。
もう昼か! その時、
タイラバのフォール中に異変を感じる。
怪しいぞ。
まだ着底はしていないはずなのに竿先がフッと軽くなる。
そして次の瞬間。
キターッ!
午前中の鯛の時と同じドラグ設定なのに
今度はどんどんと道糸が出て行く。 止まらない。
いいぞ、どこまでも走れるだけ走ってみろ!
回りに隠れる根などないからな。
(ウシシ、ここで、五目漁師が得意な独り言が出る)
以前記事にした大物魚の引き方を思い出す。
7分だ、7分待てば引きが弱まってくることになっている。
自信のラインシステムとドラグ設定で
ラインが切られることは先ずはない。
出されて道糸がなくなるまでは、
とにかく出されようが巻けまいが巻き続ければよい。
ポンピングでラインに負担が掛かるのも計算済みだ。
しかし一進一退で一向に力が衰えてくる様子がない。
ひょっとしたらブリクラスかも知れない。
戦っているようで心底魚と力比べしているわけではない、
この微妙な力の入れ具合で竿を支える老体の左腕が震えてくる。
赤色の道糸とリーダー(6m)のFGノットが見えたかと思うと
また赤色に戻ってしまう、
を繰り返したがやっと観念し玉網に入った。
時計をみると12時半を越えている。
魚探の深度表示は-38m。
無風の中を-70mから終わって見れば大移動だ。
こ奴何度もボートの回りを回ろうとしたが
今日はシーアンカーさえ出していないから巻きつく物は何もない。
手漕ぎボートの流し釣りのいいところだ。
うーん、しかし、あげてみると意外と小さい。(72cm)
こんな奴に30分も遊んでもらったのか?
(少しドラグ設定が甘かったのかも知れない。)
尻尾を折るようにしてなんとかクーラーボックスに押し込んで
残り時間をまた小移動を繰り返しながら巻き巻き巻き。
その後はイトヨリ1尾に終わった。
で今日の釣果、
マダイ(65cm、3.7kg)とワラサ(72cm、3.5kg)以外はこれだけ。
何と言っても、
今日欲しかったマダイがあがったので
気持ちよく温泉に浸かって帰る。
最後に参考までに本日の航跡。
風がなかったので自力でよく動きまわった。
やっとそれらしきサイズのタイラバマダイが釣れました。
川奈のマスターが仰るには
最近の釣果は圧倒的にジギングやタイラバに分があるとのこと、
うーんどうですかね。
確かにワラサはエサ釣りでは来てくれる可能性は低いと思いますが、
鯛は名人の餌釣りならもっと数があがるかもしれません。
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