今年のアマダイは終わりかな?
昨日(3月4日)は福浦(エトーボート)に釣行。
この時期、どこに行っても釣れそうにないので、
あっちにも行きたい、こっちにも行きたい、
さて、どっちにしようと迷うのではなく、
一体私はどこに行けばいいの
と負の迷いに入ってしまう。
迷うくらいなら無理して行かなければ!
と言われてしまいそうだが、
まあいいか、
この際今年はあまりぱっとしなかった福浦のアマダイに決着をつけよう。
仲間の釣果を見ていても芳しくない。
今回釣れなければ今シーズンのアマダイ釣りは
五目漁師的には終わりにするつもりだ。
さて、福浦ならではの海上から見る本日のお楽しみ日の出画像はこれ。
エトーボートは沖上がり時刻が早い分、
シーズンを通して漁の掟に倣って
夜明けとともにボートを出してくれる。
夏は4時半、今日は6時集合だったが、
そろそろ夜明けが早くなってきたので
次回からは5時に来てよ!
と、じっちゃん
(福浦の主、甲斐の荒熊さんがこう呼んでいるので本日からいただき)。
今日はその荒熊さんと一緒に浮ぶことになっているが、
私が予想していた通りの朝寝坊。
そして、遅れた分を取り戻そうとして力が入りすぎたのか、
途中でオールが水かきのところで真っ二つに折れてしまったらしい。
(気もお年もいいじっちゃん、
もちろんカチカチ山の泥船の様に他意があるわけではないが、
ここは海岸にあるボートを使わせてくれるだけのところと思った方がよい。
借りる側が自らボートの点検をし、
トラブルに対処する心構えが必用なので
状況に慣れていない人には少しきついかもしれない。)
と、まあそんなことがあって、
携帯で連絡し合って
既に高浦海岸の沖-80m近辺で釣っていた私とミーティングしたのは
7時過ぎであったろうか。
ご心配なく!
この時点で私の方もまだ釣果はなし。
今日は荒熊さんお薦めの沖合120mのアマダイポイントに
案内してもらうことになっているが、
いきなり沖に出てしまうと
浅場をお試しする機会がなくなってしまうかも知れないので
ここから釣りながら向かうことにする。
この辺りはもともとオキトラギスの巣窟であるが、
今日は奴らが特に多い。
次々に2連で上がってくる。
これではアマダイに餌を見せる間もないではないか!
.と奴らが上がってくる度にぶつぶつと独り言。
殆どが針を飲み込んでしまっているので
震える指先でイイーとなりながら
時には臓物ごと引き出してくるしかない。
酷い。ごめんなさい。
高浦海岸沖から三つ石方面に向かう東側は
黒崎から延びる稜線が海底に連なっているために
手前の-100mから一気に-50m位までの
駆け上がりになっている。
その-70m近辺で
やっと超小型と小型のアマダイが続けて掛かってくる。
ここで進路を南にとって
もっと沖に出れば型も良くなるかも
と先に行く荒熊さんを追っていく。
しかし、依然としてオキトラギス、
それにプラスして小型のレンコダイも顔を見せる。
とうとう-120m~-130mまで来てしまった。
ここまで来るとさすがに海の中は少し静かになる。
仕掛けをサンマタンを付けたオニカサゴ用に替えてみるも
今度は静まり返ったままだ。
荒熊さんには少し型のいいレンコダイが来ているようだ。
五目漁師は結局、-90m~-100mに戻って
ヒメコダイやムシガレイを拾い釣りする。
やっと、まともなアマダイを一尾掛けたが
11時半には帰りの時間も気になるので
ボート乗り場沖の定置網東端まで戻る。
正に春の陽気の凪の中、
わずかに流れるボートを少しずつコントロールしながら
あわよくばハタかオニカサゴと期待したが
ここでは小型のカサゴとムシガレイ数尾に終わった。
で、今日の釣果はこれ。
(ザル経:43cm)
アマダイは小さいが、
その分まるでカサゴのような立派なヒメコダイが混ざる。
ヒメコダイが居ればそこにはアマダイがいるとよく耳にするが、
五目漁師はそんな風には思っていない。
山田さんが住んで居れば鈴木さんも住める
という生息環境の共通性を言っているだけのことであって、
山田さんのそばにはいつも鈴木さんがいるという根拠などどこにもない。
と、憂さ晴らしの一言も言いたくなってくる。
今年のアマダイはもう終わった。
(因みに、海岸でじっちゃんにそう言うと、
まだまだ5月まではいけると言い返された。)
明くる日(3月5日)に丁度娘夫婦がやってきて
釣果は綺麗に平らげてくれた。
これでまた直ぐに行ける。
相変わらず、様にならない握りではあるが身内だから出せる。
アマダイの握りが味的には絶品。
*1:釣魚でつくるおいしい料理300選レシピ(タツミムック)
ヒメコダイ、この辺りではアカボラという釣り師が多いですが、
やっぱりヒメコダイが美しくていいでしょう。
面倒ならせめてヒメコとかはどうでしょうか。
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おはようございます
アマダイも、もう終わりですかね。
アマダイ狙いで、もう1,2度福浦と思っていましたが・・・
五目さんのこの記事を読んで、踏ん切りがつきました。
次回のボート釣りは、久々に大津に行って、
アジと五目さんに嫌われているイシモチを狙います。
PS ボートの点検は、水漏れとオールを含めたオール回りを
もっと重点的にしなければと、言い聞かせました。
投稿: 釣キチ先生 | 2016年3月 6日 (日) 06時20分
穏やかな海で春の陽気でしたね。
このまま暖かくなってくれると良いのですが、週末はまた寒くなりそうですね。
今回も美味しそうな獲物を幾種類も釣って来ましたね。
また、料理も見事、さすがです。
投稿: 釣吉 | 2016年3月 6日 (日) 07時47分
おはようございます。
まだ終わってないですよ~!(笑)
これだけ釣れれば、去年よりははるかに良いです。
去年は年が明けたら、アマダイはどこにもいなかった。
今年は非常に狭い範囲ですが、固まってる場所がちらほらありますので、
まだ良い年なんではないでしょうか?
福浦は珍しい場所で、良い時はアマダイがつ抜けしてしまいますが、
もともと3枚も釣れれば上等の魚ですから(笑)。
福浦に私は3/20に行く予定です。
アマダイも狙いますが、ムシガレイもいいですね?
から揚げ3点盛り、美味しそうです(笑)。
投稿: 腰痛持ち | 2016年3月 6日 (日) 08時44分
おはようございます
水温は上がり始めていますが
今、冬の海のピークですね
黒潮の影響もあり、良いと思いましたが
逆だったとは初めて知りました
以前良く通った南房でもそんな話を聞きます
やはりイワシからですね
イワシに群がる海鳥の乱舞が楽しみです
因みに私のパソコンの画面はその時の写真です
もう少しですね
投稿: 趣味人たけ | 2016年3月 6日 (日) 09時16分
五目漁師さん、こんにちは。
アマダイ3尾も釣っていて終わりとか仰るのは贅沢至極でございますね(笑)。
まぁ確かに今年はアマダイ全般的に今一つで盛り上がりに欠けましたね。
さて、問題は冬の海が終わるまでの1か月何を釣ってごまかすかです。
カサゴは間違いないですが最近そればっかりでちょっと間を置きたいですし、
伊東のカイワリは気配すらないから困ります。
一応3月終わりは釣れてなくても行く予定です。
大津でアジ&イシモチ釣り。これが本命ですね。
後はボーズ覚悟で沼津に真鯛狙いといった感じでしょうか?
荒熊さんが葉山のヒラメとマゴチと言ってましたが、
帰りの抜け道が全くない(大津は一応あります)のと
ボート屋のシステムがイマイチなのでなかなか足が向きません。
いっその事、苦手な遊漁船?
悩みますね。
それでは、また。
投稿: flex-p | 2016年3月 6日 (日) 10時09分
五目漁師様、こないだはお疲れ様でした。
福浦の主とは大袈裟な。主ならボートからオールまで一つ一つコンデションを熟知してハズレボートをヒラリとかわしてますよ(笑)
でも、ここまで同じ場所にしつこく通いつめたことはありません。
通ってると目には見えない海底の様子が何となく解ってきますね。
黒崎から延びる根ですが、真鶴の航空写真から海の色の変化で確認出来ますね。
まだまだ、開拓のやりがいがありそうです。
遊漁船に乗っても甘鯛で数釣りなんてしたことないオイラにとっては甘鯛3匹は、羨ましい釣果です。
やはり甘鯛は、もうちょい手前赤旗〜赤旗二枚ブイ位まででしょうかね。
あそこで、鈴木さんや山田さんによく出合いますから。
同日、一緒に浮いてたオイラの友人の珍魚釣りの名手も石切場付近で、40級の甘鯛釣ってたようです。
みなさん、次回は大津のアジ&イシモチ押しのようですね。
大津は、浮いたことがまだありませんが、金田湾の浜千鳥さんの座蒲団カレイも、まもなく開幕でオイラ的には行きたいスポットです。
どこに行こうか悩みつつ、いまいちど、福浦で終了宣言された甘鯛をカワハギの保険付きで狙ってみたいと思います。
(釣り当日、若潮で潮が緩く動かなかったことが敗因ということにしときます。)
投稿: 甲斐の荒熊 | 2016年3月 6日 (日) 10時31分
釣キチ先生、こんにちは。
アマダイも数を望まなければまだ釣れるでしょうし、
まぐれなら結構一年中釣れますね。
ただ、どこの釣り場も旬の釣り物がありますから、
その意味ではもう終わったのではないかと思います。
あちゃ~私のイシモチ嫌いバレましたか。
怖がりなのであの目つきはいけませんし、
ウロコをとった後の皮の質感他も好きになれません。
近くにもらってくれる釣り師がいれば大津も良さそうですね。
投稿: 五目漁師 | 2016年3月 6日 (日) 15時35分
釣吉さん、こんにちは。
陸の方は三寒四温、
海の方は少しずつ順調に水温が上がっていくのでしょうね。
前回から懐に潜ませたホカロンの使用は止めました。
そう言えば釣吉さんも今年はアマダイを狙って
何度か釣行されましたが、
そちらの方ももうアマダイはオフに入ったのでしょうか。
次はマダイの乗っ込み?
マルイカ?
楽しみですね。
また是非よろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2016年3月 6日 (日) 15時37分
腰痛もちさん、こんにちは。
まだ終わっていないですか?
残念ながら私は腰痛さんが仰る固まっているところが
見つけられずじまいです。
確かに型の良いのが3尾も釣れれば
十分達成感のある釣りですから引き続き頑張って下さい。
腰痛さんならじっちゃんの言う通り
まだまだ行けそうですね。
ムシガレイは今年も外道として
釣れない時の救世主になってくれそうな気配です。
型も今のところ昨年以上に良さそうです。
投稿: 五目漁師 | 2016年3月 6日 (日) 15時43分
趣味人たけさん、こんにちは。
東伊豆方面はもう16度台が見えています。
今年は早そうです。
一時は静まり返っていた海中にも
魚の群れがよく見られるようになってきました。
伊東のカイワリ情報も聞いておりますので
これがいつものポイントで釣れれば幕開けです。
投稿: 五目漁師 | 2016年3月 6日 (日) 15時46分
flex-pさん、こんにちは。
この3匹で十分だと?
湘南のアマダイ王が何を仰る、
正直、昨年の網代のアマダイ釣果からして
今年の不調振りは肌で感じられていると思います。
仰る通り、今の時期をどう楽しむかですね。
例年ならダメダメの中にも例えば伊東では
アジの姿ももう見られる頃ですし、
カイワリも皆無ではありません。
確かに大津が一番かたそうですね。
ヒラメなどの大物も狙えますから魅力ですが
私にとっては目つきの悪いあの魚が余分過ぎです。
葉山、134号は平日でも大変です。
一層のこと逆向きに走って
逗子、北鎌経由が良いかもしれませんよ。
投稿: 五目漁師 | 2016年3月 6日 (日) 15時54分
甲斐の荒熊さん、こんにちは。
先日はお疲れさんでした。
お陰で楽しい釣りができました。
かっては私も福浦に通いつめていましたが
アンカリングが禁止されてから一時は
アマダイ限定の釣り場になっていました。
やっぱり魅力的な場所なので
最近はまた四季を通してぼちぼち出かけています。
今年はタイラバで鯛よりも
むしろ青ものを狙ってみたいと思っています。
それに、春のデカアオリイカも面白いと思います。
アマダイ狙いでは皆さん定置網の東側が多いようですが、
右手、西側側も面白いポイントが点在しています。
魚種は多いですがポストアマダイをどうするかが
福浦の面白みを増すためのキーポイントの気がします。
投稿: 五目漁師 | 2016年3月 6日 (日) 16時02分
こんばんは.
去年,私は初めて福浦から出船.
その際は40cm近いアマダイを見ることはありませんでした.
しかし今年は友人の釣果を聞いてもポツポツ型を見るようです.
もしかして今年は釣れる型は案外良いのかねぇ・・・!?
なんて話を私と一緒に出船した友人としてました.
しかしホント,ムシガレイの料理は美味しそうですね(涎
投稿: 趣味のボート釣り | 2016年3月 6日 (日) 22時15分
釣れないと言いつつ、私から見れば十分釣っています。
プロとアマの様な、歴然としてレベル差を感じて、ある種気持ちが良いです。
福浦、運が良ければまだアマダイは釣れる
が、狙ってもそうそう釣れない
と、私なりに受け取りました。
昨年も福浦のはアマダイ釣りは2月までで、次は3月末の伊東でのカイワリでした。
2013年、14年の同時期しか知りませんが、それと比較して好きなアマダイ釣りとしては2015年度は不完全燃焼でした。
気持ちを切り替えて、伊東のカイワリ復活に期待します。
投稿: anan | 2016年3月 6日 (日) 23時35分
趣味のボート釣りさん、こんばんは。
皆さんの釣りっぷりを見て今年は駄目だなと思ってしまったせいか
あまりアマダイ釣行はやりませんでしたが、お友達ナイスですね。
良い時は25~30cmクラスのツ抜けもありますから
かなり寂しい年だったとは思っています。
ムシガレイは焼いても煮ても揚げても美味い魚ですが
釣味がよくないせいか狙わないですね。
外道として釣れてくる分だけで十分です。
投稿: 五目漁師 | 2016年3月 7日 (月) 00時20分
ananさん、こんばんは。
アマダイもヒメコダイもムシガレイも釣るのにテクニック等一切不要ですね。
釣れるかどうかはその日その時の活性次第、
たまたまボートの流れるコース次第です。
少なくとも私は人よりも釣れた時も、釣れなかった時もそう思っています。
差が出ると思っている間はananさんが仰るアマなのかもしれません。
この日は本当にオキトラギスの活性が高く、入れ掛かり。
その度にやっと着底させた仕掛けをまた1分半掛けて巻き取るの連続でした。
アマダイに餌を見せてあげる機会は半減しましたね。
今冬は1月まで水温が高かったせいで
思えば年末の本格アマダイシーズンにはまだ他の釣りをやっていました。
その頃は型が小さかったと記憶していますが、
実は良い時期を釣りそこねたのかもしれないですね。
投稿: 五目漁師 | 2016年3月 7日 (月) 00時48分
おはようございます。
釣果写真をみると赤いのがきれいです。
料理写真もウチのとはえらい違いでかっこいい。
自分はもう少し工夫が必要だなと思いました。
トラギスにヒメコダイの猛攻でしたか。
うーん、それは私もお手上げですね。
サバタンじゃあアマダイ釣れないし、オキアミだと小魚の餌食だし・・・。
アマダイは本当に難しいですね。
投稿: 芋焼酎 | 2016年3月 7日 (月) 05時21分
次はマダイの乗っ込み?
はい、お彼岸ころから乗っ込み鯛が始まります。
一昨日の相棒の釣果では2.5キロの真鯛は既に大きな眞子を持っており、
すでに乗っ込みの兆候が表れています。
今年は乗っ込みが早いかもしれません。
乗っ込み鯛は釣果にムラがあること、
型は良いが味は良くない(別の名をネコマタギといいます)こと、
などが理由で余り喜ばれませんが、釣期が来たら連絡します。
投稿: 釣吉 | 2016年3月 7日 (月) 09時05分
芋焼酎さん、おはようございます。
正に東伊豆色ですね。
グラデーションのアマダイ
彩色のイトヨリ
コントラストのオニカサゴ
が揃った時にはザルが爆発します。
ヒメコダイはともかくトラギスには参りました。
海底の水温も少し上がり全体的に活性が高まってきたのでしょうね。
投稿: 五目漁師 | 2016年3月 7日 (月) 09時25分
釣吉さん、おはようございます。
お彼岸と言えばもう間近ですね。
そんなに早かったでしょうか。
東伊豆方面ではのっこみを実感することがあまりないようです。
私のイメージですが春はハナダイから始まり
マダイのピークは秋から初冬に掛けてでしょうかね。
新しい係留地も拝見したいですし
お声がけを楽しみにしていますので
よろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2016年3月 7日 (月) 09時36分