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2015年12月29日 (火)

居食いのヒラメ

昨日(1228日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

函館の旅行から戻り、
年末にあと2回は行きたいと天気予報を見ていると
明日(28日)が良さそうだ。

負け癖がついた福浦でリベンジか、タイラバで川奈か、
それともカイワリがいない伊東か。

うーん、ここは意地でもカイワリを釣ってやる~! 
決めた! 

朝、準備をしながら
今日はカイワリをやってみるとオヤジさんに宣言すると、
いないよ!とそっけない。
おまけに奥様からも、
私が言うのはなんだけど◯◯さん、やっぱりヒラメだよー。
美味しいよー、と言いながらポケットにお菓子を入れてくれる。

もちろん、ヒラメ仕掛けも、鯛仕掛けも持ってきているが
宝くじのようなヒラメを狙うとは言えない。

オヤジさんからは泳がせ用のアジは
ポイントに群れているから簡単に釣れるよ! と聞いているので
先ずはマリンタウン側のヒラメポイントに行きアジを釣り、
そして敢えて正面沖に移動し
カイワリ釣りの傍でヒラメを狙う作戦を立てる。

ところが、そのアジが一向に釣れてくれない。
回りのボートもアジ釣りに苦労している様子。
小一時間粘ってみたが唯一釣れた貴重なアジ一尾を持って沖に移動する。

ここでカイワリが釣れなくなってから久しい。
今日は1尾でもいいから伊東名物のカイワリを釣って見せるぞ!
と気合が入る。

といいながらも、勝算があるわけではない。
そんな証拠に出した仕掛けは6m、2本針のロングハリス。
これなら、今ここでよく釣れているマダイにも有利なはず。

いつものように頻繁にシャクリを入れたり、棚を探ったりはせずに
底取りからハリス分を巻いて静かに待つ。

しばらくすると、今日も一緒になったfさんも
ヒラメポイントを諦めてこちらに移動してくる。

水温は18.5度と、この時期にしてはまだまだ絶好調なのに
透明で静まり返った海中は冷たそうな真冬の海を思わせる。

ビシに引きずられて回転しながら
どこまでも落ちていくオキアミを見ていると
“下手くそに付けたな(芋焼酎さん風)”
と反省をする。

たまに餌はなくなりはするが、
ここまでは知らぬ間に掛かっていた小型のホウボウが一尾のみ
他には一度のアタリもない。

泳がせた唯一のアジはなんの音沙汰もないままに
既にこちこちになってご臨終。

12時前になってやっと、
本日初のアタリらしいアタリで上がってきたのは30cm程度のマダイ。

 

1dsxp152149s

すでにこの時点でカイワリは諦めているが、
今年はここで何度かマダイの数釣りの釣果を聞いているので期待してしまう。
しかし、この後にやってきたのはなんとまだ居るとは聞いていたフグ。

2本針を同時に切られたfさんはさっさと浜寄りに移動していく。
五目漁師も2時前には元のヒラメポイントに移動する。

さて、どうするかな?
朝から、ずっとここで頑張っていたお兄さんに調子を聞くと
ヒラメが1枚あがったという。

羨ましい、私もやりたいがなにせ泳がせるアジがない。
アミコマセは沢山余っているし、
ここは起死回生の一打(ワラサ)を狙ってみよう。

ヒラメの置き竿用に持ってきた2.7mの胴調子竿に
こんな時にいつも五目漁師を救ってくれるビシ天を背負わせて
底から中ほどの-20mまでを
ワラサはどこ?ワラサはどこ?と探っていく。

310分、もうそろそろ片付けないと・・・
とその時、魚探の中に真っ黒な流れが映った。
アジに違いない。

慌ててビシ天仕掛けを巻き上げて群れの中に入れると
本日2尾目の泳がせアジをゲット。

すかさず、ビシ天仕掛けを
ボートの中に転がしたままにしていたヒラメ仕掛けに付け替えて、
さあ行ってらっしゃい!

5分、10分・・・
もうそろそろ戻らなくっちゃ。

気弱な五目漁師は追いつめられるとお尻がヒクヒクしてくる。

アンカーをあげて少し流してみよう。
根掛かりを心配して置き竿で少し高めに泳がせながら、
道具の片付けにかかるが、戻る方向とは逆方向に流れるために
たまにオールのかきを入れる。

とうとう3時半になってしまった。

最後の最後、
少しボートを移動してみようと竿を手にすると、
根掛かりだ。
万事休す。

おやっ! 血、違う! 何だこりゃ?!

次の瞬間強烈な引き込み。
ヒラメに違いない。

クッションゴムのない正味の引きがガツガツと攻めてくるが
PE3号、リーダーもハリスも昨晩作り変えた8号なので切れる心配はない。

やがて透き通った海中に顔が見えた、
やっぱりこいつだ。
昨シーズン何度も取り逃がしているこいつだ。

もちろん、その時のことが蘇る。

そして、オリャー、失敗。

強烈というよりも強固な硬さを感じていた腕から
一瞬力が抜ける。

船べりに隠れたヒラメがまた暴れる、
腕は再度その固さに耐える、
まだ付いている。

オリャー!。

五目漁師の雄叫びは“入った!” だった。

春にオーシャンのオヤジさんから
無理やり買わされた邪魔にかさばる巨大な玉網が
8月のブリに続いてまた大物を掬ってくれた。

 

2dsxp152150s_3

3
35分。
記念撮影後は仕掛けを外す間もなく
獲物をボートに転がしたままで凱旋する。

途中で外れたのか
最初から掛かっていなかったのかは分からないが
口内に掛かっていたのは孫バリだった。3dsxp152159s

ハリスに噛み傷などがなかったところからみると
船べりで暴れた際に本針が外れたのかも知れない。

そんなことを考えただけでまたお尻がヒクヒクする。
危なかった。

で、今日の釣果はこれ。
30cmのマダイが遠近効果もあって小さく見える。

 

4cas155585sヒラメ62cm、2.5kg(自宅にて検寸)






今日のヒラメはまさしく魚探が釣らせてくれました。
因みに正面沖で粘った釣り師はフグ退治の後
30cm前後のマダイを6尾上げて帰って来られました。
伊東の景色が変わりましたね。
カイワリがいない今年はヒラメ、マダイ、ワラサで賑わっています。

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<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

いや〜宿敵ヒラメとうとう仕留めましたね。おめでとうございます。
色んな意味で羨ましいです。
オイラ、納竿で鬼やヒラメの舞い踊る正月を夢見てたのですが…オイラの納竿は…(結果はのちほどブログで…)
釣りも行きまくりで羨ましい。まだあと一回行くのですか?
オイラは仕事やめて毎日釣りに行きたくなっちゃう今日この頃です。
(28日から8連勤と油断してたら10連勤に勤務書き替えられてた)(´ω`)トホホ
やはり、魚探効果ありますか。
来期から、魚探導入本格的に考えたいと思います。

大判ヒラメおめでとうございます。

そろそろ産卵に寄ってきましたね。こちらでは2~3月がピークですが。

ヒラメはカイワリに匹敵する旨さですから喜ばれたでしょう^^

iOSです。こんにちは。

凄い!!

大ヒラメGetおめでとうございます!!
確かに30cmの真鯛が小さく見えますね(笑)

最初の失敗でバレなくて良かったです。
またかと心配してしまいました。

ここにきて伊東はヒラメが好調ですね。
水温が高いのも関係あるんでしょうか。

真鯛も数が出ているようですし、カイワリも
可能性大なら釣初めの候補地として検討します。

最後に、本年は本当にお世話になりました。
来年も何処かの海でお会いしましょう。

よろしくお願いします。

大ヒラメ、お見事ー!
凱旋ですね。
あの竿は鯛にもヒラメにも良い竿ですね。
バラス事は無さそうです!
これで、今年は余裕で納竿出来ますね。
お疲れ様でした。

今年もあと2日です。
良いお年をお迎えください。

甲斐の荒熊さん、こんばんは。

仕事が忙しい、8連勤が10連勤いいじゃないですか。
私も現役のころはそんなもんでした。
いや、昔の話ですからそんなもんではなかったような。

Beautiful & Smart Fishingに魚探は欠かせないですね
魚探なんかと言っていた私が今では一時も目を離さずです。
釣果upというよりも、海の中を見ながら釣る方が楽しいです。

カレンダー疎い私は、年内にまだ行けると思っていましたがどうやら最後になったようです。

飛竜丸さん、こんばんは。

昨シーズンは立て続けに玉網入れに失敗
まるで呪われている感じでしたがやっとです。

先日、世妃亜さんに飛竜タイラバを手渡しました。
早速、大津でマダイを上げていました。

私も来年はタイラバの釣りが多くなりそうです。

iOSの常連の常連さん、こんばんは。

先の失敗があるだけに
いまだにバレなくて良かったと思っている程ヒヤヒヤものでした。

伊東の海は例年に比べると様変わりしています。
ヒラメなど一冬に数尾上がる程度でしたが
今年は毎日のように上がっていますし、一日に4尾も釣った人もいます。

マダイは場所が違いますが、これも小型ですが数がこんなに上がるのは珍しいですね。
フグがいない合間に釣れるようです。

但し、カイワリは今のところ全く期待できないです。
こんなに激変するものなのでしょうかね。

こちらこそお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。

釣吉さん、こんばんは。

今年は釣吉さんの船の乗せていただき
その度にいい釣りができました。
また釣りながら色々お話させて頂きいい勉強になりました。

お邪魔でなければまたご一緒させて下さい。

春から、マダイ、マルイカ、アジ、カワハギ・・
こんな周期でしょうか。

来年もよろしくお願いします。

こんばんは!

素晴らしい有終の美!
凄いものを見せていただきました。

平目の狙い撃ち!
これをやってみたい!
真鯛、青物はどうでも良いです。
この人相の悪い魚こそ私が狙いたい分野の魚です。

竿は柔らかいのが良いのですね!
勉強になります。

問題は鯵のポイントが分からないこと。

来年の課題になりそうです。

末筆になりましたが、本年も本当にお世話になりました。
世間知らずな私ですが、来年も宜しくお願い申しあげますm(__)m

APさん、おはようございます。

最近は本人が一所懸命やっている割に報われないと思っていました。
久々に神さんがこっち向をいてくれました。

私は滅多に置き竿はやりませんが、ヒラメの場合は置き竿が多いので
ボートが揺れても跳ねない長くて柔軟な竿を使います。

ここ二、三回最後の手繰りでやられていますので、
今回は8号のリーダーを付ける代わりにサルカンを使う幹糸は止めました。
これならハリスの80cmまでは竿で巻き取れます。

日頃の癖で結局最後の最後は手繰りになってしまいましたが
このやり方が一番良いように思います。

アジは気まぐれで時期や年によってどこに現れるかはわかりません。
ただ、アジが回って来るところにヒラメもいます。

追伸
APさん、こちらこそ来年もよろしくお願いします。

五目漁師さん、こんばんは♪
年末の釣りで、しかも納竿直前に大きなヒラメをゲットするなんて、しかも真鯛つきなんて、できすぎですよ。
ヒラメはそのサイズになるとさらに旨くなりますので、五目漁師さんの料理が冴え渡りそうですね。
魚探が見事に効果を発揮しましたね。カイワリ狙いでワラサにチェンジし、最後にヒラメと臨機応変に狙いを変えて結果を残すのは、五目漁師さんの引き出しの多さを感じます。
年が明けるとしばらくヒラマサがシーズンオフなので、僕も釣りの引き出しを増やす努力をしようかと思ったりしています。

ぐっちゃん、おはようございます。

釣りに関しては、これが最後、これが最後、本当にこれを最後にしよう・・・
とひつこい性格が今回は生きました。

一方で、記事の最後にも書きましたが、
フグが出てきた時にフグを攻略し、同じくひつこくそこで粘った釣り師は
結局マダイを6尾上げて私と一緒に浜に戻ってきました。

私は、これを見た時に凄い!と思いましたが

粘りはいつでもどこでも必要ですが、どこでどう見切るかによって
これだけの違いが出てくるのですね。
面白いです。

五目漁師さん、こんにちは。

伊東釣行ボーズの自分を片目に最後の最後まであきらめず座布団級をあげられたのは
もうさすがとしか言いようがありません。
私はというと、正直あまりの当たりのなさに後半は思考が硬直して、
惰性の釣りになってましまいました。
今考えればそんな釣りで釣果がでるわけありませんね。
五目漁師さんとの経験の差を如実に感じた一日でした。

昨日の片貝ハナダイ釣りで今年は納竿となりました。
正月は4日から出勤ですし、帰省渋滞食らうのは目に見えていますので
正月は釣行せずおとなしくしてようと思います。

今年は数回ご一緒させていただきありがとうございました。
五目漁師さんのおかげで自分の釣りの狭い懐も
多少なりとも広がったのではないかと思います。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、よいお年を。

fkex-pさん、こんばんは。

今頃は帰省先で一杯でしょうか?

先日の伊東は本当仁真冬の海を感じさせてくれました。
あれ程に食いっけがなければもう手の打ちようがないですね。

それでもあの後で粘った釣り師はフグを自ら蹴散らせて
マダイを6尾も釣ってこられましたのでびっくりしています。

私の場合は正にたまたまですが、
伊東ボートよりも少しは帰りの時間に融通が効いたのが良かったです。

今年は私にとって初めての西伊豆や網代に案内頂いたのを始め、
釣行の度に見事な釣果をご披露いただきありがとうございました。

私は大体において名人の姿を正面に見定められる位置に
自分のボートをアンカリングすることにしています。

じっくりと見せていただきましたよ。

こちらこそ来年もよろしくお願いします。

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