昨日(8月31日)は川奈に釣行。
痛めていた腰はもう大丈夫そうだ。
まだ痛かったころから、
いてて!次はどこにしよう。
いてて!伊東はサバ祭りか。
いてて!ならば大津でアジでも釣ってみようか。
よしっ、大津だ!と決めていた。
しかし、先日(29日土曜日)の観音崎の釣果を見て
大津行をためらった。
35cm~40cmの大アジが釣れ盛っている。
うーん、隣の観音崎がこれなら大津も同じかも知れない。
行く前からお腹が一杯になってしまった。
今、一番釣れない釣りはなんだろうか?
と妄想する。
そうだ、タイラバをやってみよう。
九州のタイラバ釣り師飛竜丸さんが作って送ってくれたタイラバが
出番を待ったまま置き去りにされている。
いつもコマセまみれの五目漁師には
どうも、こんなものに魚が食いついて来るとは思えないが
一度はやってみないと。
鯛釣りのシーズンではないが
魚種も魚影も濃い川奈なら
ハタ類や青物が掛かってくるかもしれない。
で、 結局前日に大津行は取りやめて川奈行になった。
珍しいことではないが、
天気予報に反して川奈では2時間ほど海が静まるのを待って
タイラバオンリーで岸離れする。
餌やコマセのない釣りはボート内がスッキリしていてよい。
このクーラーボックスを開け閉めすることは今日はないだろう。

まずは魚探でコース取りをしながら
マスターから聞いたタイラバ鯛の実績ポイントを
2流し、3流し・・・。
するとメタルトップの穂先から手元に
ビビっと振動が伝わって来る。
おっと、いつもの癖で腕がピクッとするが、
魚の反応にいちいち応えずそのまま巻き続けることが
タイラバに魚を食らいつかせるコツらしい。
巻き巻き巻き、
おおー、来ている来ている、何か付いているぞ。
やった!初めてのタイラバでの釣果。
しかも鯛だ。

うひょー、釣れた!
これで飛竜丸さんに報告できるぞ。
続いて、来たのは川奈名物のタマガシラ。

こんなお化け(タイラバはタコという想定らしい)に
コマセ釣りサイズの魚が飛びついてくるとは思ってもみなかった。
なんとなく釣れる気がしてきたぞ。
で、ターゲットを鯛からハタ、青物に変えて
場所を日蓮像前の高根に移動する。
3流し、4流し・・・
ビリビリ、ビクビクッ、
巻き巻き巻き、
ググッ、グー、
おっ何か掛かった。
以外とでかいぞ。
ゆるゆるにしていたリールから道糸が出て行く。
慌ててドラグを締める。
これはでかい、竿が動かない。
しばらく竿をしならせたまま対峙するが
やがて根に入り込まれたことに気づく。
穂先を下げてテンションを抜くと
無傷のタイラバが上がってきた。
やられた。 脱力。
気をとり直してまた同じ所を流す。
こんな時には魚探の航跡記録が本当に役に立つ。
水深45m。
ラインはPE2号、
リーダーは昨日新しい5号約4mに付け替えたので自信がある。
ドラグもしっかりと締めた。
今度来たら-40mから下には絶対に潜らせてやらない。
仕掛けがぶちきれてもそこでは踏ん張るぞ。
と、 その時
ビリビリ、ビクビクッ、
巻き巻き巻き、
ググッ、グー、
キター!
あれだけ締めたのにクク、クク、クククッ、
たまにドラグが滑る。
慌てて親指でスプールを押さえつける。
さあ勝負だ!
-40mを攻防に一進一退が続く。
1時間かけても上げてやるからな。
竿が手元の一番太い部分で弓なりに曲がり
ラインが弦のようにギンギンに張り詰めている。
キュワインキュワインと竿が鳴る。
少し巻いたかなと思うとまたククッククク・・・と出て行く。
しかし、以外に早く10分もすると
巻き上げ量の方が潜られる量よりも
明らかに大きくなってくる。
30m、20m・・・
早く姿が見たい。
神様釣らせて下さい。(弱気も出る)
あと15m。
完全に抵抗する力は弱くなっている。
やつが唯一の障害物であるパラシュートアンカーの方向に向きを変えると
道糸に引かれてボートもゆっくりと向きを変える。
どうやら勝負は決まったようだ。
目線は網の部分を新調した特大の玉網を確認する。
5m、3m・・・
覗き込んでいた目の前にとうとう白いものが見えた。
何だ? まさかシイラだなんて言ってくれるなよ、
いやいやあんな深いところからシイラが上がってくるはずがない。
何っ! おおっワラサだワラサだ。 ヒエーッ。
水面では静かに玉網に収まってくれる。

やった!
丸々と太っている。
アオリイカ写真コンテスト用に潜ませていたメジャーをあててみると
78,9cmといったところ。
自宅で正確に検寸したところ81cm、5.6kg
もちろんクーラボックスには入らない。

取り敢えずボート乗り場に向かって漕ぎ始めるが
まだ釣りたいのでマスターに電話をすると
途中まで引取りに来てくれる。
随分大きいね、これはワラサじゃないブリだよ。
と引き取ってくれる。
その後2尾目を狙ったり、
折角だからと鯛も狙ってみたが
昼からは強い二枚潮で釣りにくく
最後はこの魚で締めくくる。

さて今日はもう一つ朗報があった。
これは本日の航跡。

以前と違って画面がが綺麗、
等深線も色付けされて見やすくなった。
実は出廷前にマスターから
新しい描画ソフトを使ったデジタルマイ海図が出来上がったよ
と聞いたので早速これまでのものと入れ替えてもらった。
(http://ameblo.jp/easyride613/entry-12067431420.html参照)
精度も、処理速度も格段に改善されたらしい。
しかも従来はポイント毎に個別買いだったマイ海図166ヶ所
(房総半島、三浦半島、伊豆半島の釣りポイントを網羅)が
一括で全て入っている。
今後本体の新規購入時にはこれが付属しているとのことであるが
ありがたいことにこれまでに本体をお店で購入した人には
ライセンス料だけの最低限の価格で
従来海図との入れ替えサービスをするとのこと。
たまたま新しいポイントを追加購入しようとしていた五目漁師は
新しい地図に入れ替えて持ち出してきた。
さて、今日の釣果を忘れていた。
ブリのザル写真はないがこれ。

川奈は魚影が濃い分コマセ釣りは小魚のエサ取りとの戦い、
いや、時には戦いにならずに
直ぐに諦らめてしまうこともあるほどだ。
そんな時にこのタイラバなら大物だけではなく
きっちりおかず魚も釣れて来る。
で、今晩は先ずおかず魚の昆布締めとブリの刺し身
肝心のブリは少ないが、ヨメサンはこの手の魚は食べないのでこれだけで十分。
最後にこれが今回の当たりタイラバ(25号相当)

*:一部文章を修正、追記(9月3日)
初めてのタイラバ、正に五目漁師にとってはビギナーズラックでした。
それにしてもコマセ釣りには見向きもしないのに
こんな化け物飛びついてくるんですね。面白いです。
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