早く戻ってこい! カイワリ
昨日(9月19日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
伊東のボート釣りと言えばカイワリ。
どうしたのかそのカイワリの不調が続いている。
元々、春と晩秋が盛期で今頃は型を見るくらいではあるが
それにしても私などはもう顔を忘れてしまいそうだ。
今日、突然にカイワリガ釣れ始めた、
なんてことが起こらないかなあ
と全く根拠のない淡い期待で漕ぎ出る。
はじめに目指したマリーナ寄りの-35mでは
既に知り合いのfさんが釣っている。
聞くとマルアジが結構釣れているようだ。
昨日、fさんからは
私が到着するまでに
カイワリにハナダイは総ざらえしておきますよ
と連絡があっただけに
さすがに良いポイント入っていらっしゃる。
早速、五目漁師も近くで仕掛けを落とすと魚影は濃いようだ、
アタリは頻繁にある。
そして、なるほど
こんな奴はfさんの総ざらえ対象にはなっていなかったからな。
続けてもう一枚掛けたが、
fさんまた来たよ!
残してくれてありがとう!
と浮かせて気を緩めた瞬間にハリスを切られてしまった。
他にマルアジとイトヨリを数尾釣った時点で
サバとソーダの猛攻が強まってくる。
しかもfさんはサバフグにもやられ出したようだ。
仕掛けだけならまだしも、海面近くまで浮いてきて
PEを切っていく昨年の悪夢が蘇る。
駄目ですね
と顔を見合わせてfさんはカメヤホテル前の好ポイントへ、
五目漁師は沖の-39mポイントへ場所移動する。
魚探で見る限り、
先ほどのポイントと違って魚影は薄いが
ポツリポツリとイトヨリが上がってくる。
いきなり重たくなったと思ったら
傷だらけの小サバが硬直状態で上がってきた。
ヒラメの仕業であろうか。
やがてコマセが効いてきたのか
ここも少しずつサバとソーダに侵されてくる。
(あとで釣果を見せてもらってわかったが)
この間どうやらfさんも同じような釣りだったようだ。
その後、二人共なんとなく魚影が濃かった朝のポイントに戻るが
サバとソーダをかい潜りながらの悪戦苦闘を強いられれる。
落ち着きのない五目漁師は
もう一度沖のポイントに逆戻りしようと
アンカーを上げてみたものの
今ひとつ決心がつかない。
行き場所に困り、うろうろしながらfさんを見ると
サバ、ソーダにやられながらも
ボートから根を張ったようにたじろぎもせず集中している。
うーん。やっぱりここしかないか。
ドボン!
折角上げたアンカーを
変わり映えしないポイントにまた落とす。
その後も同じような状況が続く中、
fさんは2時ころにお先にっ! と早上がり。
うっスマート・・・
常に最後まで粘りに粘り、
時間で釣果を稼ぐ五目漁師にはとても真似ができない。
おかげで本日も最後の最後に
アジのプチ時合いがあったが
コマセもなくなり3時半過ぎに沖あがりする。
で、今日の釣果はこれ。
(ザル経:47cm)
小さいながらも五目漁師が今秋の目標にしているショゴのショゴ
(30cm、カンパチの子供の子供)
が釣れたのが嬉しい。
これが晩秋になると40cmくらいにはなるはずだ。
それに小さいながらカイワリも2尾。
さて、こちらは
オヤジさんに撮って頂いた同じ五目漁師の釣果写真 (2015-09-19より)
ここには五目漁師のザル写真にいるカイワリや小さいイトヨリはいない
いつも思うが価値観の違いがおもしろい。
このカイワリ、小さいが五目漁師にとっては
正に歓喜の釣果なのに
他の小さいイトヨリなどと共に場外に外されてしまった。
こんな小さいのを釣って来るなと言うことであろうか。
逆に、ボートを浜に着けると
いつもオヤジさんからは
サバはどうだった?
ソーダはどうだった?
と聞かれる。
(邪魔しなかったかという意味ではない。たくさん釣れたかという意味で)
五目漁師はサバタン用に持ち帰ってきた数匹のサバでさえ
釣果写真に入れられるのが嫌で
最近はこれは撮らないで下さいと言わんばかりに
ビニール袋に入れて固く口を結ぶことにしている。
一旦、海面に浮いてしまったイトヨリなどは
放てばカモメにさらわれるだけ、
小さくても天ぷらなどにすれば
寧ろ大型よりも美味しくいただける。
立派な釣果なのに。
一方、美味しい、不味いは別にしても
本人が避けて避けて
なんとか釣れないように工夫している魚を
釣果にはされたくないと思っている。
皆さんどうなんだろうか?
そのソーダは型が良ければ
1,2尾限定で持ち帰ることにしているが、
半身は定番のたたきに、
残りの半身は、これも定番のカツオ飯にする(予定)。
マダイはゴマだれの漬け丼に。
前回ゴマだれを雑誌のレシピに沿って自前で作ってみたが
色が悪かったし面倒だったので
今回は出来合いのしゃぶしゃぶ用ゴマだれを使ってみた。
簡単で良いが味がこのままでは少し薄い。
貴重なマアジはたたきに長芋添え。
今日は仲間が仕立船で初島回りに出たが不調だったらしい。
その後キャンプがあるaさんも乗り込み食材調達を目論んだが失敗。
私のところに魚の応援要請があったが連絡がとれず断念したと聞きました。
aさん、申し訳ありませんでした。
お持ち帰りは大歓迎ですのでまたの機会をお待ちしています。
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こんばんは。ただいま伊東より退却中です。
fさんと漁師様二人で前日に、サバとソーダを根絶やしにしてくれていると思ったのに、サバとソーダ以外が根絶やしじゃないですか(;´д`)
帰路の渋滞にはまりながら、道沿いにある地魚料理屋の店先の水槽を泳ぐ魚たちに目がとまると、仕掛けを落としたくなる衝動にかられます。
魚の価値観、たしかに人それぞれですね。
友人は、カワハギやアマダイで喜びますが、鬼やイトヨリで喜ばないし、何でも食すオイラは漁師様が嫌うアナコンダで大喜びです。他に白ギスよりトラギス、本カワハギよりウマズラ、ソーダよりサバの方が好きです。
(釣り味より食味で考えてしまいましたが)
魚における等価、難しいですね。
のちほど、本日のブログUPします。
投稿: 甲斐の荒熊 | 2015年9月20日 (日) 16時53分
五目漁師さん、昨日はお疲れ様でした。
午前中はソーダも鯖も少なく、他の魚の反応もよかったですが午後はダメでしたね。
でも午後にマアジが回ってきたということで、
「伊東のアジは午後」というのはホントのようですね。
しかしながら2,30尾はリリースしたと思われるソーダですが、
持ち帰ったヒラソーダは脂ものってきて美味かったです。
少なくともマルアジよりは全然美味いです。
ちょいショックなのは糞グーフーがついに姿を現したことですね。
水面まで釣った魚とビシを追いかけてきました。
サバフグはフグのイメージを覆すほど遊泳能力が高いです。
全開で鬼巻きしても余裕でついてきます。
釣ったマルアジと貴重なカイワリが奴にかじられた跡がありました。
幸い、ハリスを3本ほどカットされただけで済みましたが、
今後の様子では、安物の天秤とビシの交換が必要ですね。
五目漁師さんも依然ブログで書かれてましたが、
PE切断でボート代より天秤+ビシ代の方が高くなってしまうので。
でも荒熊さんがサバ&ソーダ掃除をしてくれたようなので、
注意するのは糞グーフーだけでよいのは気が楽です。
それでは、また。
投稿: flex-p | 2015年9月20日 (日) 17時49分
皆さんどうなんだろうか?
私も狙った獲物だけを釣果としたいです。
それ以外の外道は余り数えたくないですね。
時には鯛釣りの下道に石鯛が釣れる事があります。
これは嬉しい外道です。
投稿: 釣吉 | 2015年9月20日 (日) 18時52分
甲斐の荒熊さん、こんばんは。
本日伊東でしたか。お疲れさんです。
オーシャン釣具店の釣果見ました。
サバサバサバ、よくぞあれだけ釣ったなと呆れてしまいます。
荒熊さんではなかったのでホットしましたが、
工夫すればあそこまでは行かないはずです。
荒熊さん、私はよく誤解されるのですが
サバは大好きなんですよ。
定食屋で注文するのは大概サバの塩焼きか味噌煮定食です。
飲み屋では〆鯖をよく注文しますし、回転寿司屋では必ず〆鯖ずしの皿を取ります。
自分で釣った魚(サバ)が街で注文する魚(サバ)よりも不味いというのが許せないだけです。
こんな魚はサバだけです。
投稿: 五目漁師 | 2015年9月20日 (日) 21時33分
flex-pさん、こんばんは。
昨日はお疲れさんでした。
私は4時前に上がって、それから銭湯に浸かって帰りましたが
その頃には連休の初日にも関わらず道路はがらがらでした。
早上がりのflex-pさんの方はいかがでしたでしょうか?
型のいいソーダは確かに旨いですね。
聞くところによると今スマガツオが釣れているらしいです。
脂がのって旨いと言ってました。
マルアジは本日薬味野菜をてんこ盛り入れてつみれ団子にし冷凍しました。
貴重なマアジは刺し身が美味しかったですよ。
昨年は、結局サバフグの猛攻で秋のシーズンは釣りになりませんでした。
今年はどうなんでしょうね。
でもおびき寄せるのが上手な人と一緒に釣ると良いことがわかりました。
おかげさまで私のところには来なかったようです。
投稿: 五目漁師 | 2015年9月20日 (日) 22時05分
釣吉さん、こんばんは。
外道には嬉しいのが多いですね。
これは狙ってもいないのに掛かってくれた幸運の釣りです。
意識的に釣れないように釣れないようにと逃げまわっている魚とは違いますね。
石鯛もそうですが、黒鯛、ハタ、ホウボウ、マゴチそれにタコなどは敢えて狙うことが少ないですから
嬉しい外道であることが多いですね。
投稿: 五目漁師 | 2015年9月20日 (日) 22時13分
お早うございます。
鯖の嵐、オーシャンのマスターは喜んだでしょうね。
その嵐を掻い潜る釣果は見事としか、言えない素晴らしい腕前です。
ザルに生える赤い魚、青い魚、小さくても旨いと言うショゴ、本命のカイワリ、これだけ釣れるなら15時30分過ぎまで私も粘ります。
嬉しい外道は私の場合は鯵、狙っても中々に釣れないので(^_^;)
さて、次回はどちらへ?
大津も小鯵が釣れ始めましたよ。
投稿: AP | 2015年9月21日 (月) 05時54分
APさん、おはようございます。
サバは湧いていると言ってもまだまだ本湧きとは言えず、
隙間を狙うチャンスがあります。
好きなら100%釣れますが嫌いなら70%くらいに落とすことができますよ。
APさんがお好きなソーダも同じですが、殆どは30cm以下です。
オヤジさんが言うにはスマガツオが混ざっているらしく
これは小さくても脂がのっていて美味しいらしいです。
大津は小アジ、中アジが釣れ始めたようですね。
太刀魚と一緒に狙ってみようかな思っています。
投稿: 五目漁師 | 2015年9月21日 (月) 06時44分
おはようございます。
お疲れ様でした。
スマガツオは富士丸でも何本か出ましたが、ほとんどが40cmオーバーでしたよ。
私、普通は平ソーダでも持って帰らないんですが、今回は35cm位のを1本だけもって帰りました。
相模湾のソーダには高確率でアニーがいるので、嫌だったんです。
開いたらやはりアニーがいたので、タタキにしたんですが、いや~美味かった!
これからは平は必ず持って帰ります(笑)。
成程、タタキの下にはタマネギのスライスを敷くんですね?勉強になります!
所で伊東でもカイワリが出ましたね?
私も川奈で2尾釣れましたが、単発でしたので、どうも群れで行動してる感じではなかったです。
でもいればいいんです、いつか爆釣があるかも?
さてそろそろ伊東も行かねば(笑)。
投稿: 腰痛持ち | 2015年9月21日 (月) 07時54分
おはようございます
素足でサンダルはいつの間にか私一人になってしまいました
今年は何かパッとしませんね
その中でブリは光り輝いて見えます
ショゴも館山では良くなかったようです
今回観音崎でワカシ2匹釣ったルアーマンがいました
こんな時は大津でワラサが釣れたりします
なにか気になりますね
投稿: 趣味人たけ | 2015年9月21日 (月) 08時54分
こんにちは。
富士丸から伊東の沖を横切ってイサキポイントに向かうときは、伊東の様子がとても気になりました。
サバはともかく、サバフグは勘弁してほしいですね。
とても不吉です。
しかしカイワリも姿を見せ始めたのは期待したいです。
今年の秋の伊東、盛り上がってほしいです。
投稿: 芋焼酎 | 2015年9月21日 (月) 10時37分
腰痛持ちさん、こんにちは。
アニサキスは青物魚にはつきものですが
相模湾のソーダに特に多いというのは知りませんでした。
私の場合はボート上で鰓と内蔵を取ってしまい、
たたきにの際にはお腹側もバーナーで炙ります。
たまたま持って帰ったヒラソーダにいたなんて大当たりですよ。
秋のカイワリは恐らく春先のとは世代の違うのが入ってきますので
例年型が落ちるようです。
本格的に釣れるのは11月に入ってからだと思います。
投稿: 五目漁師 | 2015年9月21日 (月) 17時26分
趣味人たけさん、こんにちは。
素足にサンダル、もう一人いました。私です。
夏から秋口に向かうのが早かったせいでしょうか
確かに心の準備ができない内に青物シーズンに入った感じですね。
今年はタイラバ、テンヤ、泳がせ、エギングなどを中心にやってみようかと思っています。
投稿: 五目漁師 | 2015年9月21日 (月) 17時36分
芋焼酎さん、こんにちは。
昨年はサバフグに恐れおののき伊東には近づけなくなってしまいました。
毎年秋には出ますがあれほどのは初めてでした。
今年はどうなることやらですね。
イナダにショゴ、これにカイワリが加わると伊東の釣りが面白くなります。
期待しましょう。
投稿: 五目漁師 | 2015年9月21日 (月) 17時47分
五目漁師さま
以前東京湾でカイワリを初めて釣り,塩焼きにして食べたら非常に美味しかった記憶があります.
五目漁師さんのブログでカイワリの刺身がちょこちょこ登場していますね.
食べたことがないのですが美味そうなので,今度釣れたらやってみます.
大津やら伊東やらまだ行ったことがないので,今後チャンスあったら攻めてみたいと思います.
投稿: 趣味のボート釣り | 2015年9月21日 (月) 22時04分
趣味のボート釣りさん、こんばんは。
カイワリの刺し身は我が家でも一番人気です。
個体が小さくても独特のなめらかな食感が味わえますよ。
大津の小アジ、中アジにはそれに近いものがあります。
カイワリなら伊東、伊東に行くならカイワリですが
残念ながら不調が続いています。
この晩秋に期待しています。
投稿: 五目漁師 | 2015年9月21日 (月) 23時33分
五目漁師さん、おはようございます。
サバとソーダですか、網代もソーダはたくさんいたようです。
何も釣れないよりいいけど、仕掛けが棚まで落ちないのも困り者ですね。
自分もソーダが釣れたのでたたきにしましたが、これはこれで好きな味になります。
ショゴやカイワリは楽しみですね。
たくさん回ってくるなら、参戦するかもしれません。(笑)
確かに狙った魚以外は外道ですが、自分の釣りはどうなんだろ?
五目漁師さんほど洗練されていない釣りを志していますから、自分は外道と認識しても、釣果として考えますね。どちらかというと、釣って帰って何を食べるまでが自分の釣りで、ハナダイを狙って釣りに行ったが、たまたまソーダだったという感じでしょうか? 口に入ったら釣果ということでしょうか。
釣ったものも、釣れたのも一緒にして釣果と考えないと、私のレベルでは釣果はゼロになりますから。(笑)
投稿: ume | 2015年9月22日 (火) 07時17分
umeさん、こんにちは。
サバやソーダが収まった頃にサバフグがのさばってくるか
ショゴやカイワリが回ってくるか微妙なところですね。
昨年もショゴとサバフグは同時期に現れましたが、その後はサバフグが猛威を振るいました。
カイワリやアジ釣りで鯛やカンパチが掛かる。
これは外道ではあってももちろん釣果ですよ。
私が釣果と認めないのは釣れないように逃げまわった魚が釣れることです。
サバやソーダの壁を突き破りターゲットを釣るのは勝負にならないほど難しいですね。
投稿: 五目漁師 | 2015年9月22日 (火) 15時42分