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2015年5月13日 (水)

オニカサゴの年輪を味わう

先の川奈釣行でオニカサゴ(2536cm)を釣ってきた。

 

Cas152447s

オニカサゴ(関東ではイズカサゴのことをこう呼ぶ)は
ボートで釣れる魚の中では
最も貴重な魚、高価な魚、美味い魚の一つとも言われる。

どうやら1年にたったの1cmしか大きくならないとか、
どこかの海で40数歳の個体が確認されたとか・・・

要するに成長が遅いことが
貴重な魚云々の謂れなのだろう。

釣ったアジやカイワリを捌くと
いつも彼らの胃袋は破裂しそうなまでにパンパン。
欲張って食ったアミコマセが透けて見える。

それとは違い、オニカサゴの胃袋は
鰓と一緒に引き出すには無理があるほど
しっかりと口奥に固定され強固で分厚い。

なのに、出刃を入れ切り開いてみると
中は空っぽのことが多い。

たまーに餌食となった小ガニなどを見つけることがあるが、
きっとご本人の動きが鈍いことも災いし、
深くて冷たい海底で
やっと捕らえた僅かな食い物を
大事に大事にしっかりと消化するための胃袋なのであろう。

その胃袋さえも珍味として
釣り師には嬉しい食材ではあるが、
こんなに少食じゃ成長のしようもないわな!

さて、美味しい魚と言われる一方で、
この魚を釣るといつもどう料理するか迷ってしまう。

なんとなく恐れ多くて
安易に簡単な塩焼きや煮付けにするわけにもいかず、
かと言って刺し身(薄造り)はどちらかというと
しわしわの年輪の渋さを感じてしまう珍味の部類だと思っているので
少しならいいが全てを生で食うわけにもいかない。

以前、面倒だったので
そのまんま姿の唐揚げにしたところ、
ありゃ唐揚げにしちゃいましたか!?
と不審に思われたことがある。

対局の消費者であるヨメサンに相談すると
日干しとかみりん干しはどう?
一層のこと薩摩揚げ蒲鉾はどう?

珍しいよ!と茶化してくる。

うーん、難しい。
で結局、型の良い一尾は定番のしゃぶしゃぶに、
残り2尾はカサゴ系のお魚が良く似合うという根拠で
思い切ってアクアパッツァにすることで落ち着いた。

しゃぶしゃぶといっても
オニカサゴで一番美味いカマなども一緒に味わいたいので
アラで出汁をとりながら水炊き風にいただくことにした。

 

Cas152466s

おっと、いきなり大舞台に引きずり出して申し訳ないが
ついでに釣れてしまったカレイも一緒にいただくことにする。

 

Cas152480s

勿論、この後に続く雑炊も楽しみにしている。

うーん、美味い。
甘くて締りのある身は
正に年輪が増す毎に
エッセンスが固められてきた結果に違いない。

味のことはとやかく言わない五目漁師も
さすがにここで比較されるカレイには
水っぽさを感じてしまう。

そして例の胃袋は少し茹でてをキモで和えた。

 

Cas152490s

箸休めには格好の逸品。
ヨメサンはこういうものには手を出さないので独り占め。

これはあくる日のアクアパッツァ。

 

Cas152498s

折角なのでできるだけ豪勢にと思い
アサリの他にも色々入れてみたら
ごちゃごちゃのお祭りのようになってしまった。




皆さんどんなふうに食べてらっしゃいますか?
教えてください!


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<!ー260魚あれこれー>」カテゴリの記事

コメント

その魚探にはマイ海図を作る機能がありませんか?
海底地形図を描くことが出来るソフトですが、、、
それが出来ると強力な武器になります。

こんにちは。

オニはマジ美味いっす(笑)!

家ではもったいなくてアクアパッツアもやったことないですよ。
丸揚げ、とんでもありません(笑)。
唐揚げでやるなら、一口大に切って揚げます(笑)。

だいたいしゃぶしゃぶか、ちり鍋(水炊き)にします。

胃袋と胆は合えて食べますが、今度コチュジャンで合えてみようと思ってます。

刺し身(湯引き)で残ったアラは、酒蒸しがいいです。
先生方式の、ネギを下に引いてレンジでチンです。
コオニならそのまま姿でいきたいですね(笑)。

コオニと言えば、今度はぜひやって見たいのがオニ飯。

おっと忘れちゃならねえ、ヒレは干して軽く炙ってヒレ酒(笑)。

オニは捨てるところがありません(ウロコ位かな?)。
いかん、食べたくなってきた(ジュルッ)。
やっぱり川奈でオニを狙っちゃおうかな(笑)。

釣吉さん、こんばんは。

別途専用のS/Wを購入する必要がありますが
マイ海図を作成できるみたいです

ただ私は熟練者が既に関東一円のボート乗り場の海図を作成していますので
それを使っています。
優れものですよ。

腰痛持ちさん、こんばんは。

なるほど、酒蒸しはまだやった記憶がないです。
今度40cmクラス釣ったらぶつ切りにしてやってみますね。

アマダイや鯛は鱗まで食しますがさすがにこいつの鱗はやるとすれば
乾燥させてふりかけぐらいですかね。

オニ飯、響きもいいですし出汁もたっぷりと出て美味そうですね。
私も今度やってみますよ。

珍しい魚と言っても、狙えば釣りやすい魚ですから
週末の釣り楽しみにしています。

こんばんは!のりべんです(^-^)

川奈で鬼退治、お見事でした!型も揃ってますね。まさかのムシガレイの短冊とは本当に恐れ入りました(^◇^;)

オニ料理…ウチは煮付けにオニしゃぶですかね??(ありきたりで申し訳ありません)煮付けはオニの身肉を隅々まで味わえるから、オニしゃぶはオニそのものの味わいが楽しめるところがイイな、と
思っています(^-^)/

五目漁師さん、こんばんは。

新宿で出発を待つ電車から美味そうな画像を眺めニヤつきながら書いてます。
良型の鬼3尾やりましたね。
私も鬼は胃袋・肝・ヒレまで食べ尽くす方です。
ヒレ酒に鬼の胃袋肝あえは最高なのですが、
熱燗がベストなので冬が来るまで乾燥後、冷暗所で大切に保管しています。

鬼専用で狙うとなると、ターゲットがほぼ絞られるため、
相当辛抱の釣りとなりますので、
短気な自分はどうしても五目狙いのまぐれ当たりのターゲットとなっています。

ああ、鬼が食べたくなってきましたが、
週末は伊東にカイワリリベンジです。
今回はマル秘カイワリ特釣り釣法で臨みます。

それでは、また。

のりべんさん、こんばんは。

なるほど、煮付けとか、塩焼きにすると骨の髄までしゃぶりつくせますね。

やはり皆さんしゃぶしゃぶは定番のようですね。
あとの雑炊の方が楽しみだったりしませんか?

意外とお刺身とか言うのが出てきませんので
やっぱりなと思ったりしています。

flex-pさん、こんばんは。

新宿ですか、懐かしいです。
私も一時期、新宿経由で京王線に乗り換えていました。
2時間はきつかったですね。

へ~、ヒレはそんなに宝物扱いですか?
飲み屋でヒレ酒をいただくと確かにいい匂いがして美味しいのですが
自宅でやるとヒレが浮いているだけで、感激が薄かったので先日も忘れて
しゃぶしゃぶに放り込んでしまいました。
何かコツがありそうですね。

川奈ではお陰さんで結構ヒット率が高いです。
冬場よりも5,6月が一番いいですね。

次は私もカイワリ狙いですが、天気もありますし
何よりも皆さんの釣果情報が欲しいです。
お待ちしてますよ~。


おはようございます。

やはりオニ料理、鍋物、酒蒸し、煮つけ。
私もどちらかというと、加熱したほうが美味しいような気がします。
そして鍋のあとの雑炊もこれまた美味しい。

ああ、オニカサゴ釣りたい。

芋焼酎さん、こんにちは。

やはり皆さん、加熱派のようですね。
今度でかいの釣って酒蒸しにしてみます。

いよいよ明日は川奈でオニ退避
(イヤ失礼WPってなかなか粋ですね、もちろん退治です)

頑張ってください。
釣果を楽しみにしています。

うーん素晴らしい…

料理解説もいよいよ漱石の域にはいってきましたね^^

確かに鬼カサゴはむやみに大きな個体がいないようですね。

うっかりカサゴなら40~50センチ程度のものは釣ったことがありますが、

魚屋で80センチクラスを見たこともあります。

刺身には歩留まりが悪い魚ですが、少量の身がなんとも奥ゆかしい味わいですね。

鬼カサゴは、美味いですよね。昔、山梨に住んでる頃は、よく沼津の乗り合い船で大鬼退治に行ってました。(海釣りが好きで、山梨から海近くに引越てしまいましたが…)

さすが、五目漁師様です。釣りの腕もさることながら、いつブログ見ても写真の取り方も綺麗だし、料理も、めちゃめちゃ美味しそうに見えます。

いつも、ブログ見てヨダレたらしてます(笑)
( ̄¬ ̄)

鬼ジャブ今度やってみたいですね。
あんな綺麗に捌けませんが。

オイラは、鬼は刺身です。一度だけ捌くのが面倒で素揚げにしましたが、もはや、鬼なのかウッカリなのか、ただのカサゴなのか味の違いも、わからずもったいないことしたなと思いました。

あとは、カサゴ系は味噌との相性が抜群なので、妻の実家のある九州の麦味噌を味醂で溶いて塗って焼くと絶品ですね。

お茶碗3杯は、軽くおかわりいけます(キリッ)

キモと胃袋和えですか。
今度、試してみます。

オイラは、いつも胃袋は千切りにして、馬路村のポン酢で食べます。

このポン酢、少し高いのですが、釣魚料理との相性がよく、ここぞって時によく使います。

連続勤務5日消化。
あと、7連勤も残ってるが、すでに禁断症状。

釣りに行きたいっす

飛竜丸さん、こんにちは。

カサゴ類はあの頭ですから40cmクラスがポッカリと口を開けて
上がってきた時には何事かと思うほどでかく感じますね。
特にオニカサゴの場合は真っ赤な色が深みから見えてきますから
感激が大きいです。

我々老夫婦には食ってみろ!の青物よりも
中身がギュッと詰まった魚を大事そうに食うのがいいです。

甲斐の荒熊さん、こんにちは。

12連勤v.s.365連休、
うーん、どうでしょうか?
長い連休もうまくこなさないとこれはこれで辛いですよ。

山梨から出てこられる釣り師他にも知っています。
ご苦労さんと思っていましたが荒熊さんもそうでしたか。

海近くと言えば、茅ヶ崎は前には乗り合い、右には伊豆、左には三浦半島と
釣をするにはいい場所ですよ。
いっそのことどうですか。

荒熊さんもいろいろ釣ってますね、
味噌との相性は知りませんでした。
漬けるんじゃなくって、塗って直ぐに焼くんでしょうか?
黒焦げになって難しそうですが、次の次くらいにやってみます。
(次は酒蒸しなんで)

いあいあ。山梨から海に通うのが面倒になり、3年前に茅ヶ崎に引越て来ました。

味噌を味醂で溶いて塗ってすぐに焼いてます。
漬けたら身に染みてもっと旨くなると思いますが、我慢出来ずに食べてしまいます。
ウッカリでやったのが最後ですが絶品ですよ。
味醂とカサゴのコラボは最強ですね。

365連休ですか。
趣味に、没頭出来るだけの財産を貯めなければ。

オイラが今、それをやったら妻に吊し上げられます。
仕事も楽しいので、365連休は楽しみにとっておきます。

ところで今日、湘南祭にピヨッコ達を連れて行ったついでに現地視察し来ました。て茅ヶ崎港に墨跡が入り始めましたよ。

まもなく、ライトアップの時間ですね( ̄-+ ̄)キラン

甲斐の荒熊さん、こんばんは。

失礼しました。
荒熊さんのお住まいは既に茅ヶ崎だったんですね。
いやいやびっくりです。 
それで良く茅ヶ崎港にスミのチェックに出向いてらっしゃる。

私のブログにコメントを下さるFlex-pさんも茅ヶ崎なんですよ。
オニカサゴ用のイワシなどを求めてタマヤ辺りにはよく出没されているようです。

私は釣り以外の時には富士山の写真を撮ったりしていますので
茅ヶ崎港やヘッドランドでも撮ることはありますし、
最近は少し回数が減りましたが数年前までは 毎週のように逆に山梨に出かけていました。
その頃は山梨(富士五湖周辺)にアパートでも借りようかなと思っていたくらいです。

今後共もますますよろしくお願いします。

こんばんは
今、茅ヶ崎港でエギングして、近所の居酒屋で一人で一杯飲みながらブログ書きしてます

茅ヶ崎港、平塚新港、大磯港は、ボート釣りに出れない日が続くと、欲求不満解消でたまに出没します。
初春のサヨリ(烏帽子)春先の稚鮎、新緑のスミイカ、梅雨のウナギ、晩秋のオチハゼ、あとは、川海老すくいと、釣りに行けず欲求不満MAXの時くらいですが、まれに陸からも竿出します(めったに行かないようなこといっといて、臍を噛むような想いをすると連日行ったりもする)

Flex-pさんですか?
他の方のコメント欄も拝見してるので、馴染みはあります。
ブログ書かれてるのかな?今度、探してみます。

…って言うか、世界は狭いですね。
同じステージで勝負してる方々がここまで多いとは。

山梨は、盆地に住んでました。
よい温泉や、海なし県、山梨の美味い居酒屋は熟知してます(盆地に限る)
甲斐路への道中の際には、ご案内申し上げます。

桃の開花時期は、来訪されたことありますか?

野山がピンクに染まり、まさに桃源郷です。

もし、ご覧になったことがまだでしたら是非とも夫婦で、甲斐へお越し下さい。

この時期の山梨は、一見の価値ありです。

こちらこそ、これからもよろしくお願いします。

いつの日か、洋上でお逢い出来る日を楽しみにしてます( 〃▽〃)

甲斐の荒熊さん、おはようございます。

そのご様子では海近くに住むしかなかったですね。
私の近所ではサーフィンがやりたくて茅ヶ崎にと言うのはたまに聞きますが。

私もそれなりに釣り大好人間とは思っていましたが
荒熊さんを始め皆さんの好きぶりには呆れるほどです。

釣りは特定の人たちににとっては好き嫌いでは済まされない
もはや本能のようなものを感じています。

Flex-pさんはブログはありませんが、
伊豆方面に、三浦方面にと頻繁に出没されていますので
既にどこかでお会いになっているかもしれませんよ。

確か、さくらんぼ狩りのバスから一面ピンクの桃源郷は見たことがあります。
富士山撮影以前にも中央高速を起点に山梨方面には
家族でよくドライブしていたころもありました。

昨日は伊東でしたがまたカイワリは撃沈でした。

五目漁師さん、こんにちわ。
オニ、やっぱりシャブシャブ最高でしょう。
自分もいろいろやってみましたが、どうも刺身では良さが半減しちゃう感じです。
自分的には煮たり焼いたりの方が好きですね。シャブシャブはその中でも一番よかった。
寒い時のオニしゃぶは最高です。
アクアパッツァもいいですね。オニで作ると最高級な感じです。
そういえば最近食ってないです。(笑)

umeさん、こんばんは。

どうやらオニのNo1料理はしゃぶしゃぶのようですね。
ただ、これをやるには最低でも35cmクラスは欲しいです。

となると、これに満たないサイズは酒蒸しやアクアパッツァ、
何れにしても皆さん熱を通す派ですね。
”そりゃ刺し身(薄造り)でしょう”
がもっと多いのかと思っていました。

umeさんとオニさんは切っても切れない関係のイメージですから
またでかいのを釣って下さい。

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