冬場は嬉しかったが、もうムシガレイには飽きた
昨日(4月26日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
今年はムシガレイが異常に多い伊東。
次の釣行はカイワリの好釣を確認してからにしようと決めていた。
最近はいよいよかと思えば
次の日にはまた姿が見えなくなったり。
カイワリの釣れ具合は毎年こんなものではあるが、
釣れる釣れないよりも
明日のような最高の日和(予報ではあるが)に出かけなかったら
“俺はこんな日になんでこんなところにいるの?!”
と一日中窓の外を眺めながら後悔の念に駆られるのが嫌で
夕方に予約をしてしまった。
明くる朝は
お店で奥様が入れてくれたモーニングコーヒーをいただきながら
オヤジさんの最近の傾向と対策に耳を傾けるが
カイワリの調子はあまり良くないようだ。
このところ伊東で釣れるマアジが
カイワリ顔負けの美味しさなのでアジでもいいとは思っているが
そのアジもこの数日は反応がないらしい。
さて、岸払い。
仲間から昨日は昼から濁りが入ったと聞いているが
浜からの出口(水深2m位)では超澄み潮、
逆が心配になってくる。
水温は15.8度、
ここに来て東京湾や房総方面に比べて
東伊豆の水温上昇は置き去りを食らっているが
やっといい感じになってきた。
先ずは、沖のカイワリポイント(-39m)を目指す。
今日はカイワリがわんさかと回ってきた時には数を狙ってやろうと
兼ねてから準備していた自作吹き流し5本サビキ仕掛けを
わんさかとは回ってきていないのに使ってみることにした。
いつもは手持ち竿に使う2.5m2本針吹き流し仕掛けを
置き竿側に付け
一投目の棚取りをすると、直後にアタリ。
あまり引きはしないが結構重いぞ!
早々になんだろう?
見えてきたのは型の良いホウボウ。
ははーん、重い理由がわかった。
先針にはムシガレイが付いている。
幸先は良いが困ったことにまだ玉網の準備ができていない。
慌てて手繰り寄せようとした瞬間にさようなら。
結局上がったのはムシガレイのみ。
ホウボウはホウホウの体で逃げ去った。
ホウボウは上顎の天井がプラスチックの様に固いので
ネムリが入っていない針だと
中途半端に針の先っちょに上顎が乗っているだけの場合がよくある。
その後も、掛かって来るのはムシガレイばかり。
こいつ、たまたまボートの下にいる奴が掛かってくるのかと思っていたが
コマセに寄って来るようだ。
しかも先針ではなく上針にわざわざ飛びついて来ることもある。
9時ころまで我慢したが
カイワリの気配がないために諦らめて
朝方オヤジさんと話したアジ釣りポイントに移動する。
先ほどまでのカイワリポイントと違い
魚探には次々に魚の流れが見える。
イワシだろうか、五目漁師の仕掛けが落ちていくと
黒い帯がまばらになったり、
深い方向にくびれたりする様子が見て取れる。
この中に混ざっているのであろうか
少し下からシャクリ上げてきて
帯の棚で待つと良い型のマアジが釣れてくる。
さて、いつも時刻で時合いを教えてくれるオヤジさんが
この2、3日は11時から13時までがカイワリタイムと言っていた。
アジを5尾釣った時点で
その言葉を信じて、
と言うかその言葉にすがって
もう一度カイワリポイントに戻り、
渋い中でやっと3尾の本命をゲットする。
確かに13時を過ぎるとエサ盗りさえもいなくなったが、
底近くでは相変わらずムシガレが掛かってくる。
うーん、どうしよう・・・、
今日も活きアジを持参しているので
もう一度アジポイントに戻り泳がせもやりたい。
しかし、昼前から吹き始めた思いもよらぬ西からの強風の中で
何度かアンカーロープを握りながらも場所移動を躊躇する。
エイッエイッ!
このままじゃしかたないでっしょ!
自問自答しながら2時になってやっと決心して
もう一度アジポイントに戻ることにした。
西風に押されて難なく到着したが、
狭いポイントには地元の名人が入って釣っている。
この強風の中では横付けするのが難しく一旦は諦めたが、
どうやら名人は片付けにかかられたようだ。
しめしめ、五目漁師は釣果などをお伺いしながら
横でホバーリングしポイントが空くのを待つ。
何度か漕いだり戻ったりしながら
慎重に狙いを定めてアンカーをドボン。
風を読み過ぎて結果5、6mほど西側に入ってしまったが
午前中と同様にここだけは魚探に賑やかな魚影が見える。
もう1時間しかない、
終了時刻間際まで活きアジを泳がせながら
型の良いアジを追加した。
で今日の釣果はこれ。
(ザル経:47cm)
最近はカイワリが釣れた日はヨメサンの要望で必ずこれ。
漬け丼、折角アジが釣れたので
青唐辛子味噌を使ったなめろう風を真ん中に置いた。
こちらは、丼だけでは腹が満たされなかった五目漁師オンリーのアジ茶漬、
食べる直前にアジのアラでとった出汁を注ぐ。
帰る間際の水温は17.9度まで上がっていました。
直射の影響でしょうか表面の温度はここまで上がりますが
夜中にはまた冷えて、かくあん
されて少しずつ全体的に上がって行きます。
気温が上がっただけに手をいれると以前よりも冷たくなった感じがしますが。
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五目漁師さん、こんばんは。
いつもながらメインターゲットが不調でも必ず脇者で補完する釣り技はお見事です。
伊東も水温がだいぶ上がってきたようですが、
確かにカレイの暗躍を見ると底潮は冷たいのかもしれません。
先週末の網代はさらに底潮の流れが悪く、
いつもの棚ではオキアミに泥がついてしまう始末。
ただ、本日の伊東の釣果を見ても徐々に上向きつつあるようで、
水曜に伊東出撃予定の自分についに夢見たカイワリ爆釣が訪れるのかも(笑)
本音はカイワリ釣れなかったらアジでもいいです。
それでは、また。
投稿: flex-p | 2015年4月27日 (月) 20時39分
flex-pさん、こんばんは。
カレイ、私が最初に釣ったのは年初でした。
以来ずっと同じ調子で釣れ続けています。
釣果にこいつが入らない時はありません。
いつの間にか伊東の海の主役になってしまったと思いませんか?
海の様子はどんどん変わっているはずなのに
一種類の魚がだらだらと同じ調子で釣れ続くって一体どういうことでしょうか?
水曜日、ムシガレイ0、カイワリ爆釣を期待しています。
私のように逃げてしまうとその間にカイワリの時合いがあったりしますから
ここは退路を断ってカイワリ一筋でしょう。
投稿: 五目漁師 | 2015年4月27日 (月) 23時49分
五目漁師さん、こんばんは。
水温上昇して、釣果もいよいよ上昇ですね。
房総半島も黒潮の接岸とともに18度台まで水温が上昇しましたが、
最後のピースである青物が来てくれません。
またしても禁を破ってタイラバ使いましたが、鯛も根魚も相手してくれませんでした。
この季節にこれだけ苦戦するのは想定外です。
五目漁師さんの安定した釣果が羨ましいです。
投稿: ぐっちゃん | 2015年4月27日 (月) 23時50分
こんばんは。
カイワリが渋くてもアジツ抜けはさすがです。
確かに底潮がまだ冷たい、魚種が変わらないということはそんな気がしてきました。
そうなるとカイワリはまだか~。
カイワリの適水温かどうか底潮の温度変化を測定した記録があると精度があがるんでしょうかね。
どちらにしてもリベンジをしに行きたいと考えます
投稿: buru | 2015年4月28日 (火) 00時28分
記事を拝見するとボートの釣りの様子が良く解ります。
ポイントを幾つか移動しながら釣果を出していく、ある種のカンのようなものが
強く働いているように思います。
その結果の釣果なんですね。
私は何時も行き当たりばったりで、魚探に魚影があれば、そこでアンカーを打って、
釣りを始めますが、どうもカンのようなものが働きません。
GPSプロッターと魚探など機械に頼り過ぎかもしれません。
アジもカイワリも美味しい魚ですから、貴重ですね。
お疲れ様でした。
投稿: 釣吉 | 2015年4月28日 (火) 08時20分
ぐっちゃん、おはようございます。
今年は東伊豆だけとり残されていましたがやっとこちらも15、6度台に上がってきました。
ただ表面温度だけのことですから底で何が起こっているのかはわかりません。
ムシガレイの居座りなど例年と様子が違うことは確かです。
思ったように行かずこちらも四苦八苦の釣行が続いていますよ。
私には道路が混む迷惑しかありませんが
いよいよ連休に突入ですね。
海上にさえ出てしまえば釣り師にはいつもの静けさが待っています。
一気に鬱憤を晴らして下さい。
投稿: 五目漁師 | 2015年4月28日 (火) 08時37分
buruさん、おはようございます。
本文中にも書いていますが、アジはポイントが違うんですよ。
ただ、カイワリ釣りに行って、戦線を離脱するにはかなりおもいっきりが要ります。
仲間が居ればお互いに連絡しあえますが
一人の時には今頃カイワリ来てるんじゃやないかなと気になります。
冬場の他に獲物がいなかった時にはムシガレイ、よしよしでしたが
今はやめてくれ! です。
私の中では大津のイシモチと似た存在です。
投稿: 五目漁師 | 2015年4月28日 (火) 08時48分
釣吉さん、おはようございます。
カンは鈍い方ですが、いろいろ都合よくイメージしてしまいます。
布団の中ではいつも仕掛けの周りに魚がいますので、
どうやって釣るかだけが問題です。
そのために色んな仕掛けを準備します。
ところが釣り始めると海底にはムシガレがへばりついているだけで
カイワリなどいません。
今度は違う場所にアジやヒラメが見えてきます。
結局都合よく考えている(希望的観測)だけで、
結果的にウロウロしただけになることが多いですが、
たまに当たりもあります。
この日は正に魚探に助けられました。
釣吉さんのように単体の魚は見分けられませんが
小魚の群れでも反応があると釣れそうな気になりますね。
投稿: 五目漁師 | 2015年4月28日 (火) 09時17分
こんにちは
ムシガレイは、もういいと、何と贅沢なお言葉でしょうか。
伊東で釣ったムシガレイの煮つけを、美味しく頂いています。
我が家では、アジは釣ってきてもさほど喜ばれません。
カイワリ釣りが楽しくて、どっぷりハマりそうです。
せめてツ抜けてと考えて、再び伊東の海に行きたい。
五目さんの天敵のサバが回ってくる前に、
これかれも、何度か伊東に出没する予定です。
過去記事を読ませていただいて、
カイワリ釣りの勉強をしております♪
投稿: 釣キチ先生 | 2015年4月28日 (火) 12時32分
釣キチ先生、こんばんは。
ムシガレイ、美味しいのはいいですが
知らぬ間に釣れていたというのは止めて欲しいです。
先生家にとってアジは米粒みたいなもんでしょうが
伊東ではこの手のマアジは結構珍しいです。
昨年辺りからですかね釣れるようになったのは。
それまではマルアジかムロアジがほとんどでした。
カイワリのツ抜けは勿論ですが、是非伊東の鯖をご堪能下さい。
釣れっぷりも、お味の方も。
すれ違いでなかなかお会いできませんが、
青いシート持っていきますのでお待ち下さい。
投稿: 五目漁師 | 2015年4月28日 (火) 19時14分