巨大エソの薩摩揚げ
先日伊東で釣った巨大エソ。
自宅で測ってみると2.8kgもあった。
因みに、続いて釣ったマトウダイは2.1kg。
魚が悪いわけではないが、
見るからに傲慢、
お下品で不味そうなエソ。
それに比べてどう!?
愛らしいくりくりの目、
可憐な魚体はピンクのグラデーションのアマダイ。
初めてではないが、
このエソを見た途端に
五目漁師の脳裏に浮かんだのは薩摩揚げ。
骨が多くて通常の食用には適さないが
練り物の高級食材とされている。
さて、捌き始めたが、
どこをどう取り除けば骨が避けられるのかわからないほど
魚体中に骨が散在している。
時間を掛けて骨抜きで一本一本抜いていくと、
身は次第に小さく引きちぎられ、
しかも骨を抜く度に身は崩れボロボロになってくる。
最後に何とか残った分を計って見ると
450gになってしまった。
これを半分に分け、
それぞれをフードプロセッサーで練った後に、
一方には玉ねぎと人参、調味料を加え、
もう片方には豆腐も加えて油で揚げる。
あの面構えからは想像ができない
上品な薩摩揚げになった。
因みに、アマダイはやっぱり酒蒸しが一番良く似合う。
タレをかけて茶そばと一緒に食べる信州蒸しに。
(信州蒸し 楽しむ釣り魚料理、西東社)
このエソ、胃袋の中で30cmもあるエソを消化中でした。
獰猛ですがお味は練り物の高級食材と言われるだけあって上品です。
2.8kg→450gになってしまいましたが、
かまぼこ屋さんではもっと上手に利用するんでしょうね。
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↓
*エソの重さ2.7kgを2.8kgに修正(7/25 07:10)
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<あの面構えからは想像ができない上品な薩摩揚げになった>
つい吹きだしてしまいました。
そういう魚はほかにもあるなぁー、と考えてみると、イラや深場のオキギスやドンコなどはその仲間でしょうね。
薩摩揚げは野菜や調味料が良い味を出しているのでしょうね。
深場の根魚釣りでは外道でいろいろな白身魚が釣れるので、今度作ってみようと思ってました。思っていても、毎回作ったことが無いのです。
投稿: 釣吉 | 2014年7月25日 (金) 10時54分
五目漁師さん こんにちは^^
「100%のエソポイント知ってるもんね~♪」と豪語する変な相方
以前日本海の漁師さんとの釣行の折に見つけました。
いつものように「またESOやん」とリリースしようとしたところ
「ちょうだい!」と漁師さん
「え?こんなんいるんですか?」
「カマボコ屋に売るねん」
「なぁる♪」
それから私たち二人は引きだけを楽しめるESO釣りをせっせとw
港に帰ってからお友達の漁師さんが二つのクーラーBOXを見て
「お!アマダイにイトヨリ」「お!いらんやつばっかり」
と、おっしゃったのは言うまでもありませんwww
ESOの面構え・・・大嫌い><
なんか蛇みたいですし><
でもこの記事見てたらお持ち帰りしてみようかな・・・
と、フツフツと気持ちがw
もちろんキモい頭を海の上で落としてですがw
アマダイちゃん♡♡♡めっちゃかわゆいですね♡
投稿: 釣り婆ぁ | 2014年7月25日 (金) 12時20分
釣吉さん、こんにちは。
でかイラにはよくお目にかかりますが、
幸いにしてオキギス、ドンコはありません。
顔つきが悪い、骨が多い、臭いなど嫌われる理由はいろいろですが
今までに一番食って不味かったのはニザダイでしょうか
水臭くてどうにもならなかったです。
その点、このエソは骨さえなんとかすればおいしくいただける魚です。
一本一本の骨が太いので、
料理人にかかってもハモのように骨切りはできないようですね。
投稿: 五目漁師 | 2014年7月25日 (金) 15時30分
釣り婆ぁさん、こんにちは。
平ベッタなオデコにシャケた口、
こいつは特に女性には嫌われる顔をしています。
胃袋の中には別のエソがいましたが、獰猛ですし
体中に散らばった骨を見るに身辺整理もできない粗野なやつです。
お持ち帰りはお勧めできません。
私ももうゴメンですが、
はじめから薩摩揚げかかまぼこで出てくれば
もちろんいただきです。
可愛いくて、美味しそうなアマダイはお持ち帰りで釣師の胃袋に
こいつはリリースでまた海底を闊歩する。
うーん、考えちゃいますね。
投稿: 五目漁師 | 2014年7月25日 (金) 16時08分
二回目の投稿です!何時も楽しく見ています。ぷろぐをみてたらどーしても行きたくなって…明日7月26日は伊東のおーしゃん釣具さんから行って来ま~す!店主曰く、カイワリはNGだってガクorg。
投稿: milk | 2014年7月25日 (金) 20時30分
エソは練り物の王様です。
魚を食べることに精通した長崎県人は練り物の天ぷらのことを「カンボコ」(かまぼこ)といって、大好物です。
絶対的な人気です。濃厚な魚本来のうまみが凝縮されていますね。
私も長崎県西彼杵半島の西海岸、式見にいくと漁港の近くのかんぼこ屋さんで揚げたてのエソのカンボコを頂きます。
そのほか、長崎の居酒屋ではエソのすり身揚げといいまして、俵状といいますか、フレンチドックの先っぽといいますか…
揚げ物にして、マヨネーズで食べるのが定番メニューです。
昔、エソを釣りすぎて、漁港で捨てようかとしたら、老漁師から叱られました。
エソは後ろ半分は、刺身になるとぞ!と。
食べ方を知らない自分を恥じました。
それ以来、大切に持ち帰っています。
投稿: 飛竜丸 | 2014年7月25日 (金) 22時03分
milkさん、こんばんは。
そうですね、おやじさんが言うとおりこのところカイワリは鳴りを潜めているようです。
でも気まぐれですから明日は明日でわかりません。
期待して行ってみてください。
カイワリが釣れなくてもアジやイトヨリも可能性があります。
コサバが釣れれば泳がせも面白いです。
オーシャンボートは初めてでしたらオヤジさんに聞けば
釣り方やポイントも親切に教えてくれると思います。
私の名前も出してもらっていいですよ。
釣果を楽しみにしていますのでまたコメント欄ででも教えてください。
投稿: 五目漁師 | 2014年7月25日 (金) 22時20分
飛竜丸さん、こんばんは。
飛竜丸さんはいろんなことをよくご存知なのでいろいろと勉強になります。
かんぼこと言うのは初めて聞きましたが、蒲鉾と紛らわしいですね。
後ろ半分ですか、それは気付きませんでした。
もうどうして捌けばよいのか、最後は雑巾のようになってしまいました。
それでも練り物なら関係無いですからね。
フードプロセッサーに掛けてだんだん練られていくと
正体を現してきたなっていう感じで
先ほどまでのやめりゃよかったという気持ちが
やって良かったに変わって行きます。
仕上がりは文句なしに旨いです。
でも、もう一度やるかというとちょっと遠慮したいですね。
エソの薩摩揚げだと言われれば飛びつきますが。
投稿: 五目漁師 | 2014年7月25日 (金) 22時49分
おはようございます。
エソのさつま揚げ、さつま揚げならいいですね。
私もエソ、捌いてみて骨の多さに閉口しました。
味は悪くないのですが、骨の異様に多いのがな~。
小さいエソならじっくり油で揚げれば骨は気にならないかもしれませんが、大物は困りますね。
業務用のゴツいフードプロセッサーが欲しいかもです。
投稿: 芋焼酎 | 2014年7月26日 (土) 06時27分
五目漁師さん、こんにちわ。
釣りで忙しくて、なかなかブログを見てませんでした。(笑)
エソ、鯛ラバで釣りしていた時、最後まで追っかけてきました。
それも凄いスピード、海面に気付いた瞬間、パッと反転しましたがね。(笑)
伊豆多賀も多くいて、これしか釣れない時もあります。
オキエソは青い色が少し混ざっていて、もう一つ凄身がありますね。
さつま揚げ最高、手間さえなければ絶対持ち帰りなのですが・・・。
家ももうやることは無いでしょうね。
家内の気持ちが変わらない限り・・・、料理していたのは自分なのだけどね。(笑)
投稿: ume | 2014年7月26日 (土) 18時51分
芋焼酎さん、こんばんは。
芋焼酎さんのことですから、当然の事ながらエソはお試し済みですね。
きっとエソなりに整然と骨を並べてはいるのでしょうが
まるで針山に適当に刺した針のような骨です。
一本一本が結構太いので、無理やりフードプロセッサーで砕くと
折角の身がまずくなると思いますがね。
投稿: 五目漁師 | 2014年7月27日 (日) 00時05分
umeさん、こんばんは。
今日も釣りでしたか?
私も今日は福浦でしたので、レスが遅くなってしまいました。
奥様、料理しなくてもあの面構えを見ると目を背けたくなりますよ。
昔、キス釣りをやっているとよく釣れてくるキスに飛びついてきました。
その頃はキスよりも大きい魚は釣ったことがありませんから、
波打ち際まできて逃げられるととても残念でした。
投稿: 五目漁師 | 2014年7月27日 (日) 00時20分