伊豆多賀で初めてのカヤック釣行
昨日(5月30日)は伊豆多賀でカヤック釣行。
以前から伊豆のカヤック釣師umeさんから
一度乗ってみますかとお誘いをいただいていたが
カヤックというものをまじまじと見たこともないし、
まして触ったことなどない五目漁師。
そんな私でも海に出られそうなお天気と
二人の都合がなかなか合わず何度か見送りになっていた。
先日、
急遽リフレッシュ休暇がとれることになったumeさんから
365日リフレッシュ休暇で少々疲れぎみの私に
再度のお誘いをいただき
やっとその日がやってきた。
左が釣り用に先鋭化されたumeさんが乗るカヤック。
オール、足漕ぎ、セール三通りの推進手段を備える。
一方右側のずんぐり型が
今日五目漁師がumeさんからお借りするカヤック。
推進手段はオールのみ。
Umeさんがサイドフロートに空気を入れながら言う。
これつけるとやっぱり安定がよくなって安心なんですよ。
(えっ!私のには付いていない。)
じゃー私のは不安定で心配なのですね!
いや大丈夫ですよ。
・・・・
私は今までに沈(転覆)したことはありませんが、
沈すると大変ですよ。
竿やクーラボックスが全部、
ヘタすると命も流されちゃいますよ。
・・・・
(せめて命より大事な竿だけは助かるようにと
慌ててカールコードをお借りし竿に取り付ける)
五目漁師はこんな時には不安よりも
必ず好奇心が勝ってしまう。
そして準備万端、
7時前に揃って岸払い。
おー結構進むじゃないの
と爽快に漕ぎ出したのもつかの間。
軽くピッチ走行にしてみたり、
ゆっくり強く漕いでみり、
腕を下げてみたり、上段に構えてみたり
なんとか筋肉の疲れをごまかそううと
いろいろやってみる。
魚探に表示される深度は0.1m刻みでさえ
ポツリポツリとしか変わらない。
時速表示は2.5km/hから3km/h。
歩きの半分くらいかな。
何?まだ-40m?
この先の-100mを思うと気が遠くなるが、
もう後には引けない。
やがてオールを握る指の皮が剥けてくる。
何もしていない足が痙攣する。
痛てて。
遊園地の白鳥ボートよろしく
足漕ぎで悠々と先を行くumeさんのカヤックが
やっと横を向いた。
あそこだな。
一時間も漕ぎ続けたかな。(実際は約40分だったらしい)
疲れを癒している場合ではない、
風が静かな今のうちに釣らないと
いつ戻りになるかわかったもんじゃない。
サバタンを付けた仕掛けを落とすと
早速クンクンとアタリがあるがなかなか針掛かりしてくれない。
やっと掛けた最初の一尾は中層の強い引き込みでバラしてしまう。
このサバ不味いのかもしれないな。
先針の餌を生のキビナゴに替えるとまたアタリ。
今度はしっかり掛かったようだ。
あがってきたのはキビナゴに掛かった25cm程度の小型のオニカサゴ。
錘は60号。
次の投入を準備していると自分では認識がなかったが
umeさんが、かなりのスピードで熱海方面に流されてますよと教えてくれる。
こんな沖ではしっかりGPS魚探をチェックしていないと
こんなことには気づけない。
一流し毎に風に向かって元の場所に戻る漕ぎも結構辛い。
交互に釣り流し、そして漕ぎあがるumeさんと五目漁師。
すれ違いざまに
今オニがあがりましたよ~とか
でかいの逃しましたよ~とか
お互いに釣果を交換する。
やがて11時前になるとその風が白波を伴いそうなまでにあがってくる。
双方がそろそろ潮時かなと合意して
後ろ髪(二人ともそんなものはとっくにないが)を
引かれる気持ちで湾内の定置網回り(-60m)に移動開始。
パンパンを通り越して痛み感じながらも
両腕に渾身の力を込めて漕いでいると、
プシーーー、バリバリ
突然、はがい締めにあったように上半身が拘束され、
目の前が黄色になった。
少し荒れ気味の海面の水しぶきに感応したのであろうか
自動膨張式のライフジャケットが
五目漁師の両腕以上にパンパンに膨らんだ。
突然膨らんでしまった自動膨張式ライフジャケット
(岸上がり後に撮影)
なんじゃこれ?!
これでは邪魔になってオールが漕げない、
でもせめて静かな湾内に入るまでは我慢しなくっちゃ。
この後は筋肉オジサンの着ぐるみ状態のままで
定置網までなんとか移動。
(ルール違反だがその後は着ぐるみから抜けだして)
釣りを再開。
ここもオニカサゴのポイントらしい。
やがてumeさんが、
何か掛かりましたと巻にかかっている。
でかそうだ、
後ろから注目しているとカヤックが引かれて方向を変えている。
やがて右手にタモをとったその瞬間、
あっ!
その後は、ただただ悔しがるumeさん。
見てましたよっ!
でかかったですねと慰めの五目漁師。
そして、そのわずか5、6分後
今度は五目漁師がクックッと小さいアタリに反応して
竿をシャクリ上げると、
意に反して、
グイグイ!
来たーっ!
でかい、
重量感というよりも力強いビクビクとした引き。
ムツ針17号ハリス6号。
こいつが掛かればそんな簡単にはバレるはずがない。
ジジーッと出ていくじれったいドラグを締めて
強引にあげようとした直後に
フッ!
やってしまった。
枝針のち元近くで切れている。
先ほどのバラシをまだ残念がりながら
風上に上ってきたumeさんに話すと、
umeさんのあたりも最小はクックッと小さかったらしい。
同じやつだな。
海原で潮焼けのオヤジが二人して大いに残念がる。
この後引き上げ間際に五目漁師にアタリ。
あがってきたのは26cmのオニカサゴ。
もう帰りかけていたumeさんが駆けつけてきて写真を撮ってくれる。
で、今日の釣果はこれ。
バラした魚がここにいたらなーとまだ悔しい。
今日は釣った日刺し身もなしで
バタンキュー
umeさん、ありがとうございました。
そしてこれが本日のumeさんの軌跡。
青色の行き交い部分が-105m~-110mの沖のポイント、
黄緑色の行き交い部分が-60mの定置網近辺。
*4枚目の写真の挿入位置に間違いがあたので修正
(6月1日7時28分)
明けて本日心配していたほどには筋肉痛とかはなく、
正直もう二度と・・・
と思っていたのにまた行きたくなっています。
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