六角錘の場合はPEラインの号数が効果てきめん
昨年の夏、
初めての観音崎で鯛ラバを落としてみたが、
川のように流れる潮に舌を巻いて退散したのは
私の老巧化した頭でさえも記憶に新しい。
五目漁師が現在ボート釣りのホームとしている
伊東や川奈では潮流で苦労することはあまりなかったが、
一体どれほどの重さのビシや、
どれほどの細さのラインを使えばよいのか
見当をつけるために
潮流速度(対ボート)に対する
道糸の斜め角度を計算してみた。
その結果は、
サニービシ80号を使っても
PEライン2号では観音崎では決して珍しくない
1ノットの潮流のもとで25度、
2ノットでは50度以上にもなることがわかった。
うーん、
これ果たしてあっているのかどうかわからないが
折角苦労して計算に漕ぎ着けたので
今回はこれを中深場のアマダイ釣りやオニカサゴ釣りに
応用してみることにした。
と言っても変わったのはサニービシを
写真のような鉛の六角錘にしただけ。
同じ間違いを繰り返すのか!
と言われるかもしれないが計算方法は同じである。
今回は道糸の長さを横軸にし、
六角錘の号数とPEラインの号数をパラメターにして
グラフにしてみた。
もちろん対象は観音崎のような激流ではない。
例えば、今ボート釣り仲間の中で
アマダイ釣りのブームになっている福浦の潮流は
大潮の時でさえ数10cm/sec程度であるため
15cm/secと30cm/secの2通りの潮流に対して計算した。
結果はこの通り。
漁師とはいいつつも
魚との対話こそが釣りの楽しみだ
と思っている五目漁師は
-100mでもできれば30号ですませたい。
サニービシの場合と比較すると
六角錘の抗力が小さいために
道糸の太さによる影響が大きく現れ、
PEの号数を落とすことによる効果が
てきめんであることがわかった。
そろそろ2号巻の中深場用リールでも準備するかな。
中深場釣りは流し釣りです。
シーアンカーの準備は必須ですが、
ここでの潮流は対ボート速度ですから
実際には風の影響で当然これ以上の流速に
なることが多いです。
前回は、皆様から貴重なコメントをたくさんいただきました。
計算の詳細は本文中のリンク先からダウンロードできますので
今回も是非ご意見やこんなもの役に立たないよ!
といったご批判もいただければありがたく
よろしくお願いします。
先日から、北海道旅行中の写真の整理に集中しています。
お陰で昨日のような釣り日和も
散らかった部屋の中に閉じこもったきりでしたが、
そろそろですね。
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