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2013年10月 9日 (水)

伊東名物イトヨリダイ

伊東名物カイワリとしたいところであるが
今年のカイワリは全く影が薄い。

 

で、今の伊東名物は代打のイトヨリ。

これは先日(106日)伊東で釣ったイトヨリダイ(上、42cm)
ソコイトヨリダイ(下、21cm他)。

 

Cas132648s



イトヨリ自身が認識しているかどうかは知らないが、
イトヨリダイ属にはいくつかの魚がいる。

伊東でよく釣れるイトヨリはイトヨリダイソコイトヨリダイ
進化の過程でどうしてこんなに流麗な体形と
模様が必要になったのだろうか。

名前の由来でもあるように
尾びれの上部のみがスーッと金色の糸状になるまで細く延びる非対称の美、
体には鮮やかな黄色の線がはしる。

五目漁師が釣る魚の中では間違いなしに
一番煌びやかな魚。(特徴的な尾びれが映っていないのが残念)

 

120610_140837shp(2012.06.10 伊東にて)



一枚目の写真からわかるようにイトヨリダイの方は少し顔が尖っているし、
黄線が5本で一層色鮮やか。

一方、ソコイトヨリダイは腹下部の太い黄線が特徴的。

①腹の底に黄線があるからソコイトヨリ
②イトヨリよりも底べったりで泳いでいるからソコイトヨリ

私は②だと思い、今まで底べったりを狙っていたが、

③イトヨリダイよりも深いところにいるからソコイトヨリ
というのがソコイトヨリダイの由来らしい。

魚図鑑によれば、イトヨリダイは50cm程度にまでなるが、
ソコイトヨリダイは25cm程度ともある。

なるほど気がつけば写真の小粒揃いは全部腹下に黄線がある。
(もちろんイトヨリダイでも小さいのはいるはずであるが)

 

Dscp125513s(2012.07.22 伊東にて)



さて、お味の方は?

少なくとも、五目漁師の頼りなげな舌感度では
今まで違いを意識したことはない。
どちらも柔らかみのある癖のない白身。
どんな料理にでも仕立てられる。

ただ、今回もそうであったようにイトヨリダイはいつも大きいため
切り身にして料理することが多い。
一方、小型が多いソコイトヨリダイは3枚おろしでフライなどにすることが多い。

で今回の大物は切り身にして
うま汁煮とグレープフルーツ煮、
和洋の煮物にしてみた。

 

Cas132684s

 



Cas132697s



 

 

テキスト(LEE 魚で料理自慢)を見ながら、えっ!グレープフルーツ?
と思いましたが、あっさり味で白身魚ならではの料理でした。

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コメント

こんばんは!

イトヨリダイにソコイトヨリ、どちらも綺麗です(^O^)

私の好きな底物には、こんな綺麗な魚は来てくれません(-.-;)

茶色いくて、ブチャイクな奴らが、私の友達です(笑)!!

でも、何よりも美味しそうなのが羨ましいです!

旨汁煮もグレープフルーツ煮も最高に美しく、美味しそうです\(^ー^)/

レシピも、今度乗せて下さいませm(_ _)m

APさん、こんばんは。

そういえばアマダイもきれいな魚ですね。
容姿、上品な色合い、完璧です。
包丁を入れるのを躊躇う魚です。

コチやヒラメは砂に身を隠して、獲物を狙う魚ですから
あの色もわかりますが、
イトヨリやアマダイは海底でもおもいっきり目立ってるんでしょうね。

五目漁師さんこんばんは

イトヨリ
白身のお魚は関西の方が好きなのかな?と思っていましたが
こうやって五目漁師さんのブログにアップして貰うと、全国区ですね♪

甘鯛を狙っていた時の交通事故で、私も45センチくらいのをゲットしましたが
引きも楽しめますし、もちろん美味しい♪
ウロコが大きいのと、少し身が柔らかいのがタマニキズですが(笑)

ウロコを取った皮の青白い色は、本当に綺麗ですよね(*^^*)

今週末も浮かべそうにありません…
明石の方で穴子をと福島県の友達と話していたら
エサと仕掛けを教えてくれました♪

まだ釣っても食べれないと寂しそうでした。
そんな福島県の方の為にも、『釣った魚は美味しく頂く』を
今後も実践して行きたいですね!!

料亭五目漁師さま
今後もご指南(アップ?)よろしくお願いいたします♪(笑)

釣り婆ぁさん、こんにちは。

私は意識していませんでしたが、
言われてみれば、確かに関東ではあまり白身、白身って言わないかもしれません。

関西ではあまり目立たない(江戸前の)コノシロやハゼなどには興味が強いですね。
メゴチは私が関西で釣っているときには、先ず持ち帰ることはありませんでしたが
関東ではむしろキスよりも好んで天ぷらや刺身にするくらいですし、
逆に、関西のスーパーでは結構高く売られていたりするキューセンなどは
お帰り願うケースが多いですね。
私は喜んでOKですが。

四国(鳴門)で釣っている人とこちらで一緒に釣ったことがありますが、
鯛が釣れてくるとがっかりでしたね。

最近、長いのがあがって来るとすぐにハリスを切ってしまいますので
アナゴや鱧もいたかもしれません。

こんばんは!のりべんです(^-^)

イトヨリって本当に美しいですよね…。
初めて釣った時は太陽に煌めくあまりにも美しいその姿に
アマダイよりも嬉しかったことを憶えてます(^-^)

ボート釣りし始めた頃はアマダイとトラギスばかりで
イトヨリは釣ったことがなかったですね。
釣れるようになったのは多賀でやるようになってからですね。

アマダイも勿論なんですが、イトヨリも水槽に映えるお魚です。
餌付けば水槽から飛び出すし、
落ち着いた良い子かと思えば餌付かずで…。

あ、次こそは成功させますよ〜(^o^;)

のりべんさん、こんばんは。

アマダイもイトヨリも深いところにいる魚なのに
水槽で飼えるのが不思議です。

小さいイトヨリよく釣れますがいつも浮き袋がパンパンに膨らんで上がってきます。

あんなのが水槽の中で泳いだらさぞかし綺麗でしょうね。
アマダイとイトヨリの豪華コンビの餌付けを成功させて下さい。
絵になりますよ~。


しかし、何度見ても立派なイトヨリですね。
イトヨリは伊豆多賀では鯛ラバで釣ったのが最初でした。
少し柔らかめの身ですが、美味しい魚ですね。

面白い料理ですね。自分の場合だと、なんとなくグレープフルーツ煮というと作る気持ちが出てくるかが問題だと思いますが、五目漁師さんはチャレンジしておられる。(笑)
自分は果物と魚の組み合わせで煮るというのが想像力が足らないため思いつかないのだと思います。
五目漁師さんは海外生活もあるからすっと入れたのですかね。
味があっさり味としているというのは面白いです。
以前、マーマレードで豚肉の塊を煮たことがありますが、これは美味しかった。(笑)
自分の知らない味の探求はまずはチャレンジからですね。(笑)

いつもながら、料理の腕でも、見事ですw(^^)w
私はカワハギの皮を剥ぐくらいしか出来ません。
私も見習わなければと思いますが、何時も下拵えだけで降参します。

umeさん、おはようございます。

このイトヨリ、途中まではドラグを出しながら青物のようなすごい引きでしたよ。
うねりもあり、やがてバラしたかと思うほど軽くなったので、
なーんだと思ってたら浮いてきました。

私は料理本の通り作るだけですが
料理家ってどうしてこんな料理を思いつくのだろうといつも偉いと思います。
エンジニアが物をデザインしたり、考案するのと同じですね。

うま汁煮はごぼうの匂いが効いて普通にうまいですが
グレープフルーツ煮はおっ!とびっくりしました。
魚のうまみとフルーツの香りの絶妙のコラボです。
ヨメサンからもノートしておくように注文が出たほどです。

料理本ではキンメを使ってましたが、アマダイ、カサゴ、鯛等の白身魚、
勿論、umeさんが得意のオニなら◎だと思いますので是非やってみてください。


清兵衛さん、おはようございます。

私も数年前までは、捌きとせいぜい刺身までやってあとはよろしくでした。

人間らしく自ら火を使いだしたのは2、3年前からです。
ところが始めてみるとヨメサンの仕事だと思っていた料理、
これが実はエンジニアの仕事と共通点があり奥が深いことがわかりました。

酒の宴などではいちいち気にせずにがっついていましたが
一つ一つこれほど手がこんでいるとは知りませんでした。

最近では、準備、釣り、後始末と等分に楽しんでいます。

先ずは、奥様に教えを請い始めてみて下さい。
頭使います、物忘れの激しさも再認識しますよ。

実は私もせめて自分で釣った魚くらいは捌いて煮て食べられるようにと思い、教えを請いカワハギで挑戦したことがあります。
で、結果は味が違うのです。
そして、もう一度丁寧に煮るプロセスを聞いたら、最初と違うのです。
ウソを教えた!と、怒ってみたが、作る家内も実は作るたびに少しずつ違うというのです。つまり、水や酒・醤油・砂糖などきっちりと量や割合が決まっている訳ではなく、その都度味をみながら、適当に作っていることが解りました。つまり、たとえば醤油なら瓶から直接鍋にどっと入れます。計量カップで測るなど言う面倒なことはやらないのです。そして、煮てから、最後に身や汁の味をみて、追加で火を入れたり、余熱で味付けを深くしたり、していた。そういう味のことは教えることが出来ない、ときっぱり、言われてしまいました。後は自ら努力で習得しろと言うことらしい。
そんなわけで、いまだに煮魚も上手く作れません。

清兵衛さん、こんばんは。

カワハギの煮つけですか、ある意味で一番難しい料理に挑戦されたんじゃないかと
思います。
私も煮つけには手を出さないです。
テキストを見ながらやるほどでもないし、かといってヨメサンを見ていると
ぺろぺろと何度か味見しながらやっているので
元エンジニアの私にはやれない職人芸です。

フライや天ぷらは教わりましたが基本的には設計書(レシピ)がきっちりあって、
かつヨメサンが作ったことがないようなものをやってみるのが
外野も騒がず楽しみに待ってくれるのでいいんじゃないでしょうか。

ヨメサンが当然やるような材料の始末ややりくりもせず、
所詮お遊びと割り切ってやってます。
無駄も多いですがボケ防止にいんじゃやないかと見てくれているようですよ。

因みに、ここに私のテキストを載せています。ご参考まで。
http://gomoku.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-68c6.html
小さい字は見えないし、覚えは悪いしで大変ですよ!!

斬新な料理法に挑戦されましたね。

素直な白身だから、なんにでも合いますね。

お吸い物の椀種はイトヨリが好きです。

透明のつゆにこの鮮やかな模様が映えますから。

先日私も釣ったのですが、旬の鯵のおなかのように、

白い脂が詰まってました。

飛竜丸さん、おはようございます。

イトヨリは伊豆辺りが分布の北限かもしれませんね。
こちらでは関西ほど出回ったりしないんですよ。
スーパーでたまに見かけるのはいつも長崎産です。
タイのようにあたりはずれがなく、いつもおいしい魚です。
今河口湖に来ています。
昨夜は徹夜、今晩は泊まりで
明日の早朝、富士山撮って帰ります。

拝見しました。
ありがとうございました。
全く仰るとおりです。

我が家内もペロペロと同じ事をやっております。
我が家だから許されるものの、お店だったらご法度(^^)

毎回、作るたびに味が違うと言ったら、毎回同じ味では飽きるでしょ!
と、敵もサルもの、、、(><)

五目漁師さん、こんばんは。

もうコメントをしたつもりでいました。

したつもりといいますか、コメントをちゃんと書いた記憶はあるんですけど、どうやらその先が・・・ダメですね、飲みながらのコメントは(汗)

イトヨリって、魚体はピンク色で綺麗な色の魚ですね♪

美味しいんでしょうね?

いや、絶対美味しいはずですよ!これは!

あぁ、一度食べてみたいなぁ・・・

ブライアンサン、こんばんは。

あんな料理を出された日にはお酒が止まらないですよね。

イトヨリはどうも伊豆あたりが北限なのでしょうか
油壺や東京湾側で釣れた話は聞かないですね。

伊豆で是非どうぞ。
色も味も綺麗な魚ですよ。

おはようございます。

イトヨリにもいろいろ種類があるというのは初めて知りました。
確かにイトヨリダイは顔が長いですね。

料理も斬新です。
グレープフルーツ、酸味を足すのに酢の代わりに使うのはアリかと思います。
レモンだのスダチだのユズだのを料理に使うのですから、むしろツンとくるお酢よりもマイルドで美味しそうです。

面白そうなので、さっそくやってみよ~。(^○^)

↑すいません。芋焼酎です。

芋焼酎さん、こんばんは。

不思議と伊東の場合は小型はソコイトヨリ、
たまに大きいのが掛るとイトヨリですね。
イトヨリの小型にはお目にかかった記憶がないですね。

グレープフルーツ、清々しい料理になりますよ。
白身魚が釣れた時には是非お試しあれ!

相次ぐ台風、うっとうしいですね。
一度タイミングを逸してしまうとなかなかいけません。

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