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2013年8月

2013年8月27日 (火)

底知れないソウダの海

 

 

 

 

今日(827日)は伊東に釣行。

前日の昼過ぎに予約の電話を入れると。

来るの? うーん、来ても今何も釣れてないんだよねー。
アジ買ってきてヒラメでもやったら?


そうですね。 そうしますよ。

で、今朝、真鶴駅近くの釣具屋に寄ると、

アジないよ、今はどこの店に行ってもないからね。

どうして?

釣れないし、小アジが全部死んじゃうの。
水温27度もあるからだめだよ。

うーんまいった。
引き返すわけにいかないし、
仕方ないいつも通りアジでも狙ってみるか。

で、水温が高いというのでおまじない程度に
いつもより幾分深いポイントでアンカリング。

すると最初はこれ。

 

Img00195s

 

結構、重量感があった。

次第にソウダがわいてくる
やがて、上層も、中層も、下層(38m辺り)も、
ソウダの群れ、群れ。

こうなるともう仕掛けは底(43m)まで落ちて行かない。
リールのカウンターを見ながら、
上層突破、
中層突破、
おっ行くか、いや甘い38mで捕まる。

これじゃ突破しても後は土の中を釣るしかない。

脇で出していた、マルイカ狙いのスッテにまで。

 

Img00202s

 





お・手・上・げ。


天を仰いでいると向こうの方で波起こしのあの“はるひら丸”と
潜水艦が遭遇している。

 

Img00206s



はるひら丸が通りすがりに無口の潜水艦にスピーカで何か言っている。

おや? 停まった。ヤバイ。

皆さ~ん、これなんでしょう、そう潜水艦ですね。

潜水艦を知らない人いるんかね。・・・

今日は釣りにならない、もういいか。
で釣果はこれだけ

 

Cas131606s(ザル径:36cm)

 

少し大げさにいうと仕掛けが底に到達した回数の分だけ釣れた。
あとはソウダが約1トン。


でこんな日は捌くのが簡単でよい。

アジのバジルソース

 

Cas131617s



イトヨリとアジのポワレビネガソース

 

Cas131620s



思ったものと違うものができてしまった。
アジのカレー風味ソテー

 

Cas131627s



そして、次の深場釣りにそなえてソウダタン。
釣果よりこちらの方がボリュームがある。

 

Cas131610s_2



追記:漢字では宗太鰹と書くとのことで元の文章中のソーダをソウダと改めました。
但し、コメントを頂いた皆さまには元の文書を尊重していただきソーダと
していただいております。こちらの方はそのままにしておきますのでご了承願います。
(8月27日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





いきなり涼しくなりました。
それは良かったのですが、ソウダの猛攻が鎮まるまで
待った方が良さそうです。

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2013年8月20日 (火)

残暑お見舞い申し上げます

 

 

 

 

 

 

3

 

と言いたいところですが、
まだまだ夏真っ盛りです。

少しは涼しさを感じていただければと、
今年、真冬の道東で撮った写真をいくつか選んでみました。

 

Dsn132054sタンチョウのねぐら。
-20度C以下でこの気嵐が発生すると言われています。



 

Dsn133674s餌場で見られるタンチョウダンス



 

Dsn133209as夕方にはまた塒に帰って行きます



 

Ims13a6198s根室港。流氷ではありません、自力で凍ったようです。



 

Dsn135335ts湖も全面凍結。オジロワシとオオワシ。




そしてこれが暑い夏の釣りにはかかせません。

 

Img00152s芝の湯(300円)



伊東には多くの温泉銭湯がありますが
ここは駐車場が広く(30台くらい)
川奈からの帰りに寄るにはぴったり。
間違いなく生き返ります。

因みに、伊東釣行(オーシャン釣具)の際は
車をボート屋さんにおいたまま
湯川第二浴場(250円)が便利です。



 

一雨欲しいですね。
それで空の様子も海の様子もちょっと変わって欲しい。
このままでは、なかなか次の釣行の決心がつきません。

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2013年8月17日 (土)

ヨロイイタチウオ(ヒゲダラ)を食す

 

 

 

 

さて、先日の得体の知れない魚

 

Cas131506s

 

 

 

 

 

ボート屋のマスターに聞いても初めて見たという。
うーん、今日は他にもそこそこ釣れたし、
捨てて帰るか。
でも自宅でゆっくりと調べてみよう。
捨てるのはそれからでも遅くはない。

自宅に戻り、釣果写真を撮るや、
“遊遊さかな大図鑑”で調べてみる。

あっマダラだ。
食べられるよ。

で、もう一度確認すると体の模様や顔つきは似ているものの
尾鰭や背鰭の形が全く違う。

マダラじゃないね。
この図鑑にはでていないなぁー。

ヨメサンは
この暑さで深海魚が狂ったんじゃないの?!
と 早く捨てて欲しそうな様子。

わかった、わかった。
じゃあ切り刻んで生ごみの日まで冷凍保存して捨てよう。


すると、iPadでネットを検索していた(たまたま帰省中の)娘が

これじゃないの?

おーこれこれ、間違いない。

ヨロイイタチウオ/ヒゲダラ
(聞こえは良くないが)かなりの高級魚とある。

どんどん検索を進めていくと、
特に関東では珍しく、
捕れると高く取引され料亭などに直送されるともある。

西京漬け、ムニエル、塩焼き、煮つけ・・・
どうやら味の良さは本物らしい。
特に昆布締めはあのアマダイの上をいくとの評価も。

で、 一部をその昆布締め、
残りを一夜干しで食すことにした。

一旦はキモイと思われ捨てられかけたこのお魚、
娘のネット検索のお陰で
見事に家族の好評価を奪回すると、

キロ3000円ってか、
計ってみよう1.4キロふむふむと暗算・・・

なかなかもってうまそうだね、
こんな希少な魚もう一度食べたいと言ってももう二度と食えないよ!


早速料理に取り掛かる五目漁師が三枚におろしながら、
あー勿体ない、身が骨側にいっぱい残っちゃったよ!
と残念がると、

さっきまで捨てるつもりだったんだからいいんじゃないの!

 

と娘

削いで食べたら! 
ヨメサン。

で、一夜干しとはいえ外は夜でもムンムンに暑いので
冷房の効いたリビングで扇風機干し。

 

Cas131544s



以前、釣りキチ先生のブログで猫から身を守るために
部屋干しの記事が紹介されたことを思い出したが、
我が家では暖かい季節の干物作りは
冷蔵庫内乾燥かこれ

魚が新しいので決してにおったりはしない。
(ということにしている)

そして、次の日
締め締めねっとりの上品な昆布締め(右手前2列)

 

Cas131558s



と、ほこほこ白身の塩焼き。

 

Cas131563s_2



何れも評価に違わず文句なしに旨い。
捨てなくてよかった。






危ない危ない。
こんな希少で美味しい魚、もう少しで切り刻んで捨てるところでした。

この暑さで海の中も変わっているのかもしれません。
今年はなんだかおもしろそうですね。

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2013年8月15日 (木)

それで、・・リベンジなったの? 微妙

 

 

 

 

本日(814日)は川奈に釣行。

先のアジ狙い伊東行、五目漁師には釣れなかった。
このもやもやとした悔しい気持ちを吹きとばすためには
急いでリベンジするしかない。

いざっ、アジのかたきはアジでっ!!

540分、川奈観光ボートに到着。
一番乗りとまでは思っていなかったが、
それどころかボート数の分だけある駐車場は最後の一台ではないか、
皆さん力が入っている。

どうやらこの猛暑の中、
午前のみ(当然少し安い)の合理的なサービスを利用して
さっさと釣ってさっさと帰る作戦らしい。

正面の海水浴場も既にビーチパラソルやキャンプのテントがいっぱい、
キャーッ、ウヒョー!
と真昼の賑わい。

早朝の予想外の様子に焦りを感じながら、
マスターに先日あがったイサキのポイントと
アジのポイントを確認し岸払い。

真夏独特のまったりとした海面をアメンボのようにボートは進み
あっという間に日蓮像前の高根ポイントに到着。

イサキ狙いの仕掛け(といってもアジ狙いと同じ2.532本針)
を投入すると瞬速で餌がなくなる。

何度やっても瞬速、
棚を変えても瞬速、
でもウイリーには無反応、
カワハギ用の仕掛けで犯人探しを試みるも
やっぱり瞬速でオキアミは尻尾だけにされてしまう。

そういえば、初めて川奈に来た時もこんな感じであった。
根のポイントにはアジやイサキも居着くが小魚も多い。

で、少し根の潮上に外すと
確かに瞬速が超速(おっとこれでよかったかな?)くらいにはなるが
基本的に状況は変わらない。

こんな状況では
五目漁師の腕でイサキやアジを小魚と分けて釣るのは難しい
と、もう退散の判断。
(こんなときはマキコボシですよ!
とその筋のスペシャリストであるマスターには言われそう)

さて、次はアジ専用の定置網手前ポイントか
こんな時のためにいつもクーラに潜ませている
サバタンを使った深場かを迷ったが、
コース取り優先で先ずは深場のオニを目指すことにした。

今日は暑さで辛い分をを差しい引いても
お釣りがくるくらい海面が静かで漕ぎやすい。

難なく、ポイントに到着し
天敵大サバを原材料にした五目漁師特製のサバタンを落とすと、
いきなり根掛り、
オヤッ違う、
グイグイッと-75mの深場から強烈な引きが伝わってくる。

ヤッター、オニか!
ウッヒョ、嬉しい。

あとでそうでなかった場合の心の沈みを和らげるために、
いやいや、この引きは大ウツボかな、
そうだきっとウツボに違いない・・・
と期待に反することもぶつぶつと口走っておく。

60号の天秤を付けた道糸は90m近く出ている、
炎天下でのこの手巻きはなかなかきついが、
途中グイッグイッと穂先が海面に突き刺さる度に、
なんだなんだ、
これは大オニ?
いや大ウツボ?

そして、23分ほどもかかったであろうか
汗だくの五目漁師が覗きこむ海面に浮いたのはこれ(55cm)。

 

Img00140s



ヤッター、これでボーズは逃れたぁー
の次に
これ何?、
尾鰭のあたりが深海魚風で少しキモイがとりあえずクーラーボックスへ。

今日の深場はあたりが頻繁にありおもしろい。
ひと流し一尾のペースで何かが上がってくるが、
特性サバタンがもうない。

その後、本日の目的を果たすためにアジポイントへ移動。

27mと少し深目であるがマルイカスッテも出してみる。
ここのアジはもともと気まぐれにやってくる回遊時のみの
バタバタ釣りではあるがその気配が一向にない。

やはり瞬速で付け餌がなくなってしまうため打つ手はないし、
これではアジを待つ気持になれない。

最後はたっぷり余った巻き餌を消費するために
午前中の高根に戻って神頼みのビシ天に賭けることにした。

もちろん極端な餌取りから逃げるために根の潮上にはずす。
そして、餌取りを慌てさせるためにシャクリ上げスピードを
これでもかと一投毎に上げて行くと
なんと2.5mの吹き流し仕掛けに掛って来たのは良型のカワハギ。

またビシ天釣法の新たな効果に感心しながら
3尾釣ったところで時間切れ。

着岸すると、
ボートの整理に追われ顔面から汗が噴き出すマスターから
イヤーよく頑張りましたね。
いやいや釣り足らないですよ、もう少しやりたかった
と五目漁師。

本日はアクエリアス2リットルを消費。

で、今日の釣果はこれ、

 

Cas131514s(ザル径:42cm)



とこれ。

 

Cas131506s(ザル径:42cm)



これについては続編へ。

久しぶりの釣った日刺身はオニカサゴの削ぎ切りとイネゴチの洗い。

 

Cas131526s



それにホウボウの薄造り(+ポン酢醤油)の底物オンパレード。

 

Cas131532s



こんな時期に底物が熱い。

おっと、それでリベンジはなったの?微妙。

 

 

 

 

 

 

 

 



珍しい魚を釣りました。
釣り魚には詳しいボート屋のマスターに尋ねても初めてとおっしゃるので
写真も撮ったし捨てて帰ろうかとも思ったのですが、持って帰って良かったです。

 

調べてみると、なんと超がつくほどの高級魚とも、別途記事にします。

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2013年8月12日 (月)

群を抜いてアジ釣りがへたくそな五目漁師

今日(811日)は約1カ月振りの釣行
727日にタイラバオンリーはやっているが)。

今はどこに行ってもシイラにソーダにサバと聞く。

むむー・・迷う。
伊東(ハトヤ前ポイント)?
川奈(高根ポイント)?
油壺(南の根ポイント)?

そんな時にのりべんさんから伊東に行きますの連絡。

よしっ!
サバーを釣るならハ・ト・ヤ♪
ハ・ト・ヤに決めた♪(ふる~)

狙いはたまに回ってくる大型のアジ。
それに10日ほど前にサワラもあがっている。

海面のシイラがよそ見をしている間に仕掛けを一気に投入、
リールのブレーキノブもゆるゆるにして
穂先を下に向けて
最大スピードでソーダ、サバ層をかいくぐり着底。

海底に突き刺さったビシを引っこ抜いてリールを34回転。
べた底でアジの回遊を待つ。

とこんな普通の作戦でいざスタート。

ポイントに着くと
既にのりべんさんがオヤジさんと釣り合っている。

おはようございまーす  釣れますかー
とご挨拶すると、

“小サバばかりで仕掛けが底まで落ちませんよ”
とオヤジさんが
小サバにやられてぐちゃぐちゃにになったサビキ仕掛けを
忌々しそうに見せてくれる。

(・・・無残、あの仕掛けはもう諦めた方がよい・・・)
五目漁師は大丈夫、作戦がある。

海面にはイメージ通り単独ではあるが
小型のシイラが所在なげにボートの回りをうろついている。

作戦はうまく行っている。
ソーダにもサバにも捕まらず

ドスン、ドスンと次々にビシの着底に成功。

しかし肝心のアジも来ない。
こらえきれずに仕掛けをそろりそろりと浮かせてみると。
オーッ、キタキタ。
思っていたほどの活況振りではないが
小サバに中サバ、ソーダが適度に胴調子の柔らかい竿を
海中に引き込んでくれる。

しばらくすると、
おやっ??
のりべんさんがアンカーを上げてこちらに漕いで来る。

ははーん、小サバにやられてもう場所替えかな?

キスにでも変更ですか? と私

がびっくり。 
のりべんさん、こんなところで何をおっしゃる、
よくもまぁそんな状況で小サバ釣りを決行するなんて、
恐れ入りました。
おめでとうございま~す。
(のりべんさんのブログはこちら)

その後、9時を過ぎたころから、
サバにもソーダにも見放される。
海面のシイラの顔面に仕掛けを突き付けても知らんぷり。

ボート屋のオヤジさんが言うには時合いは2時。
(潮具合ではなしに時間ですときっぱり言われた)
その2時を待つ。
撒き餌もその時のためにたっぷりと確保する。

そして、その2時がやってきた。
とっておきの撒き餌をバンバンシャクって撒く、シャクって撒く。
しかし一向に反応はない。

最後の最後まで粘ったものの大アジの顔は見られず。

海水浴で賑わう浜に着いてオヤジさんに聞くと
皆さんそこそこの大アジの釣果があったらしい。
やっぱり2時に。

おやじさん、海面のシイラと同じ、所在なげに
最近不調だね、
○○さんの釣果楽しみしていたんだけどな~
と慰めてくれる。

ごめんなさい、
いつも無理を言って私のために朝早くから準備していただき、
後片付けの最後も私。
しかも釣果はなし。

で、恥ずかしながら今日の獲物。

 

Cimg1429s

 

午前中はリリースしていたが、
午後になってこれはやばいぞっ!
の気配を感じやっと確保した分。

で頭を落とすとなくなってしまうので姿唐揚げでごまかす。

 

Cimg1438s

 

身をホジホジしながら考えた。
回りで釣れていたのに何故自分には?
先ずはへたくそ、
それに満を持してとっておいた餌の撒き過ぎに、
シャクリ過ぎ。

しかし6kの撒き餌をほぼ使いきってこの釣果、
情けない。

 

 

 

 

 

 

追伸:油壺の定置網南側は油壺のボート屋さんの釣りエリア外とのこと、
昔も今も釣りのエリア云々は難しいですね。
我々決して漁をしているわけじゃないんですがね。



久しぶりだったので力が入りすぎました。
暑いです。陸地で想像するほどのきつさはなくなんとかなりますが
2リットルの麦茶と500ccアクエリアスほぼ飲み干しました。

こんな時にはすぐにリベンジです。
でもどこにするかまた迷いそうです。

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2013年8月 4日 (日)

なんとなく計算できたようなラインの流れ角度

今度の帰省はわけあって長引いている。
そこで帰省先から2回目のブログ更新になる。

先ずはわが故郷舞鶴の海。

 

Img00079s



西舞鶴と東舞鶴の間にある五老ヶ岳(標高300m)からの眺望。
今にも雨が降りそうな曇り空ではあったが相変わらずの絶景に
昔オヤジが連れて行ってくれたころの釣りの風景が重なる。

さて、半世紀も昔の思い出に浸っている場合ではない。
先の観音崎タイラバ釣行で
潮流の速さに舌をまいて退散したのも記憶に新しい。

一番重たいタイラバとPE1号を使ってみたものの
アンカリングしたボートから流したタイラバは
どんどんと斜めに流されながら出てしまい釣りにならなかった。

観音崎通の釣り師は80号や100号のビシを使っても
釣りになるのは潮止まりの前後だけだという。

潮流が早いときには重たいビシを使うのは当たり前であるが、
ではどれくらいの重さでいったいどれくらい斜めに出てしまうのか?

インターネットで調べてみたが案外見つからない。
そこでこの際、自分で計算してみることにした。

全くのちんぷんかんぷんの中、
いろいろ調べていくと流体力学とやらの端っこに
抗力という力の計算の仕方が出ているのを見つけた。

我々にとってむしろ馴染みのある揚力は
流体によって物体が流体の流れと垂直方向に受ける力、

それに対して物体が流体の流れと同一方向に受ける力を
抗力というらしい。

ははーん、しめしめ。

この抗力とやらの計算方法がわかれば
あとはなんとか応用で計算できそう。

で、このような図を描いてみた。

 

Photo



要するにビシに働く抗力が
道糸の先端で道糸を水面方向に引き上げようとするモーメントと
ビシの重力(正確には浮力分を差し引く)が
道糸を垂直に引き戻そうとするモーメントが
つりあったところで道糸の角度は決まると考えられる。

おっと、これだけでは面白くないので
細くて長い道糸(ここではPEライン)に掛かるモーメントも
計算に入れてみよう。

これは少し面倒であるが
水面からビシまでのモーメントを積分をすることによって計算できる。

PEラインは軽いので重力は無視し
糸の太さに掛かる抗力によるモーメントだけを考慮することにしよう。

細かい話(計算書)は

 

「calcu1.pdf」をダウンロード

 

に資料としたので興味がる方には是非ご覧いただき
"なんだこのインチキは!"
とご指摘いただければありがたい。

そうでない方も笑い飛ばす程度に見ていただいた方が
無難かもしれない。

さて、その計算結果であるが

観音崎の潮流は小潮の時に最大1ノット程度、
そして大潮回りには2ノット程度になるらしい。

先ず、一つ目のグラフは潮流が1ノットの場合

 

Photo_2



二つ目のグラフは潮流が2ノットの場合である

 

2



そろれぞれのグラフはPEラインの号数をパラメータに
横軸にビシの重さ、
縦軸に道糸の垂直線からの角度を示している。

例えば大潮の潮流が最速(2ノット)の場合には
二つ目のグラフより
100号(375g)のビシを使ったとしても
PEライン1号でラインの垂直線との角度は約45度、
PEライン4号では約53度となる。

うーむ
まんざらでもなさそうな感じもする。

実際に観音崎で釣っている経験豊富な釣り師の方いかがでしょうか?

でこれを計算するために使用した固有の値や参考値を
次の表に示しておく。

 

 

 

Photo_3


(*8月5日、計算書に一部記載ミスあり修正)


なんとなくうまく計算できたように思います。
メーカーからこれくらいの計算データは出して欲しいものだと思いませんか?

今週末あたりは釣行できそうです。
暑さも多少おさまってくれないかなと期待していますが。

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