大いなる出世といいたいところであるが
(ご多分?に漏れず)我が家でも昔から
釣った魚の捌きと包丁研ぎだけは私がやることになっている。
時間ができた最近では
捌いた後の料理も私の役目として定着してきた。
大いなる出世といいたいところであるが、
そんなスマートなものではない。
塩どこにあるの?
その戸棚に並んでいるよ!
おーこれか、おやっ? どっちも白い。
これ塩?砂糖?
小さい方が塩!
へー、指を突っ込みぺろぺろと舐めて確認
パン粉ってこれ?
それは小麦粉
あっそうか確かにこっちはパンくずのようだ
これって本当にパンのくずから作るの?
(そんなことは今はどうでもよい)
指を突っ込むわけにはいかないし
油もう熱くなったかな~?
(そこら辺にあるパン粉を摘まんで投げ入れる、
そのパン粉の浮き加減を見て)
もういけるかな
ほほーさすがだね
イヨー主婦歴3○年
・・・
こんな調子。
調理にしても料理の基本を知らないから、
まったく応用がきかない。
雑誌や釣り魚専用の料理本を横に
一字一句を追いながら正確につくる。
そんなの適当でいいのよ、
(自分もかって仕事でよく使った言葉)
そう言われても・・・
これはあるレベルに達した者が
そうでない者の気持ちを気遣わずに言う言葉だね。
ようやく最近は使う食材を本の通りではなく手持ちのもので代用する
くらいのことはできるようになった。
この通り、料理の腕はままごとクラスでも、
食材だけはそこらあたりの料理屋さんにも負けない自信がある。
鯛やヒラメ・・・♪
竜宮城から今仕入れてきたばかりの魚。
日本のご馳走の代表はなんたって刺身、
これって魚そのもの。
お口に運ぶ前にワサビ醤油をつけるのみ。
料理の達人が偉そうに言っても、
何かをするわけではない。
正に素材が勝負のご馳走。
だったら負けないよっ!
で、今日(12月17日)は昨日の刺身に続き、
いずれも素材が生きる
ヒラメのにぎり
手前はお腹側の身に柚子をちょい乗せ、奥は背側の身に大葉を挟んで。
柚子とヒラメの相性は本当にいい。
アマダイの酒蒸し
同じくアマダイの昆布締め
昆布で締めると、こしが入りしかもねっとりとした風味豊かな味わいに。
ヒメコダイのカルパッチョ
いつもは唐揚げになるヒメコダイを今日は素材が生きるカルパッチョで、
本家アマダイ顔負けの甘い身が、たっぷりのレモン汁で一層引き立つ。
そして、いつもお世話になる教科書達。
そろそろ目新しいのが欲しいな。
レシピも盛り付けもそっくりまねる。まだまだ卒業できそうにない。
年内にもう一度くらいは行きたいが
帰省があったり、少し仕事があったり、忘年会があったり、
クリスマスは関係なかったりで、あっそれに被害のあった
釣り道具も立て直さないといけないし、どうするかな・・・
で、ポチットよろしくお願いします。
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「<!ー270捌き、調理ー>」カテゴリの記事
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五目漁師さま、初めてコメントさせて頂きます。
最初読んでると料理大丈夫かな?と思わせる内容ですが、出てきた画像はプロの料理!!!
ちょっとギャップがあり過ぎてビックリしました。(すみません)
とても美味しそうなヒラメ。。。
もうアチコチで書いてますがヒラメは大好物なんです(笑)
そしてアマダイの料理。
どれも美味しそうです。
私のオニギリお寿司とはエラい違いです。
私も徐々に上手に作れるように頑張ります。
盛り付けがとても綺麗なので、参考にさせて頂ければと思います
投稿: せーじ | 2012年12月19日 (水) 23時30分
せーじさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
やっと最近、調味料を使ったり、油が使えるようになったんですよ。
実は、今回のにぎり(ご飯部分)をやったのはヨメサンです。
私は捌いた魚を乗せただけなんですよ。
酒蒸しの上に置いたそばも私がやったら大失敗、ヨメサンに助けを求めやり直してもらいました。
(そうでないとまずいですよね)
ヒラメはうまいですね。
これはたまたまオキアミに食いついてきたんですが、
冬には小物がいなくなるので泳がせで狙ってみようかと思っています。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2012年12月20日 (木) 01時27分
こんばんは。
私もせーじさんと同じ感想です。上手なんで、もうだいぶ慣れていらっしゃるのかと思いました。
料理本の種類も凄いです。私の持ってる本はこの中では1冊だけです。
アマダイ料理、参考にさせてもらいます。
投稿: かれいふぁん | 2012年12月20日 (木) 19時51分
こんばんは!のりべんです。
『そんなの適当でいいのよ、
(自分もかって仕事でよく使った言葉)
これはあるレベルに達した者が
そうでない者の気持ちを気遣わずに言う言葉だね。』
なるほど、その通りだな…と思いました(^_^;)
最近ようやく皆さんを見習い、
(どちらかというと家内にブログの皆さんは
やってらしてるよと言われてしまい)
三枚下ろしまでやるようになりました。
でもこのお料理、お見事ですよ?!
とても『これが塩?』とコメントするお方の料理とは思えませんよ(^o^)
(特にカルパッチョ、今日の忘年会のイタリアンも顔負けです!)
たぶん、家内も、もうこの記事をみているカモと思います…頑張ります(^o^;)
投稿: のりべん | 2012年12月20日 (木) 21時34分
私は最初からプロ並み!っと、評価させていただきました通り、
並々ならぬ情熱と精緻な料理だと思っておりました^^
ましてや、料理の半分は器です。
富士撮影の道すがら、奥様と仲睦まじく選ばれたと思しき器たちは
どれも素晴らしく料理を引き立ててくれますね。
技術者としての、設計指示書通りの部分と、奥様の大胆なるサジェッションの結実ですね^^
投稿: 飛竜丸 | 2012年12月20日 (木) 23時18分
さすが写真家だけあって料理の画像も手を抜きませんね。
おいしそうで綺麗な料理です。
自分もここまで料理できたらと思うのですが、独身寮で覚えた料理から抜け出せないままずっとやっております。(笑)
少しは上達しようかなと料理雑誌は買ってはいるものの、できそうなものばかりやっているから、手の込んだものはなかなかできません。
そういえば雑誌のデータですが、料理のデータもこれからは残しましょうか?(笑)
投稿: ume | 2012年12月21日 (金) 08時07分
かれいふぁんさん、こんにちは。
捌くのはかれこれ30年もやっていますが、刺身以外をやりだしたのは本当に最近です。
ヨメサンの領域に足をいれるのもよそうっていうのもあったのですが
男料理ってコスト無視、時間制限なし、栄養評価無視、失敗ありで楽しいですね。
かれいふぁんさんのようにご自身で材料から調味料までこだわって、
しかもご自身で創作できる方には教科書本など無意味でしょう。
むしろ豊富なデータと経験を生かして
そろそろ"釣り師に捧げるこだわりの釣魚料理”とかってタイトルで
出版OKじゃないですか。応援しますよ。
投稿: 五目漁師 | 2012年12月21日 (金) 18時11分
のりべんさん、こんにちは。
実は私もヒメコダイのカルパッチョが出来上がったときには
自画自賛してしまいました。
料理を考える人って偉いですね。
いつもは、この魚うまいんだよ、とか言って捌くだけさばいて
ヨメサンに唐揚げにしてもらっていましたが、
これ見栄えだけじゃなしに、
白身にレモン汁が不思議と甘く感じて味の方もばっちりですよ。
お勧めです。
投稿: 五目漁師 | 2012年12月21日 (金) 18時16分
飛竜丸さん、いつも絶大なるお褒めの言葉ありがとうございます。
そんな風に誤解されても悪くはありませんので
そういうことにしておきましょう。
料理って、最初に考える人は芸術家ですね。
レシピができたあとは技術屋にまかせて下さいってところですかね。
私の場合は舐めてみても少量ならまだ塩か砂糖かわからず
首を傾げて舐め直すほどですよ。
投稿: 五目漁師 | 2012年12月21日 (金) 18時24分
umeさん、こんにちは。
実は昨日から舞鶴に帰省しています。
もう少し雪があるかなと思っていたのですが
綾部も舞鶴も皆無でした。
料理は残念ながら、全くオリジナリティがなくレシピも盛り付けも教科書通りにつくります。
ですから、写真に加えてレシピまでのせるともう盗作ですね。
投稿: 五目漁師 | 2012年12月21日 (金) 18時28分
こんにちは
この処なぜか忙しく、ご無沙汰しております
ブログを見る暇もありませんでした
先週、良い時合でしたが、残念でしたね
もったいない、魚も道具も両方ですね
しかし、良い食材ですね
釣人でないと食べられません
捌いて刺身までは一緒です
又、私は料理もしますが、いい加減な味付けで、残り少なくなると、勝手に
煮てしまいます、が、よく忘れます
気がつくと煮物が焦げて食べられません
焼き魚も同じ
やはり釣って捌いて刺身までが良いですね
投稿: ボート釣り趣味人たけ | 2012年12月24日 (月) 12時41分
たけさん、忙しいのは羨ましいですよ。
仕事も大詰め、宴会もありで、年の瀬を乗り切る感じ、懐かしいです。
今年は今思えば、残暑の最中に例年よりも大きめのイナダが釣れた時が青物のピーク。
その後は山場をむかえることなくいつの間にかすっかり冬の海です。
私の場合は例年なら、1月~3月はお休みですが今回は小物がいなくなった海でじっくりと
ヒラメやタイを狙ってみようと思っています。
投稿: 五目漁師 | 2012年12月24日 (月) 17時00分