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2012年9月10日 (月)

くさやは手に負えないが

昔、スキューバーダイビングで八丈島に行った折り、
職場の女性の土産にクサヤを買って帰った。


本格的なものではなく、
焼いたものを一口大にちぎって真空パックし、
グリコのポッキーのような箱に詰めたお上品なもの
だったように覚えている(一応、気は使った)。

ただ、彼女はクサヤを知らなかったらしく箱を手に取り、
“まあうれしい”
と喜んで持ち帰ってくれた。

そしてあくる日、
美味しかった?と聞くと,

手を横に振りながら申し訳なさそうに、
それでも微笑みながら
“あれお便所のニオイがします”
だった。

今だったらセクハラかも。

それ以上追及はしなかったが、
味の感想がなかったことからすると
どうやら食べずに捨ててしまったに違いない。

クサヤは、何十年、何百年もの間にわたって
積み重なり漬けられてきた魚体の成分がしみこんだ塩水の発酵液
(漬け元に代々伝わる秘蔵のくさや液)
に開いたムロアジやトビウオを漬けた後、
天日干しして出来上がる(らしい)。

こんなくさやは手に負えないが、
我が家でも一度に食べきれないほどの大漁があった時には
西京漬け、粕漬け、
それに最も手っ取り早い干物(塩+天日干し)はよくする。

今回、あるブログのみりん干しに興味を持ち挑戦してみた。

みりん干しはいわゆる塩+天日干しと違って
醤油、みりん、酒、砂糖を適当に配合して漬けダレを作ることから始まる。
くさや液とまでは行かずとも五目漁師秘蔵のタレを調合すべく、
先ず今回は覚えやすそうな調合比(100cc、100cc、50cc、大さじ4)から

 

スタートしてみた。

タレに約半日漬けこんだ後、
時期が時期だけに外で干すのはやめて冷房の効いた部屋で
一晩扇風機干し。

 

Dscn5796shp

 

出来上がったのがこれ。

 

Dscn5804shp出来上がったアジとサバのみりん干し

 

昨晩はサバ、引き続き今晩はアジを食してみた。

 

Dsn_6572ashp焼きあがったアジのみりん干し。みりん干しは焦げやすい。

 

サバの風味がもう一つであったことから
タレに一工夫の必要性を感じていたが、
アジを食ってみるとなかなかいけるではないか。

素材よければ結果よしということかなと納得しつつ、
いくつかの改良は次回に試すこととした。


ほんの少し涼しくなってきました。

 

同時に釣り本番、いよいよ到来です。

 

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コメント

おはようございます
くさやは旨いですね
家内のおふくろさんが伊豆大島生まれ
40年前に一緒になった頃
島には80歳から90歳のばあさんが3人いて
毎週釣りに行き可愛がられました
毎週お土産はくさやです
冷蔵庫から消える事はなかったですね
伊豆大島が磯釣りの始まりでした
思い出の場所です

たけさん、おはようございます。
いつも早朝にコメントをいただきますが、今からお仕事でしょうか?
ご苦労さんです。

私の方は結構時間がありますので
昼間は皆さんのブログを見せていただいたり、
次の釣りのイメージ作りをしたり、
海岸を散歩したりです。

大島は何度かチャンスはあったのですが行けずじまいです。
私の故郷は若狭湾の舞鶴ですが、
やっぱり海との関わりが染み付いてしまったのはこんなところからですかね。

のりべんです。
『グリコのポッキーのような箱に詰めたお上品なもの
だったように覚えている(一応、気は使った)。』
ストライクです!思わず笑ってしましました(*^-^)
確かにあのお便所の匂いは厳しいです。
大島といえば、学生の頃、地質研究をしており
何度か行きました。
そこの民宿の夕食で、必ず出たのがクサヤの小鉢。
罰ゲームと称し、食べた事を覚えています。
確かに『味』だけは良いですね(^-^;。

地質研究?わけがわかりませんが、
例の断層とかプレートがどうのこうのっていうのも入るんですよね。
わかればわかるほど、伊豆辺りで釣りをするというのは
怖くなってきたりしそうです。

13日か14日に伊東を予定しています。
そろそろカンパチが回ってこないかなと期待しています。
それに、なんの根拠もありませんが、今年中に30cm前後のカイワリを
釣ってみたいですね。

いつもありがとうございます。

苦節6年、やっとこんな高みに上がれました。

誠実に正直に、こつこつと…

不器用なブログですが、16000にも及ぶ皆様とのコメント数が私の誇りです。

一行のコメントいただいたら三行返す・・・その信念でやってまいりました。

最初の頃は毎晩二時半まで返していました。

10ヶ月で10日しか休めない状況でも…

皆さんに支えていただいたんです。

恩返ししたいです。

もう6年もやっていらっしゃるんですね。
正に自分史ですね。
私なんかはまだ半年ですが,
あるのは時間ばかりで、
続けて行くだけのアイデアはないし
話題はないしで、
もう先行き不安ですよ。

これからも美味しい魚が釣れる海からの情報発信基地として
頑張ってください。
応援していますよ。

こんばんは。

みりん干しですが、その後にわかったことですが、どうも熟成の度合いが関係しそうです。

同じ調合で作っても、美味しい食べ時があるようです。

食べ物は本当に難しいです。いつも美味しく食べられるレシピができると良いのですが。

干物はどちらかというと保存目的が先に立ち、
仕込みが大雑把になりがちですが、
考えてみれば、煮物や炒め物に対する味付け、微妙な隠し味や、火の通し方など
に代わってタレの調合、漬け方、干し方などが
旨く食べるための決め手になってくるんでしょうね。

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