アジいろいろ
これは、先日伊東で釣ったマアジ32cm(下)とマルアジ30cm(上)。
因みに、
マアジはアジ科マアジ属、
マルアジはアジ科ムロアジ属で同じ仲間ではないらしい。
写真の幅広マアジは湾内や沿岸の瀬に居着き、
体色も黄色っぽいためにキアジとも言われる。
更に黄色が濃いアジを黄金アジと称して
漁場や釣り場の名称を冠してブランド化しているのもこのアジである。
他に、伊東では40cmを超える大型のマアジもよく釣れる。
但し、これらの多くは同じマアジでも沖合回遊型と言われるマアジで
体型はむしろ写真のマルアジと同様に細長く、
色も黒っぽいためクロアジとも言われ、
釣れた時にもちょっぴりがっかり系のマアジである。
ムロアジ属のマルアジは下の写真のように
尾柄部の上下に一対の小さい鰭があるので
マアジのキアジ、クロアジとは容易に見分けることができる。
尾柄部の拡大。上のマルアジの尾柄部には上下に小さい鰭がある。
特に、マルアジとクロアジは体型からは見分けにくいのでここをチェックするとよい。
今回釣った脂がのってうまいキアジ(幅広マアジ)はお刺身に、
マルアジはフライにして何れも美味しくいただいた。
キアジも旨いが、(私が釣る)アジ科の魚の中では
何と言ってもカイワリが一番。
小型でも脂の乗りを感じ、
しかもムッチリと噛みごたえがある甘さはどう料理しても旨い。
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こんばんは。
カイワリは私も多分、釣ったアジ科の魚の中では、最高に食味のよい魚だと思います。
まだ料理らしい料理をしていないのですが、上質な脂、もっちりした歯ごたえを考えると、やはり生系の調理法になるのかと思います。
投稿: かれいふぁん | 2012年9月18日 (火) 23時58分
おはようございます。
カイワリは釣りのターゲットとしてはあまり一般的でないためでしょうか
料理に関する情報も少ないですね。
いくら旨いといっても刺身で食べられる量は限られていますので、
かれいふぁんさんあたりが気の利いた料理メニューを紹介してくれるのを
期待していますよ。
投稿: 五目漁師 | 2012年9月19日 (水) 07時50分
さすがですね。
釣に行ったらあれこれ写真いっぱいとって、いくつかの記事にできるようにしておくのがコツです。
私もヒラアジが食味的にも最高かと思います。
何しろあの赤身部分の色と行ったらたとえようもない官能的なピンク色で、しかも、ナイフでバターを切るような脂の乗り方がたまりませんね。
投稿: 飛竜丸 | 2012年9月19日 (水) 23時24分
こんにちは!のりべんです。
アジ科はカイワリ。のりべんも一票です。
僕が伊東に通いだしたのも、カイワリ君の果敢なファイト、
極上の食味に魅了されたからと言っても過言ではありません(*^-^)
カイワリが押しずしとにぎりに!!贅沢です。まずいわけがありません・・・。
料理したこと無い調理法と言えば、卒倒しそうで危険ですが、
『カイワリフライ』。いかがでしょうか??
・・・間違いなく美味しそうですが、もったいない感じもします。
(意外に繊細な旨み、甘みが無くなっちゃうかもしれません)
飛竜丸さんが『ヒラアジ』と呼ばれているのをみて、
そういえば小田原では『カクアジ』と呼ばれているなあと思いました。
呼び名、どれも特徴を捉えていますね(^-^)/
投稿: のりべん | 2012年9月20日 (木) 12時24分
飛竜丸さんのように船が話題にできない分、ネタに苦労してますよ。
釣っている時には忙しくて写真どころじゃないですね。
いつもあれ撮っておけばよかったのにと後悔です。
先日も30cmのソーダにエソがかぶりついたまま、
ボートまで上がってきました。
ボート上でやっとくわえていたソーダを離しましたが、
ネタがどうのこうのよりも、写真が好きなので
撮らずに海に帰したことをいまだに後悔しています。
投稿: 五目漁師 | 2012年9月20日 (木) 20時34分
のりべんさん、カイワリのフライはよくやりますよ。
料理を考えるのが面倒になってくると取りあえず
3枚におろして冷蔵庫へ。
こんな場合は、大概あとでフライになります。
旨いですよ。
そうそう、伊豆方面の旅館ではカクアジが名物として
出てくると聞いたことがあります。小田原もですか。
投稿: 五目漁師 | 2012年9月20日 (木) 20時46分