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2012年8月25日 (土)

(記事補足)

前回の記事で、”食いは本年一番の渋さ”と書きながら、
そこそこ釣れているのは??
というコメントをいただいたこともあり、
誤解がないように少し細かくなりますが説明させていただくことに。

この日の釣り方(以下シャクリ釣法)は、
パカットビシ30号を夢の天秤に、
クッションゴム30cm、ハリス4号、2.5m2本針(中央に18cmエダス)、
カットグレ8号針を使い、
着底後すぐに
ビシが底から2.5mまで、狭ピッチ高速シャクリ、
底から2.5m6m(時には10m)の間は

 

70cm毎にシャクリ上げ、約10秒待機でした。

いろいろ試行錯誤しながらも、
基本的に、この釣法で午後2時前までにイトヨリが一尾。
別途出していた6mのロングハリス竿に
イナダが1尾とイトヨリが1尾の貧果。

2時前に、この2.5m仕掛けをそのままビシ天につなぎ替えて、
着底後、約2mずつ“上げては止める”
のビシ天釣法に切り替えたところ
ビシ天が底から10m13mあたりで連続ヒットでした。

 


びっくりするほど状況が変わった理由とし
次のようなことが、考えられます。

①ビシ天釣法とシャクリ釣法による、
コマセの出方、コマセと付け餌の同調具合、付け餌の動きが違う。

②狙い棚の違い。
ビシ天釣法では
底から約20mまでをまんべんなく探る、
一方シャクリ釣法では
底から2.5m6m(時に10m)を集中的に攻める。

③たまたま2時から時合いになった。

ボート店のオヤジサンは③だと言っていましたが、
あの急激な変化(替えた次から連続ヒット)は
時合いの変化とは考えにくく、
おそらく①と②の両方が絡んでいるのではなかろうかと。

つまり、シャクリ釣法でも、もう少し上(10m13m)まで
シャクリ上げていたら釣れていたのかもしれません。

ビシ天釣法はコマセと付け餌の完全同調もさることながら、
こんな時にも狙い棚に外しの心配がないのが特徴です。

一方、シャクリ釣法でも
現に同じポイントで釣った72289には
それなりの釣果があったことから
この釣法と棚決めがこの釣り場に適していないとは言えません。

今回の釣行では
いつもうるさいばかりのサバ、ソーダのあたりは皆無、
底で釣れる常連のイトヨリのあたりも皆無に近く、
食いが超渋かった(魚影が薄かった)のは確かです。

それだけに、
コマセと付け餌の同調と正確な棚どりが重要になり、
これを可能にし、補足してくれたのが
ビシ天釣法だったのかと思っています。


今回は、ですます調で記事補足です。
皆さんの応援ありがたいです。

 

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コメント

こんばんは。のりべんです。

詳しい記事ありがとうございます。大変勉強になりますm(_ _)m
(恥ずかしながらまだ今年はイナダを釣っておりません)

驚いたのはイナダを2本掛けられたのは2.5m!イナダは4.5mは
取らないと、と思っておりました。
これは…今日、これから2.5mも作らないといけません!

ですがビシ天と通常のビシの海中の漂うイメージを絵にして納得です。
きっと同調する距離の問題かと推測します。

実はビシ天に良く似た物を見つけました!
真鶴の青木釣具やさんです。
(五目漁師さんが持っておられているものとはビシの形だけ
異なっておりました)
お話を聞くと元々お客さんが持ち来られたものだそうです。
真鶴に住んでおられるが、もう作られていないとの事。
例の駐車場の元管理人の方かともお伺いしましたが、
分からないとの事です。
購入してみたので、明日使ってみたいと思っています!


のりべんさん、こんばんは。

巻きあげて止めるまでのピッチが2m前後であるのと、
海中を上っていくビシから円柱状に出てくるコマセの中心に
付け餌を正確に持ち込むために、2.5mを使用しています。
ターゲットはどちらかというとアジやカイワリですが、
イナダが来てしまったという感じです。

早速、探してこられたのですね。ありがたい。
まだオジサンから入手できたころに、私も良く似たのを見た記憶があるのですが
少しカゴが小さくて、青っぽい色をしていたように覚えています。
是非見てみたいのですが、のりべんさんのブログで紹介するか
私(gomoku-ryoushi@sea.nifty.jp)宛にメール添付で写真を送っていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。

明日の釣果を楽しみにしています。

こんにちは
丁寧な説明ですので、良くわかります
何度か読み返す内、釣り場が観音崎の状況に似ていると思いました
時合は一時、上手く当たれば釣れ、移動しては間に合わなく
なります、いつも短時間での釣りで、待つ事の時間が多い場所です
シャクリ釣りと、ビシ天釣り
似たような釣り方をブラビシでやります
シャクリ釣りは同じ
ビシ天釣りは籠の下をコマセの大きさに合わせて開け
シャクらずに少しづつ上げ、潮流に任せます
潮の速い時や真鯛狙いの時ですね
少し上げる時は聞き合わせのような上げ方をします
同じ場所で何種類かの魚を釣る、難しい事ですね

昨日のたけさんの観音崎での記事を見てから、
頭の中が飛んでしまったままで、
まだ脱力状態が続いています。

ベストと思いやってきたことにアラームが出てしまい、
参ったという感じです。

伊東は“こんなところにどうして魚がいるの?”と思うほど
海底がフラットなところ(のよう)で潮もゆったりしています。
50号のビシがいやで削り取ってしまう私の釣り方やタックルが
観音崎の潮流の中でどれほど通じるのか全く自信がありません。

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