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2012年8月17日 (金)

使えば手品のように釣果があがる -とっておきのビシ天-

今までにいくつかのビシを使ってきた。
ステンカン、サニービシ、パカットビシ・・・、

 

Dscp125590ashp_6
そしてこれ。

 

Imk121770ashp_3

 

通常、ビシは別に準備する天秤と組み合わせて使うが、
これはビシと形状記憶合金製の直線天秤が一体になっている。
(以降、勝手にここではこれをビシ天と称することにする)

実は、このビシ天、
数年前までよく通った福浦の貸しボートの
近くにあった駐車場のオジサン(釣り師)の実用新案品で
使えば手品のように釣果があがる優れもの。

元々現地で直接ご本人から買っていたが、
最近、残念ながらお顔を拝見することがなくなり入手のすべがない。
(どなたか入手先をご存じではないだろうか。よろしく!)

強く振って丸い小穴からコマセをまき散らすイメージの
ステンカンは手釣りではよく使ったが、
竿釣りが主体になってからは使わなくなった。

竿では手釣りのように勢いよくビシを振ったり、
シャクッたりすることができないため、
むしろ取り込んだ海水に沿ってコマセを流し出す仕組みの
プラスチック製のビシが使いやすい。

プラスチックのビシは複雑な成形や構造が可能なため
コマセの入れ方や出方を調整するために
色々な工夫がなされているが、
最近のシャクリ釣りでは下部の窓はすべて閉め切り、
上側の窓だけを少し開けるのが主流になっている。

このように調節しておくと、
仕掛け投入(落下)時に
不要なコマセの出が極力避けられると共に、
棚どり後のシャクリで
シャクリ上げを止めた際に中のコマセがフワッと浮き、
上窓から少量のコマセが出るという実にエコなコマセワークができる。

コマセが出た後は、
仕掛けを巻きあげ、付け餌を積極的にコマセの中に持ち込んでくるか、
コマセが付け餌近辺に沈んで行く(又は流れて行く)のを待つかは
その時々の状況次第、
ここが釣り師の腕の見せどころといえる。

一方、ビシ天はオジサンからの直伝の釣法によれば、
下窓も適度に開けておき、
着底後はシャクる感じではなくスーッと上げて止める、
またスーッと上げて止めるで
一方的に巻きあげるのみ。
(構造的に、やや落とす方向は苦手であることもあり)
途中で再度落とすことはしない。

上窓から取り込んだ海水に沿ってビシが上がって行く過程で
勢いよく下部窓からコマセが出て行く。

この時、
道糸とビシ、
そして直線状の天秤に続いて、
仕掛けが正に一直線になり、
コマセの中を仕掛けがいやがおうにもかいくぐることになる。

ここで誘われた魚は
仕掛けが次にピタッと止められた瞬間に
付け餌にピント合掌、
必ずや飛びついてくる。

とビシ天のコマーシャルのようになってしまうが
どうもこの一直線効果は絶大のようである。


ビシの下部の直線天秤は形状記憶合金製で
ビシが落ちて行く時には
海水の抵抗で弓なりに成形(写真)されるため
通常の天秤と同様に仕掛けの絡みはない。

 

Imk121762ashp_6

 

この釣法では、
コマセと仕掛けをピタリと同調させながら棚を広く探れる
(棚の決め打ちではなく縦方向に全体を探る)ため、
特に中層部で棚が微妙なイサキや青物には効果が大きい。

但し、コマセの消費量は尋常ではない。
先のエコ釣法に比べると2倍以上もコマセを消費してしまう。

残念ながら手持ちが一つになってしまった今は
宝物のように温存しているが、
現在市販されている某製作所の夢の天秤が
これに良く似た使い方もできるため目下愛用している。

 



こう暑いと・・とためらいがち。
似ていると好評のイラスト。いや、最近は私の方からますます近づいているとも。
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コメント

(*゚▽゚)ノ

私もここ5年ビシ釣りにはまっていましたのでお気持ちよく分かります。

九州では浮き流しといいまして、1メートルの棒浮きを流して釣るのが定番なのですが、関東の方から教えていただいたビシコマセが私のボートの性能とマッチしたので、そうとう追求しました^^

鉄仮面やらダイワやらを愛用してましたし、天秤も特殊なものを使ってました。

コマセと付け餌のシンクロが永遠のテーマですね^^

飛竜丸さん、コメントありがとうございます。

手漕ぎボートでは殆どの場合アンカーを入れてボートを固定しますので

コマセの打ち返しでやがて場を形成することもできますが

スパンカーやシーアンカーですとシンクロがますます重要になりますね。

海の中を覗くような感じで、仕掛けや釣り方をいろいろ考え試してみる、

こんなことが自分の範囲でしこしことできてしまうのも釣りの楽しみです。

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