ちょっと抜くのがこわい伝家の宝竿
1960年代に釣りをしていた人なら懐かしく思うだろう。
スピニングリールの普及と合わせて、
当時、一世を風靡した六角竿。
このころ既にガラス繊維製(今はグラスファイバーというが)の
竿があったが自分のオヤジなどが宝物のように扱う高級品。
中高生やちょっとした釣り師はこの六角竿を
投げ釣り用の竿として愛用した。
(あくまでも私の田舎ではの話であるが)
通常は薄茶色のニス塗りで、
写真のような黒は珍しく
それが自慢だったことを覚えている。
ビニールのパッケージには確か桜製と書かれていたが
磨き倒して黒の塗料が禿げてくると
竹の繊維が見えてきた。
キス釣りで今の竿のあたりが、
クンクン とか
クッ! とかだとすると、
こちらは
ビンビン とか
キュッ! という感じで
魚体の動きがそのまま伝わってくる。
今のPEラインと組み合わせて久しぶりに使ってみたいが、
なにせ竹?製、
グラスファイバーやカーボンファイバーと違って
古くなれば自然にもろくなっているだろうから少しこわい。
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