久しぶりのカサゴ釣り

川奈でいいカサゴが釣れている。

うれしい外道としてカサゴが釣れてくることはあっても

カサゴをターゲットに釣りをしたのはそれこそ10数年ぶり。

最初はポイントの様子が把握できず右往左往したものの

まぐれの１尾が来たあとは五目漁師の勘が冴えた。

それにしてもここのカサゴはでかい。

でかい！　28ｃｍが4尾も含まれる。
(ザル径：42cm)

川奈のボート釣りは初めて。

ボート店がネットでポイントの山立て写真を出してくれているし、

日々の釣果もブログ記事があるので様子はだいたいわかる。

午前中はイサキやアジ狙いでコマセ釣り、
午後はカワハギとカサゴ狙いで沖だしした。

（夏場、“5時半出船可能”は
少しでも長く釣りたい五目漁師とってはこの上もなくありがたい）

ボート店からお借りしたGPSによるポイント表示と
ラミネートし持参した山立て写真を見比べながら
コマセ釣りを始めたもののとんでもない餌取りの猛攻にあう。

底（27～28ｍ）から徐々に海面下10ｍまで棚を上げても
猛攻ぶりは変わらない。

ならば釣ってしまえ、
と感度のよいカワハギ仕掛けに替えるも、腕は餌取りの方が上手。

いよいよ最後の手段で慣れないサビキ仕掛けに替えてみる。
どうやら犯人は小さなフグやスズメダイらしい。
それも五目漁師の普段の感覚からすると尋常の群れではない。

エ～イ、止めた止めたっ！と諦めてもよいが一つ問題がある。
実は、ここで釣ったサバを午後のカサゴ釣りの餌にする予定で
捌き用の板っ切れとナイフまで持参している。

仕方がない、サビキ仕掛けに時折掛ってくる小魚も大切に確保し、
半身短冊に。
皮がしっかり付いているので餌持ちも良さそうだし、
白身はカサゴにも気にいってもらえそう。

予定を少し早めて11時ころにはカサゴポイントに移動。

共食いと知ってか、知らずか、
貴重な身餌に飛びついてくるベラや念仏ダイを
ひるがえってありがたい餌として確保しながらの苦しい釣りになったが、
魚影の濃い川奈の海と
流し釣りに丁度よい岸に沿った微風に助けられ
上々の釣果をあげることができた。

で、本日はとりあえずこんなことめったにできない
28ｃｍクラスのカサゴを姿作りに、
小型を選んで唐揚げに。

こりこり感のカサゴの薄造りはヨメサンに大好評。



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