バラシの多い日
魚の活性が低い。
釣れな~い。
もう3時を回ったし、“そろそろしまわないと”
と2本針のコマセシャクリ仕掛けは片づけ、
今日はまだ一度もあたりがない真鯛狙いのロングハリス仕掛けに集中し
起死回生の一打を狙う。
キターッ!!!ドラグが出る。竿が立たない。
本日の相棒Wさんも覗きこむ。
グッ!グッ!でかい。巻けない。
と、ドラグを少し絞めた瞬間、アレ~軽くなった。
全身の力が抜けきったフニャフニャ状態で
巻きとったハリス(フロロカーボン4号)を見てみると、
おやっ?? 端は渦巻き状に。
情けない、
昨晩作った仕掛けのハリスと針の結び目がすっぽ抜けたようだ。
クーラーボックスを叩いて悔しがっても全ては五目漁師の不覚。
反省:4号チヌ針に4号フロロカーボンハリスはちと太すぎる。
ハリスの太さに対して、巻きつけの曲率半径が小さ過ぎるのとフロロの弾力、
それに海水による滑り効果が合わさってすっぽ抜けやすい傾向はある。
唾をつけ、ペンチで引っ張って締めつけたのに。
もう少し針を大きくするか。
他にもまだまだあった。
鋭いあたりに合わせ後、慎重にリールを巻く。
魚体をくねらしながら見えてきたのは40cmを超える大アジ。
アジアジ、でかい!Wさん玉網っ!
玉網が差し出されたと同時に、でかアジはゆらゆらとお帰りになった。
課題:柔らかい竿とクッションゴムで魚の引きを逃がしながら
巻きとっている間は安全?、安心。
問題はクッションゴムのハリス側を握った瞬間から始まる。
特にアジのように唇の薄い魚にとってはここがチャンス。
唇を割いてでもここでもがけば逃げられるチャンスは大きい。
アジであろうが何であろうが
向こう合わせに辛抱できない五目漁師の俊敏な合わせが
ここでは仇になり、食わせが浅い。
それにしてもクッションゴムの考え方は詰めが甘い。
楽させておいて最後に危険が待っている。
何かいい方法は?
で今日の料理は新たにカイワリの押し寿司(写真中央)を
メニューに加えた。
刺身のハナダイは真鯛に比べると今ひとつ。
マルアジも脂の乗りが悪くちょっと~。
連休ただ中の渋滞で帰宅は8時過ぎ。
料理が終わったのは11時前、“全部は無理だね”
と不味目のハナダイとアジの刺身は残る。
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「<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事
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こんばんわ、Fishrangeと申します。
3月の釣行のブログもあわせて拝見させていただきましたが、
鯛やカイワリなど、釣れにくいが美味しい
高級魚が勢ぞろいですね。
ちなみにこの5月1日の釣果で、鯛、カイワリ、アジが
うつっているように見えますが、茶色の魚は、カレイですか?
色々つれるんですね!
また、ブログ拝見させて頂きます。
投稿: Fishrange | 2012年5月 5日 (土) 23時08分
Fishrangeさん、こんばんは。
茶色に写っているのはおっしゃる通りカレイです。
棚取りがまずく餌が底についていたりすると釣れてきます。
これからが本格的なシーズンですが、
狙って釣れるのはここだけというほど
伊東はカイワリ釣りのメッカです。
油壺でお会いすることがあればよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2012年5月 5日 (土) 23時50分
大漁の写真とその魚を料理した写真で、寝酒のつまみになって益々、釣った魚が美味しそうになり、酒も美味しくなります。よって、この五目漁師のブログは寝酒を呑む時に読むようにします。
投稿: Hioo | 2012年5月 5日 (土) 23時51分
Hiooさん、おはようございます。
寝酒?のお伴に夢見心地で見ていただけるとは光栄です。
今後は、うっとうしい文章はできるだけ減らして、
写真を多くしたいと思っていますので、
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2012年5月 6日 (日) 09時15分