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2025年11月15日 (土)

一気に4種の魚の自己記録を更新

11月13日は伊東(井上丸)に釣行。

当初は久しぶりに大津のアジ釣りを予定していたが、天気予報の読み違いで大津を諦めて急遽伊東に変更する。
同時に、水木釣り師のまっくさんにお声がけしお付き合いいただくことになった。
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行先は変ったが、アジ釣り+ルアー流しがカイワリ釣り+ルアー流しに変わっただけなので、タックルや仕掛けは基本そのまま右から左であるが、フグ対策仕掛けと替え針の追加、それにフグとの戦いの心構えを追加した。

予報では、弱い南西風が一日続くはずだったのに、岸払いすると間もなく北東の風とウネリが高まり、これで3週続けて荒れ模様の中での釣りになった。

さて、今回は釣果から先に記すと、釣り終えた時にはフグにやられながらも結果的には結構釣れたかなとの感想であったが、
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手前からオオモンハタ50cm、シロアマダイ44cm、本イトヨリ45cm、カイワリ30cm

自宅でこうして大物を並べながらメジャーでサイズ測っていると、4種のどれもこれもが、自己記録(サイズ)更新だったことに気付く。

中でも、伊東でカイワリを釣り始めて以来ずっと目標にして来た30cmのカイワリの達成は嬉しい。
井上丸で仮検寸した時には、うーん残念ながらちょっと足りないかな、だった。

自宅で正確に測ってみてもやはりちょっと足りない。
すると隣で見ていたヨメサンが、こうしたら! とフン(糞ではなく吻)を指先でつまんで思いっきり伸ばしてくれた。
OK、丁度30cm、やったね。

ここからは、これらの釣りの話。
先ずは、港近くの根回りで前々回目の当たりにしたKさんの落とし込み釣りを真似てみるつもりだった。
しかし、ベイト反応が今一つだったことと、予想していなかった折からの北東風の強まりで自作してきた仕掛けは一度も入れずに諦める。

次に向かったのは本日のメインターゲットであるカイワリ狙い。

1投目、アタリがないままに仕掛けを上げてみると2本針吹き流し仕掛けの針が2本とも消えている。
こんなことが何度か続くと、覚悟はして来たものの井上丸の戦士の方々のようにとことん戦い切れず、早々に場所を少し沖側に移す。

すると1投目に小型のアカアマダイ。
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一瞬気分を良くしたが、その後はやはりフグが続く。
ただ、先程の場所に比べるとここは辛抱出来ないほどではない。

フグの合間に、クルマダイ。
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またフグの合間に今度はイトヨリ。
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次の合間には、小さいが待望のカイワリ。
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次の合間には、一時伊東や福浦などで多かったことがあるがイトヒキアジ。
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フグの合間とは言え、なんという魚のバリエーションだろうか。
まるで水族館の水槽に仕掛けを入れたようなものではないか。

毎度、砂漠、砂漠と不思議がっているが、これで砂漠はないだろう。
魚探を海底拡大モードにして画面を覗くと確かに山あり谷ありではないが、決して全くののっぺらぼうではなく、背は低いがざわざわ感はある。
サソリが隠れる砂漠ではなく、花が咲き蝶が舞う草原のようなところなのかもしれない。

ただ、こいつは手強い。
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冒頭で書いたフグ対策仕掛けであるが、ウイり―針のエダスを切られると交換ができないために、エダスを回転ビーズで出し、替え針としてこんな風にエダスを準備している。
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こうしておけば、切られたエダスを替えエダスに交換するだけでよい。
もちろん、一番よく切られる先針も回転ビーズを通しているので濡れた手では面倒な針の結び直しも不要になる。
どんどんと消耗していく替えエダスではあるが、そのほとんどはオキアミ餌を付ける先エダスになる。

水族館で見られると同様にここでも中層から上層にかけてはマルソーダが餌を待ち構えているので、のんびりと仕掛けを落として行くと捕まってしまう。
錘30号では捕まってしまうので、40号で竿を海面に突き刺してできるだけ仕掛けの落下速度を速くしたい。

更に、フグより始末が悪い中サバも時折底近辺に現れる。

今日は結構海水が濁っているためにあがってくる魚は、先ずはぼやーん見えてくる魚影の色で見分ける。
白く長いとアマダイ。
少し濁った白ならイトヨリ。
海水と同化して仕掛けには掛かっているのにどこに居るのかわからないようだとフグ野郎。

尤も、何が掛かっているかは引き方でおおよそ見当がつく。
これはどうやらカイワリのようだ、しかもカイワリならでかいぞ。
バレるな、バレるな!ドキドキしながら見えてきたのはひらひらと純白の魚体。
ここ迄くればもうカイワリに違いない。
カイワリには普通は使わないがタモで慎重に獲る。
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念願の30あるかな?
縮まない内に先ずは計っておこう。
うーん、微妙。

この後、今日一の引きだったので期待したが、姿を確認すると少しがっかりした巨大なイトヨリ。(45cm)
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これを上げたところでコマセ釣りは終わりにする。
やっと海上は収まってきたようだ。
既に、12時前、もう少し早く沖流しに切替えたかったが、あのうねりの中ではきつかっただろうと思う。

アンカーを上げると解き放たれたような気持ちでほっとする。
あと2時間、スロージギングとタイラバで勝負してみよう。
最近見放されているマダイかハタが欲しい。

時間がないのでマリンタウン側よりも港側に向かっ方が良さそうだ。
風向は東寄りなので少しずつ南東側に漕ぎながら西に向かって流し、港に向かって左側の小さい白灯台に近づいていく。
うねりもやっと収まりいい具合に流れてくれるがたまにフグが掛かってくる他にはアタリはない。

タイラバに真剣モードだったのに、ここで冗談のようなラッキーな掛かりがあった。

あと1時間、焦りながら漕ぎ流しができるようにDAIWAロッドホルダー用のクランプを竿の手元に付けようとしてクランプの1部品を床板の下に落としてしまった。
まずいことに井上丸のボートの床板はスノコではなく隙間のないコンパネ造りなので下に転がり込んでしまうとそう簡単には拾えない。
落としかけていたビンビンスイッチを一旦途中で止めて竿を船べりに置き、床板の下を探っている時だった。
ジジーとドラグが鳴りながら穂先がお辞儀している。
なんだなんだ! 慌てて竿を手に取って巻き上げに掛かると正に大物の引きではないか。
やがて上がってきたのは恐らく今までで一番のオオモンハタ。(50Cm)
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なんてこった。
これは嬉しい。

急いで写真を撮って同じところに漕ぎ戻ってビンビンを入れるとまた直ぐにアタリ。

最近は大物が掛かると第1にフグかどうかの判断をする癖がついてしまっている。
ふぐなら急いで巻き上げるし、そうでなければ相応にやり取りしながら上げてくる。
これは、フグではなさそうだ。
浮いてきたのはシロアマダイ。(45cm)
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ヒエーこの場に及んで2連発とは嬉しい。
実は、この直後にもう一度大物のアタリがあった。
乗り乗りでついつい力が入ってシャクリ上げてしまったために掛け損ない。
タイラバやジギングの時合いは正に大物の連続になるのででしばらく興奮状態が続く。

まあ、いいや。
時間がないので急いで浜に向かう。

で、今日の釣果はこれ。
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最後のオオモンハタとシロアマダイ以外はコマセ釣りの釣果。

井上丸は皆さんの釣果を写真に撮ってブログに掲載してくださるので、一番の伊東の海情報になる。
そこでHdさんの釣果を見てびっくり。
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(井之上丸の釣果ブログよりコピ&ペースト)

Hdさんは、伊東は初めてで噂のシロアマダイに的を絞って一日浅場で粘られた(餌釣り)。
びっくりのシロアマダイの他にマゴチや大物イトヨリも釣られたらしいが、クーラボクスに入らないので放流されたとのこと。
(クーラーボックスは本当にどうして?と思うくらい小っちゃかった)

砂漠、いや草原の伊東の可能性をあらためて感じる。
オーシャンのオヤジさんがいつも伊東は凄いところだよとおっしゃっていたのを思い出す。


カイワリとイトヨリの押しずし。
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シロアマダイの蕪蒸し。
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ラッキ―でしたが、やっと久しぶりのオオモンハタでした。
次は、最近縁がない真鯛が欲しいです。

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2025年11月 6日 (木)

2週続けて荒れ模様の中で


11月4日は伊東(井上丸)にエンジン艇釣行。

実は先週(10月26日)もエンジン艇をお借りし千葉に住む孫娘との伊東釣行だった。
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この日は数日前の天気予報では雨、風とも強く諦めかけていたが、彼女の晴れ女子振りを発揮し前日の予報では雨、風ともになんとか出られそうな状況まで回復したので定刻より少し遅れた程度で出艇した。

ただ、晴れ女子とはいえウネリを止めさすことまではできなかったようで、1日どんぶらこドンブラコと荒れ模様の中でタイラバを巻き巻き。
残念ながら彼女はホウボウ1匹、五目漁師はハナダイ1匹に終わってしまった。
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ウネリによる艇の揺れが釣果不調の要因だったとは思えず、周りを見てみても期待していたこの秋シーズンの盛り上がりは何故か今ひとつではないだろうか。
それだけに今回こそはとの思いは強い。

今回も天気予報は良くないが近々に出られるとするとこの日しかなさそうだ。
そこで、このところ釣行はやめてもメジャーリーグ・ワールドシリーズ(11月2日に終了)のTV観戦はやめなかった弟を誘ってみると、余裕で付き合ってくれることに。

そんな彼の要望もあって一番の狙いは、既に時期的には少し?マークが付くアカハタ。
一方五目漁師は、先日井上丸で50cm超えがあがったシロアマダイに期待する。
50cmは無理としても40cmは欲しい。

道中、左手に時折覗く海原を見る限りでは出られそうだ。
と、思っていたのに現地に到着すると時折白波が立つ結構な荒れ模様。
少し待とうかとためらったが、お兄さんの無理しないで、気を付けて!を背に7時前に出艇する。

いざ出てみると、陸から見ていた以上にウネリが大きい。
沖に白波が所々立っていたのは認識していたがウネリがここ迄高いとは思っていなかった。
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写真ではうまく撮れないが向こうの船が見えなくなるほどの大きなウネリが時折押し寄せる。

おっとっと、ウォットット、ひと波毎にスロットルの開閉が忙しい。
コースどりのチェックのために魚探画面に向かって目線を下げる間に眼前のウネリを見逃してしまうと、オヨヨッ、ヤバッ!と左右に傾く艇に不安を感じるほどだ。

こんな状況ではアカハタ狙いの手石島まで向かうのはとても無理。
諦めて先ずは近場のアマダイ狙いからスタートする。

例の50cm超えはオキアミ餌の流し釣りで掛けたと、ご本人から聞いているので久しぶりに吹き流し仕掛けにオキアミを付けて流す。
するといつものタイラバやジグの流し釣りに比べるとなんとアタリが多いことか。
餌は盗られるし、小さいイトヨリやチャリコが頻繁に上がってくる。

そんな中で、明らかに別物のあたり。
今日も相変わらず元気なフグ様とは明らかに違う手応え。
上がってきたのは今や驚かなくなったシロアマダイ(34cm)。
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早々に退散も考えていた中でのお目当ての獲物は嬉しい。

手を付けられないフグの猛攻に慣れていない弟は、ほぼ投入の度にやられた仕掛けを交換している。
たまにうまくいって釣り上げると、文句ひとつ言わずに針を外して海に帰している。
ちょっといじめてから返してやってよ、と言いたくなってくる。

一方、五目漁師が2本針の吹き流し仕掛けを入れたのは最初だけ。
後は切られたエダスはそのままに、先針だけを付け替えているために、今や2.5mあった仕掛けの先針の位置が切られたエダスの位置まで近づいてきている。

余りのフグの多さに-60mまで逃げてみようかと弟に声を掛けると、これ以上沖は危ないのでは!? との返事。
ノーとは言えないのでフグ辛抱、小魚多し、当てなしの流しを続ける。

変わったところではカイワリの釣果だろうか、
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弟にも五目漁師にも2匹ずつのカイワリの釣果があった。
伊東の海底砂漠での出会いがしらの釣果ではあるが、フグが来ない-60m辺りでコマセを撒きながらやったら面白いかもしれない。

うねりは高まる一方で収まる気配がないので、10時過ぎには一旦退避、といっても海上の隅で待つわけにも行かないので一先ず陸に上がることにする。

退避のついでに、艇が係留されている岸壁の直ぐ近くにある公園に寄ってみた。
今や伊東市は市長のお騒がせ問題で日本一有名な市になったと不名誉な噂もあるが、こんな立派な公園があるとは知らなかった。
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早速、スマホで調べてみると、地元の彫刻家重岡健司氏による市民の平和と幸せを希求する姿をシンボル化したものとある。
うーん、なるほど、なるほどと納得する。

さて、海の様子はあまり変わらないが待ちきれず、小一時間退避した後に再び海上戻る。
その当初は相変わらずであったが、しばらくするとややウネリは小さくなってきたようだ。

海は次第におとなしくなるという予報も含めて、ゆっくりとなら手石島に向かえそうだ。

時間はかかったがポイントに着くと、待ってましたとばかりに両者ともに直リグ仕掛けにワームを付けて投入する。
水深は-30m前後。
ここまでの砂漠と違って底は凸凹、しかも海藻も茂っているようなので細心の注意を要する。
先ずは五目漁師が良型を上げる。(34cm)
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この後はバラシが2度。
そして、弟にも待望の良型アカハタ。
五目漁師も同時にほっとする。

ただ、アタリは最盛期のように頻繁にあるわけではない。

五目漁師はこの後ワームをサバタンに変えてみたが、小型のカサゴや餌盗りが多い。
餌盗りが多くても本命のアカハタが居さえすればば先に食ってくるはずなんだがな、と考えつつ何度か流しを変えたが、時間も押してきたのでここで終了。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
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料理は先ずは先週の孫娘との釣果料理。
釣り魚がほとんどなかったので野菜たっぷりの天ぷら。
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普段、魚はあまり食べないようだが、初めて自分で釣った魚(ホウボウ)なので興味深々、五目漁師家までは一緒に来ていた妹と大事そうに分けながら食べていた。

ここからは、今回の釣果料理。
伊東ならではの刺身9点盛り。
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アカアマダイとイトヨリの天丼、
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前回成功してお気に入りの茶碗蒸し。
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カイワリのたたき。
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中層で油断しているとメジが掛かってしまうことがよくありますが、期待するカンパチなどは掛かってくれませんね。
底は底で相変わらずフグが多く秋らしい活況のシーズンはもう直ぐなのか、このまま死のの海に引き続くのか、今日はシーズン一番の冷え込みのせいもあり海水はまだまだお湯のように感じました。なので、これからと期待したいですね。

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2025年10月19日 (日)

まざまざと見せつけられた落とし込み釣り

10月18日は伊東(井上丸)に釣行。
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実は、今回は何を釣りたい、こんな釣りがしたいという思いは特になく、悪天候が続く中で唯一出られそうな予報になって来たので急遽出てみることにした。

Kさんが出られるとは聞いていたので久しぶりにお会いできるのも楽しみの一つ。
とは言え、何をするか決めないと道具の準備できない。
前回、お兄さんからアジなら仕掛けを入れれば釣れますよと聞いていたので、それなら泳がせをやってみよう。
そろそろカイワリも出そうなので、コマセ釣りもやってみよう。
どうにもならない時のために、もちろんタイラバとジギングの準備もしておこう。
うまくいけば、カイワリとブリ、ヒラメ、マダイとハタ、シロアマダイも来るかもしれない、それに釣れ過ぎた泳がせ用の中アジも持って帰ろう。

現地に着いて最新の天気予報をチェックすると、昨晩は一日のんびりと、と思っていたのに昼前頃から南寄りの風が強まる予報に変わっている。
眠っている隙に変えてしまうなんて、いつものことだけど勝手だね。

Kさんは落とし込み釣り、五目漁師は先ずはアジを釣ってカイワリポイントの沖合に移動してから泳がせ釣りをやるつもりだ。
狙いは同じでもこの効果の違いがあとで月とスッポンの差になって表れるとは思ってもいなかった。

アジやイワシ(ベイト)がいるとブリやカンパチなどフィッシュイーターがベイトを追って乱舞する。
そこにサビキ仕掛けに掛ったベイトを落とし込んでいくと、少し様子の違った食べやすそうな獲物を見つけた大物が食ってくる。

この落とし込み釣りは、五目漁師も何度かやってみたがうまくいった試しがない。
ベイトを掛けるまでは良いが、その群れが小さいために掛った仕掛けを落として行く頃には既にベイト反応がなくなってしまっている。
当然のことながらフィッシュイーターもその場にはもういない。

これだったら、わざわざ高価な落とし込み用のサビキ仕掛け(道楽仕掛けなど)を準備しなくても、一旦釣ったアジを付け替えて普通に泳がせでいいんじゃないの? しかも、ブリなどの青物なら回遊しているので場所も変えてアンカリングしてカイワリ釣りの傍らでおまけの釣りとしてやれば効率もよい。
というのがケチな五目漁師の理屈。

と、いつもはこんな具合でやっているが、今回は落とし込みのKさんと一緒。
結果、まざまざとその違いを見せつけられることになった。

並んで釣りのスタート。

やがて、アジ掛かりましたよとKさん。
すると直後に、来ましたきました、イナダでしょうと言いながら細い竿をひん曲げている。

五目漁師は、えっもう掛かったの? 楽しそう、と横目に見ながら、自分のアジ釣りの吹き流し仕掛けが絡んだのを直している。

結構、ボートが流れるので一投毎に両者ともに漕ぎ戻らないといけない面倒は同じ。

しばらくすると、またアジ掛かりました。
来ました、きました、やっぱりイナダでしょう。
また竿をひん曲げている。
楽しそう。

五目漁師はやっと掛かったサクラダイを放流しながら間違ったかな? と気付き始める。

双方、漕ぎ戻りを繰り返しながら、あまり時間を置くことなしにKさんは3匹目のイナダ、五目漁師はまだ泳がせのアジすら釣れていない。
ベイトが集まってくるポイントだけあって、海底には海藻が繁茂しておりボートが流れる中で吹き流し仕掛けが絡まってしまい、正に初心者の釣りのごとく四苦八苦。

イナダはもういらない、カンパチがこないかなぁと仰るKさんからアジを1匹いただいてお先にカイワリポイントに向かう。

やれやれ、いいものを見せて頂いた、Kさん素晴らしい。
五目漁師は戦場から離れてカイワリポイントの少し沖目にアンカーを入れ、真っ先に頂いたアジを掛けて泳がせ釣りを始める。
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続いて、カイワリ仕掛けを入れる。
念のために先に入れたばかりの泳がせ仕掛けを確認すると、なんと、もうこれだ。
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戦場から離れたつもりだったが、実はここは厄介だけの別の戦場だった。
入れた仕掛けは100パーセントの確率で針をやられる。
こんなこともあろうと色々フグ対策はしてきたが、そんなものが少し効いた位で我慢できそうなケタではない。

早々に、やっぱりこれだな、タイラバで沖を流そう。
しかし、流し釣りとてフグの猛威から決して逃れられるわけではない。
コマセ釣りと違って奴らが群れ集まっている中にルアーを入れるわけではないので頻度は落ちるが、見つかってしまえば起こることは同じ。
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こんな風にスカートやネクタイを裸にされるだけならよいが、ヘッドをやられると損失は大きい。

肝心のアタリがあればまだしも、それがないがために余計なことに、餌釣りならどうだろうかとカイワリ仕掛けにオキアミを付けて落としたその1投目。
少し違和感があったので上げてみるとこれ。
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愛用の夢の天秤が見事に途中から破壊されて上がってきた。
長く使っているので弱くなっていたのかもしれないがステンのコマセ缶を壊す奴らのことなのでわからないことではない。

予報通り昼前からは南寄りの風が強まり、20分漕ぎ上って5、6分流すと、また20分掛けて漕ぎ上るという厳しい流し釣りを強いられる。
やっと釣れたのは、小さなホウボウと極小のチャリコに終わってしまった。

一方、Kさんもその後カイワリポイントでは、やはりフグに追い出され、沖を流したり、アカハタを狙われたようだが五目漁師と同じような結果に終わったようだ。
但し、あの後、更にイナダ(放流1)とお約束のカンパチをきっちり落とし込みで仕留められている。

情けない五目漁師の釣果はこれ。
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井上丸で撮らせていただいたKさんの釣果はこれ。
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貧果なら貧果なりに、小さいなら小さいなりに美味しくいただくことはできる。(エッヘン)
我が家の定番チャリコのパエリア。
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いつもと違ったレシピでやってみた。
お米が本場のパエリアのようにパサパサに仕上がるとあったが、どちらかというと寧ろリゾット風だった。
獲物の魚よりもエビが勝ってしまっているが、お味は良好。

ホウボウの昆布締めとみょうがのあえもの。
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落とし込みで釣れるなら、ジギングで釣れるだろうとやってみましたがノーバイトでした。

落とし込み、手漕ぎボートでは滅多にやれるチャンスはありませんが、凄い威力です。

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2025年10月14日 (火)

台風の合間のリベンジ釣行


10月12日は伊東(井上丸)に釣行。

ブログの間隔が空いてしまったが、実はこの間に一度釣りに行っている。
今や両親の墓参りと称して年に一度の故郷舞鶴釣行だった。

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西舞鶴沖合約30kmに浮かぶ冠島。
特別天然記念物オオミズナギドリの生息地で普通には上陸が禁止されている。

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帰路につく頃にやっと晴れ間が見えてくる。

残念ながら天気が悪く、やっと半日だけ釣ることができたが、同行の弟がアオハタ1匹、五目漁師に至っては20数cmのカサゴが1匹に終わってしまった。

獲物の写真はなし、実は素潜りで銛による魚突きをしていて母船からはぐれてしまった人を見つけ救助したが、他に話題もなかったのでブログはサボってしまった。

悪天候のお陰でMLBの地区シリーズ、ドジャースとフィリーズの第1戦と2戦をTV観戦できたが、戻ってからはこの不完全燃焼の気持を癒すためにもできるだけ早く海に出たかった。
それが今回の釣行。

世間では3連休の中日、普通なら365日連休の五目漁師が出掛けるような日ではないが、渋滞の我慢を押して海に出たい気持ちが勝った釣行となった。
ただ、皆さん台風の接近ということで天気のイメージが悪かったせいか、渋滞は心配したほどではなく、しかも海上は1日絶好の釣り日和だった。

さて、カイワリ狙いは相変わらずフグとの勝負と聞くと、五目漁師には勝ち目がない。
ルアーのみで色々やってみようと、タイラバ、ジギングは元より、ヒラメやマゴチ狙いでスイミングジグや、更にはエギングの準備までした。

先ずは前回、沖上がり寸前にアタリが頻発したが、時間切れで釣り残したアカハタなどの根魚狙いからやってみよう。
ボートが静かに北方向に流れてくれるので釣り易い。

湧き上がるベイトの真っただ中にタイラバを落とし巻き巻きしていると早々に掛かってきたのはイナダ。
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狙いの魚ではないが正にベイトを追って狩猟中であったイメージが浮かぶ。

そして、また直ぐに強いアタリ。
今度は先程と違って欲しかった根魚のようだ。

悠長に構えていると根に入られる、かと言って強引に上げようとするとハリスを切られる。
ここは釣り師の備えと腕次第。

かって、このポイントで強烈なアタリに巻くことができず根に潜られてしまい、残念にも傷だらけになって上がってきたリーダーを見てジギングのラインを1号から1.2号に、リーダーを4号から5号に引き上げているが、今はそれぞれが1号、4号のタイラバだ。
ここは慎重に、と思ったにもかかわらず痛恨のリーダー切れ。

少し前に同ポイントにやってきた仕立て船、井上丸の船長がこちらに向かって手を振ってくれるので無念さを伝えようとしたが、向こうはエンジン音で聞き取れなかったようだ。

この後は少し沖に出てシロアマダイを狙いつつマリンタウン側に流して行くが、今度も早々にアタリ。
ハタかな? いやフグかな? オオッ、この引きはひょっとして久しぶりの真鯛かな? 占いのような下手な想像のもとに上がってきたのはいきなりのシロアマダイ(41cm)。
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やったね。
これで本日の五目流ボはなくなった。

気分を良くしながら少しずつマリンタウン側に近づいて行くとやがてフグが出だす。
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憎らしさのためイイーッ! 自然とハモバサミに力が入る。

続いて、またフグ野郎かも思っていると今度は待望のアオハタ(38cm)。
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この後は、マリンタウンのテトラ付近で直リグにソフトルアーを付けてアカハタをやってみるも無反応。

アジポイント付近で久しぶりにエギングをやってみるも無反応。
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というかエギングに関しては、無反応というよりも五目漁師の下手なシャクリがイカを寄せ付けなかったような気がする。

沖に出て再びタイラバで流し始めるとフグ様が元気元気。
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最終的にタイラバの鉛ヘッドは4個(と思っていたが自宅で数えてみると3個だったようだ。)、をロストしてしまった。

場慣れしてしまった無敵のフグは、今や餌釣りでは針先のオキアミよりもコマセがたっぷりと入ったビシを直撃、タイラバではネクタイやスカートよりもヘッドを直撃してくるので何れもやられるとロスが大きい。
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困ったもんだ。

さて、ロストでいよいよ手元のタイラバヘッドも少なくなってきたのでこんなものを使ってみた。10daxp259256sa

写真はスカートやネクタイをやられた後で寂しくなっているが、ビンビンスイッチ風のヘッドに使わなくなった80gのジグを利用している。
ビンビンスイッチ風タイラバは元をただせば直リグの構造と同じなので、アイさえ付いていれば、こんな風にタイラバヘッドとして何でも利用できる。

そもそも青物などを狙っていたジグをタイラバヘッドに使ってみると、これが意外や青ものには大当たり。
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マダイやハタ狙いでこのタイラバを落としていくと中層でイナダに捕まってしまう。
五目漁師はあまり好きではない魚なので逃げたくなってしまうほどだ。

今回は、たまたま手元にあったリアーバランスのジグを利用したが、フォールでの効果とわせて青物もターゲットに入れるなら非対称ジグを使ってみるのも面白いかもしれない。

最後にもう一度、根回りの根魚に期待したが小型のハタのみで終了。
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で、今日の釣果はこれ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)


シロアマダイの刺身と昆布締め、アオハタ、イナダの刺身盛り。
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下段右は、こってり、ねっとりのシロアマダイの中おちのナメロウ。


シロアマダイの茶碗蒸し、
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普通にやると折角のシロアマダイなどは玉子汁の中に沈んでしまい表面は最後に載せる三つ葉だけになってしまう。
そこは、ヨメサンのアイデアで一工夫して賑やかになった。

シロアマダイの潮汁。
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イナダは1匹を無理矢理に井上丸のお兄さんに押し付けてしまったが、消費には苦労する。
これなら結構消費できる。
イナダの香味揚げ炒め。(残りは取りあえず冷凍保存)
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アオハタの和風カルパッチョ。
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いつものオリーブオイルではなく、もみじおろしとポン酢で頂く。

アオハタのしそ昆布あえ。
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フグは今が猛威のピークだと思いますが、やっと青物の姿も見えました。
そろそろカイワリも面白いかもですね。

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2025年10月 2日 (木)

神様からのプレゼント


今年は少し遅くなりましたがと、先日、神様から誕生日プレゼントをいただいた。
年を数えるのは嫌だがプレゼントは嬉しい。

何だろう? 
箱を開けてみると電動リール用のリチウムバッテリーではないか!
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早速、現用のバッテリーと比べてみた。
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五目漁師が電動リールを使うのは中深場(水深200~300m)釣行の時だけだが、現在は安くて重も~いオートバイ用の鉛電池を使っている。
これ本当に重たい。

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アカムツやクロムツ狙いの中深場釣行で利用(借りボート)している網代の亮知丸は、車を艇のすぐそばに停められるので持ち歩く距離はしれている。
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目と鼻の先とはいえ、その数十歩と高さがある岸壁から艇への荷物の積み込みやその逆の際には、ヨイショ!コラショ! の気合を連発、オットットと右に左によたりながら老体に鞭打つことになる。

さすが神様、遠くから五目漁師のそんな姿を見るに見かねて今回の贈り物になったようだ。
ありがたい。

実際に繋いでみて、少し従来のものと比べてみよう。
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重量:4.3kg、12.0V、15Ah(容量にして12×15=180Wh)

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重量0.5kg14.8V、9Ah(容量にして14.8×9=133Wh )

従来は、電動リール(FM800)と魚探(Lowrance Elite-4HDI)を同時に約8時間使い続けるために、大容量の鉛電池を使っていた。
ただ、今年の春に魚探が故障し別の物(HONDEX PS-611CNⅡ)に買い替えたが、この魚探は本体に専用電池を抱えているために、今ではリールのみに電源を供給すればよいことになった。

つまり、従来のバッテリーは過剰な重さ、そして、あり余る容量になっている。
そんなことをお見通しの上でのありがたいプレゼントだった。

そもそもFM800の定格電圧範囲は、12~14.8V。
仕様書に示されている巻き上げ力や最大巻上速度などは、13Vを基準にしている。
気にはならなかったが従来の12Vでの動作は、リール本来の実力が発揮できておらず眠たそうにとろんとしたものであったのかもしれない。

超絶軽く(約1/9)なり、しかも力強くなったリールを使っての次の中深場釣りは、今のところまだ予定を決めていないが、10月中にはお試しができそうだ。
神様にお返しのアカムツが釣れればよいのだが。



これなら、福浦のあの急坂もなんとかなりそうです。
行動範囲が広がりますね。

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2025年9月28日 (日)

逃げるが勝ちと思ってはいるが

 
9月26日は伊東(井上丸)に釣行。

先の23日はエンジン艇をお借りして2回目になる孫娘との釣行を予定していたが、台風(19号)による悪天候のため残念ながら中止になってしまった。

今日は、やっと静かになった海上をカイワリポイントの少し沖側に向かって漕ぎ出る。
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本日の狙いは、駄目そうだと思いながらも先ずはカイワリ、その後はタイラバとジギングで沖を流してマダイ、ハタ、そして今シーズンも既に絶好調のスタートの兆しが見えるシロアマダイも狙ってみよう。

一方厄介なのは、あのフグ野郎。
そして、一時は伊東の海から姿を消したかのように減ってしまった五目漁師の天敵サバの再来。
それに多くが釣れてしまうと結構処分に困ってしまう小型のイトヨリも五目漁師にとっては困りものの一つ。

フグと真っ向から勝負する気はないし、伊東のサバは中深場の餌用以外に持ち帰ることはない。
時には釣れ過ぎるイトヨリは放流しても膨らんでしまった浮袋が仇で帰っていけないために仕方なくクーラーボックスに入れることにしている。

今日はこれらの厄介な魚から逃げ切ることができるであろうか。
カイワリが狙いであるのにそのポイントの少し沖目にアンカリングしたのは、フグの猛攻を避けるためだった。

1投目、早速小イトヨリ。
2投目もイトヨリ。
そして、3投目か4投目に何の反応もなくエダスが切れた仕掛けが上がってくる。
奴だ。
奴が集まってきたが最後もう釣りにはならない。

どうしてこじ開けるのかわからないが、愛用するパカットビシの上窓が全開になって上がってくる。
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奴らの興味は、もはや面倒なコマセや付け餌よりもビシのまるごとにあるようだ。

このビシは、この後数回の投入でとうとう窓枠部分が破壊されてお払い箱になってしまった。

海底では壮絶な餌盗り合戦が起こっているのか、いや多分劣勢のイトヨリがわずかな隙をついて餌をかすめ取っているのだろう。
フグにやられない時には漏れなくイトヨリが付いて上がってくる。
珍しい放流サイズのホンイトヨリも参戦している。
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そして、カイワリ狙いなのにまさかと思ってしまった唯一のカイワリ。
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とうとうここ迄来てしまったか。
というのは、今日初めてフグが追うナブラを見た。
静かな海面からたまにパシャッと音がする。
振り向くともっこりと黒くて丸い塊が海面に表れては消える。
青物が追うナブラのように派手さはないが奴に違いない。
覗くと海面直下ではサバフグが行き来している。
ジグを入れてみると直ぐに掛かってくるのはやっぱり奴。
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かってはカイワリポイントからアジポイント(距離にして約300mマリンタウン側に離れている)に退散するとフグの猛攻から逃げることができた。
しかし、今日は違った。
カイワリを諦めてアジを釣ってみようとアジポイントに場所移動してみたが、1投目から仕掛けをやられてしまう。

どうやら彼らはシイラと同様にボートの影を追って釣り師の行く先々について回ってくるようだ。
特に、今日のように他にボートが見当たらない時にはもう逃げ場がない。
カイワリポイント周辺は既に奴らの勝手知ったる居座り場となり領域内を自在に巡って猛攻を仕掛けてくるようだ。

さて、最近はこのフグのお陰ですっかり影が薄くなってしまったサバではあるが、
今年は少し元気を取り戻している気配がある。

不注意にもビシにコマセが残ったままで、のんびりと仕掛けを引き上げて来ようもんならこの様だ。
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できるだけフグ避けようと餌仕掛けからウイリー仕掛けに替えたところ中層の中サバに捕まってしまった。

この後も転々と逃げ回った結果、マリンタウン前の水深40mでやっとフグ、サバから解放されたが、最後まで五目漁師をしたって追って来てくれたのはイトヨリだった。

結局9時過ぎにはコマセ釣りを諦めてタイラバに切替える。
しかし、今日は魚の活性が高いと言えば聞こえは良いが、ここでもイトヨリには付きまとわれる。
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いよいよ最後の手段として、シロアマダイ狙いに特化してタイラバを海底ずる曳きでやってみよう。
着底時に10回近く底トントンをやった後はタイラバを巻き上げずにズルズルとキスのさびき釣りのように曳いてくる。
砂漠と思っていた海底も曳いてみると結構凹凸があることがわかる。

とその時、強烈なアタリ。
やったね。
とうとう来たぞ。
50cmはあるかな?おおっうおっ! 有りそうだ。

たまに穂先をガツンガツンと叩かれると怖くてついついドラグを少し弱めてしまう。
さて、姿が見えてきた。
あれっ??? 白いはずの魚影が黒い。

上がって来たのはなんと巨大なエソ(60cm)。
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ええーっ、そう??? がっかり。

有名なスズヒロの高級蒲鉾の原料は高級魚のエソを使っていると聞いているので持ち帰って練り物にしてみよう。

その後もタイラバのズル曳きを続けるも、結局シロアマダイのアタリはなし。

残り30分になってしまった時点でシロアマダイを諦めて浅場の海底がやや険しいポイントに入る。
根掛りが恐いので根回りを攻めたが反応は無し。
海藻だろうか、1メートル近くも茂った中に思い切ってタイラバを落とす。

すると直ぐにアタリ。
しかし、案の定、海藻にリーダーが掛かってしまったようだ。
道糸を緩めると魚の引きがあるので獲物はまだ付いているようだ。
引き出そうとすると獲物の引きが根掛かりの引きに変わる。

本日唯一の獲物らしい獲物、ここはどうしても上げたい。
魚が、自ら海藻の絡みを解いて出た時のためにドラグをもう一段締め直して出てくるのを待つ。
出ては絡まり、出ては絡まりを3、4回は繰り返しただろうか。
獲物はまだ付いている。
力強くも焦らず聞き合せるように穂先を上げると、浮いたぞ! 
上がってきたのは良型のアカハタ(写真36cm)。
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やっとボ同然の釣りから脱却できてほっとする。
時間がないがもう一度やれそうだ。

次も海藻の中から引き出したのはカサゴ。
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うーん、時間がない。
根掛りが恐いのでビンビンスイッチTGのタイラバヘッドを自作のビンビンスイッチ風に交換してもう一度。

また直ぐにアタリだ。
今度はやや小型のオオモンハタ29cm)。
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3連続ヒット、もう少しやりたいが、ボート内は散らかしたままでここで沖上がり。

で、今日の釣果はこれ。
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で、先ずはエソとついでにイトヨリの薩摩揚げを作ってみた。
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上段2列がイトヨリ6匹分、下段がエソ。
さすがに60cmエソの威力は凄い。

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ヨメサンに言わすとイトヨリの方がしっとりとして美味しいとのこと。

因みに、魚をすり身にする段階でフードプロセッサーとミキサーを壊してしまい、急遽すり鉢を使った。
(後で確認するとフードプロセッサーには連続使用限界3分とあった。安物過ぎる。)

オオモンハタ、カサゴ、カイワリの刺身と昆布締め。
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アカハタは中華蒸しに。
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最近はブリ、鮭、イカ、サンマ、サバなどの好漁や不漁などがしばしばニュースになりますが、我々に身近なところでも、(個人的な感想ですが)そもそもハタ類がよく釣れるようになったと思っていたら既にオオモンハタやアオハタが少しなりを潜め、代わって今はアカハタがブームですね。引きもよいし食べても美味しいのでよいのですが、一方でサバフグが更に横暴に、幻のシロアマダイの日常化など海が急速に変わっていますね。

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2025年9月16日 (火)

川奈釣行と魚探考

 

9月15日は川奈に釣行。

そもそもはイサキを狙うつもりであったが、準備しているうちにやっぱりルアーで沖を流した方が面白そうだな、と気持ちが傾いてくる。
結局、コマセ釣りは強制終了させるためにアミコマセをいつもの半分(2kg)にして、タイラバとジギングを準備する。

天気予報では朝方は多少強い北寄りの風が入るために湾内のウネリを心配していたが、湖モードの無風無浪の海面を沖の高根周辺に向かう。1daxp259150s

連休の最終日ではあるが前日が荒れ模様だったこともあり、恐らくスケジュールを1日後にずらせた釣り師で賑わっている。
沖に出ると、例のS級狙いであろうか(写真では遠くて見えないが)半分くらいのボート水深15~20mに等間隔で並んでいる。
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わかってはいるが、五目漁師はあそこの餌盗りの多さには懲り懲りで対処もできないためにイサキがくれば良し、まぐれで大物がくれば更に良しと思いながら、50m弱のアンカーロープが効く範囲の水深40m強の高根回りに落ち着く。

浅場と違って魚探にはたまに魚マークが通り過ぎる程度で基本何も映らない。
せっせと撒き餌をして魚を集めてみよう。

しばらくして最初のアタリはベラ。
次は中サバの2連掛け。
なんだ、映らないのにサバが居るの?!
続いて、ドスン!の大当たり。
びっくりして、とっさに竿を煽ったが即3号ハリスを切られてしまう。
残念だが、やっぱりね。
深場はこれがあるから面白い。

魚探を見ていると、海面近くに何やら魚影が見える。
何だろう? 
特に意識はせず、付けエサが付いた2.5m吹き流し仕掛けを海面に垂らしながらビシかごにアミコマセを入れていると、いきなりカゴをもっていかれる。

ソウダが湧くと、うかつに仕掛けの海面垂らしはできなくなってしまうことがよくあるが、あれだな。
気を付けないと上針に餌を付けている時に下針に掛かってきたりすると危ない。

掛かったのはそのソウダかと思いながら上げてくるとメジ(30cm)だった。
暴れている間にラインを巻いてしまったのか胴に深い傷が入り身がえぐれている。(のでそおっと、クーラーボックスに)

今度は仕掛けの落とし際に再び掛かってくる。
メジならうまく外れてくれないかなと遊ばせながら上げてくると今度はソウダ。
メジやこれくらいのサイズのソウダでは釣っても仕方がないと思いながら逃げるように仕掛けを落とし釣っていたが、後でよく見ると2匹目に釣ったのは手漕ぎボート釣りでは珍しい本ガツオだった。
それがわかっておればもう1、2匹は釣っても良かったのにな。

その後はせっせとコマセを撒くが一向に反応はない。
場所替えをしようと、アンカーを上げてベイト反応を見ながら辺をチェックする。
仕掛けを落としたいポイントが2、3ヵ所あるが水深が50、60mではアンカーロープが届かないために、結局、元の場所に戻る。

その後もアタリがないまま9時にはコマセ釣りを諦めて清々とした気持ちでタイラバを主体に沖流しに切替える。
沖流しでは良型のハタやカサゴ、真鯛を期待したが、やっと掛かってくれたのは小型のホウボウとアヤメカサゴに終わってしまった。
心配していたフグが掛かったのは1度だけだった。
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さて、これは昨晩から気になっていたが本日のタイドグラフ。
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小潮はよしとしても、この形、見たことがないほど超不細工だと思わない? 
影響があったかも。


釣った日に本ガツオのたたきポン酢、
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次の日にホウボウとアヤメカサゴの天ぷら丼。
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さて、釣れないと釣りの話題がない。
スペースが余っているので少し魚探の話をしてみよう。

五目漁師が10年近くも使っていたLowrance(Elite-4 HDI)が昨年秋に壊れてしまった。
色々検討したり、使っている方々に使い心地を聞いたりしながら次機種はHONDEX(PS-611CNⅡDeepモード搭載)にした。
両機種を使ってみた経験上どうしても両者の優劣を考えてしまうが、双方に長所、短所があり、ここで比較するつもりはない。

一番残念だったのはLowranceの故障によってシコシコと構築してきたマイポイントマークが消滅してしまったことだ。
今は、残った航跡データや再度海上を動き回って山立ての記憶などから何とか再構築しようとしている最中。
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赤のマークが五目漁師が追加したポイントマークなど

HONDEXではデータをSDカードなどに取り込むことができないために、また消失した時のためにマーキングポイントの緯度経度や特徴などをエクセル表に残すようにしている。

Lowrance魚探を持つ前は、あんなもの(魚探)は使う意味がない、ポイントは山立てで十分、と魚探無用派だった。
それがちょっとしたきっかけから使い始めるとこれが実に楽しい。
今は竿先以上に一日中画面に見入っている。
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ボートの特等席に取り付けた魚探

そんなものを持たずとも海中を想像しながら釣るのが楽しい、というご意見が多いようだが、五目漁師も想像や妄想を巡らすことは大好き。
寧ろ魚探があることによって、少なくとも海中情報のひとかけらをヒントに何もきっかけがない時以上にどんどんと妄想が高まっていく。

HONDEX魚探は自分のビシや定置網のロープを魚と間違って魚マークを映し出す愛嬌もあるが、わかっておればこれとてビシの回りの魚の有無情報として一つのヒントになる。
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右下の矢印の魚マークは五目漁師のビシ

何もヒントがないところでの大当たりはびっくりこそするが、やった感はないのではと思う。

五目漁師にとって魚探のもう一つの機能は海上ナビ。
道も建物もない平らな海面上に今漕いでいるボートのトレースが残っていく。
漕ぐ前から予定しているコースどりもあるし、釣れない時には等深線などをヒントに試してみる新しいコースどりもある。
十分ではないが、一片の事実を基に妄想が更に深まり、自分が考えたポイントに再現性良く入って当たり/外れを確認したり、次回のポイントとしてマーキングできるのが良い。
仲間からポイントを教えて頂いたりその逆にも超便利。

よく釣る釣り師はそれぞれにノウハウがあり、魚探を持てば必ずしも釣果が良くなるわけではないが、沖流しが多い五目漁師が、釣りをより楽しむために欠かせないものになっている。



今日は無理かなと思っていたのですが、上手い人は恐らくS級魚を狙いながらもイサキを釣っておられました。
私は9時には沖の流し釣りに切替えましたが、釣れないとそれまでもソワソワとするばかりでコマセ釣りは上の空の釣りでした。
それでも釣れればよかったのですが情けない釣りになってしまいました。
流し釣りは時間がたつのが速いです。あっという間ですね。

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2025年9月 9日 (火)

サバタン対ルアーのアカハタ決戦

 

9月8日は伊東(井上丸)に釣行。

9月初旬で同店の今年の海の家も終了し、待ちに待ったボートの貸し出しが再開した。
今年の夏はあの、いやまだまだ続いている暑さの中で、お客様は倍増ウファウファに儲かりました と聞いてはいないが、これは根が関西人五目漁師の代弁。

貸しボート再開に伴い、予てよりアカハタ釣りを頼まれていたOmさんに声掛けしエンジン艇で手石島周辺のポイントに向かう。
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Omさんと言えば、伊東ではカイワリ釣りの正に豪傑。
2、3年前には、巨大なサバフグを伊東の海から一掃すべく(冗談だと思っていたがご本人曰く本気だったと聞いている)持参した仕掛けや替え針の全てはもちろん、安くはない天秤から先を4セットも切って落とされながらも60匹以上のフグをボート内にさらした上に、更にそれ以上の記録的な数のカイワリを持ち帰ったという五目漁師の中では伝説の釣り師。

こんな釣り師と同行できるのは嬉しいが一つ心配がある。
五目漁師はアカハタ釣りにはルアー(直リグにクロー系ワーム)で挑み、それ以外の釣り場ではタイラバとスロージギングでハタやマダイを狙う。
一方、ルアーをやられないOmさんはアカハタは胴付き仕掛けにサバタン餌でやるとのこと。
ここまでは、まあ何とかなりそうだと思っていたが、それ以外では、なんとカッタクリで青物を狙ってみたいとおっしゃる。
青物があまり好きではない五目漁師とは狙いは違うし、何よりも釣り方は違うし、錘の重さも道糸の太さなど道具も違い過ぎる。
まあまあ・・・いや、さてどうしよう・・・と思いながら取りあえず沖に出る。

先ず、サバタン対ルアーのアカハタ決戦はどうなることやら。
水深30m前後、開始早々にOmさんにアタリ。
しかし、上がってきたのはリリースサイズアカハタ。
続くアタリもOmさんに。
しかしこれも小型のアカハタでリリース。
またアタリ、今度はエソ。

そして、やっと五目漁師にアタリ。
これは持ち帰りサイズ。
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サバタンでは小型のアカハタや外道、餌盗りが多くやっぱり、ここはルアーかな? と心配し始めたOmさんに今度はドスンのアタリで文句なしのアカハタが上がる。

この後も頻繁な餌盗りの中で良型、小型ともに圧倒的にOmさんにアタリや釣果が集中する。

そんな中、次第に2枚潮が強まり始める。
とうとうまともな釣りが成立しなくなってしまったために一旦アカハタはここ迄とし、宇佐美方面に場所移動することに。

途中、気になる水深90mで五目漁師はタイラバ、そしてここで出てきたのがOmさんのカッタクリ。
五目漁師も昔やったことがある木枠に巻いたこげ茶色の道糸(古っ!)が出てくるのかと思っていたが、これは違っていた。
確かめはしなかったが見るからに例の高級竿にPEライン(3,4号)をリールに巻いた竿釣りセットだ。
変わったな。
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カッタクリ中のOmさん

ここでは短時間しかやらなかったが、双方ともアタリは無し、幸いにも心配した相互のトラブルも無しで宇佐美のポイントに向かう。
宇佐美近辺では漁礁ポイントを含め転々としてみたがここでも双方ともにアタリは皆無。

お互いに、こんなこともあるわなとわかり合っているのがやりやすい。
しかも、あのフグハンターのOmさんにしてフグのアタリが皆無なのは、これだけで大喜びですよと船頭を慰めてくれる。

無駄に時間を使ってしまったが、残るはあと2時間。
潮変わりを期待してもう一度朝方のアカハタポイントに戻ってみることにする。

ボートの流れる方向は朝方とは逆になっていたものの2枚潮は相変わらずで釣りにくい。
ただ、朝方とは逆に今度は五目漁師のルアーにアタリが多い。
五目漁師にはアカハタの追加や穂先が海面に突っ込む今日一の大物バラシもあった。

最後は港前の漁礁ポイントなどでジギングとサバタン決戦をやってみたが両名ともにエソの連発で終わりとなった。

で、今日の両名の釣果はこれ。
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左半分が五目漁師の釣果、右半分がOmさんの釣果。
但し、Omさんの釣果は全体の一部のみ。
(井上丸の釣果写真ですが、お断りした上で同店の釣果ブログよりも先に掲載させていただきました。)

渋い日であったが、何とかおかず分はとれた感じであろうか。
こうしてみると、ルアーにはそんな小物が来ないよと胸を張っていたが、なんとOmさんの方がアカハタは大きい。
更に、腕の差があるにしても、アタリの数はやはり餌釣りには叶わないようだ。


アカハタの釣った日刺身。
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アカハタの煮付け。
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サラダ風カルパッチョ。
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嬉しいことにOmさんは土日を除いた平日は大概OKとのこと。今後ともよろしくお願いします。
井上丸の釣果ブログが休んだままになっているので状況がよくわかりませんが伊東の海はあまり調子が良くないようです。
いつもなら9月はハイシーズンなのですがどうしたんでしょうかね。

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2025年8月31日 (日)

タッチー諦めて中深場へ


8月29日は網代(亮知丸)に釣行。

異常に暑い真夏の釣りはペースダウンせざるを得ず、約1ヶ月前の7月28日以来、というのはうそ。
実は、8月6日に大津(石田丸)に出掛けている。

もちろんその前の釣りのタチウオジギングのリベンジ行であったが、再び失敗。
やや雲が多いムンムンムレムレの中、1日頑張ってみたがタッチー3匹、料理は貧弱、加えてヘタヘタにお疲れ模様では記事を書く気にもなれず、すっ飛ばしてしまった。

以来、石田丸の釣果ブログをチェックするもタチウオの釣果写真の掲載がないところを見ると、どうも今年は良くないようだ。
海中のこととはいえこの暑さが影響しているのだろうか、それとも小アジが釣れていない状況と相互に関係があるのだろうか?
一旦はタッチーを諦めて久しぶりの中深場行となった。
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相変わらず、急な平日釣行に付き合ってくれるのは今回も弟。
いよいよ仕事も暇になってきたのかOK出しが多くなってきたことは、1人行をできるだけ避けたい五目漁師にとっては都合が良い。

未だ使ったことがないという小型船舶操縦士の免許も持っているので何かがあった時のためにと思い、試しに船外機のスロットルグリップを握ってもらうと、右に左に、時には意に反する一回転までして見せてくれる。
五目漁師の指導も悪かったが、景色を見ながらと違って、レスポンスの遅い魚探のナビを見ながらの操縦は結構難しい。

先ずは、カヤック仲間から聞いているクロムツの巣に向かう。
いき過ぎた下界の暑さなど(多分)どこ吹く風、そのまた下の-250mでは今日も巣に群れているだろうクロムツ、そして運よくアカムツにも出会えることを期待する。

ポイントに到着して1投目。
前回も同じポイントに入ったが、その時は強い2枚潮。
しかもルアーオンリーで一番重いヘッドでも300g程度だったこともあり底どりさえできず、結局、中深場での釣りは諦めた経緯がある。

それだけに今回も2枚潮には警戒していたが、120号の錘がほぼ真下に落ちていく。
いいね。

底どり後、糸ふけを巻き取りゼロテン(捨て糸90cm)で待つや否やこの深さとしては珍しく“ドン”のびっくりアタリ。

中深場の釣りでは、ラインを通して仕掛けと手元が繋がっているとは言え、数100m以上も先の出来事なのでアタリなのか、気のせいなのかわからず、首を傾げながら巻き上げを躊躇することはよくあるが、迷うことなく掛けに行き、巻き上げを開始する。

穂先の叩かれ具合からしてアカムツでないことは分かっていたが、数分の楽しみの後に見えてきたのは良型(37cm)のクロムツ。2daxp259134s

続いて、2投目はユメカサゴ。
そして、3投目、4投目と釣れ続く中で、これ(潮流が弱い)ならいけるかもと、いつも使っている2本針仕掛けを前日に自作した自称アカムツ期待仕掛けに交換する。
ホタ針16号のチモトにケイムラ(紫)チューブ、続いてマシュマロボール(L)を2つを入れ浮力を増した上にエダスの長さを55cm(いつもは45cm)にした3本針仕掛けだ。

すると、早速アタリ。
今度はもしやしての穂先の叩き。
先ず上針にはひらひらと見えてきたのはユメカサゴ。
あの引きからしてこれではないはず、そして普通なら逆になるはずなのに意外にも一番下の針についているのはひょっとして! 

穂先の叩かれ具合からアカムツを察知して騒ぎ始めた五目漁師のそばに寄って来た弟も赤いね、赤いあかいと気のない反応。
一方でやったねと絶頂の五目漁師。
玉網に入った魚を見て、何?アカムツ? と弟。
どうやら彼は上針に掛っているユメカサゴを見て赤いあかいと拍子抜けの応援をしてくれたようだ。
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久し振りのアカムツ(33cm)

その後も入れ食い状態でシロムツや更にクロムツが続く。
一方、弟にはメダイや小型ながらもキンメダイも。
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しかし、9時になると次第に底潮が速くなり、とうとう150号の錘でもラインが払い出す一方になってしまう。
これでは釣りにならないので諦めて-200mまで移動すると、ちょっとしたことで2枚潮からは解放されるが、肝心の獲物はユメカサゴやオキメバルの小物ばかり。

ユメばかりでは大型のアラやアカムツといったユメが感じられない。
そこで、潮汐上の潮止まり(10時半)のタイミングで元に戻ってみるが、相変わらずの厳しい2枚潮。
おまけにこの頃から南東風も強まってくる。
やっぱり駄目だ。

なんとかならぬかとポイントを転々とした挙句に、昼過ぎには浅場(-100m前後)でタイラバとジギングに切替える。
いよいよ強まってきた南東風対応でパラシュートアンカーを入れてゆっくりと流したが、ここでは、弟がウッカリン1匹、五目漁師はアタリ皆無に終わってしまった。

で、今日の釣果はこれ。
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弟のはこれ。
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さて、中深場で釣れる赤、黒、白3種の~ムツと呼ばれる魚のカルパッチョ食べ比べ。
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わかりにくいが下側の白い身が赤ムツ、上側の少し赤っぽい身がクロムツ、それらに挟まれた内側の身がシロムツ。
何れも深場の魚だけあって皮を剥ぐとベトベトに脂がのっているが、シロムツは前2者に比べると身そのものにはそんなに脂っ気は感じない。
白身魚のカルパチョと言えば爽やかさが売りで、いくらでも食べられるというのが五目漁師のイメージ。
そんなイメージからするとシロムツが一番であろうか。

クロムツのアクアパッツア。
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1日おいてカルパッチョで半身を使った頭付きの残りを塩焼きに。
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時期のせいかもしれないが五目漁師の軍配はアカムツに上がる。
焼いている時には何れも脂がポタリポタリと焼き網の下の受け皿に落ちてくるが、食べてみるととろける甘さは別物のアカムツ。

ユメカサゴとシロムツの唐揚げ。
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暑さを警戒していましたが、海上ではそれほどでもなかったです。

ところが、岸壁に上がった途端に汗が吹き出しました。
セメントの地面からの反射熱ですね。
そんな熱から遠ざかる沖合ならではの気温だったのかもしれません。

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2025年7月29日 (火)

ジギングタチウオ


7月28日は大津(石田丸)に釣行。

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暑い夏、海上でぶっ倒れる可能性を減らすために一番確実な方法は、釣行回数を減らすこと。
7、8月はペースダウンの予定だったが、多少は釣行間隔がのびただろうか。

期待していたわけではないが、ペースダウンがしやすくなる応援もある。
ホームにしている井上丸が海水浴シーズン中は海の家で忙しく、貸しボート営業は休業に入ってしまった。
更に、正にたまたまではあるがちょっとした車の自損事故をやってしまい、猛暑が続くと言われている9月中は修理で車が利用できないことになってしまった。

最近は人並みの釣果もままならず釣力(釣りの技術的なものや根気)はもとより釣感(今どこで何を釣ったら楽しめるかを感じ取る)、釣運(天が味方して、群れや大物に会わせてくれる)などの減退や神様の応援がかってのようになくなってしまったと感じている。

昔に比べると自分自身も世間の見方(どうでもよいと思いたいが)も年齢感覚が変わってきているとは言え、一方で、海はいつまでも待っている、なんて悠長な気持ちにはなれないところが正直ある。

なんて、前置きや言い訳がだらだらと続くのが正に年齢の・・・いやいやもう続けるのは止めておこう。

さて、今回は弟を誘っての大津釣行。
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以前からアジを釣りたがっていた弟の要望とタチウオのあの独特の引きを楽しみたい五目漁師の期待が一致し、一度は天気が悪く見送ったが、今日は少なくとも昼までならなんとかなりそうだ。

同店の釣果ブログを見ると、今はアジがタチウオポイントに近い青山沖で釣れているのは好都合。
大津のポイントを知らない弟を案内して、五目漁師は直ぐ隣の旧山田沖のタチウオポイントに向かう。

平日なのでボートは少ないがそれでも4、5杯の恐らくタチウオ狙いのボートが見える。
餌釣りで数日前に数が上がっているが五目漁師はジギング1本。

天びんの餌釣りで言われる、餌を追っている、食わせた、掛かったのと、微妙な手応や判断などは不要でアタリ=掛かりのジギングの方がどう考えても素人には釣り易い。

あとは、食ってくれるかどうかはタッチー次第、この時期のジギングとの相性はどうだろうと思ったが、どうやらその心配はなさそうだ。
2、3投目で早々に最初のアタリ。
来たっ! 今釣れるのは超小型(指2本程度)と承知しているが、そんな小型ではなさそうだ。
やはり最初に食ってくるのは群れの中で遊泳力も威勢もある大型なのだろう。
最初からドラゴンかと意気も上がったが直ぐにバラシ。

上げてきたジグを見るとフロントフックがリーダーに絡まり、逆向きになっている。
フックにはフロントもリヤーもトリプルのバーブレスを使っているが、その分刺さりが良いのでタッチーが食ってこなくても魚体のどこかに触れるだけで2ヵ所、3ヵ所とフックが追い掛かりし、がんじがらめに絡めとってしまう。
この傾向は小型のタッチーに特に多いように思う。
一方、大型になるとまともにフロントフックを咥え込むことが多いが、そんな時でもリアーのアシストフックが胴体に追いか掛かりして、正に掛かりをアシストしてくれる。

しかし、この状態ではそもそも掛かりがリアーフックだけだったのがバラシの要因だったように思う。
無念! 
それでもジグを食ってくれるタチウオが居たことは心強い。

しばらくすると、再びアタリ。
しかし、これは小さい。
上げてくると、思っていた以上に更に小さい(68cm)。
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先に記した通り、フック諸共ワイヤーリーダーまでか細い魚体に巻き付いてしまっているために外すのに苦労したが、こんな状態で放流しても仲間の餌食なるだけなのでクーラーボックスへ。

続いて上がってきたのはちょっとましな程度。
サイズはともかく、これ位のペースで来てくれれば20は行くかなと期待したが、この後少し間隔が空いてしまう。

そこで、以前思いがけなくサワラを掛けていい目をしたジグヘッドにシャッドテールワームを付けて投げ込んでみる。
すると、なんと、その一投目。
ジグが恐らく回収間際でかなり中層まで上がってきたときにグイーンの強いアタリ。
これはそこそこでかそう。
引きを楽しみながら上げてきたのは良いサイズのタッチー(103cm)。

この釣りは、今日のように周囲のボートが少ないとき限定の釣りではあるが、アンカリングしたままで周囲を縦方向にも探れるために足元のジギングにアタリがなくなった場合には有効な釣りだと思っている。

しかし、この後は何れの釣りもぴたりとアタリが止まってしまう。
周囲の(多分餌釣り)のボートも同じ状態だったようで、気が付けばいまだにせっせとシャクリ続けているのは五目漁師だけになってしまった。

今日は1日タッチウオジギングと決めてきたが、10時には気分転換にタイラバで富士山根付近を流してみる。
しかし、気が乗らないせいもあるのか一度のアタリもなく再び元のポイントに戻って来る。

途中アジ釣りの弟に様子を聞いてみると10匹位かな?と。
いいんじゃない、今時は帰るころに20も釣れていれば上等だよ、2,3匹でよいから俺の分も頼むよっ!

行き場のない五目漁師は再びジグをシャクったり、ジグヘッドワームを投げ込んだりを繰り返すが相変わらず無反応が続く。
時々クッと来るのは海中をうずめんばかりに流れていく白クラゲにジグがあたるからだろうか。
そう言えば、早朝にはなかったように思うが魚探の画面一面が粒状になっているのはこいつのせいなのかもしれない。
タッチーのアタリがないのもひょっとしてこれが要因かもと思ってしまう。

ポイントには五目漁師がぽつんと一人。
皆さん大津と言えばやはりアジ、寧ろ期待ができる朝一だけタッチーをやってメインはアジ釣りというのが普通なのかもしれない。
代わりがない五目漁師は珍しく眠気の中でシャクリ続ける。

もう8時過ぎから5時間以上もお触り一つない中で1時過ぎに突然びっくりのアタリ。
来たぞ来たぞっ! 
久々のタッチーに、時合いだ時合いだ、眠気も吹き飛びあと1時間に期待をかけるも、次第に南風も強まり結局2時には何も起こらないまま終了。

で、今日の釣果はこれ。
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タッチー4匹、アジは作戦通り弟からの頂き物。

大津のポイントを知らず一度もアンカーの入れ直しもポイント移動もせずに青山沖で粘った弟の釣果はこれ。
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 アジは22匹、冗談のいや上段のタッチーはアジ釣り仕掛けに掛ったらしい。

1日タッチーを専門に狙った五目漁師が4匹だったのに。

石田丸のこの日の釣果ブログは見るとタッチーは5匹(恐らく餌釣り)、アジはガレバ根付近の調子が良かったようだ。

 

弟からせしめたアジは釣れた日タタキに、
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次の日にタチウオの姿造りと梅しそ巻き天ぷら、
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刺身は皮を削ぎ取るか炙りにするとOK、皮つきはどうしたって口に残こるのでX。

ラー油焼き。
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五目漁師の感覚が鈍いのか、ジギングタチウオには所謂前アタリなどなく一発勝負というかシャクリ勝負で掛けの勝負はないと思っています。
簡単ですよね。それとジグの形や色も気にしませんが、アタリが遠のいた時にジグの形を変えたり色を替えたりするのは効果があるように思っています。

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2025年7月21日 (月)

ボの後は楽しいBBQ

 

7月19日は川奈(川奈観光ボート)に釣行。

今回はカヤック仲間の別荘を利用させていただいてのお泊り釣行。
といっても、五目漁師はカヤックを持たないので昼間は川奈の手漕ぎボートで釣って、夕方のBBQで合流する。

実は、一昨年も同じ時期に同様のスタイルでやった。
その時は、皆さんにご馳走しようと、まだ五目漁師も釣ったことがないシマアジをターゲットにして、釣り始めから沖上がりまで終始他の魚には目もくれずシマアジの回遊をひたすらに待った。

待つと言っても、事前に聞いてきた待ちのポイントは、根が点在する水深15、6mの浅場なのでとんでもなく餌盗りが多く、仕掛けを入れるや付けエサは瞬時にしてなくなる。
餌を付けては落とし、コマセを入れては落とし、意地になって回遊を待ったが結果、小魚に翻弄されただけで何事も起こらず完ボになってしまった。

二度とやるまいと思ったが、川奈だったら今回こそはと思うのもあたり前の流れ。
ただ、今回は少し違った。
当初はシマアジに狙いを定めていたが、いざ現地に到着し管理人さんとお話しすると、ここ1週間は天気が悪く海に出られなかったので状況はわからないとのこと。
何れにしても○○さん(五目漁師さん)ちょっと来るのが遅すぎたよ、春の部はもう終わったので次のチャンスは秋ですよと言われると、簡単に翻ってターゲットをイサキに変更する。

イサキなら昔、福浦や油壷、そしてここ川奈でもまだ珍しかった頃に一度は釣っているので居れば釣れるはずだ。
よしっ、今日はイサキにしよう!
シマアジを捨てるとなったら餌盗りが無限の浅場は避けて-40mの高根と高根の谷間にアンカリングする。
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恐らく岸側の5杯がS魚狙い。

ここで、覚悟を決めて場を作りながら棚を探ってみるつもりだ。
思った通りベタ底さえ外せば時々回ってくるイワシや小サバの回遊以外には餌盗りやフグはいないようだ。(フグを釣ったのは2回のみ)
丁度良いサイズの小サバが釣れるので、本来ならもう少し浅いところでやりたいが、傍らで泳がせも始める。

撒き餌を続けていると最初に来たのはマルソーダ(リリース)。
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ビシを32mまで落としてコマセを撒きながら29mまで巻き上げてきた時にムズムズからいい感じのアタリ。
この引きはどうやらイサキくさい。
で、イサキゲット、やったね。
(やっとイサキが集まってきたようだ。これからこれからと思ったので写真は撮らず。)

しかし、このころから南西風が少しずつ強まってくる。
川奈は根を保護するためにマッシュルームアンカーを使っているのでじわりじわりと高根と高根の間の出口に向かって走錨している。
そのせいかどうかはわからないが直ぐに続くと期待した2発目のアタリは来ない。

そうこうしている間に管理人さんのエンジン艇の巡回だ。
覚悟しながら、(他のボートは)釣れてますか?と尋ねると、ソーダばっかりらしいとの返事。
そして、その覚悟の通り風はもう止むことなくこのまま強まる一方ですから、直ぐに港に戻れるようにできるだけ港の近くでやって下さい、とのこと。

ふむふむ、“できるだけ”がついたことを念頭に、しばらく粘ってみようと様子を見ていたが、周りのボートは1艇、2艇・・・と港方向に移動していく。
さすがに1番の老体で最後の1艇では言い訳もできないのでいよいよ最後の2艇になったところ(10時前)で港側に戻ってタイラバに切替える。

確かに、結構な南風なので風に向かって10分漕いで2分流すといった厳しい釣りになり、結局、ここではチャリコ1尾で終了。
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結局、1時に沖上がりで一昨年に引き続きボに終わってしまった。

さてさて、今日のお楽しみはこれから始めるBBQ飲み会。
本日は西伊豆の子浦で釣ってこられたそうそうたるカヤック釣りキチの皆さん(6名)とは買い出しのスーパーで合流する。
各自の申告では皆さん釣れなかったとのことなので食材を補うべく肉とビールが主体の買い物を終え、伊豆高原ならではの温泉付きの別荘にGo!

何回かの大物バラシはあったものの皆さん魚は釣れなかったよとの申告だった。
だったら恥ずかしながらも五目漁師のイサキとチャリコも多少の足しにはなるかなと思っていたが、なんと出てくる出てくる、食べころサイズの真鯛、ハタ、ジグに来たカイワリそして最近はカヤックでのコマセ釣りに凝っておられる方からは良型のイサキなどが続々・・・。

確かにいつもの様に大物はいなかったが、さすがに皆の釣果を集めると結構な量になる。
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(顔はphotoshopの生成AI で挿げ替えている)

焼肉に加えて、イサキのナメロウ、ハタのカルパッチョ、マダイとカイワリの姿造りなどなど、飲んで食った後は釣り談義もそこそこに以外にもベランダや庭に出てクワガタやカブトムシ探し。
近所の子供のお土産にと言いつつもどうやら童心に帰って自分のお楽しみのようだ。
そう言えば五目漁師も小学校の頃は昆虫が大好きで毎夏休みに蝶やクワガタ、カミキリ類を採取し賞をいただいたことを思い出すが、今ではクモやゴキブリそして海では長いヘビ魚に出くわすと遠慮せずにギャーッの世界。
今晩のようにクモは神様とおっしゃる方々にはなかなかついていけない。

皆さん昨晩から殆ど眠っていないので、クワガタ談義が深夜まで続く中、やがて1人抜け、2人抜けて11時には採りすぎたクワガタを残してリビングの消灯となった。



いつも写真を撮っておけばブログが楽に書けるのにと思いつつ今回は殆ど写真が有りません。文字だけの記憶に残らないつまらない記事になってしまいました。


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2025年7月11日 (金)

アカハタはどこへ

7月10日は伊東(井上丸)に釣行。

 

今回は裸族Aさんと同行でエンジン艇をお借りしてアカハタを狙う。

 

実は、10日ほど前に予定していたが天気が悪く流れてしまった経緯がある。
今回は好天に恵まれ、さあ出発!
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途中、準備体操のつもりで港前の根回りでタイラバを落とすといきなり根掛かり。
ラジオ体操第1、♪♪腕を前から上に上げて1,2,3,4・・・♪♪と準備体操の準備に入る前にこんな調子でやられてしまうといくら自作のビンビンスイッチ風とは言えたまらない。

やっとルアーの準備を終えたAさんには申し訳ないが、五目漁師の都合で早々に諦めて手石島のポイントに向かう。
昨年はここで何度か結構いい目をしているので、今回は早朝の内に両名ともにクーラーボックスをアカハタで一杯に満たし、その後少し風が出てきたところで沖を流して真鯛やハタなどの+α狙いでタイラバ、スロージギングをやってみよう、
という予定。

しかし、アタリが遠い。
どうしたんだろう。

ラインはいい感じに斜めっているが気付くと直ぐ近くの手石島の景色が変っていない。
魚探で航跡をチェックしてみると先ほどから数十メートルしか移動していない。
どうやら底潮だけが流れていて風もないし艇は殆ど動いていないようだ。

そんな中、やっと釣れたのは25cmほどのアカハタが1匹。
(小さいのでリリース)

Aさんは根掛かりで苦労されているようだ。
根が険しい上にラインが斜めると仕掛けを底を這わすように狙うアカハタ釣りは根掛かりが頻発し厳しい釣りになる。

ここで、作戦を変更する。
こだわりのアカハタはこの後の時合い(あるかどうかはわからないが)に期待し、先に真鯛、青物狙いのジギング、タイラバをやってみよう。
ならば、ということで宇佐美方面の実績ポイントに向かうことにする。

操船しながら途中、気になる水深80~90mでルアーを入れてみる。
Aさんは150gのタイラバで底狙い、五目漁師は120gのジグで中層までスローなワンピッチジャークで青物も視野に入れる。

すると早々に、来たっ!と五目漁師。
同時に、Aさんもこっちにも来たっ、重たい!

五目漁師の方は、これはサバかな? とつぶやきながら巻き上げてくるが、見るとAさんの方はどうやら本物のようなのでさっさと自分のジグを巻き上げて(やっぱりサバだった)Aさんの獲物の玉網どりを準備する。

Aさんは、胴調子の竿をUの字にひん曲げながら重い重いとポンピングぎみに巻き上げてくる。
重いだけならハタ? カサゴ? それにしても結構でかそうだ。
バラスなよ。
みている方がドキドキする。

やがて見えてきたのは予想に反して立派な真鯛。
無事に玉網どりして、記念撮影。
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よかったよかった。
五目漁師の方が嬉しかったかも。

これで、釣り師兼船長としては気持ちに余裕ができる。
後はなんとかアカハタに期待しよう。

何もない海原だったが、偶然にも海中には時々ベイトが通り過ぎるし、海面にはナブラがたって結構活気があるので周囲を転々とやってみたがその後はノーバイト。

当初はこの後宇佐美方向に移動しようと考えていたが、マダイが釣れたことでアカハタに賭ける比重が更に増し、少々距離がある宇佐美方面は止めにして元のアカハタポイントの近くで時合い待ちのタイラバ、ジギングをやってみることにする。

水深40~80m、山あり谷ありの結構賑やかそうなエリアだ。
遊漁船が2ハイ。
時々聞こえてくるアナウンスが中層を案内しているので狙いはイサキだろうか。

根が点在するエリアだけあって、さすがに魚探に映るベイト反応が凄い。
そうこうしている間に海中のみならず海面も海上も凄くなってきた。
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ここまで広がるナブラも鳥山はあまり見たことがない。
いつもは艇を遠巻きに去っていくナブラに今は囲まれてしまった。
海上はまるでヒッチコックの“鳥”状態、恐怖とまでは行かないが、しばらく見惚れてしまう。

しかし、ジグを投げ込んでAさんが明かしてくれたナブラの正体はサバだった。

丁度このころからどんどん潮流とそれとは逆方向の風が強まってくる。
潮汐上の潮止まりは10時半。
これに期待して早朝のアカハタポイントに戻ってみたが、潮止まりどころか底潮も風も更に勢いを増してきたようだ。

五目漁師が直リグ用に準備してきた錘は25号まで。
他に20号と合わせ2つ掛けにして45号でも払い出す一方で底どりができない(水深約30m)。

風の方はパラアンカーを入れてなんとか抑えたが潮の速さはどうにもならない。
こんな状況では恐らく魚もアップアップで遊泳力のない根魚などは海底から離れようものなら捕食どころか直ぐさま縄張り外に流されてしまうだろう。

Aさんからお借りした60号で払い出しながらもやっと底がとれる状況にはなったが、直リグにはあまりにもアンバランスなのでとうとう胴付き仕掛けを取り出しサバタンとワームを房掛けにして流す。

やはりサバタンを餌にすると小型のアヤメカサゴなどがが掛かってくる頻度が多くなる。
そして、ゴンゴンとやっとアカハタらしいアタリ。
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やったね。でも、あとは続かない。
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梅雨半ばにして既に夏の空

やっと潮が緩んできた最後に早朝の根回りをやってみたが、Aさんがフグを掛けたのみで時間切れ。
で、今日の釣果はこれ。
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2人分の釣果

アカハタの紹興酒蒸し、
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カサゴの唐揚げ。
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ここは伊東、水深30mそこそこで20号で底がとれないほどの潮流は想定外でした。
ただ、潮流だけが要因とは言えないですね。
シロアマダイが急に釣れ始めたりする伊東ですから、逆があっても不思議ではなさそうです。

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2025年7月 5日 (土)

こんなところ(茅ヶ崎)でついにタラ


7月1日はまたまた自宅近くのセブンイレブンに釣行。

先日のヒラメに続いて、今度はタラを釣り上げた。

カヤック仲間の息子さんが、今年4月に就職された。
研修先がなんと羨ましいことに北海道。

学生時代には離島でGTなどの大物も釣っておられる若き釣り師なので、当然のことながら研修の合間の大物狙いは普通の成り行き。

で、今回はガリンコ号の流氷観光で有名な紋別近くの漁港から遊漁船に乗られてこの通り。
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このサイズ(15kg)のタラは北海道とはいえ、そうやすやすと釣れるサイズではないらしいが、何と4~5kgのタラを中心に、他にホッケなどを数えきれないほど釣られた。

モテモテの彼が彼女や仲間を集めたところで消費できようはずもなく、船上で神経締め、血抜きされた獲物がダンボール箱詰めされて否応なしに、どっさりとパパ(MBLさん)のもとに送りこまれてきた。

そこで待ち構えていたのがカヤック仲間。
五目漁師も加えていただきありがたく獲物を頂戴した。
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先の特大タラは別として、中学生、高校生、大学生で区分するとこのサイズ(70cm)で真ん中の高校生サイズらしい。

水深100m、300gのジグだったらしいが、こんなものが数えきれないほどって一体どんな釣りだったのだろうか。
五目漁師なら想像するだけで2、3匹釣ったところで頭は混乱、腕はパンパン、腰は砕けてへたり込んでしまいそう。

こちらでは、タラもホッケもスーパーで切り身や干し物を買うしかなく、こんなふうに魚体を丸々見ることはあまりない。

早速捌いて、タラの半分は新鮮な内にいただき、あとの半分は冷凍保存にした。
一方、ホッケはこの時期なのでやはり保存を兼ねて冷蔵庫内で干物にした。

さて、タラと言えば我が家では切り身を鍋物でいただくのが普通なのだが、折角なのでと思いながらレシピ本を繰っていくと出てくる出てくる。
余程適用性が高いのか煮物、蒸し物、焼き物・・・多種多様で迷ってしまったが、先ずは、ピンクグレープフルーツと野菜との炒め物。3cas253906s

ゆるい餡かけ風でフレッシュなタラのアジを直に感じる。
美味い。

そして、ブイヤーベース。
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他の魚介類と混ざって主役のタラがこれも間違いのない美味さ。

保存用にと干物にしたホッケも我慢ができず小さい方を早速焼いて食べることに。
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新鮮、塩加減もよく身がホロホロでこれも美味い。

一方、グループLINEには次々に料理写真が送られてくる。
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皆さん、タラ料理をご満喫のようだ。

なんたって相手は北海道。
サクラマス、アキアジ(鮭)にイクラ、カレイ、イカ・・・超大物ならオヒョウ。
ご本人はどうなのか知らないが、研修期間がこの夏はもちろん、秋を越え、冬を越え季節を一巡して更に延びることを祈っている。

さて、タイミングなのでおまけの話になるが、ヨメサンが100均でいいものを見つけてきた。
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手動の真空パックセット。
ビニール袋(2袋)と空気を抜くポンプはセットでありながら別物になるが、これで合わせて200円は安い。
電気で吸引するものもあるが、たまにならこれで十分に実用になりそう。



息子さんから大量の獲物を送り付けられたパパは親戚や仲間への手渡しが大変だったと察しています。
ありがとうございました。
もう、二度と送ってくれるなと息子さには念を押されたと聞いていますが、いやいや、四季折々の北海道ならではの獲物をお待ちしていますのでまたよろしくお願いします。

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2025年6月29日 (日)

いろいろやってみる

 

6月28日は伊東(井上丸)に釣行。
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実は、この3日前にエンジン艇で沖の釣りを予定していたが台風崩れの熱低の接近もあって天気不安定で流れていた。

部屋にはその時に準備した竿や仕掛け類がそのままになっている。

五目漁師にとっては竿のガイドにリーダーを通す作業か針の穴に糸を通すようなものなので、必ず自宅で竿にはリールとラインをセットし現地ではタイラバやジグを付ければよいだけにしておく。

余談ではあるが、車内やボート内の突起で知らぬ間にPEラインに傷をつけてしまうことがないように、リーダーは6mの長さをとって、竿を折りたたんだ状態で細いPEラインはリーダの下に巻き込んで露出しないようにしている。
もちろん竿を操るボート内でもPEラインの露出はない(以前痛い目にあった経験から)。

ということで、折角準備した竿はできることならこのまま車に積んでしまいたい。
動機不純ではあるがこれも趣味の釣り、既に準備したタックルの範囲で色々やってみようと今回の釣りを組み立てる。
狙いは、真鯛やヒラメ、ハタ、カサゴ、それに今回はマゴチを加える。

岸払いし、先ずはいつもの港前の根回りに向かう。
ここならベイトが群れているのでフィッシュイーターのハタやマダイ、更にヒラメも期待できる。

しかし、期待したベイト反応はまばらでがっかり。
アジ狙いだろうか、やって来たいくつかのエンジン艇も良い反応が見つからず魚探を覗き込みながらうろうろしている。
危なくて結構怖いのでタイラバとジグを交互に落としながら3,4回流して早々に切り上げる。

その後は42、3mの所謂、手漕ぎボートのアマダイラインをカイワリポイント方向に流して行く。
水温も上がっているので活況づいている海中を期待していたが、思いの他静まり返っている。

ただ、砂漠の海底付近を悠々と行く真鯛や餌が潮に乗ってやってくるのを海底でじっと待つ傾向の大型のハタやウッカリンならベイト反応など気にしない。
数撃ちゃ当たるでどんどんルアーを落として巻き巻き、あるいは着底後に底トントンやリフト&フォールで誘いをかける。

風も、潮流もないこんな時にはいつものこれが役に立つ。
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写真には一部しか写っていないが竿を前方に出す自作竿掛けは重宝する。

それにしても努力の甲斐なしで反応がなさすぎる。
仕方なく少し沖目に漕ぎ出し、ビンビンスイッチ風自作タイラバを落とすと、着底と同時にやっと本日初のアタリ。

ググッと竿先が水面に突っ込んだが、後は重量感のみ。
それでもルアーを落とし始めて4時間近くにもなるやっとのアタリなので、逃がしてなるものかと丁寧に丁寧に上げてくる。

カサゴかな? ハタかな?
上がってきたのは良型のウッカリカサゴ。
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嬉しい、五目漁師が得意とする雄叫びものではあるが、未だ時間があるのでここは、よしよしとつぶやくだけで写真を撮って次に向かう。

途中、カイワリポイントに寄って、既に赤ら顔でご自身の炎天下干し真っ只のサビキさんにご挨拶。
今のところフグとイトヨリですと余裕の釣り。

五目漁師はアジポイントに向かう。
ここでは、もうお一人ご一緒させていただいているKさんが、今しがたカイワリポイントから到着されたところのようだ。

ここ、アジポイントの海中はさすがに賑やか。
海底近い反応は恐らくアジ、海面近くまで柱のように立っている反応はイワシかコサバだろうか。

今回はコサバを釣って泳がせの準備はしてこなかったが、自作の落とし込み仕掛け(下部写真)を準備してきたので入れてみる。
以前もやったことがあるが、その時には結構流れが速く、小魚が掛るやスーッとポイントを行き過ぎてしまうために釣れる気がしなかった。

今回はボートが殆ど流れないので、底で待っているヒラメに小魚を届けられそうと期待したが、うまくいかないもので今度は肝心の餌がつかない。
余程活性が高い時でないとコマセなしでは小魚も付いてくれないようだ。

ここも直ぐに諦めて次はアカハタポイントに向かう。
今、隣にいらっしゃるKさんに教えて頂いたポイントだ。

今度はスピニングリールタックルに直リグ+ワーム(下部写真)を付けてゴツゴツした海底を探っていく。
しかし、ここでも無反応。
居ないのではなく、食いっ気がないのだろう。

ここ迄来たら次は近くの砂地に移ってマゴチをやってみることにする。
遊覧船の航路から外れる隅によって、今度はスピニングタックルにジグヘッド+ワーム(下部写真)を岸側に向かって投げ込む。
多分水深は着水地点で7、8m程度であろうか。

ジグを少し浮かせて(実際はどうなっているのか分からないが)巻き巻きすると直ぐに怪しげなアタリ。
モゴモゴとしたが掛からない。
あげてみるとこれ。
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奴だ。時合いに関わらず、場所に関わらずいつでもどこでも食ってくる奴に違いない。

海中でひときわ目立つ蛍光色のシャッドテールワームを金ラメ(こっちの方が目立つかも)に替えて2投目。
すると、また直ぐにアタリ。
五目漁師はアタリに飢えているので一瞬は楽しいがこれを見てしまうと、もう3投目はできない。
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やっぱり沖かなぁ。
少々げんなりした気分で再び沖に向かうが、このころには少し南東風が吹いてくる。
沖の流し釣りには丁度よい感じでボートが流れてくれる。

しかし、2、3度フグのアタリ(タイラバを丸裸にされたり、いかにもの途中バラシ)があったのみでやはり不発に終わる。

最後に朝一でやった港前の根回りに賭ける。
朝とは潮が下げ潮から上げ潮に反転しているので今度こそはベイトの群れを期待したが、何と更に酷いもぬけの殻状態。
恥ずかしくも怪しそうな裸の海底が丸見えではないか。
底から立ち上がっているのはどうやらベイトではなく海藻のようだ。

これではルアーを落とす気にもならず、再び沖に戻り、砂漠の海底を流す。

やがて、そろそろ沖上がりの時間。
諦め切れず沖からの流しの流れ先をそ先の裸の根回りにして最後の流しに入る。
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これは早朝の岸払い直後の画面

新しい魚探の使い方にも慣れてきて、結構精度よく狙った線を流し、最後は正に根のトップ付近に流れ着いたが、やはり何も起こらず素通りしてしまった。

ただ、幸いにもこのまま放っておけばボート乗り場に近づく方向なのでそのまま流し続ける。
後は浅くなって夢も希望もなくなる辺りで後片付けに入れば本日の釣りは終了する。

まぁそれなりのカサゴが1匹は釣れたので良しとしよう。
グダグダと残念がっている時だった。

キターッ! おやっ根掛かりかな?? いや違う、出たーっ!
ここは再び根に潜り込まれないことが先決、ドラグを1段締め直す。

でかいぞでかいぞ・・・
慎重に上げてきたのは思っていたほどの大型ではなかったが、オオモンハタ(40cm)。
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OK、ここは雄叫びというよりも感涙の“良しよし、良かった~っ!”。

で、今日の釣果はこれ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

フグの被害は最小限、渋い日だっただけに外道が珍しく皆無だったことが五目漁師としてはお気に入りの釣果。

因みに、Kさんの釣果とサビキさんの釣果。
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Kさんの釣果   (井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

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サビキさんの釣果   (井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

フグも多かったらしいが、カイワリが食ってくる前に今は良型のソコイトヨリが食ってくる。
Kさんは朝からあっちこっちを調査散策されていた。
一方、サビキさんは予定通りの日干し釣りを堪能されたようだが、さすがに後半は干し過ぎたのかシャツ姿だった。

それにしても。お二人の釣果が似すぎているのが面白い。
サバとアジの差だったようだ。

で、最後に本日五目漁師が使ったルアー類。
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ハタのカルパッチョバジルソース、
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ウッカリカサゴのカマンベールチーズソテー、
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オオモンハタのパン粉焼き。
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釣り方、狙いによる釣果の差異はあたり前ですが、同じ場所で同じターゲットに狙いを定めるとこれだけ似た釣果に。
偶然も有りますが面白いですね。

前回は500ccペットボトル1本とちょっとで済みましたが、
今回は4本持ち込み、3本飲みました。更に、自宅に帰る車中で2本。
梅雨明け前にしてこの暑さですから、夏場はペースダウンします。
次回も少し空ける予定です。

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2025年6月19日 (木)

イトヨリ大成功


6月18日は伊東(井上丸)に釣行。

今日は久しぶりにまっくさんとご一緒させていただく。
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まっくさんは多分カイワリ狙い。
五目漁師の狙いは言わずとも、カヤック仲間が先週末に網代で釣り上げた座布団級ヒラメを上回るヒラメ。

先ずは、泳がせ用の小サバをゲットするために港前の根回りに向かう。
この時期ならイワシや小サバが群れているはずだと期待していたが、いつになく魚探のベイト反応が乏しい。

とりあえずサビキ仕掛けを入れてみるが当然ながら何も掛かって来ない。
潮流で結構ボートが流される上に、ここではアンカーが入れられないために根回りは直ぐに通り過ぎてしまう。

ここで泳がせ用の魚が釣れれば、マッチ ザベイトの考え方からそのまま泳がせも有りと考えていたが、餌が釣れないのではどうにも仕方がない。

直ぐに諦めて今日のヒラメ狙いの主戦場にしようと考えていたアジポイントに向かう。
しかし、ここでもいつになくも反応はおとなしい。
それでもサビキ仕掛けを入れると直ぐに中アジ(24~27cm)が掛かってくる。

今日は君じゃないとばかりに、少し棚を上げてみるがやはり同サイズのアジ。
これはこれで良いが、手をこまねいているわけにはいかず取りあえず中アジを泳がせる。
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これだけのサイズのアジを泳がせると、いくら柔い竿でも短竿ならビクビクと正にアジが掛かった時と同じように穂先が反応するが、この竿(2.7m、真鯛釣り用の胴調子竿)ならフーラフーラと波に合わせて揺れる程度で済む。
しかし、肝心のアタリはない。

遊覧船が目の前の発着場から出てくる9時半までは頑張ってみようと思っていたが、ヒラメが遊んでくれる気配が感じられなく、ながら釣りのアジも釣れなくなってしまったので8時過ぎにはここを諦めてカイワリポイントに移動する。

因みに、このアジは釣り場を転々とする中で共に移動したが最後まで元気に泳いでくれた。
これだけサイズがあるとフグも近づかなかったようだ。

さて、移動先のカイワリポイントもいつになく静かな海底。
コマセを撒くとやっとうっすらと魚影が入ってくる程度。
そして、仕掛けを落とすと結構頻繁に掛かってくるのはイトヨリ、
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カイワリは一度だけ。
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当然のことながらフグも掛かってくるが、24、5cm程度の小型で、頻度も辛抱出来ないほどではない。
32、3cm超の大人のフグが群れをなして浮いてきてビシに噛みついたり、持ち込んだ仕掛けや替え針の全てがなくなってしまうほどの悪夢を思い出せば、この程度のフグ野郎ならたまの暇つぶしにいい加減だと思うくらいだ。

それよりもたまに掛かる魚がイトヨリばかりではついに嫌気がさしてしまい、再度少し沖(水深43m)に移動する。
しかし、よくできたものでポイントを外したせいかか今度は餌もなくならない。

今日はヒラメの泳がせを本命に、一日“ながら”でアジやカイワリを狙ってみようとの魂胆であったが、小サバは釣れないし、カイワリを期待したコマセ釣りではたまに上がってくるのはイトヨリでは、既に当初の目論見は外れてしまっている。
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前回と同様で風は皆無、まるで熔けた鉛の表面のような波紋さえない重たそうな海面ではあったが、10時ころから南西風が吹き始める。
風向きとしては良くないが、一向にアタリがない竿をシャクリながら海面を行く風を見ていると、もういてもたってもいられない気持ちになり、思い切って残っているコマセを処分し、泳がせ用の竿や”ながら”釣り用の竿も片づけてしまう。
そして、清々したところで少し沖に出て東西にタイラバで流し始める。

コマセ釣り場の魚と沖流しで釣る魚のご機嫌状態が共通しているのか無相関なのかはわからないが、今回に限ってはあいにく相関有りで、3時間ほど流したが、右往左往するばかりで結局まともなアタリが1度もなかった。

最後の30分は朝の港前の根回りに戻って真鯛でもハタでも青物でもよい、たったの1尾に賭けたが、漸く掛かってくれたのは、ここではめずらしいアカハタ。
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で、今日の釣果はこれ。
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実は、イトヨリは我が家ではあまり好まれない魚。
その鮮やかな色合いといい、魚の中では珍しく上下非対称な正に芸術的ともいえる長く尾を引く容姿といい、魚界きっての妖艶さ誇る魚だと思っている。
鱗をとったり頭を落としたりすることがはばかられるほどだが、いけないのはこのなまめかしさに正にマッチした身のみずみずしさ。
この艶が縁で我が家ではあまり好まれないというか、食するにいつも苦労する魚になっている。

ただ、伊東で釣りをする限り避けて通れない魚で、今回のように釣果のメインになってしまうと真面目にどう料理しようかと悩んでしまう。
そこで、主に東伊豆で釣りをするLINEの仲間に聞いてみた。
皆さんそれぞれに美味しくいただいておられるようだが、水っぽさに如何に対処するかは共通の課題のようだ。

酢締め、昆布締め、塩焼き、蒸し物、焼いて餡かけなど様々な工夫をお聞きし、アドバイスも得た。
これらを参考にして今回は珍しい塩焼き+餡かけをやってみた。
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すると上々、塩をして焼いたことで水っぽさはなくなり餡かけの旨さがいきわたり美味しくいただいた。
今後は悩まずにイトヨリが持ち帰れそうだ。

アカハタのアクアパッザ、
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アジとカイワリは南蛮漬けに。
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贅沢な話ですよね。 イトヨリはスーパーなどの鮮魚コーナーでは滅多に見かけない立派な高級魚。

それが水っぽいだなんて。 コマセ釣りでも沖の流し釣りでも外道扱いです。
揚げて餡かけ、ムニエルで餡かけとは一味違った食味で、水っぽさもなし、いけますよ。

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2025年6月16日 (月)

ついにヒラメ

6月14日は茅ヶ崎海岸沿いのセブンイレブンに釣行。

今年に入ってからもうかれこれヒラメ狙いと称して5回も釣行しているのに見放されっぱなしの五目漁師。

今日はブログにコメントを下さるカヤック仲間(五目漁師も手漕ぎで仲間内に入れて頂いている)のMさんが伊豆多賀(網代)からヒラメ狙いの単独釣行。

仲間とは日頃グループメールやLINE で釣り談義や現場からの釣果情報を飛ばし合っているが、この日9時過ぎにパピプペポペーン(五目漁師のメール着信の擬音)が鳴る。

泳がせ用の小サバ釣りに苦労した甲斐があり、1投目で小型ながらヒラメゲットとのこと。
羨ましい限り。
その後は、いつもいるベイトが居ない・・・など五目漁師流のガードメールに頑張れっ頑張れっ! の応援メールが飛び交った。

すると、14時半ころにまたパピプペポペーンが鳴る。
開くと、ドッカーン!なんと70cmはあろうかと思われる座布団級ヒラメ。
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素晴らしい 羨ましい!

そして、その夕刻、今度は電話着信。
で、冒頭のセブンへの釣行となった。

クーラーボックスを覗かせて頂くとこれ、
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あらためてでかい。
五目漁師は食べごろサイズの立派なヒラメをゲット。
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既に、準備されていた夕食事情もあって2日おいてカルパッチョ、
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昆布締め、
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腹側の身をムニエルに。
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Mさんありがとうございました。

ついでにもう一つ。
父の日のじいさんに船橋に住む娘と息子から荷物が届いた。
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いつもありがとうって、うんにゃこちらこそ。


この時期、あっちこっちで小サバやイワシが湧いているようです。
チャンスですね。

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2025年6月13日 (金)

釣れるも釣れないも魚のご機嫌次第

 

6月12日は伊東(井上丸)に釣行。
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先週も伊東だった。
小アジが釣れると聞いたので泳がせでヒラメを狙うつもりだった。
ところが釣り始めると予想に反して小アジが食べころサイズの中アジに化けた。
それが結構面白く短い時間ではあったが夢中になってしまった。

やっと泳がせサイズの小サバが釣れたタイミングで取りあえず泳がせてはみたが、気はそぞろ、どうしても注意は目の前のアジ竿に行ってしまい、泳がせは申し訳程度に終わってしまった。

後日、カイワリポイントでヒラメがあがったことを知った時には、あの時もう少し真面目にやっておけばと残念しきり。

以来、妄想がヒラメ、ヒラメで沸騰する中、今回は本気モード、いつも泳がせ釣りの置き竿で活躍してくれる2.7m胴調子の竿もぬかりなく準備した。
この竿なら、竿掛けに掛けたままでも手持ち同様にうねりや波に対して一々反応せずに程よく穂先を揺らしてくれる。
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・泳がせ用の小サバと泳がせの傍らで中アジを釣るリーディング73M195,リール バデルBJ100SH、
・泳がせに使う潮流VJ-270、リール スパルタンMXIC200JH、
・qSLJにもタイラバにも使えるリーディングスリルゲーム73MH195,

他に、タイラバ用にリール オシコン200PG、SLJ用にティエラ AIC-150H。


今日は名手Tnさんとご一緒させて頂く。

前回は途中、目ぼしいポイントでジギングをやってみたり、カイワリポイントでも少し竿を出してみたりしながら泳がせポイントに向かったが、今回は一直線で泳がせポイントに向かう。(ここでも本気モード)

先ずは、泳がせ用の小サバを釣ることから始める。
前回と同様サビキ仕掛けを入れると底どりと同時にいいアタリ。
ムムッ、これは前回五目漁師を楽しませてくれた例の中アジだな。

魚探には柱のようにベイト反応があるので少し棚を上げると、今度は期待の小サバ×2とイワシ。
とりあえずバケツに確保し、しばらくするとまた中アジ。

前回はここでアジに夢中になってしまったが、今回はこんなことくらいではよそ見はしない。
きっぱりと今しがた釣れたコ小サバを泳がせ仕掛けに掛けて投入する。(正に本気モード)
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孫針のトリプルフックが外れているのは餌チェックに上げてきたときの写真であるため。

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あとは左うちわ。
ボートの右側に期待の泳がせ仕掛けを置き竿に、左側でせっせと中アジを釣り、9時には遊覧船が出てくるのでアジをそこそこ、上手くいけばクーラーボックスに入りきらないヒラメの尻尾をはみ出させて次のアカハタや沖流しをやってみよう。

ここまではどうにでも言えたが、次第に現実が見えてくる。
アジは2匹目を最後にどこに行ってしまったのか全く反応がなくなってしまった。
同時に小サバもイワシすらも相手にしてくれない。

小サバを確保しようとして準備した活かしバッカンも、中アジが釣れる度に一々クーラーボックスに入れるのは面倒だし保冷上もよくないのでと準備した潮水を満たしたバケツも邪魔しかならない。
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コマセを出した直後こそチラチラと魚影は見えるが、朝一の活況はどこへやら。

後でそちらに行きますと仰っていたTnさんは、カイワリが忙しくてこちらにやって来るどころではないのかも、と思っていると丁度電話が入る。

どうですか? と五目漁師。

いやー参りましたよ。
カイワリらしきアタリは朝から一度もなく、このままでは伊東で釣り始めて以来の最悪の結果に終わるかも、そちらはどうですか?とのこと。

どうしたのだろう。
数日前にはカイワリにおまけのヒラメまで釣りたい放題だったらしいのに、わからんもんだね。

この2日間は雨模様だった、風も結構あったようだし、いい感じの濁り潮なんだけどな、水温が下がったのだろか、海面ではわからないが底潮に冷たい潮が入ったのだろうか? 
今日は大潮にもかかわらず潮の流れは皆無に近い、加えてさざ波も立たないほどのフラットな海面がいけないのだろうか・・・
いくつかの理由を上げたり、ご託を並べるのは簡単だし、勝手だが、ここまで魚が相手にしてくれない本当の理由は誰にもわかってやしない。

20m下の水温を計りながら釣りをしている釣り師は多分居ないし、潮流がどうのこうのでプランクトンがどうのこうのというのは勝手だが、それを見た釣り師は居ないだろう。
最近は釣れるのは上手いから、逆に釣れないのは下手くそだからと考える前に釣れる釣れないの多くは魚のご機嫌次第ということをつくづく感じている。

さて、ご託を並べるのはこれくらいにして、次に向かったのはアカハタ狙い。
ここでは最近沖のアカハタ釣りでやっている直リグにクロ―系ワームを付けて落としてみる。
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仲間からポイントのおおよその位置は聞いてきたものの、少しやってアタリがないとポイントに自信がないだけに直ぐに諦めてしまった。

ただ、テトラに近づいていくと凄いベイト反応があるので一体何が居るんだろうと思い、サビキ仕掛けを入れコマセを撒いてみるが何も掛かってこない。
ところが仕掛けが上がってきたときにふと海面を見て驚いたことに、とんでもなく密集した小魚の群れだ。
カンパチの幼魚、ブリの幼魚に小アジや小サバも混ざっているのだろうか、15~20cm前後の小魚がビシからこぼれるコマセに群がって、あっという間に食い尽くしてしまう。

驚いたことにコマセを供給するためにコマセカゴを振るとご機嫌時のアジや小サバならこのタイミングで仕掛けに正に突進してくるが、今は逆に仕掛けから距離を置く様に周りに散ってしまう。

ウスバ(カ)ハギは簡単に網で掬えるので、どうだろ? と試しに少し海中に沈めた玉網の中にコマセをバラ撒くと、直ぐ近くまで寄ってはくるが決して玉網の枠内には入って来ない。
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上手く撮れていないが、右端には小魚の群れが賑やか。

幼魚にして既に外敵(危険)に対する備えはできているようだ。
ただ、今はそうだけどたまに食いっ気スイッチが入ってしまうのかもしれない。

サビキ仕掛けの動かし方や玉網の操作を色々やってみながらしばらく遊んでもらったが、居るのに釣れない時の魚ってこんな感じでしっかりと危険の察知ができているんだろうなと納得してしまう。

さて、少し沖に出てSLJから始める。
以前、1投目で虎の子のTGベイトGG80gを根に掛けてロストしてしまった。
今回初めてその穴埋めに買って温存していた同じTGベイトを落としていくと、フォールで早々のアタリ、さすが! と思ったとたんにフッ! と軽くなる。

またロストだ。 
金タマラン。
犯魚はフグ野郎に違いない。

その後はタイラバに替えて、無風でボートが流れないためにいつもの様に漕ぎ流しを転々とやって行くがアタリは極めて少ない。
先ほどまでと同様の魚が居ない(と思ってしまう)釣り模様が流し釣りにも表れているようだ。
やっと釣れたのはウッカリカサゴ、
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そしてハナダイ。
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で、今日の釣果はこれ。
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 因みに、名手Tnさんは朝の内にやられたカイワリはなんと信じられないが驚きの0、その後、沖を流されこちらも五目漁師と同様に苦労された様であったが、びっくりサイズのエソを持ち帰られた。


釣った日は2匹しか釣れなかった中アジでタタキ丼、
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次の日にウッカリカサゴの姿造り。
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右端は昆布締め。

そして、小鯛が中途半端に1匹だけ釣れた時の我が家の定番、パエリア。
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そろそろ飽きたのでは? とヨメサンに聞いてみたところノーだったのでまたまた作ってしまった。


週初めには面白いほど釣れたのに、上がって来て両名の情けない釣果を見られた井上丸のお兄さんはびっくり。

その後は、気まぐれな魚の食いっ気の有る無しの話で持ち切りでした。

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2025年6月 6日 (金)

ヒラメ狙いがアジ釣りに化ける

 

6月5日は伊東(井上丸)に釣行。

前日の4日は五目漁師の誕生日だった。
とうとう四捨五入すると80歳になってしまったよ、とヨメサンにつぶやくと80歳は去年からでしょ、と言われてしまう。
そうか、と今やこんな感じ。

さて、次はどんな釣りをしようかなと思案しているときに、先日伊東のアジポイントを調査してこられた仲間から10cmくらいの小アジが釣れますよとの情報。

それだっ!
今年の初春に少々意地になって3連荘で泳がせでヒラメを狙ったが、何れも失敗だった。
その時は泳がせ用の高い活きアジを渋々買って行ったが、それが釣れるならやらない手はない。

ただ、行ってみたもののアジが釣れなかったらどうしよう、ヒラメが直ぐに釣れてしまったら後はどうしよう、カイワリの様子も見てみたいし・・・いろいろ思い巡らせていると、どんどんと持って行く道具が増えてくる。
結果的にカイワリ用のビシや仕掛け類はばっさりと切って落とし、コアジ釣り用のサビキ仕掛けと泳がせ竿、コアジが釣れない時の予備にジギングとタイラバが兼用できる竿を準備する。
一日中、風は弱い予報なのでパラシュートアンカーは止めて、寧ろボートが流れない時に漕ぎ流し用に重宝しているこれだけにする。Dsxp216348s

さて、本日のお客は五目漁師だけらしい。
気をつけて! と井上丸のお兄さんに押し出されてテトラの外に出ると、無風ではあるが結構なうねりがある。
順番が逆になってしまうが、先ずは、いつもの港前の根回りでハタ、真鯛調査から始める。
魚探の反応は良いが、いきなり掛かって来たのはサバ。
ここでアジを釣って泳がせもありかなと考えていたが、これ1本でこの場はそそくさと退散する。

更に、本日の主戦場アジポイントに向かう前にカイワリポイントがやはり気になるので、ちょっとだけサビキを落としてみる。
すると直ぐに掛かってきたのはフグ、そして次にはカイワリも。
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しかし、フグにやられてサビキ針が3本になってしまい、おまけにシンカーまで切って落とされた時点でカイワリ狙いは止める。
持参したシンカーはヒラメの泳がせ用なのでそうやすやすと切って落とされるのではたまらない。

で、いよいよアジポイントに向かう。
ポイントに入るといきなり反応が出てくる。
何だろう?
早速サビキ仕掛けを落とすと、直ぐに掛かってきたのは10cm程度のカタクチイワシ。
とりあえずバケツに取り込み2投目。
今度はいい感じのアタリ。
上がってきたのは正に食べころサイズの立派なアジ(25cm前後)、
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次も、そして次も・・・これは楽しい。

五目漁師がサビキ仕掛けでアジを釣ることは滅多になく、慣れていないので何度も針を指に刺しかけてはイテテしながらも、落として1シャクリもすれば直ぐに掛かってくる。
魚探から魚マークが消えるとしばらく釣れなくなるが、また直ぐに回ってくるようだ。

いやいや、今日の狙いはあくまでヒラメだからな。
とりあえず泳がせ用のイワシは確保したのでアジは10匹までにしよう。

と、そんな時に少しサビキ棚を上げてみると掛かって来たのは12、3cmの小サバ。
イワシは直ぐに弱ってしまうのでこれを泳がせるのはあまり乗り気ではなかったが、小サバならグッド。
直ぐに、準備していた泳がせ竿に掛けて落とす。

一方で相変わらず入れ食い状態が続くサビキ竿を置き竿にして泳がせ竿を見ると、オヤッ? お辞儀したぞ、来たかな? 構えて待つが引き込みが来ない。
勝負に備えてとりあえずサビキ竿を巻き上げておこうとすると、何だ絡んでいたのか。
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泳がせのサバとサビキのサバが絡み合って団子状態。


サビキ仕掛けに4、5匹の小サバが掛かり、彼らが一斉に泳がせ仕掛けのサバに向かったのだろう。
いつもは泳がせには2.7mの長い竿を使って、もう一方の竿からできるだけ離すようにしているが、今日は双方に短い竿を使ったのが敗因だったようだ。

この後は、小サバが釣れなくなってしまったので仕方なくイワシを付けて泳がせると間もなく齧られて上がってくる。
こんな小魚を一気飲みできないところを見ると、どうやら正体はヒラメやハタではなさそうだ。

アジは相変わらず釣れ続くが、このポイントは9時半になると遊覧船の行き来がうるさくなるのでここで泳がせ、いやアジ釣りは終了。

一方、この頃(10時)から予報では静かだったはずの海上が南西風の強まりで一気に騒々しくなってくる。
パラシュートアンカーは持ってきていないし、しかもこの風ではボートが乗り場から反対側に持って行かれるので、漕ぎ手を休めるわけにはいかずここから数時間は漕ぎっぱなしになってしまった。
そのせいで、普段からなくなることがない掌の豆が血豆に変わってしまった。

最後に少し風が緩んだ隙に早朝にやった根回りで再度ハタ狙いのジギングとタイラバ。
やっとチャリコを掛けて終了。
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で、今日の釣果はこれ。
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アジは24cm~27cm。

実は、アジの南蛮漬けが好きなので小アジが釣れるなら泳がせ釣りの傍らで小アジを数釣りして持ち帰るつもりはしていたが、嬉しいような悲しいような予想外の釣果になってしまった。
ヒラメはまたしても持ち越しになってしまった。

数年前に今回と同様にこのポイントにコサバが湧いたことがあり、この時にはヒラメが良く釣れたことを思い出す。
今回は時期が時期だけにどうだろうか。
小サバや小アジが湧いてくれれば、秋になれば青物も期待できそうだ。


で、釣った日刺身はアジ。
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フカフカのアジフライと骨せんべい
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大好きなアジの南蛮漬けは小アジでやるものと勝手にイメージしていたが、コメントをいただくPaさんがオオアジで作っておられたのを見て真似てみた。
いけるね、寧ろこちらの方が骨もないし食べやすい。
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骨せんべいも南蛮漬けに。
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カイワリとチャリコの漬け丼。
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結構、アジ釣りに夢中になってしまいました。
サビキ仕掛けは棚がいい加減で良さそうですし、面倒な餌付けが不要なので見直しました。
バラシが多いかなと思っていましたが、今回は食い込みが良くがっつりと掛かっておりバラシは皆無でした。
大津のアジ釣って泳がせが羨ましかったですが、伊東でもできればいいですね。

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2025年5月30日 (金)

とことんアカハタを狙ってみたが

5月29日は伊東(井上丸)に釣行。

夏から秋にかけてがハイシーズンと言われるアカハタ。
まだ少し早いかな? と思いながらも待ちきれず狙ってみた。

結果、釣れなかった。

釣れなかった釣りのブログは、自分記録とは言え気分がのらず書くのが結構辛い。
そこで、そんな時にはいつもやる字数稼ぎの余談から始めよう。

これは一体何だろう?
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五目漁師のアカハタ仕掛けは直リグにクロ―系のワーム、
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あるいは少し投げ込みたい時には、スイミングジグにワームを餌として付ける。

といってもワームを使い始めたのはつい最近の2、3年前から、直リグ仕掛けに至っては昨年初めてアカハタ釣りで使ってみたばかりである。

そうそう、最近気に入って使っているビンビンスイッチ風のラバー部の代わりにワームをセットすると、なんだ直リグ仕掛けと一緒だね。3cas253699s

よく言えば質実剛健(ただの裸の鉛もしくはTG)の直リグに対して、ドレスアップが命のビンビンスイッチ風タイラバ。

前者はバス釣り用の仕掛けから、後者は漁師さんが発案したと言われている所謂従来のタイラバから派生しているようだ。

こうして見れば、基本的な構造は変わらないが、それぞれに主張する特徴がある。
前者は川や池の中の障害物に引っかかったり、石ころに挟まれたりしないように棒状のシンカーを使うのが多いようだし、本来真鯛狙いが主だったタイラバはすり抜けるなんてせこい概念がなく堂々と丸形のシンカーを使っている。

更に、直リグは当初から意識したのかどうかは知らないが、バスのアタックが直に感じられるようにワームとシンカーは小さなリングを通して直結している。

一方、従来のタイラバはもとよりビンビンスイッチ風は寧ろフックが付いたラバー部(ワーム)はシンカーに対して誘導型が今や普通になっている。
これは真鯛の激しい首振りによるバラシを回避するためという理屈は納得できるが、五目漁師がもっと気になるのは前者が鉛色の裸のシンカーを使うのにに対して、後者はど派手にドレスアップしたシンカーを使うことだ。

ドレスアップが釣果に対して果たして効果的なのか、単に飾りに過ぎないのかは興味深い。
釣具店に所狭しと並べられたドレスアップシンカー(タイラバのヘッド)が釣り師の興味をひくに絶大な効果があることは納得として、魚から見た魅力は果たしてどうなのだろう。

五目漁師はそんなの関係ない派ではあるが、魚目線での興味がある無しに関わらず、釣り師を楽しませてくれるスタイルは大好きだ。

ということで、今回の釣行の寸前に直リグに使うシンカーをドレスアップすることにした。

以前、ビンビンスイッチ風ヘッドの塗装時に隣の草木も一緒に着色してしまいヨメサンに秋らしくて良いと喜ばれたことがある。
しかし、今そこでは紫陽花のつぼみが日々大きくなりつつある。
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いくら寛容なヨメサンでも変わった曼荼羅模様の紫陽花が咲くのは許せないだろう。
そこで、こんな風に直リグ用のシンカーを着色することにした。
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これなら室内でも塗装ができそうだと出来栄えを自慢したものの、実際に塗装作業をしてみると箱の中から塗料の霧と臭いが目や鼻先を直撃してくる。
急いで眼鏡は掛けたもののプハ!プハ!と息苦しい作業になった。

これが出来上がったドレスアップした直リグ。
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正にビンビンスイッチ風そのもの

その効果は如何に!


さて、余談だけになりそうな長い余談になってしまったが、釣りの話もちょっとだけ。

結果的にはアカハタは1匹しか釣れなかったので、残念ながらアカハタにどちらのシンカーが好まれるのかは評価できなかった。
ただ、ドレスアップシンカーの方がお店に並ぶタイラバと同様に釣る気満々にしてくれることには違いがなかった。

さて、今回も急だったので、弟を誘ってみたところ付き合ってくれることになった。

彼も直リグ+ワームの釣りには興味津々でネットで少し調べてきたようだ。
但し、五目漁師がシンカーの重さは水深やボートの流れ次第なので8号から上は20号くらいまで揃えておくようにと伝えたのに対して、準備したのは10g前後の軽いもので水深20~40mを攻めるアカハタ釣りにはおおよそ役立たないものであった。
どうやら水深のない川や流れのない池のバス釣り動画を参考にしてしまったようだ。

なんて偉そうに言ったものの、今日は釣り開始から釣るのは弟ばかり。
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もちろんシンカーは10gではなく12号(45g)を使っている。

五目漁師にもたまにアタリはあるがバラシの連続。
あとで思ったことではあるが、以前はエギを投げるそこそこ穂先が硬いスピニング用の竿を使ったが、今回は引きを楽しもうとしてオールソリッドの腰の柔らかい竿を使ったのが敗因だったようだ。
底からの引きはがしや右手から左手への持ち替えに手間取ってしまった。

時期の問題もあったが、釣果が厳しかった一番の要因はボートが流れなかったこと。
アタリがあった早朝にはそこそこ流れたもののその後は沖上がりまでは殆どボートが流れることがなく、縦方向だけの直リグのさそいでは釣れる気がしなかった。
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一日中、湖のような海上だった。

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12時半になってやっとアカハタが1匹釣れた。

最後には諦めてベイト反応に仕掛けを入れると、どこも30cmちょいのサバの応酬。
弟は2本針のタイラバに2匹のサバ、五目漁師はジグの2本のフロントフックとりアーの錨フックに3匹のサバが掛かってくる始末。
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グッタイミングで3匹の内1匹が針外れした瞬間

アタリから見放された釣りだったので、最初は楽しんだが所詮釣果にならない釣りは直ぐに飽きてしまう。

あとでボート屋のお兄さんと話すと、最近はサバがとれないために高く売れるらしいし、東伊豆のある漁協ではサバの養殖が始まったとのこと。
釣れる度にイイーッ! と歯ぎしりしながら針を外し、天高く放っていた頃が懐かしい。

で、五目漁師の今日の釣果はこれ。
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弟は良型のオオモンハタに加えて5、6匹のアカハタを釣っていたが、小型が多く30cm弱の個体のほとんどは放流していた。


アカハタのアクアパッザ、
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ホウボウのカルパッチョバジルソース、
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アヤメカサゴチリソース。
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このアカハタポイントもそうですが、手漕ぎでは行けないところに行けるのがエンジン艇の魅力ですが、行った先で有利なのは手漕ぎですね。
手漕ぎならボートが流れなくても漕ぎ流しができますが、流れないエンジン艇はお手上げです。

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2025年5月18日 (日)

BBQ付きお泊り釣行


5月16日は伊東(井上丸)に釣行。

この日は、以前からの東伊豆や大津を中心とした手漕ぎボート釣り仲間に新しいメンバーも加わってお泊り釣行。

日取りが決まってからは、当りもしない10日間や14日間天気予報に日々翻弄されながらやっと今日の日を迎えた。
幸運にもまたとない好天に恵まれ、それぞれが好きなところで釣った後に、釣果を持ち寄って城ケ崎のオレンジ村でBBQ酒宴を催すことになっている。

3組に分かれ、伊東組は幹事のサビキさん、芋さん(奥様は昼間は伊東見物)、Haご夫妻と五目漁師。
腰痛さんは、なんと大津でアジを確保した後に遠路駆けつけられる。
そしてFさんと熊さんは、BBQの食材として皆から一番の期待を背負って小田原港からムギイカ乗り合い船で釣行される。

五目漁師は真鯛1本に絞って伊東の海底砂漠をタイラバとジギングでさまようことにしている。

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颯爽とカイワリポイントに向かう芋さん

岸払いして、無風でフラットな海面を気持ちよく港前の根回りに向かう。
前回に比べると、いよいよ海中は賑やかになっている。

目指すポイントへの通りすがりに賑々しい魚探のフィッシュマークを見ると、ついついタイラバを落としたくなってしまい、あわててリーダーにタイラバを結んで落とす。
すると、ポチャン! 

確かに今ポチャンと聞こえたよな? 
あれっ! リーダが突っ張らずに弛んだままだ。
得意のユニノット3回巻きでタイラバをしっかりと結びつけたはずなのに、ポチャンとは一体??

お気に入りの九州ナツメヘッド75g、レッド-ゴールド、3本針のオレンジラバー部は今日の主役にしようと考えていたのに、いきなりさようならしてしまった。
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ポチャンのタイラバと同種のタイラバ

どうしたこった。
できることならノーノ―と首を180度左右に振りたいくらいだ。
これぞ、正に1投目マジック。
あるいは、いよいよ来たかな?

訳がわからにままに、気持ちを取り直して代わりのタイラバを恐々と入れ直す。
すると直ぐに掛かってきたのはイトヨリ。
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今日は君じゃないよ。
当初、期待した根回りポイントでは何度か流し筋を変えながら探ってみたがアタリナッシング。

次のポイントに移動する途中、先の釣りでシロアマダイの家族を揃えたポイントに寄り道してタイラバの底トントンをやってみる。
すると、いきなり白マダイ。
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ホホー、効くな底トントン。
また家族分をと期待したがそう簡単にうまくは行かないし、今回の狙いはあくまで真鯛なのでマリンタウン沖に急ぐ。

無風の中でも潮流のお陰だろうか、ボートはわずかに南側に流れてくれるので、ここでは潮上方向に漕ぎ上りながらジグザグに流すことにする。
海底砂漠をゆっくりと単体でハンティングしている大マダイの鼻先にタイラバを突き付ける作戦だ。

コツン、またコツンとアタリは結構あるもののラバー部を咥えてくれるほどの深追いはない。
10時、11時、そして12時と時が過ぎていく中で、珍しくも早朝からずっと続く無風対策として落とし漕ぎ(タイラバを落としながらボートを漕ぐ)を多用しているためにボートは漕ぎっぱなしで、さすがに腰がだるくなってくる。

そろそろ限界かなとは思いつつも真鯛欲しさにさまよい続けていると、1時過ぎになってようやく北東からの微風が吹き始める。
チャンスだ。
待ってましたとばかりに今度は普通に風上に向かって漕いで、落として、流してを始めると直ぐにいい感じのアタリ。
大して大きくはないが首を振られるとドキドキする。
あがってきたのはもう少し大きいと期待していたが、小型の真鯛(約30cm)。
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そろそろ時間が迫ってきたところで気づくと、ボートは潮目の中に入っている。
しかも時々ザーッとイワシの群れがやって来る。
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しかも、しかも、直ぐ近くは朝の根回りポイントだ。
好機到来。
最後は潮目の周囲に拘ってみたが、イワシの擦れ掛かりのみでここで時間切れ。

これではBBQのお飾りとして格好はつかないが、あとはやはり真鯛狙いで頑張っておられるサビキさんの釣果に期待しよう。

で、本日の五目漁師の寂しい釣果はこれ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

1日ロングハリス仕掛け竿の2本出しで頑張られたサビキさんは、なんとイトヨリの大漁に小型ながらきっちりと真鯛とハナダイ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

芋さんはなんといっても脂のりのりのソウダが光る。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

そして、Haご夫妻の釣果。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

遠くから電車で駆けつけられるので、残念ながら朝は時合い終了後の遅い釣りスタートになるお2人の釣果。
聞くところによると奥様はビール片手の居眠り釣りがお得意とのこと。

大津の乗り合いだった腰痛さんは、自らの貧果を補うために途中のスーパーでアジとヒラマサを釣って来られた。
この大人釣りには五目漁師も見習わねば。

さて、皆が首を長くしてお待ちかねのムギイカ組の釣果は如何に! 
前日に期待した300杯には届かなかったものの、2人合わせて約80パイはBBQの食材としては十分過ぎる。

皆さん不調だったとはいえ、全員の釣果を合わせると立派なご馳走になりそうだ。

さて、ここからはBBQ宴会のお話。
各自釣ってきた獲物は自分で捌いて料理しながら、テーブルに準備されたガラス板(大皿の代わり)の上に並べていく。
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鯛3尾とカイワリは合わせて姿造り、アジとイトヨリの姿造り、ムギイカの糸造りに塩辛、ソウダカツオのタタキ、ヒラマサの刺身、アジのムニエル、それにお手製のいぶりがっこポテトサラダなどが所せましと並ぶ。
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加えて庭のBBQスペースで焼き上がったムギイカの塩焼きやバター焼きも随時持ち込まれて大宴会が始まる。
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いつも集合写真はお顔を隠すのに苦労するが、今回は若い頃の顔に挿げ替えてごまかすことにした。
一番右が若かりし頃の五目漁師。                    (FさんがChatGPTにて作成)

深夜まで釣り談義、というよりも普段なかなかできないよもやま話で盛り上がる。

これだけ飲んで話しても釣り師の朝は早い。
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朝食は、焼きそば、フルーツに、なんといっても目玉は昨夕捌いた後に残った魚のアラを使ったアラ汁。

今回は主婦歴の長が~い(失礼)奥様お2人の大活躍で、朝食の準備からこまごまとしたキッチン周りの用事をこなしていただいた。
おかげで余裕の楽しさ倍増、ありがとうございました。

オレンジ村はシーズン中ならミカンは敷地内の木からもぎ取って食い放題らしい。
今回は既にシーズン終了で残念だったが、代わりに周囲からやって来た柑橘類を土産に買って解散。
この日雨でなかったら連荘で釣りを予定されていたメンバーもおられたとか。

幹事さん、皆さんお疲れさんでした。ありがとうございました。



よく釣りは1人でやられるんですか?とか1人で行かれるんですか? と聞かれます。
”はい、そうですよ” としか答えようがありませんが、海上でも、ボート屋さんでも、
時には今回のようなこともありますし、実は決して一人ではない賑やかな趣味ですね。
楽しいです。

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