フォト
無料ブログはココログ

2024年9月13日 (金)

存分に食べたかったサワラ料理

 

釣りたい、釣りたい、そして食べてみたい、食べてみたいと思っていたサワラが先日(8月29日)、大津のタチウオ狙いの中で幸運にも掛かってくれた。

普段SLJをやっている際に、底でアタリがなかった場合には当てはないが突然速巻きに転じて冗談半分でサワラに期待したりしているが、この時は“ドラゴン来てね” で頭はいっぱいだった。
それだけに、浮いてきた魚体を見た時には驚きと共に、疲れかけていた両腕の筋肉が引き締まった。

サワラはブリなどと同じく出世魚で関東では50cmを超えた辺りからサワラ(それ以下はサゴシ)と呼ばれ、最大で1.2mにもなるらしい。
四苦八苦してボートに上げた時から80cm近くはありそうだとは思っていたが、石田丸さんに計って頂くと86cm、立派なサワラサイズだった。

さて、以前伊東で釣ったサゴシの塩焼きが美味しかったので、以来まともに食べてみたいと思っていた。
老夫婦2人暮らしにとっては有り余るサイズではあるが、今回はこのサワラのまるっきり1尾完食の料理をとりあえず記念に並べて見た。

先ずは、釣った日にドラゴンと一緒に刺身と炙りで頂いただいた。
1cas242485s

サワラ(鰆)の旬は読んで字のごとく春と、更には一番脂がのった冬らしい。
では、夏はまずいのか? 確かに刺身で食べてみた限り脂ののりは良くなかった。
だが、しかし、不味い鯖の様に酸味で満たされているわけではなく、癖がなく、素直でしっくりと柔らかい上品な身質に、これなら料理次第だなと感じる。

2cas242534s
冷凍保存用

釣った日に2,3日中に頂く冷蔵保存用と数週間以内に頂く冷凍保存用に分けたが、下手くそな捌きでがっつりと骨周りに残ってしまった身を塩焼きにしていただく。
3cas242494s

確かにホッケの塩焼きの骨周りから身をはがして頂くあの美味さではない。

あくる日は、じっくりとタレに付け込んで竜田揚げに。
Cas242523s

こうなると染み込んだ濃い味付けにふっくら食感が美味い。

3日目にはオニカサゴなどの根魚や五目漁師も大好きな大物魚のハラミ(良く言えばドラゴンとサワラの大トロ)を塩焼きで頂く。
4cas242530s

そもそもここは脂の塊なので脂ののりなど関係なくうまい。

さて、次からは解凍サワラになる。
ゆっくり時間をかけて解凍した切り身を軽く炒めてチリソース。
5cas242538s

素直なサワラの身質と甘ピりのチリソースがよく合う。

因みに、ヨメサンは脂っこいものは好まず、例えばマグロのトロなどには決して手を出さないし、アカムツよりもシロムツ大歓迎派なのでこれくらいが丁度良さそうだ。

五目漁師は自分なりの料理ができないために必ず料理本や最近ではネットで紹介されているレシピに頼る。
サワラに関してはレシピの多さに感心してしまうが、そんな中で必ず登場するのが柚庵焼き。
ここではシーズン中に買って冷凍保存している柚子を取り出して、タレを付けながら焼いたサワラに添える。
6cas242540s

丁度春先に新芽を吹きだす木の芽の狂い吹きがあったので、なんでもありで飾ってみる。
ミョウガは甘酢に漬けたもの。
こうなると、もう少し脂ののりが欲しいと感じる。

次はたっぷりの香味野菜をのせた照り焼き風。
Cimg2580sa

この日の釣りは台風到来の心配からいつもより早い1時上がりだったこともあり、石田丸の女将さんから嬉しいことに乾燥昆布をいただいた。
ヨメサンの提案でサワラの酒蒸しに頂いた昆布の佃煮を添えてみた。
Cimg2581sa

さて、最後に切り身が3切れ、中途半端に余ってしまったので切り身と自家製ピクルスとオリーブのソテー。
Cas242586s

これで、丸々1尾を完食。
脂は確かにのってはいなかったが、総じて美味しくいただけた。
サバ科の魚らしいが癖のない、どちらかというと白身魚に近くどんな料理にでも合うために料理次第で美味しくいただける魚と感じた。



手漕ぎボートでは、なかなか狙って釣れるものではさそうですが、ジギングタチウオなら同時に狙える魚なので、今度は是非狙って釣ってみたいです。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

2024年9月 8日 (日)

久し振りに伊東の海の様子見

 

9月7日は伊東(井上丸)に釣行。
1dsxp248483s

当日になるまで昨日の予報など全く関係ないというほどに大きく変わり続ける天気予報に翻弄されてやっと今日になった。

天気予報に関しては、一般的(旅行や野外行事など)には晴れか雨かの注目度が高いが、風の強さや方向は二の次であろう。
天気要素の中でも、風の予報が一番難しいことは分かるが、釣り師からみるともう少しなんとかならないの! とついつい嘆きたくなる。

さて、海の家が忙しい海水浴シーズン中はボートの貸し出しは休業状態であった井上丸。
やっと再開したが、この間、もう1ヶ月も海の様子がわからず、カイワリは?フグは?サバは? と気になる中で、自分的には変化があまり気にならないタイラバとジギングの流し釣りで一旦様子見をすることにした。

といっても、コマセ釣りをするわけではないので、今日も一緒になったKさん(コマセ釣り)の釣果次第で次の釣りを決めるといったガン見の日和見作戦だ。
うしし、Kさん頑張って!

天気を待った甲斐があったのか、なかったのか、今日は寧ろ風がなさ過ぎてボートが流れてくれないのではと心配したが、潮流で良い加減に流れてくれる。

しかし、意に反して1か月前に比べるとベイト反応が薄い。
やっと見つけた反応の中にビンビンスイッチモドキを入れてゆっくりと巻き上げてくるとガツン!
手元に響く急なアタリに反射的に合わせを入れてしまった。
ジギングと交互にやっているとよくやる間違いだ(?)。

通常のタイラバに比べるとヘッドに並ぶようにラバー部があるビンビンモドキでは、ラバー部にまとわりつくジラセアタリよりも、一気にガツンとくるこの手のアタリが多く、ついつい咄嗟に合わせてしまうが、もしかしてこの動作でもよいのかもしれない。

ここは逃がした魚を追うべく直ぐにモドキを落とし直す。
すると、やっぱり食い直してくれた。

上がってきたのはオオモンハタ。
2dsxp248486s

ベイトの真っただ中にルアーを入れて掛かってくるのはハタの中でも、きってのフィッシュイーターと言われるオオモンハタが多い。

この後は少しずつマリンタウン方向に流していく。
途中何度かアタリがあったが掛かるまでには至らない。

9時過ぎになってカイワリポイントのKさんの様子見にお伺いすると、結構アタリはあるものの、カイワリが小さいとのこと。
動向が気になるフグはどこかに行ってしまったのか居ないらしい。
もともと秋口に盛んな魚なのでこの高い海水温(今日は28℃)から退避中なのだろうが、もう戻って来るな!

さて、続いてマリンタウン側に近づいていくと多くのセーリングクルーザーが行き来しているのに気付く。
やがてプホーンのエアーホーンの音と共に下手くそに並んでいた12、3艇のセーリングクルーザーが弱い風の下、これもまた一斉にとは言い難いが上(カミ)マークを目指してスタートラインを切っていく。
3dsxp248488s

上、サイド、そしてスタートラインの内側に三角形に打たれたブイを恐らく2周するレースの始まりだ。
五目漁師も昔やっていたのでわかっているが、彼らは今はボートから遠ざかっているが、やがて90度のタックを入れてこちらに向かってくる。

不運なことに3つのブイからなる三角形のエリアが、ここでマダイを狙おうと昨夜から作戦を練ってきたエリアをすっぽりと覆ってしまっている。
どうしよう。
ただ、今は悩むより先に、先ずは彼らが向かってくる前にこのエリアから離れないと巻き込まれてしまう。
4dsxp248490s
上マークのブイを回るレース艇

一番安全な上マークの風上側は、恐らく水深が60m以上もありそうなので手漕ぎボートのエリア外になってしまう。
仕方なく、期待していたこのエリアでの真鯛狙いは諦めて、朝釣った港方向に再び向かうことにする。

途中、中層で掛かってきたメジはリリース、
5dsxp248491s

そして同じく中層で大物をかけたが、ググッ、ジジッとドラグを引き出されながらの攻防の末にバラシてしまう。

しばらくしても残念なバラシの余韻を引きずりながらジグをワンピッチジャークで巻き上げていると、再びアタリ。
今度も結構な引き。
ここは慎重にいこうとドラグを寧ろ少し緩める。

たまに思い出したように穂先が引き込まれるが、多くは重量感のみなので多分ハタだろう。
海中に浮かんでくる魚影はいつも一回り大きく見えるが、予測適中のハタだ。
我が家では一番歓迎されるハタ、しかもでかい。
朝方、大型のホウボウを不用意に抜き上げようとして船べりに当てて逃げられていることもあり、少し離れて風上側に浮かんだアオハタを慎重引き寄せながらタモどりする。
6dsxp248495s

やったね。
情けなくもまだ先のバラシの無念さを引きずっていたが、あの大物のバラシがあってこそのこのアオハタ、と自分に言い聞かせる。

今日は1時が干潮。
出発前から干潮の前後は風も緩むことになっているのでじっくりと攻めようと考えていた港前の根回りをコマセ釣りを終えてやってきたKさんと一緒に流す。

ここでもやや大物の中層バラシが1度あったが、結局、イトヨリとホウボウを掛けて納竿。
7dsxp248498s

今日は、最初のオオモンハタを除いてはジギングの釣果だったこともあり、底よりも中層で掛かることが多かった。
で、今日の釣果はこれ。
Cas242544s
カイワリ×3はKさんからの頂き物

因みに、Kさんは小型のカイワリの多くはリリースしたと言いながらもカイワリ、真鯛、ハナダイなど、さすがの釣果。(写真は撮り忘れ)
お陰でカイワリをいただく。

次の日の昼食にアオハタのカマの塩焼き。
Cas242553a

夕食にアオハタのカルパッチョ、
Cas242562s

オオモンハタのムニエルバジルソース。
Cas242564s



カイワリは群れが変わって小さくなったようですが、フグがいなくなっているのは朗報ですね。

昨年は青物がさっぱりでしたが、今年はどんなシーズンになるのか楽しみです。
天気次第ですが、次回はカヤックの仲間と西伊豆釣行を予定しています。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年8月30日 (金)

それだけでは終わらなかった1投目マジック

8月29日は大津(石田丸)に釣行。

足踏みする台風10号のせいで延期を繰り返していたが、やっとこの日に満を持してのジギングタチウオ行。
0dsc_2387s

1dsxp248456s

2dsxp248457s
皆さん台風を気にしたのだろうか、平日とは言えいつになくボートが少ない。

台風の接近で湾内に留めている乗り合い船の係留補強作業があるために、今日は1時までに戻って下さいとのこと。
昼から雨模様の予報なので丁度良い。

今回もタチウオオンリーと決めているので終日ヤマダ電機前で粘るつもりだ。

ポイントに到着し準備を済ませて、1投目。
先ずはアンチョビメタル80g(サーベルピンク タイプ1)を入れる。

着底後1ピッチジャークで誘い上げると、いきなりアタリ。
訳ありでややいつもより緩めにセットしていたドラグが引き出され巻き負けするので慎重に少しずつ締め直す。

明らかにいつもと違う引き応え。
さては・・・。
その期待通り見えてきたのはドラゴンサイズ。

最初のタモどりで失敗した時にはヒヤッとしたが、やったね。
3dsxp248459s
120cm

今シーズン中に1尾でいいからなんとかこのサイズを、とこだわっていただけにあっけない達成にも大満足。
よしよし、これでもう帰ってもよいくらいだ、とつぶやきながら5本指をあてたりして記念写真を撮る。

ポイントに着いて朝一の第1投目とか、場所替えをした直後の第1投目に良い獲物が掛かることはよくある。
ただ、これで気を良くしても後は続かない。
これを五目漁師は1投目マジックと称している。

1投目マジックは、頻度からして決してたまたまではないと思っている。
魚は、前日の生存競争の中で擦れ切った状況から一夜明けて静かな朝を迎える。
とはいえ、また新たな競争の始まりだ。
餌を見つけるとポイント辺りで食べ物を探している魚の中から一番優位にある魚が真っ先に飛びついてくるのであろうか。
そして、抵抗しながらどこかに連れていかれる親分級の姿を他の魚が見ていないわけはなく、2投目は続かない。(想像)

しかし、今日は違った。
もしかして、またこんなのが来たらという期待から2投目は早々にジグを少し太めでかつ一回り小さいトリプルフックを付けた小型(タングステン、60g)に付け替えて入れる。

すると、驚いたことに着底時に既にモゾモゾと違和感。
オヤッ? と思ったと同時に強烈な引きに合わせを入れる。
先ほど締め直したのにドラグがまた引き出されるので更に締めた上でポンピングしながらゆっくりゆっくりと巻き上げてくる。

上層に上がって来るとタチウオの引きと違って、ラインが右に左にとぶれ始める。
なんだ? ひょっとして青物? 
伊東の釣りでは想像ができないが、海面下1mくらいでやっと黄色っぽい魚影が見えてくる。
更に海面すれすれに浮いてきた魚体は紛れもないサワラだ。
しかしまた潜られる。
そうこうしている内に動かなくなったと思ったらアンカーロープに掛かってしまったようだ。

おっとっと、頑張れじいさん。
ヨタヨタと荷物を跨ぎながらタモを手に舳先に行きアンカーロープを手繰る。
幸いにして上部に絡んでいたためにロープの余長内で手元まで上がってくる。
でかい!
向こうも動きが不自由な身だけにタモには比較的楽に入ってくれた。

ワイヤーリーダー(20cm)とその先に着いているジグはすっぽりと口の中に飲み込まれているためにフロロカーボンリーダーとワイヤーリーダの繋ぎ目で切って獲物を引き上げる。
ウオーっ、それにしてもでかい。
4dsxp248467s
86cm

普通ならロープに巻きつけてしまった獲物は逃げられるのが落ちだが、こんな風にワイヤーリーダ(20cm)ごと、ジグを口内深く飲み込んでしまい、フロントとリヤーのトリプルフックがしっかりと掛かっていたために逃げようがなかったようだ。
5s

もう少しワイヤーリーダーが短ければフロロのリーダーに牙が届き噛み切られていたところだった。

危なかったが、ドラゴンやサワラを想定して昨晩苦労して作ったワーヤーリーダが役目を果たしてくれた。
6cias242500s
後でサワラから回収したジグとワイヤーリーダー

当然ながらクーラーボックスには入らないので、尻尾にナイフを入れ半折りにして先に入っているドラゴンの上に無理矢理に押し込む。

今度こそ本気でもう戻ってもよい気持ちになるが、興奮はまだ続く。

活躍してくれた小型のジグはあの牙と勝負しながらでは口内から引き出すことができなかったために諦めて再び先のアンチョビメタルを付け直して第3投目。
今度も直ぐにアタリ。
上がってきたのは今のシーズンのレギュラーサイズ(70cm台)。
6dsxp248473s

そして、普通に第4投目。
すると、また直ぐにアタリ。
しかし、今度はでかそうだ。
再び時間を掛けてゆっくりと上げてくると見えてきたのは、またもやびっくりのドラゴンサイズ。
信じられない。

タモ入れ1回目は失敗。
そして2回目、入りかけたもののまだ半身を出したままでバタバタと暴れられ、ゆっくりと潜っていく後姿を見る羽目になってしまった。
ガックリしながらジグを手にすると、刺さり優先の細軸のバーブレストリプルフックが前後共に一つずつ伸びている。
71s
事後自宅にて

やっぱりか。
実は、最初に訳ありと言ったのはここにあった。
今回はとにかく初ドラゴンに拘っていたために掛かり優先の細軸フックでは伸ばされるのではと前日になって心配になってくる。
そこで、ドラゴン専用と銘打った太軸フックがあることを知り、全部(と言っても5つほどだが)のジグをそれにに取り替えることにした。

ただ、大型店に向かったものの該当する商品はなかった。
店員さんに確かめると(雰囲気が少なくともタチウオ釣りが得意な専門分野ではなさそうな感じだったが)皆さんこれ(細軸)でドラゴンも釣り上げてますよとの返事だった。
五目漁師は心の中でそんなことおっしゃるけど、もし逃げられたら責めるからねとステゼリフしつつ店を出た。

仕方がないので今回はドラグ設定を少し緩めにしてフックが伸される前にラインを出そうという作戦に切替える。
しかし、緩めの設定を、先のサワラを掛けた際に締め直したままでやってしまったのが影響したのかどうかは分からないが、正に心配していた通りになってしまったわけだ。
残念。

この後はボチボチと小型のタチウオが上がり、12時半には港に向かう。
グッタイミングで予報通り雨が降り始めた。

で、今日の釣果はこれ。
8cas242474s

9cas242481s


釣った日は先ずはドラゴンとサワラの刺身
10cas242486s

小さいタッチーの梅しそ巻き、
11cas242492s

サワラを捌くのがへたくそで骨に身がいっぱい残ってしまったために塩焼き。
12cas242493s

そして次の日に、ネットで美味しそうなタチウオの刺身見たので、真似てもう一度タチウオの刺身。
13cas242510s

我が家のムニエルの定番、和風ムニエル
14cas242519s

サワラの竜田揚げ
Cas242524s

小型のタチウオは南蛮漬けに。
15cas242514s

16cas242516s



タチウオ、一昔前の同時期には80cm台が多かったように思いますが、今年は70cm台がレギュラーサイズです。それに以前はどうだったか覚えていませんが、今あそこで釣れるタチウオは私が釣った限りでは皆雌のようです。9月に入っていきなり大きくなるとは思えませんが、群れの違いでしょうかね。チャンスがあればもう1、2度はやってそんな様子も確かめたいです。

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年8月26日 (月)

グダグダと最近の様子


8月26日は伊東(井上丸)に釣行、という書き出しで記事の更新ができると思っていたのに残念。

井上丸は25日が今年の海の家の営業最終日だったはずなので、早速その日の夕方に手漕ぎボート可否確認の電話を入れてみた。
すると、あまりにも性急過ぎたようでやんわりと断られてしまった。

そらそうだわな、つい先ほどまでの賑わいにやっと一息ついたところ。
ただ一杯のコーヒーを飲む間もなく、今度は台風の接近で最低限の後片付けもあるだろうに、なんという無謀な電話をしたもんだ、と後で気が付く○○の反省。

例年、夏真っ盛りの8月の釣行回数は多くはないが、ここまで釣りをお休みしたのはブログをスタートしてから初めてかもしれない。
実は、電話を入れた時点で既に車には荷物も積み込んでやる気満々だったので、ならばと行先を変更して大津のタチウオに向けた。
1cas242447s

元々、伊東ではタイラバとジギングの予定だったのでジギングタッチーなら道具の入れ替えは最少限で済むし、平日行なので予約も要らないし、天気も先ず先ずと思っていた。
ところが、夜になってその天気の雲行きが悪くなってしまい、結局、こちらも諦めることになってしまった。

さて、困った。
手持無沙汰になってしまったが、五目漁師もいよいよ尽きてしまったかと思われないように先ずはグダグダと記事を書くことにした。

確かに少し涼しくなったかなと思う日もあるが、まだまだ暑さは続きそうだ。
2dsn242065s

3dsn242063s

これは、この記事に貼り付けたいばかりに昼間に海岸までチャリ行して撮ってきた写真。
江の島方面も(この時には見えていないが)富士山方面もまだまだ夏の雲。

昔はちょっと真似事もしたが、これくらいの波ならと思ってもなかなか難しくて乗れなかったサーフィン。
台風の接近が寧ろチャンスでもあるサーファーに対して、さっさと行ってしまえの五目漁師。

長らくの辛抱のせいで、頭の中は次々にやりたい釣りでひしめいている。
敢無く失敗したが、久々の伊東の海の様子見の他に、急がないとそろそろピーク、且つ終盤のボートタッチー、ご無沙汰している網代の中深場、川奈ではイサキが釣れ盛っているし、9月半ばには恒例のカヤック仲間とのお泊り釣行、帰省して舞鶴での沖釣り、(先日とうとう五目漁師が得意とする水泳でも負けてしまったが)暑さが和らいだころには孫娘との釣りも約束しているし・・・
孫孫していると9月、10月シーズンはあっという間に終わってしまいそうだ。

カヤック仲間の一人がおっしゃるに晴耕雨読ならぬ晴釣雨作。
晴れた良い天気には釣りを楽しみ、雨や風で釣りに行けない日には大人しく自宅で仕掛け作りに励みましょうということになる。

ただ、確かに前者からは悠々自適のイメージが感じられるも、後者からは言葉が生れた時のご本人の状況を知っているだけに、一種やけくそ気味のイメージが盛り盛りであろうか。
と言いながら、五目漁師も正に晴釣雨作の心境で釣りの準備だけは進めている。

弁当持ち込みOKなら1日でも居たい釣り具店。
子供の頃はお菓子屋さんに閉じ込めて欲しいと思ったが、今なら釣り具店に閉じ込めて欲しい。
魔界と言われるだけあって、ケチな上に意思がかたい五目漁師でさえ特段に欲しいものもないのに巡ぐっているとついつい要らぬものを買ってしまう。
珍しいものを見つけると使い方を勝手に想像して買ってみたり、これこそ必須の補強と言い訳しながらジグの色違い、サイズ違いなどを手にとってしまう。

無駄使いはやってしまった後で自らを戒めるが、暇な今なら時間の無駄使いは大歓迎。
今までに新調のジャスト1投目も含めて、愛用のTGベイトG.G.(グリーン&ゴールド色)をいくつロストしただろうか。
4cas242452s
TGベイト80gG.G.

しかし、こいつはよく頑張ってくれた。
5cas242409s
TGベイト60g元G.G.

先のタッチージギングでも大いに活躍してくれたので、タッチー専用に生き返らせてみた。

先ずは、綺麗に塗料をはがして無垢のタングステンジグに。
6cas242426s

そして、ホログラムシールを張り付け目玉を付けて、ウレタン液に3回どぶ付けしてタチウオジグ用のバーブレストリプルフックを付ければ完了。
7cas242443s

手持ちのホログラムシールを使ったので残念ながらG.G.にはならなかったが、少なくとも食いっ気がなくなったタッチーにはジグの色そのものよりも何色でもよいから色を替えることに効果ありと経験上思っているので、これで十分役目を果たしてくれそうだ。

先の釣りでは、タッチーのアタリがなかった時にアンカーを上げて流しながらスロージギングをやってみると釣れた。
ただ、アンカリングしない流し釣りは、風や潮の流れが強い時や大津の様に海面が多くのボートで混んでいる時には、結構辛いし難しい。
そこで、アンカーを入れたまま逆にジグを投げ込んでみようと準備したのがこれ。
8cas242454s
1番上はダイソージグ、下2つがミノー

オオモリボートのカマス釣りに揃えたミノーがたくさん余っているので、フックを最初から着いていた小型のトリプルフックから良く刺さるバーブレストリプルフックにに替えてみた。

話は変って、従来のタイラバは錘が中通しになっていないと誘導式として使えないがビンビンスイッチモドキは構造上、カン付きならどんな錘でも即座にタイラバに仕立てることができる。
ビンビンスイッチモドキの大きなメリットだ。

これは、たまに重いタイラバが欲しいということで市販の装飾錘(50号、約190g)をビンビンスイッチモドキとして仕立てたもの。
9cas242457s

(あとで既にこれはジグラバ?としてやられていることを知ったが)ここまでくれば、一層のこと錘にジグを使ってみたらどうだろうか? と考えるのは当然の成り行き。
早速、やってみるとこんな感じ。
10cas242455s

これならジグの動きなどは、もはや関係ないのでダイソージグでも何の心配もない。

とこんな具合で、今後のタッチージギングやタイラバがますます楽しみになってくる。


さて、台風10号が当初の予定よりも西側にぶれた後に日本列島に沿って日本海側を北東進するかもという予報に変わった。
これなら思っていたほど関東地方の天気への影響は少なく、今週中にも回復を期待している。


少し写真が古くなってしまったが、ガルさんに頂いたカツオでカツオ飯とカツオの漬け丼。
11cas242403s

12cas242421s



今日はカヤック仲間が中深場の沖に出掛けましたが、うねりなどなく静かな海だったそうです。
悔し!

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年8月 9日 (金)

ジギングタチウオ

 

8月8日は大津(石田丸)に釣行。

 

0dsxp248435s

小さいが大津でそろそろタチウオの数釣りが本格化している。
そこで、次回は大津のタチウオと決めていたが、折しも川奈で数日前にイサキの大釣りがあった。
こうなると、さて、どっちにしようかと迷っていた。

そんな時に“間違いだらけの備忘録”のガルさんが間違って、こんなものを持ってきてくれた。
1cas242351s

立派な本ガツオだ。
ありがたく頂く。

そう言えば、川奈では型の良いヒラソウダも釣れている。
イサキが釣れない時には良い土産になる。

しかしなぁ、こんな立派なカツオがあればソウダはリリースだな。
うーむそれはもったいない、どうしよう、困った。
いつもの取らぬ狸・・・と共に無理矢理納得させるべく、だったら川奈じゃなくて大津にしよう。

ということで、今回は元々予定していた大津のタチウオにした。
もちろんジギングオンリー、そして、釣れない時の予備にタイラバを準備する。

石田丸から出る手漕ぎボートは、今日は10杯程度のようだ。
2dsxp248437s

このうち半分ほどがヤマダ電機前でタチウオ狙いだっただろうか。
見ていると皆さん餌釣りのようだ。
ポツリポツリとタチウオが上がっているが、五目漁師のジグには一向にアタリがない。

釣れないが、曇り空と程よい風のお陰で心配していた暑さはそれほどでもない。
本日は中潮、干潮は13時1分。
ボート付近にやって来た潮目の流れを見ていると、少なくとも上潮は沖から岸側に向かっているが、80gのジグは真っすぐに落ちていくので潮流は緩い。

そのタチウオ専用と称するジグのタイプや色をとっかえひっかえたり、時にはワームを投げ込んでみたりするがアタリは出ない。
周りの様子をみながら、冷凍庫にサバタンがあったので持ってきたらよかったかな、と少しだけ後悔する。

10時なったら諦めて富士山根辺りをタイラバで流してみようと決めていたが、その10分前にやっと1尾目が上がる。
なんと、タチウオ用の80gのジグをやけくそ気味に百戦錬磨のTGベイトに替えた時だった。
4dsxp248438s

因みに、本日使ったジグはこれ。
6cas242381s
自宅で水洗いし乾燥中のジグ

そして、これが1尾目、続いて2尾目も掛けたTGベイト60g、GG
5cas242384s

タチウオはパープルが大好きと言われているが、実は鉛色がもっとお好きなようだ。

約1年ぶりの太刀魚のアタリは強烈だったので、いきなりドラゴンサイズかと期待したが、70数cmチョイの細い奴だった。
途中、巻き上げが追い付かないほどの食い上げでバラしたかな? と思ったこともあったが、このサイズでもタチウオはよく引き、楽しい。
続けてもう1尾掛ったので、いよいよ時合いかな? と思ったが、後は続かない。

魚探を見ていると海底の様子は目まぐるしく変化しているのでアンカリンクしたままでもよさそうだが、とりあえずアンカーを上げて周囲を流してみることにする。

オット、スミマセン! 
首も腰も回らないために本日2度目のゴッツンをやるところだった。
広々とした伊東で流すのとはわけが違う。
気を付けなくっちゃ。

7dsxp248444s
TGベイトGGも含め、今日は緑色が良かった。

流し釣りでは効率よく3尾を追加した。
やはり、アンカリングして一か所にとどまって釣るよりも流しながら釣った方が良さそうだ。
しかし、風で結構ボートの流れは速くこの暑さの中で度々の漕ぎ上がりはきついし3度目のゴッツンもやばいので再びアンカーを入れる。

ボートの直下には何もいなくなったり、時には濃い帯状の、あるいは薄い筋状の反応が頻繁に出たり入ったりと賑やかだ。
昨年、結構数を釣った時には底から少し浮いた粒状の雲のような反応が良かったような記憶があるが、今日はそれが見られない。
掛けた時には慌てて画面を見るが、底付近には特に何も映っていないことが多かった。
群れが小さいのだろうか。

日照りが入った午後になると、海面水温は少なくとも五目漁師にとっては初の30℃超え。
8s_20240809215001

この暑さで少し深みに退避しているのだろうか?
同じ理由だろうか、周囲のボートも次第に少なくなり、寂しくなってしまった。
9dsxp248441s

結局、最後までここぞという時合いはなく2時半に沖上がり。

上がって、いくつか釣果を見せて頂いたが、やはりタチウオは餌釣りも10尾前後だったようだ。
ただ、120cmのドラゴンの検寸を見るとやはりこれを釣りたい。
70cmちょいであの引きだからドラゴンサイズの凄さを想像すると今シーズン中に1尾でいいから掛けてみたい。

で、五目漁師の今日の釣果はこれ。
10cas242371s

最大長は83cmだったが、その他は72、3cmの小型。
次回は9月に入ってこれらがせめて80cmクラスになった時にやってみよう。

さて、以前はマンション裏手の道路沿いに駐車していたが、うるさくなったと聞いたので最近は黒門の駐車場に止めている。
朝は満車だった駐車場に戻って来るとなんと最後の1台。
11dsxp248449s

よく頑張った。


さて、先ずは冒頭のカツオは釣りの前日に、定番のタタキ、
12cas242367s  

カツオステーキ、
13cas242365s

そして、タチウオは梅しそ巻き、
14cas242390s

ムニエルバジル三昧、
15cas242392s

そして小さいタチウオはこれしかない南蛮漬け。
16cas242400s 

 

久し振りでしたが、タチウオの引きは楽しいですね。ジギングタチウオは餌釣りの様に食わせの間合いや掛けのタイミングを気にすることはなく、スローな誘いの中でアタリ=掛った時ですからより簡単です。うまく誘えば、何といっても餌よりも目立ちますから数釣りも可能でしょうね。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年7月28日 (日)

なかなかありつけないオオカマス

 

7月27日は葉山(オオモリボート)に釣行。

次の釣行は29日か30日に同店のオオカマス+泳がせヒラメと決めていたが、前日の昼頃になって葉山の天気予報や同店のスタッフブログをチェックしていると居ても立っても居られなくなり予約の電話を入れてしまった。
最近はこんなことが多い。

1dsxp248423s

Dsxp248424s
オオモリボートは行きも帰りも曳き船サービスがあるので、釣り方によっては殆どオールを使うことはない。

オオモリボートと言えば、梅雨の頃のオオカマス(多分本カマス?)とそれを泳がせて釣る大ヒラメで毎年盛りあがる。
例年に比べると既に時期が進んでいるせいか小型のミズカマスも良く釣れているようだ。

五目漁師は過去3回、このフィーバーに乗っかろうと出掛けてみたものの、オオカマスは良くて2、3匹か、お触りすらない超絶完ボに終わっている。
ヒラメは一度釣れたものの、オオカマスが釣れなかったのでたまたま釣れたワカシを泳がせたところ餌なりにヒラメも小さかった。

さて、今回はどうなることやら。
最近のスタッフブログを拝見すると釣り慣れた人なら200匹は・・・とか、手掴みできそうなとまで書かれているのでこれなら自分でも20くらいは行けそうだ。
いや、あんなでかいのが20も釣れたらどうしよう、2人暮らしなので10で止めて、後は泳がせに専念しよう、と正に今となってはとらぬ狸の・・・で出掛けた。

その結果が、見せたくもないがこれ。
3cas242339s

実は、これとて現地でご一緒させていただいたカヤックのMBLさんのアドバイスがなければ超絶完ボになるところだった。
カヤックで動きが速いMBLさんはさっさと周りの状況を見渡し、釣れている場所と釣り方をチェックされたようで、もとより準備されていたアジ釣り用のワームを付けた自作サビキを使われ小型のミズカマスを十分にゲットされた。

その後大物狙いの深場に向かわれる前に、今日はサビキがいいですよとアドバイスをいただいたおかげで、五目漁師もジグからアジ釣り用のサビキ仕掛けに替えてこの3尾がゲットできたということだ。

カマスはその後直ぐに釣れなくなり、4尾目と5尾目が泳がせサイズのコサバとコアジだったことで10時にはカマスは諦めて一発逆転狙いで泳がせに専念した。
Dsxp248429s
これも失敗だったが、持参した泳がせ用の竿が少し硬めの竿で、置き竿にすると穂先が跳ね、泳がせの魚が持たないために、カマスは止めて手持ちで泳がせに専念した。

しかし、こちらの方も一度もアタリはなく、寂しいままの釣果で終わってしまった。

因みに、今回五目漁師が準備ししていたジグはバイブレーションを主体としたこれ。
4cas242340s

少し大き目な感じはしていたが、あくる日のスタッフブログを見てみると、今回のオオカマスはバイブレーション(ジグ)使ったとしても、巻き方も食わせ方も経験値がものをいい、これから経験を積もうという人にとっては食わせるのが難しい状況だった・・・と書かれているではないか!
なんだ、そんなこともっと早く言ってよね! 
200匹は釣れそうな・・・の記事を信じて、バイブレーションを投げ込めば下手クソでも自動的に釣れるのかと思っていたのに、もうろくすると人には優しくなるし、人情ごとには涙もろくなるし、考え方は甘くなる。

それはそうと、エンジン艇でお客の様子を見ながら周りで一緒に釣っておられたスタッフの方々も、一向にオオカマスを釣られている様子はなかったので、今日は誰も釣っていないだろ。
胸は張らずとも小さくなるまでのことはなく、浜で後片付をしていると、なんと70cmはあろうかと思われる立派なヒラメの記念写真撮りを見てしまう。
このサイズになると泳がせの餌は当然のことながらオオカマスになるが、そのオオカマスも20ほどは釣られたらしい。

うーむ、釣る人は釣っている。
早速、駐車場で釣られたご本人ににじり寄り話しかけると、ご丁寧に使ったルアーや釣り方を教えて下さった。
ありがとうございました。
この方もバイブレーションを試されたらしいがアタリは皆無、結局当りのルアーはワームだったようだ。

7月、8月の海水浴シーズンは駐車場代も跳ね上がりなんとびっくりの終日2200円(注1)、しかも五目漁師にとっては専ら暑いだけで、肝心の魚は釣れなかった。
もう2度と来ることはないと思っていたが、こんな話を聞いてしまうともう一度やってみようかと考え直してしまう。
このワーム、最近は人気でなかなか手に入れるのが難しいらしいがタチウオにも効くと聞いたので明日から探してみよう。

大事な釣果は野菜で水増しして大葉巻き天ぷらに。
Cas242346s


(注1):元22000円と書いていましたが、2200円の間違いでした。
   ご迷惑をかけた方もあったと思います。大変申し訳ありませんでした。


たまに来て釣ろうなんて、虫が良すぎますよね。やはり何度か通って釣り場の状況を知ったり、状況に慣れたりしないとブログの記事だけではかなり間違ったことをしていると実感しました。

本日もポチッとよろしくお願いし。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年7月25日 (木)

暑中お見舞い申し上げます

12_20240725062901


年に1度、たまに2度、北海道を旅行するようになってからもう20年近くにもなる。

五目漁師は元々は海人間。
釣りはもとよりセーリングやダイビングを楽しんでいたが、子供たちがそれぞれ自立しヨメサンと2人になってから、これなら2人でできると始めたのが富士山撮りだった。
毎週のように富士五湖周辺や、逆に富士山が遠望できる海岸や山に出掛けた。

やがて、加えて年に一度の北海道旅行も始まったが、一通り回ると冬の道東の景色や動物に魅せられて北海道はほぼ冬場の道東が限定となり、今に続いている。
2dsn241589s
2024年2月(野付半島)

4ims243547s
2024年(野付半島)

5dsn241628s
2024年2月(野付半島)

6dsn240911ts
2024年2月(標茶)

3dsn241860ts
2024年3月(帯広)

7dsn241886s
2024年(帯広)


写真は双方とも素人でありながら、片っ端からフォトコンテストに応募する内に代わる代わる結構な賞をいただくようになった。

最優秀賞も何度かあった。
賞をいただいた作品はカレンダーや北海道の道の駅で販売する絵ハガキに採用されたり、切手シートとして北海道の郵便局で売られたりもした。
賞品では主催元の特産品に始まり、ちょっとしたものでは1眼レフカメラや日本海フェリー(北海道までのスイートルーム)の往復切符などもあった。
もう古くなってしまったが、今ヨメサンガ使っているキヤノンのデジタル一眼レフカメラは賞金を集めて購入したものだ。

最近では、コンテストに応募することもなくなり、冬の道東でひたすらタンチョウやオオワシを撮影している。(今年は良い写真が撮れなかったが。)
8dsn240656s
2024年2月(鶴居村)

9ims241683tas
2024年2月(鶴居村)

10dsn241241ts
2024年2月(風連湖)

11ims243394ts
2024年2月(風連湖)

コロナ禍の1段落が見えてきた今年2月の旅行では、既に外人観光客が増えつつあった。
その煽りで、愛用する安いホテルが混んでおり撮影地の近くでは確保できないことも多く苦労した。
今、国内のどこもかしこもが海外からの観光客でごった返している様子を見ていると、少なくとも写真撮影愛好家の中では人気の道東がますます混雑し、年寄り夫婦が近づける撮影地ではなくなってしまうかもしれないと心配している。




エアコンが効いた部屋から外に出ると息苦しいほどの暑さですが、海上は適当な風さえれば何とかなりそうですよ。

カマス+泳がせヒラメでフィーバー中の葉山、浅場で数釣りが楽しめる大津のタチウオはもう直ぐ、川奈はシマアジが絶好調のようです。
暑さは置いておいて、次はどこにしようかと迷ってしまいますね。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年7月22日 (月)

急遽カヤックで突撃したが


7月21日は金田湾津久井浜に釣行。

次の釣りはそろそろ釣れ始めた大津のタチウオにしようか、それとも今フィーバー中の葉山のカマス(+大ヒラメ)にしようか、迷いながらも後者に決めかけていた。

そこに前日になってカヤックの仲間から、五目さんの分までカヤックの準備ができそうですよとのお誘いがあり、ありがたく飛び乗ることにした。

津久井浜といえば確か以前手漕ぎボートを借りてキス釣りをやったことがある。
漕いでも漕いでも水深は10m前後で、しかもたまに釣れるキスは小さく、あまり良かった記憶はない。

その浅い海で今、タチウオやブリ、サワラなどが釣れているらしい。
1cas242332s
大津のタチオウオ釣り用に準備していたターーチー専用(と称する)ルアーなど。

丁度、大津のタチウオ釣りの準備も進めていたところだったので、五目漁師の本日の狙いはきっぱりとタチウオ。

2dsc_2335s
早朝5時過ぎの最寄りの駐車場は多くのカヤッカーで賑わう

さて、我々は4名(MBLさん、Hさん、Sさんと五目漁師)で出発する。

ここで一人老体の五目漁師は、浜出しの際に早々に失敗。
浜にチロチロと寄せては引く波(というほどでもない)に足をすくわれて腰まで水没。
どんくさっ! 
この暑い時なので苦笑で済ませられると思っていたが、あと1秒も浸かっていたら自動膨張型の腰巻タイプのライジャケをまた膨らませるところだった、と冷や汗もの。

その後は順調に仲間に付いて沖に向かう。
数キロ以上も漕いでやっと水深20m前後。
この辺りがポイントであろうか、既に何か所かに分かれてカヤック軍団の集まりが見られる。

3dsxp248407s_20240722210301

写真は、今回カヤックをお借りしたHさん。

こんなところで、タッチーやブリが釣れるの? と未だ疑っている中で早々にHさんにタッチー。
指4本、Hさんはドラゴンサイズしか持ち帰らないらしく、五目さんいる? と聞かれて、即座にハイ。
4a1721638774672s
五目漁師は、暑さも忘れて先ずは海上散歩。
快適なバックレスト付きのシートに深く腰を下ろして、ながら釣り中。


Hさんは、ルアーをキャストしたり、シャクリ上げたりしながら終始大物狙いのご様子。
しかし、今日は周りの皆さんも不調だったようで、気が付けばあれだけ賑やかだった海上も昼前には閑散としてしまっている。
五目漁師の仲間も既にお2人からは退散しましたとの連絡が入る。

隣で付き合って下さっていたHさんからも、五目さん何時までやりますと聞かれたので、いつも3時までやりますよと答えると、ヒエーっ、それはこらえてよー!
とのことで、仕方なく12時前に沖上がりとなる。

で、今日の釣果はこれ。
5cas242318s

残念ながらHさんからの頂き物。

Hさんは60gのTGベイト、タチウオに照準を合わせた五目漁師は80g(バーブレストリプルフック)のタッチー専用ジグだったのに、唯一掛ったのはこいつだけ。

6dsxp248410s

やっぱり、釣りは実力だね。

それはそうと、いつもの手漕ぎボートでは上半身だけの運動。
今日は足漕ぎなので逆に下半身だけの運動。

なんとかカヤックを漕ぎ切ったところまでは良かったが、後片付けの段で下半身の衰えを思い知らされてしまった。
2人で浜から車までカヤックを運ぶ。
カヤックの前半分の重みを分担しようとしたが、まともに持ち上げられない、膝が立たない、何とも情けない姿だ。
昔はカヤック以上に重たいディンギーを一人で車に積み、車から下ろしていたのに、これじゃ殆ど邪魔にしかならない。
むむー駄目だ、どうしよう??

で折角頂いた獲物なので大切に頂こう。
タチウオの4点盛り、
Cas242322s

ムニエルバジルソース、
Cas242328s

そして白髪ねぎをたっぷりと添えた炙りポン酢。
Cas242335s


ここは、まるでカヤック釣り師のメッカですね。
伊東や網代でたまにポツンと1艇か2艇を見るのとはわけが違いました。
自由気ままにして良く釣れる。
釣りをするに最適な乗り物としてどんどん増えていくのでしょうかね。
あと15年、いや10年早かったらなぁ。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年7月16日 (火)

1年振りの川奈はアウト


7月15日は川奈(川奈観光ボートハウス)に釣行。

釣果が芳しくなかったので魚の写真の前に富士山の写真から。
最近はめっぽう減ってしまったがひと昔前なら釣行回数よりも寧ろ多かった富士山撮影行。
夏場なら徹夜か2時に起きて自宅を出発する撮影行は、3時半に起きて東伊豆や大津に向かう釣行よりも朝が早い。

現役時代には土日に両者の早起きが続いた後に、あくる日の月曜日は職場までの2時間弱の通勤のために6時起きなんてこともあった。
今ではとてもじゃないが・・・、とそんなことを思い出しながらこの日(7月10日)は久々に富士山を撮りに行く。
1ims243986as
これは、残念ながらヨメサンがとったもの

写真は河口湖の北側にある大石公園から撮ったもの。
今までに何度か挑戦したことがあるが、富士山を背景にラベンダーと朝焼けの写真がやっと撮れた。
ラベンダーが見頃でも、富士山が見えることが比較的少ない梅雨のこの季節、更に朝焼けがこの位置から富士山の背景に入り込んでくるチャンスは結構少ない。

富士山撮りについては手漕ぎボート釣り以上に語りたいことがたくさんあるが、話を戻そう、いや始めよう。

さて、13日から井上丸が海の家で忙しくなるために、手漕ぎボートは海水浴シーズンが終わるまでは休業になる。
そこで、12日までになんとか伊東に行きたかったが、あいにくの天候不順のために長期おあずけになってしまった。

これからの時期、早朝から夕方まで灼熱の太陽。
危険なまでに暑いボート釣りはペースダウンしながら川奈や大津で楽しもうと考えている。

2dsxp248401s
風光明媚な川奈、左側がイルカ浜の堤防

川奈は以前は7月の半ばくらいまでは結構アオリイカ狙いのエギンガーが多かったが、釣りエリアの制限などもあって最近はあまり見なくなった。
その代わりではないが、今は他のボート釣りエリアでは見られないシマアジ釣りの人気が凄い。

五目漁師も昨年一度挑戦してみたが、想像を絶する餌盗りの中で敢無く撃沈。
もうこりごり、技量的にももちろん、性格的にも手に負えない釣りだと思った。
完ボに超絶完ボ、釣れないのは辛抱出来ても、伊東のフグ野郎の猛攻に匹敵する逃げ出したくなる釣りはそんなに多くはない。

今日は予報では風が上がってくるのが心配ではあるが、タイラバとジギングで根魚や真鯛を狙う。

流し始めは寧ろ朝凪で無風。
ジリジリと暑い。
既に上半身裸の釣り師も見えるが、この歳では素肌も素腹もさらけ出すわけにはいかず、焼かれるような暑さに汗が噴き出てくる。

アタリがないままにしばらくして沖出しの西寄りの風が吹き始めると、少し涼しさを感じ救われた気持ちになる。
しかし、風もこれくらいでよせばいいのに、直ぐにどんどんと強まってくる。
船尾の旗はバタバタと煩いし、それを支えている竹竿は折れそうなほどにひん曲がっている。

多分、今に管理者の尾川さんから一旦上がって下さいの電話が掛かってくるだろうと心配したが、幸運にも西側の山影近くでアンカリングして釣っておられる皆さんは、それほどでもないのか引き上げられる様子はない。
ウシシ、大丈夫そうだ。

ただ、この風では釣りにならないので、パラシュートアンカーを入れる。
すると、これが不思議なことにぴたりとボートの流れが止まってしまい、今度は寸分たりとも動かない。
止めたいので止まって当たり前ではあるが、この止まり方はボートが受ける風圧とたまたま風に向かう強い潮流との絶妙のバランス関係であろうか。
飛ばされそうになる帽子を押さえたり深くかぶり直したり、海面にはたまに白波が立つほどの風の中でボートは動かずにピタッと止まっている。

これって周りから見ていたらきっと笑いたくなるような絵ではないだろうか。
悲しいかな、これではいささかの流し釣りにもならず、五目漁師にとっては笑い事ではない。

少し離れて釣っておられる軽そうな手漕ぎボートのお兄さんもシーアンカーは入っているようだが、風上に向かってやっと上り切っても漕ぐのを止めるやスーッと五目漁師の横を定置網方向に流れ去ってしまい、お気の毒にまた直ぐに厳しい漕ぎ上りの繰り返し。

そんな中で、本日初めてのアタリ。
やはり潮流が強いようだ。
潮下から上がってきたのは太ったウッカリン。
3dsxp248396s

続いて同様のアタリは針外れ。
更に、アタリ、今度は小型のアヤメカサゴ。
4dsxp248397s

プチ時合いのようであるが、根魚は止まっていては釣れないので何とかボートを流したい。
仕方がないのでパラシュートアンカーを上げて少し移動し、また入れるといった面倒な釣りになってしまう。
更に、風向が次々に変わり、その変わり際に一瞬静かになりチャンス到来といった落ち着きのない釣りになってしまった。
5dsxp248400s

そして、結局その後はイトヨリ1尾という寂しい結果に終わってしまった。
6dsxp248405s

自宅での妄想段階では、流し釣りをしながらあわよくばシマアジがゲットできないかと、ジギングサビキを準備したり、ビンビンスイッチ風を更に魚に魅せるように工夫したりと、色んな準備もしていたが、この風でボートがまともに流せない中では無理と思いどれも妄想倒れ。
次の機会に回すことにした。

川奈の流し釣りは伊東に比べると湾内が狭くエリアが限られている一方で、風の強さも変化も大きく、難しさを感じる。

今日もシマアジ釣り師の釣果は良かったようで、風にあまり左右されないアンカーを入れての釣りが良いのかもしれない。
五目漁師には無理そうだけれども。

で、今日の貧果はこれ。
Cas242306s


ウッカリンとアヤメカサゴにイトヨリの酢締めを加えた姿造り、
Cas242311s

残った酢締めは握りに。
Cas242315s



ガツンと一発来てくれればと、最後まで頑張ったのですが、それらしきアタリは一度もありませんでした。
そう言えば、フグが掛かったのはたったの2回。ラバー部をやられることは1度もなく、損失なしの魚っ気のないちょっと寂しい釣りでした。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年7月 6日 (土)

-300mから-30mに逃げてなんとか帳尻合わせ


7月5日は網代(亮知丸)に釣行。
1dsxp248371s

久しぶりの中深場、
2dsxp248372s

何人かをお誘いしたが急(前々日)でしかも平日となるとやっぱり難しい。
できるだけ避けたいがまた一人釣行になってしまった。

前回もそうだったが、亮知丸のお兄さんに聞くと最近はアカムツがさっぱりらしい。
中深場のターゲットは間違いなくアカムツだろう。

伊東のカイワリ釣りでマダイや時にはアマダイなど意外なお客さんが釣れるとカイワリより嬉しいことはあるが、アカムツ狙いの中深場では、恐らくアカムツ以上に嬉しい魚はいない。

今日も1尾でいいのでとにかくアカムツが欲しい。
と言いながら、実は早朝に五目漁師が狙ったのはキンメダイだった。

カヤックの仲間が先日ジギングで10尾(で打ち切られたようだが)のキンメを上げていらっしゃる。
場所は違うが、なら自分もと思うのは当然のことで、ジギングでは自信がないので扱いにくい5本針胴付き仕掛け/サバタン餌を入れ、5尾掛かるまで5分待って上げることにした。

手持ちにすると小心者の五目漁師は、アタリがあると待ちきれずに巻き上げてしまうので、あえて置竿にして待つ。
3dsxp248376s

水深300m弱。
4dsxp248374s

このポイントは、いつもならオキギスやユメカサゴが結構頻繁に食ってくるはずなのに、今日に限っては穂先はピクリともしない。
そんなに待てるかなと心配していた約束の5分も過ぎてしまったので、取りあえず巻き上げにかかるがどうやら何もついていないようだ。
3回(水深があるのでこれでも優に1時間超)やってみたが結局、ここで釣れたのはギンメダイが1尾のみだった。

これもアタリがない一つの要因だったかもしれないが、上潮が速くボートがどんどん流れて釣りにくいので、早々に諦めていつものポイント、200~250mに場所移動する。

こちらではポツリポツリとアタリはあるもののユメカサゴやスミヤキにやっと小型のクロムツ。
5dsxp248377s

潮が緩むだろう干潮時刻(10時24分)迄待ってみようと思っていたが、辛抱できなくなってジギングで根魚や真鯛を狙ってみることにする。
しかし、水深90~100mの実績ポイントではあるが、ここでもノーバイト。

直ぐに諦めて今度は宇佐美へと続く岸沿いでアカハタを狙ってみることにする。

今度は、一気に水深は25m~30m。
しかも岸側に向かってスイミングジグ+ワームをキャストするので-15m位の深さからボートの際迄ただ巻きで曳いてくる。
巻の速さでゴロタや海藻の直ぐ上を曳いてくるつもりではあるが、慣れていないのでこの感覚が難しい。

当然のことながらボートの近くでは急角度の回収になるので惰性で早巻きしている時だった。
いきなり、スピニングリールがジジーとドラグ音を発しながら引き出される。

なんだなんだ! こんなところで、青物? デカサバ? 

ラインは0.8号だが幸いにして既に回収の途中、しかもその後半だったので海底とのクリアランスはかなりありそうだ。
サバでもなんでもいいから姿は見せてくれ。
巻き上げ後半になると、左右に揺れたり回ったりするのでやっぱり鯖かな? 
しかし、見えてきた魚影は黄色っぽい。
タモに入ったのはびっくりのオオモンハタ(47cm)だ。
7dsxp248384s

さすがにフィッシュイーターのオオモンハタ、底から追ってきたのか中層でハンティングの最中だったのかはわからないが、深場の底で掛けて揚げてくるいつものハタとは全く違う元気な引きが楽しませてくれた。

興味深いことに、この時に付けていた無色のワームはこの後は、投げる度にフグに食いちぎられて上がってきたが
Cimg2276s
上が、ハタが食ったワーム。
(対象魚:ハタ、ソイ、アイナメと明記してあるがフグはない。)

甲殻類?を模した黄色と橙色ワームは一度もそんなことはなかった。
6dsxp248386s

鉛やタングステンのジグやタイラバに節操もなく食らいついてくるフグ野郎にも、ひょっとしたら好き嫌いがあるのかもしれない。
何れにしても珍奇な形に嫌気の反応をしているのか、もしかして浅場なので色に反応したのかはわからないがジギングやタイラバにフグ避けとして応用できないかなと考えたりしている。

最後は、再びジギングとタイラバに戻り真鯛を狙ってみたがアタリは一切ないままに終了。

で、本日の釣果はこれ。
Cas242256s

なんとかオオモンハタが帳尻をを合わせてくれたが、どうしたんだろう中深場。


さて、我が家ではヨメサンが釣り魚料理に使うハーブなどを庭の片隅や植木鉢で栽培してくれている。
寧ろ魚をどう料理するかはその時々の旬のハーブに合わせるくらいだ。
少し前は木の芽、その後はイタリアンパセリやバジルなど。

今日も料理の前にバジル、しし唐辛子、タイムなどを揃える。
Cas242264s

昼には、先ずは冷凍していた真鯛を解凍して鯛ソーメン、
Cas242260s

夕方にはタイムを効かせたハタのトマト煮と
Cas242273s

バジルを使った唐揚げプロバンス風。
Cas242269s

ハタは我が家では一番好む魚。
これくらいのサイズになると、真っ白い身がプリプリとして実に美味しい。
料理の美味い不味いは人それぞれなので言わないことにしているが、ハタは誰が食っても美味いはず。

そして、最後は少し前に料理したものになるが、Tnさんに頂いたデカマアジのサワーソース。
Dsxp242253s
Tnさんご馳走様。



中深場のポイントではいつもアカムツを狙っている乗合船を見かけるのですが、今日は周りに船は一切なし。

今は、恐らく初島方面のイサキ釣りで忙しいのだとは思いますが。寂しい限りでした。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年6月30日 (日)

大雨の後に久しぶりの真鯛

6月29日は伊東(井上丸)に釣行。

偉いもんで、梅雨入りしたなりに雨模様の天気が多く、次の釣りが見えてこない。
と嘆いていると諦めていた土曜日の予報がどんどん、というよりも急にひっくり返って良くなっている。

慌てて井上丸に予約の電話を入れ準備に入る。
といっても数日前からカイワリ釣り用の仕掛けは不足分を作り、袋にひとまとめにして甲斐甲斐しくも部屋の隅に置いているので、あとは楽しみながら忘れ物がないように車に積み込むだけだ。

ただ、竿の準備をする段になって、待てよ! 良く言えば用意周到の2股釣りは実は逃げの釣り、あまりうまくいったためしがない。
で、尽きないフグの邪魔もあるし、面倒なコマセ釣りは止めにしてタイラバとジギングの流し釣りに絞ろう。

さて、ボートの予約は入れたものの前日、前夜は土砂降りの雨。
特に静岡は線状降水帯による雨風と雷で荒れ狂っているようだ。

少しひるんだが、いつもより遅らせて出発する。

しかし、井上丸に到着すると皆さん平気な顔でお揃いのようだ。
最近よくお会いするTnさんからは釣り○○呼ばわれされるが、Tnさんこそとやり返す。

岸払いするころには予報通り雨風は止んだものの海水は正にクリーム色。
こんな色の海中で魚は果たしてルアーが見えるの? と心配になるところだが、たまたま最近読んだ本(*注1)の中で、魚(クロダイ)は昼も夜も、太さに関わらずハリスは見えている(感知している)という実験結果を思い出しながら最初のポイントに向かう。

魚探を覗くと、いつもに比べてベイト反応が凄い。
ざわざわ感すらなくべったりと朱色や小豆色で壁を塗ったような反応が次々に現れる。
その反応にルアーを入れたからと言って直ぐに魚が掛ってくるわけではないが、これを見ていると立ち去るわけにもいかない。

ここまで反応があるのにアタリがないのは、やっぱり濁りのせいなのかな? 
と思った矢先に、いきなり穂先が引き込まれる。

今日もタイラバはビンビンスイッチモドキを使っているが、従来のタイラバへのアタリと違って、どちらかと言うとジグへのアタリと同じうような気がしている。

最初は、出たかデカフグめ! と思ったがどうやらそうではなさそうだ。
最初の首振りがなくなり、やがて重みだけで上がってきたのはでっぷりと太った良型のアオハタ。
1dsxp248349s

最近はこのサイズのハタとはご無沙汰していたので嬉しい。

これが、どうやら時合いの始まりだったようだ。
小型(40g)のTGベイトに替えるとチャリコが連続で掛かってくる。
2dsxp248351s

実はこのサイズの鯛をずっと待っていた。
以前から食べたい料理があるので1尾目は確保、次からはリリースする。

更に、ベイト反応の正体も釣れる。
3dsxp248353snef

これならハタや真鯛にとっては1呑みサイズだ。

小型のTGベイトでは小物が多くなったので再びビンビンに戻し、しばらくすると今度は大きなアタリ。
最近なかったので、ドラグが出ると焦ってしまい、ついつい頼む、バレるなと祈りが入ってしまう。
結構な潮流があったのでぽっかりと潮先に浮いたのは待望の真鯛(60cm)。
4dsxp248358s

この時点で未だ8時を回ったところ。
早々に欲しかったハタと真鯛が揃い、既に達成感に満たされ、ここからは余裕の釣り。
たまにクーラーボックスの蓋を開け魚が逃げていないことを確かめながら、ウシシの流し釣りを続ける。

潮が止まり逆転するとアタリが遠のいたので、マリンタウン方向に向かいながら途中Tnさんのカイワリ釣りの様子をお伺いすると、フグと戦いながらもカイワリやアジを結構釣られているようだ。

不思議と五目漁師はここ迄フグの顔は見ていなかったが、この辺りからその猛攻を食らう。
こうなると自作とは言えいくらラバー部があっても足りない。
かと言って、ジグに替えるとそのまま持って行かれるのが怖いので、早々に期待していたマリンタウン前近辺からは逃げ出す。

驚いたことに前回の釣りで小アジを釣ったのでヒラメでも居ないかなと寄ってみたアジポイントは、朝方のポイントとは正反対でベイト皆無のもぬけの殻状態だ。
こんなことは珍しいが、潮の様子1つでここ迄変わってしまうのだろうか? いつも湧いている小魚たちはどこに行ってしまったのか、魚のいない裸の根が姿を現している。

余裕とはいえ、結局、こちら方面では無駄な時間と、無駄にビンビンのラバー部を消耗しただけで昼を過ぎてしまった。
最後にもう一度朝のポイントに戻ってやってみよう。

向かい風の中を、途中何度かルアーを落としながら戻って来る。
するとどうだろう、相変わらずこちらは凄いベイトで賑わっている。

朝と同じように繰り返しベイト反応にビンビンを入れていく。
すると、今回はビンビンとしては珍しく、小さなあたりからグイーンの強烈な引き込み。
同時に小刻みではあるがドラグの出が止まらない。
どうやら真鯛のようだ。
朝の奴よりも明らかにでかい。
捕りたい。
捕らせてくれ! なんとかしたい気持ちから下手にドラグを締め直したり、緩めたりを繰り返している最中にフッと軽くなる。

残念。
残念過ぎる。

あと30分で沖上がりの時間だ。
意気消沈の一方で、猛烈な悔しさとファイトが湧いてくる。

根回りなのでリヤーにトレプルフックを付けたジグを使うつもりはなかったが、80gの買ったばかりのTGベイトGGトレブルフック付きを取り出して反応に入れる。
ジグの場合には普段は根魚狙いで最初の5回転くらいはただ巻きをし、そこから上方に向かっては青物や少し浮いている真鯛などをターゲットにワンピッチジャークで誘いを入れることにしているが、この時に限っては着底後直ぐにワンピッチジャークの誘いを入れる。

すると、来たーっ!来たぞ、このゴッツンゴッツンの引きはマダイに間違いない。
ジギング竿ではタイラバ竿よりもライン(1.2号)もリーダー(5号)も一回り太いのを使っているので切れる心配よりも針外れが心配だ。
また祈る。
(年甲斐もなく)大声で祈る。

無事に上がってきたのは朝と同サイズの真鯛。
5dsxp248368s

やったね。
久しぶりの2尾真鯛は上出来だ。

で、今日の釣果はこれ。
62_20240630211301
井上丸の釣果ブログからコピー&ペースト

嬉しい記念写真。
71_20240630211301
井上丸の釣果ブログからコピー&ペースト

さて、困った。
釣ったは良いがこんなものを2尾も持ち帰ったらどうしよう。
ダメモトでTnさんにもらっていただけないでしょうかと頼んでみると、ちょっと複雑そうにいいですよの返事。
やったね。
しかも、カイワリとオオアジまで頂くことに。
申し訳ない。

因みに、これがTnさんの釣果。
83
井上丸の釣果ブログからコピー&ペースト

フグの猛攻が凄かったらしいが、その中でこの素晴らしい釣果はさすがだ。


先ずは、いただいたカイワリの刺身。
ご馳走様。
Cas2242222s

そして、欲しかったのになかなか釣れなかったチャリコのパエリア、
Cas242229s

次の日にホウボウのブイヤーベース、
Cas242243s

アオハタのカルパッチョ。
Cas242240s

 

 久し振りの真鯛でした。最近はフグの叩きしか味わっていませんでしたが、鯛のそれは力強くシャープで怖かったです。
本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

*注1:釣りエサのひみつ、長岡 寛、つり人社

2024年6月23日 (日)

老獪よりも魚に優しい釣り人に


6月22日は伊東(井上丸)に釣行。

井上丸では、オレンジビーチに既に海の家の準備が始まっており、7月に入ってからの海開きと同時に貸しボートの営業はしばらく休業になるとのこと。
それまでに行っておかなくっちゃと思いながら今回の釣りになった。

最近はあまりしまらない釣りばかり。
井上丸は釣れても釣れなくても皆さんの釣果写真をブログに載せてくれるので、魚種の移り変わり、その時々の魚の釣れっぷりや、更に釣り人毎の釣果や何となく趣向もわかるので大変参考にもなり、楽しみでもある。

今回も五目漁師はいつもながらカイワリポイントのフグに対処しきれず、3、4回続けて針を切られたところであっさりとアジ釣りに逃げだす。

そこでは1投目からアジが釣れ始めたが5、6匹釣ると見切られたのか止まってしまい、ベラやフグの餌盗りが活発になる。
ただ、ここのフグにはこんな可愛い奴もいて家に連れて帰りたいほどだ。
1dsxp248336s

最初に釣れた少し大きめのアジを泳がせていたが反応はなし。
Dsxp248338    

今度もあっさりと諦めて次はルアーでの沖流しに向かったがここでもフグの猛攻は続く。
こちらのは逆にただでは海に戻したくないほど憎たらしいあのサバフグだ。
2dsxp248346s

タイラバが海中でフグに見つかってしまうと、あっという間にラバー部は丸裸にされてしまう。

結局、沖流しではフグ以外の魚からはノーバイト。
今日の釣果はこれ。
3_20240623203301
井上丸の釣果ブログよりカット&ペースト

やれやれ、さぞかし今日は皆さん苦労されただろうなと思っていると、井上丸のお兄さんから写真を見せられてびっくり。
なんのなんの、カイワリやアジを大漁の方がいらっしゃるではないか。
同じエリアで釣りながらどうしてこんなに差ができてしまうのだろうか。

いよいよこんなところでも老人ボケ(勘の悪さへの臭さ、ガイドに道糸が通せない目の悪さ、後ろが振り向けない体の硬さ、のどが渇いてもさほど水分を欲しがらない肉体の不活性さ、・・・釣りの下手くそとは関係ないか? いや、多分あるんだろうな)の発揮だろうか。
今日は気付けば写真も殆ど撮らなかったので記事を書く手助けもなく、これくらいにしておこう。

今回唯一に良かったのは、伊豆多賀から岸払いされる予定だったカヤック仲間2人が、そちらでも海水浴シーズンに入りで浜が利用できなくなったということで、急遽伊東に回って来られたので久しぶりに海上ミーティングできたことくらいであろうか。
挨拶の後、直ぐに沖に向かって小さくなってしまう姿をいつもながらに羨まし気に見送った。


で、本日の貧果はアジのフライ、
4cas242213s

アジのタタキ、
5cas242211s

イトヨリの煮付け。
6cas242219s

 


そうそう、沖流しの前に少し深めのところでカイワリ狙いをやってみたところいい型のサバが入れ食いでした。サバタン用に1尾だけ持ち帰りましたが、このところ静かだったこいつがカイワリポイントに回り出すとフグにサバ、最強ですね。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年6月18日 (火)

貧果では記事にもならないので

 

6月17日は伊東(井上丸)に釣行。

当初は19日(水)か20日(金)を候補に挙げていたが、17日の予報が好転したために、先んずれば釣りを制する、と逸る気持ちで前日になって急遽この日に決めた。

幸運にもエンジン艇も空いていたので今回はこれをお借りし、タイラバとジギングで伊東と宇佐美付近を広範囲に探って、1尾でもいいからなんとか大物をゲットしたい。
1dsxp248317s

急ではあったが用意周到、準備万端整え、腕まくりして出艇したが、結果はこの通り。
2cas242171s

朝一(6時台)にホウボウが2尾連続で掛った時には今日はいけると期待したものの、その後はなんと沖上がり間際(3時頃)のイトヨリ迄フグ以外にはアタリが全くなく、こんな貧果に終わってしまった。

エンジン艇に乗ろうが、腕まくりしようが釣りは釣りなので五目漁師にとってこれくらいの貧果は珍しくもないが、これではブログの記事にならないのは困ったもんだ。
そこで、愚痴混じりに天気予報のいい加減っぷりと、そんな予報を信じてのいじらしいほどの用意周到ぶりや、手漕ぎボートと比較しながら井上丸のエンジン艇の行動範囲などについて記してみよう。

さて、(ネットでは気象庁の天気予報以外は予報の転載や頒布などが禁じられているためにどの天気予報とは言わないが)そもそもこの日の予報はあまり良くなかったので釣行は2、3日後にする予定であったが、先に書いた通り17日の予報が好転してきたためにこの日に前倒しした。

ボートを予約してからもその予報は、どんどんと良く(?)なり、釣り前日の夕方発表の予報では大部分の時間帯がいよいよ無風に近い(白い風矢印)状態になってしまった。

流し釣りでは強風も困るが無風も困る。
五目漁師は流し釣りの成否はボートの流れとそれに基づく流しの作戦次第だと考えている。

強風や逆に無風に対して、手漕ぎボートならパラシュートアンカーを入れたり、漕ぎ釣りをしたりして苦労こそするがなんとか対処はできるが、微速前進やエンジンの入り切りがそう頻繁にはできないエンジン艇ではお手上げ状態になってしまう。

明日は無風かぁ、困った。
引き出しをひっくり返しながら思いついたのがスピニングタックルを使った投げ釣り。

そこで、前日の夕方になってから慌てて釣具店に向かいこんなものを準備する。
40gのスイミングテンヤ、
3cas242167s

それに8号の錘を使ったビンビンスイッチ風。
4cas242195s

ボートが流れない場合には、比較的浅いところでならこれを四方八方に投げ込んで根魚が狙えそうだ。

さて、当日。
3時半に起床し念のために天気予報をチェックすると、何だこれは!
前回に続いて、明日の夢を見ながら寝静まってからの大幅予報変更だ。

1m/sに満たなかった風速が、流し釣りには厳しい4m台に変わっている。
これでは変更の域を超え、今までの予報を無にする変態予報としか言えない。
一体、3日も前から、更には1週間も前から真面目に予報をチェックしている人が居ることを認識しているのだろうか?
夕方の渋滞の中、平塚の釣り具屋迄わざわざ出かけたのに・・・これでは無風を心配しての作戦もクソもないではないか!

そしてこれがその海。
5dsxp248321s

サンハトヤ前を通り過ぎて宇佐美に近づいた辺りから風が強くなり海上にはウサギが飛び始める始末。
寝静まってからの予報はさすがに当たっている。
偉いね。

幸いにして潮流と風によるボートの流れが喧嘩してくれたのか、ボートの流れはそれほどでもなく、なんとか釣りにはなったが、もちろん折角準備したスイミングテンヤや軽量のビンビンスイッチ風の出番はありそうにない。

そんな中で、早々にホウボウ2尾を連続ゲット。
6dsxp248318s

幸先は良かったが、この後は先に書いた通りフグ以外のアタリは沖上がり間際のイトヨリまで全くなしという厳しい結果に終わってしまった。

沈黙のこの間、手をこまねいていたわけではなく、タイラバを替え、ジグを替え、
7cas242197s
本日使ったタイラバとジグ、この他にフグに切り落とされたタイラバあり

エンジン艇を駆って行きつ戻りつしながら広範囲にポイントを探り渡ったが、小物にさえ出会うことはなかった。
ただ、フグだけは時間帯も場所も問わずいつでもどこでも元気だった。

因みに、少し風が収まった時点で、折角持ち込んだのでスイミングテンヤを投げてみたところ、何かごそごそやってるなと思っていたが、上げてみるとこれ。
8_20240618201201

タイラバはリーダーから切って落とされるし、毒を持った強みか奴らは多すぎるし元気過ぎる。
頻繁にスレで掛かってくるほどもはや彼らは海中を埋め尽くしている。
Dsxp248330s


さて、話は変って、今回のエンジン艇の行動範囲を手漕ぎボートでの行動範囲と比べてみた。
9_20240618201201

航跡図の中に手漕ぎの大まかな行動範囲を青い枠で囲って示している。
五目漁師の手漕ぎの行動範囲は恐らく普通以上に広いと思っているが、それでもエンジン艇のそれに比べるとこの程度ということになる。

ただ、広ければ釣果が必ずしも良いというわけではないことは前回の手漕ぎボートでの釣果と今回の釣果を比べれば一目瞭然だ。
10cas242123s
前回の手漕ぎボートでの釣果

エンジン艇ならスピーディーに広範囲を探れるのは間違いない。
ただ、五目漁師流には根魚に関しては場所替えの数だけ釣果が上がると思っている。

例えば、止まっているボートなら3回も巻き落としをやってそれで釣れなければ、そこでは先ずは釣れないと考えた方がよい。
ただ50m漕げば、そこでじっと待っていた根魚と遭遇できるが、エンジン艇ではそんなこまめに移動することができないのでボートの流れに任すことになる。
つまりボートが適当に流れてくれなければ根魚との遭遇は極端に減ってしまう。

実際に操船してみて大いに感じたが、マクロなポイント巡りではエンジン艇が勝るものの個々のポイント内においては大は小を兼ねるが当てはまらず、手漕ぎボートのメリットは大きい。


で、最近ではおかず分が最高の釣果と胸を張ることが多くなったが、今日はそのおかず分にも満たない貧果。

ホウボウの釣った日刺身、
11cas242179s

ホウボウのナメロウ天ぷら、
12cas242184s

イトヨリの煮付け。
13cas242188s  

次の日に残った刺身とナメロウのお茶漬け。
14cas242190s
頂く前に熱いお湯をかける。

 

今回敢えて手漕ぎポイントには行かず、手漕ぎでは行けないポイントを巡りましたが、合わせていくと効果的なんでしょうかね。
ただ、本文中にも書きましたがポイント内を集中的に攻めることはエンジン艇では無理があります。
やはりエンジン艇なりの攻め方に慣れないと駄目ですね。

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年6月 7日 (金)

伊東の根魚の揃い踏み


6月6日は伊東(井上丸)に釣行。

最初の予定(3日)が天気やボートの都合で順延になり、とうとうこの日になってしまった。
イライラは募ったが結果的には(予報では)天気はベスト、久し振りに東京に住む弟と同行することになった。

待機中にはイライラの一方で、マダイやハタの大物の他にドラゴンまでもが脳裏に浮かんでくる。
やっとその朝がやってきた。
お店で待ち合わせる予定だった弟は、はやる気持ちが行き過ぎたのか高速の出口を1つやり過ごしてしまい逆走、いや戻るので30分ほど遅れるらしい。

お店を1人できりもりするお兄さん、今日はエンジン艇に加えて仕立て船の出艇準備などもあって忙しそうだ。
五目漁師は浜に並べられたボートを自分で蹴り出して、先ずは近くのポイントから順に北側(カイワリポイントの沖)に向かう。

最初のポイントでベイト反応の真っただ中にタイラバを落としていくと、直ぐに掛かってきたのはオオモンハタ。
1dsxp248287s

このオオモンハタ、一時は良く釣れていたが、最近ではイメージが薄れてアオハタに取って代わられたように思っていたがいるじゃないの。
久しぶりだね。
気のせいか少し瘦せている。

同じところで今度は別の意味で珍しいアカハタ。
2dsxp248293s

エンジン艇で行く伊東沖の手石島周りでは良く釣れているが、五目漁師が伊東でアカハタを釣ったのは初めて。
先のオオモンハタやアオハタと同様にハタの仲間の中でも魚種の入れ替わりが盛んに進んでいる気がする。

ここまでは調子が良かったがこの後はアタリが遠ざかってしまう。
そろそろ風向きが北寄りから南寄りの変わるタイミングであろうか、海面は正に湖面以上に湖面らしく、どう見ても魚が掛ってくれそうには思えない。
3dsxp248295s

水温はいよいよ22℃台、しかし先のポイント以降はこの時期にしては珍しいほどベイト反応が見当たらない。
やっと見つけた中層の線状の反応にジグを入れるとやっぱり奴だ。
4dsxp248296s

間違ってタイラバを入れようものなら直ぐにこんな風に裸のビンビンにされてしまう。
5dsxp248307s

カイワリポイントには井上丸の白いボートが並んでいる。
6dsxp248301s  

どうやら真ん中が弟のようだが、先程ライン電話で話したところカイワリはまだ3匹らしい。
居てもなかなか釣れない難しい魚なので頑張れ! と励ましたつもりであるが、居るのに釣れないのは下手くそなだけだよと言いたげにも聞こえただろうか? 
(自分のことを棚に上げて)それを言った五目漁師の気持も微妙。

その後、五目漁師に久しぶりに掛かってくれたのは、なんとオニカサゴ。
7dsxp248305s

これは嬉しい。
この時点で9時過ぎ。
まあまあのペースではあるが、このころから少しずつ南寄りの風が強まってくる。

昨晩の天気予報では終日風は弱く、晴れとなっていたが、実は五目漁師が寝静まっている間に予報が変わり11時ころから南東風が強まり、しかも昼過ぎには小雨模様と変わっていた。
やっぱり寸前の予報が当りかな、念には念を入れてチェックしていたのに、これじゃ役立たずの予報だわなと嫌味の一つも言いたくなる。

天気予報では数値予報の中でそれぞれの区域特有の修正を加えているが、伊東の予報では特に南寄りの風が吹く時には予報以上に強い風になることが多いように思っている。
アンカリングしてカイワリなどを狙っている時にはこの風が神風になることもあるが、流し釣りでは厳しい風になる。

五目漁師の場合、真鯛狙いではベイト反応はあまり気にせずにポイント周辺を総なめにするように風上に漕ぎ上がって、流して、また漕ぎ上がって流してを繰り返す。
今日の様に強い風の下では腰にヒビが入りそうなほど力を入れてよいしょこらしょと、例えば10分掛けて切り上がっても流しは2分(2投)で終わりといった具合になる。

しかも、疲れ切って漕ぐのを休もうものなら、どんどんとボート乗り場から離れる方向流されるために一時も休むわけにはいかない。
弁当のおにぎりを食べる時も、オールから手を離してさっとオニギルを掴んだらさっと頬ばって直ぐにオールを手に取り直すくらい急がないと、漕いだ分を直ぐに流されてしまう。

こんな状況下ではタイラバの巻きが重たくなるのでアタリもとりにくくなる。
そんな中で久しぶりに掛かってきたのはウッカリン。
8dsxp248310s

流れに逆らって上がって来たので、巻きの重さから期待したほどのサイズではなかった。

その後も漕いで漕いで疲れ果てた中でやっとアオハタ。
9dsxp248312s

その間、イトヨリがポツリポツリと釣れてくる。
10dsxp248314s

さすがにもう上がりたくなってくるが、お兄さんが忙しいために今日に限って3時半までOKですよと言われている。
いつもより30分の時間延長が恨めしいほどだったが、沖上がりの頃には風も静まり、これならもう少しやりたい気分で逆に時間を惜しみながらギリギリまで釣って終了。

釣果は弟がこれ。
112
(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

途中でカイワリポイントの方向から歓声が聞こえてきたが、この真鯛が上がった時だったようだ。

最近、伊東で良く釣れるオオアジはクロアジが多いが今日のマアジは金アジで美味しそう。

そして、五目漁師の釣果はこれ。
121
(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

13cas242134s  
下からオオモンハタ、アカハタ、アオハタ、ウッカリカサゴ、オニカサゴ

オオモンハタを除いては、皆30cm程度の小型ではあるがなんと無駄なく1尾ずつが揃った。
多魚種を誇る伊東の海の一面がうかがえるが、あとはマハタが加われば普段伊東で釣れる根魚としては完璧な揃い踏みであろうか。

ウッカリンの姿造り、

Cas242141s

アカハタのアクアパッザ。
Cas242148s



中の写真にあるように、本日の根魚の釣果は全て自作ビンビンスイッチモドキでした。
今日は従来のタイラバは使ってませんし、ジギングは色が剥げて半分鉛色のTGベイトGGでしたので公平な比較にはならないとはいえ、五目漁師のビンビン頼りがいよいよ強まりそうです。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

 

2024年6月 2日 (日)

今度は竿のクリーンアップ

 

現役中は少々のことでは医者にかかることはなく、一方的に払うばかりの健康保険料であった。
退職して暇になったからというわけではないが、歯の治療が頻繁になったり、健康診断で引っ掛かった怪しげな症状で定期的に病院に通っていたり、そう言えばコロナでは危ない高齢者ということで高価な薬を処方していただいたりと、保険を利用する機会が増え、よしよし結構取り戻しにかかっているなと思う昨今。

先日、こんなものが送られてきた。
何じゃこれは!
1canvas

気分よく余生を送っているのに、後期って? 他人ごとの時には特には何も感じていなかったが、いざ自分の身になると、そろそろもうお終りかよと念を押された気持ちになる。

確かに最近は膝はガクガク、少し動くと息切れ、鼓動は速くなるし、ボートに飛び乗る時も降りる時も細心の注意を払わないと、転んだり、落っこちかねないどんくさい動き、加えて脳みそはぼんやり・・・
後期呼ばわれされても仕方がないのが実情ではある。

こんなありさまを、そうだろうと言わんばかりの意図的なものなのか、思いやりがないのかはわからないが、どうせなら高貴高齢~とするくらいの余裕を持たせて欲しいもんだ。


さて、先日はリールのメンテナンスをやった。
と言っても、コマセ釣り、ジギング、タイラバ、そして中深場に使うそれぞれのメインリールに限ってだった。

今度は竿を棚卸に兼ねてクリーンアップすることにした。
終活として整理するわけではなく、たまには磨きをかけて益々頑張ってもらわねばと思ってのこと。

リールは使えば使うほど、どんどん調子が悪くなってしまうが、グラスファイバーやカーボン素材の竿本体、そしてステンレス製のガイドを備えた竿なら汚れたまま放っておいても傷んだり、サビたりはしない。
放ったらかしで何の問題もないが、保管している物置に臭いが充満してくるのは気になる。

よく見るとガイドの根っこにはクラドなどの糞様の乾燥したものが付いているのでCRCをスプレーしながら一つずつ綿棒で掃除する。
臭いのこびりつきが酷いウレタングリップやリールシートにはシリコンをスプレーして布でふき取る。

保管はこんな風に穂先部と元竿部に分けて物置に収容している。
2cas242111s

釣行が決まると真っ先にやるのは竿の選択。
どんな釣りをするかが決まると竿が決まる、竿が決まると準備するリールや仕掛けやルアー、その他の小物類も決まるという段取りだ。

そこまで暇かと思われるかもしれないが、持って行くと決めた竿の穂先をこの中から選び出すのは結構厄介で、かつ楽しい。
3cas242109s

目的の竿でないことがわかっていても、ついでに穂先をピクピクと曲げてみたり、色の違いや長さの違いを楽しみながら探し出してくる。
使い慣れた自分の竿でなければいちいち本竿側に差し込んで確認しながらでないと一発では探し当てられないだろう。

因みに、次の釣りは6月4日に伊東を予定している。
久しぶりにタイラバとジギングで沖を流す。
と、決まるとボート内に眼鏡を持ち込まなくてもよいように、持ち込む竿にリールを取り付け、ラインをガイドに通すところ迄準備してひとまとめにして車に積み込むようにしている。
4cas242114s

釣りが始まる前に細いラインを車やボートの中で突起物などに引っ掛けると知らぬ間に傷つけてしまうので、リーダーは6mと長めにとりPEラインは必ずリールのスプールの中に巻き込むようにしている。


さて、釣ってあくる日までの釣り魚料理はブログに張り付けることにしているが、それ以降の料理写真もPCには残している。
これは、先日の中深場で釣ったオキギス、スミヤキと残ったシロムツのミックス薩摩揚げ。
5cimg2093s



コメントをいただくボート趣味人たけさんも五目漁師と同年齢。
働き盛りを一段落されたたけさんの変身ぶりなどは冗談抜きに正に高貴高齢・・・これではないだろうか。
間違いなしに同年代の高齢者が元気をいただいている。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年5月27日 (月)

残念!アカムツ狙いがシロムツ一色に

 

5月26日は網代(亮知丸)に釣行。
1dsxp248275s

3バイある亮知丸のエンジン艇は人気があり、土日は1か月以上も前から予約で空きがなくなってしまう。
このために、天気が見えてくるまでは手を出せない五目漁師には週末に乗るチャンスはない。
と思っていたのに、今度の日曜日に限って1週間前になってもまだ3バイとも空いている。

こんなことは初めてのこと。
津波の日とか、海賊の日とか、いやお魚愛護の日とか何か誰も乗らない理由があるのだろうかと、怪しげに思いながら予約状況の表をチェックしていると、4日前になってやっと1パイが埋まった。
ヤバイ!覚悟(?)した五目漁師も慌てて予約を入れると残る1パイにも直ぐに予約が入り、あっという間に満パイになってしまった。

当日、亮知丸のお兄さんに何かあったの? と聞いてみたが、うーん今回に限ってね・・・ということで特段の理由はなかったようだ。
土曜日はともかく、日曜日なら今後は狙える兆しかもしれない。

4日前と言えば、五目漁師としてはややお手付き気味ではあったが、幸いにして以後天気予報は寧ろ良くなる方向に変わり当日は一日中今までにない好天に恵まれた。

そんなこんなで、週末にしか出られないと思い当たる仲間にはお声掛けしてみたものの、皆さん釣り〇〇なだけあってこんな日にちが迫ってから釣り予定がないお方などは居なく、結局は1人行になってしまった。

さて、今回は釣りの内容はないし、写真も殆ど撮っていないので早速釣果からいこう。
もちろん狙いはアカムツの一点張りだった。
にもかかわらず釣果はこれ。
2cas242069s

奥の方にアカムツ狙いの外道の代表、ユメカサゴ*、オキギスやスミヤキも見えてはいるが基本はシロムツ一色。
食べれば、癖のない白身の美味しい魚ではあるが、サイズがサイズだけに水深200mでは、殆ど引きが感じられない、(そもそも最大サイズが25cm程度なので)これ以上の大きさは期待が持てないなど、釣って楽しい魚ではない。

阪神の岡田監督風に言えば、
おーん、シロばっかりやからな、こんなもんばっかり釣っとったらあかんわな、おまえ。
ここでアカがひとつでも混ざっとったらな、お前。
期待しとったが、自然のことやからとゆうてもこんな不調が続いたらな、お前。
おーん・・・てところだろうか。

書いてもアクセントなんかは関西人にしかわからんやろな。
知らんけど。

で、シロムツばかりだったが実は一投目マジックか!? と早々に気持ちを高ぶらせてくれたのはこいつだった。
3dsxp248277s

アカムツ用のドラグ設定では滑ってばかりで巻けないので、少しずつ何度も締め直しながらやっと上がって来た。
途中からは奴かなと懸念はあったが、せめて写真でも撮ろうとカメラを探しているうちに幹糸まで切って落とされ安くはない錘ともさようなら。
幸先悪し。

次にもう一度こんなのが掛かったら直ぐに場所替えをしようと思っていると、あに図らんやこのシロムツモードに入ってしまった。

なんとかしようと、この海域での五目漁師の実績から魚探にマーキングしている数か所を巡ったが、どこに行っても今日はシロ一色。
出艇前に亮知丸のお兄さんに聞いたところ、ここにきて色んな魚が釣れてますが、アカムツは何故か釣れてないようですと言われた通りになってしまった。

-250m~-300mの中深場ともなると、仕掛けの上げ下げに一回当たり最低でも15分~20分はかかってしまう。
そんな中でこの数だから正にシロムツの入れ食い状態だったと言える。

今まで、魚が掛っているかどうかがわからず、何となく怪し気に上げてくるとシロムツが釣れていることが多かったが、おかげで今や微妙なアタリをとって、これはシロムツ、これもシロムツと確信して巻き上げてこられるシロムツ名人(殆どがシロムツなので当たってあたり前なのだが)になった。

網代は午前中が比較的静かでも昼を過ぎると南寄りの風が吹き始め、岸側に戻ることが多いが、今日は珍しく一日中静かな海況が続いた。4dsxp248284s 

しかも、海面や逆に底だけの潮流もなく、水深300mでも100号の錘が殆ど真っすぐ落ちていくほどの状況だった。
5a_20240527221201

5dsxp248283s

実はアカムツ期待が大きかったのには理由がある。
釣行前に調べてみると、これは今回と2日違いの昨年、5月24日の釣果写真。
6cas239790s

ついでに、この日の伊東港の潮回りを今回の潮回りとを比べてみたがよく似ているではないか。
8a24526
本日、2024年5月26日の潮汐図
(SmailNetBBSのホームページよりコピー&ペースト)

7a23524
昨年、2023年5月24日の潮汐図
(SmailNetBBSのホームページよりコピー&ペースト)

単純だが、こんなものを見ると期待が膨らまないはずがなかったというわけだ。

朝一、出艇の前にスロープで立ち〇〇をした時に今日は濁りがきつい、これでは海底では餌が見えないかもとの心配をしていたことを思い出す。
水圧変化のせいではあるが、シロムツのあの飛び出た目玉に秘密があるかもなどと、なんとかシロ1色でアカムツが釣れなかった理由を見つけたがっている五目漁師。

話は変わるが、今日はカヤックの仲間が西伊豆で釣っているので、帰りに早川のセブンイレブンで合流することになった。
お見せしたいものがあると聞いて、大物でも釣られたのかなと楽しみにクーラーボックスを覗き込むとなんとこれ。
Dsc_2251s

全体的には不調だったが、最後のわずか30分の時合いで2尾掛けを含め立派なアカムツが4尾(一尾は既に嫁入り)だったとのこと。
シロじゃ束になってかかっても勝てないアカムツが羨ましい。


で、幸運にも食味関してはアカよりもシロがお好きなヨメサンに胸を張ってシロムツ尽くしの料理をご馳走する。
シロムツのバジル&イタリアンパセリソースのカルパッチョ。
Cas242082s

続いてシロムツのひすい和え、
Cas242075s

そしてシロムツとユメカサゴ*の唐揚げレモンソース。
Cas242086s



陽気良し、海況良しの申し分のない日和でしたが正にどこに行っても直ぐにシロムツが釣れてきました。着底すれば直ぐに、そして2尾掛けも何度かありました。アカムツが居ても先にシロムツが食ってくるのでしょうかね。もちろん、棚も底から5mくらいまでは探ってみましたがいつでも、どこでもシロムツでした。

*:コメント欄により間違いのご指摘があり、アヤメカサゴをユメカサゴに修正しました。 (24.05.28 20:03)

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年5月19日 (日)

やっぱりフグとは戦えない

 

5月18日は伊東(井上丸)に釣行。
1dsxp248262s
朝が早くなったので熱海を越えた辺りで日の出を迎える。

伊東のカイワリシーズンも一段落したので久しぶりに網代の中深場を予定したが、エンジン艇の空きと天候とのANDが取れずどんどん日にちが過ぎていく。
で、結局は今日の伊東でワンクッション置くことにした。

先日、仲間のYさんがとうとう30cm超のカイワリを上げられたので、当然のことながら狙いはそこ。

先に型の良さそうなのを片っ端からバラしたこともあり(竿のせいでバラしているわけではないことぐらいは分かっているが、縁起担ぎもあって)今回はひと昔前に使っていた潮流(V20-240)を引っ張り出してきた。
マダイ釣りなどをターゲットにした6:4調子の竿なので決して穂先が柔いわけではないが胴からウンニョと曲がる。
ただ、最近の竿に比べると重いし、長いのでこれを一日片腕でシャクリ続けるのは辛い。

一方、本日から衣替えで長靴からサンダルに履き替え、同時にライジャケも自動膨張式の腰巻スタイルにした。
このタイプのライジャケの知られざるメリットは竿尻をウンニョと腹の肉に食い込ませ、へその辺りを支点にして両腕で竿をシャクリ上げられることであろうか。(ウレタン入りのライジャケでは肉に食い込まない分竿尻が不安定でそううまくはいかない。)

このスタイルなら速いシャクリはもとより、ゆっくりとかつ大きくシャクリ上げたい場合には腰も使って上体をウーーンニョと後ろに倒すようにやればよい。

さて、前回は稀に見る澄み潮で釣れる気がしなかったが、今回は丁度いい加減な濁り。
何となく釣れそうな気がする。
しかし、始めてみると反応ナッシング。

やっとアタリと思ったが、それはフグ天国開幕の始まりだった。
品のないゴツゴツの引きはフグとわかっているが上げてくる際中にブチッと切られたり、何の反応もなしに上げてみると切られていたりと・・・替え針も仕掛けもどんどん消耗していく。

やっとこれはフグではなさそうだ、たまにグイーンと真下に持って行かれる。
いいぞいいぞ、慎重に慎重にゆっくりゆっくり上げてくると、なんだフグのスレ掛かりかっ!
2dsxp248263s

しかも薄皮1枚に引っかかった針は口元以上に外しにくい。
ペンチで針を挟むものだから手間暇かけて自作したのウイリー針がボロボロになってしまう。
イイーッ、この野郎!
これを機に少し沖に移動を決める。

今日は結構周りにボートが多いので、皆でフグを集めている嫌いがある。
最近は辛くなってきたがアンカーを引き上げて100mほど沖に移動する。
3dsxp248268s
移動先から見るカイワリポイントのボート

それが功を奏したのか、フグはどうやらいなくなった。
しかし、カイワリもいないかも。
魚探で見る限り賑やかだった先ほどまでの場所と違って魚影が殆ど見えない。
背景に何も見えない中を自分がシャクるビシのジグザグの軌跡だけが見える。
こんな魚探の画面はなんとも空しいが、フグが居ないだけで幸せとやせ我慢しながらシャクリ続ける。

しばらくして、潮が少し北西方向に流れ出してきたころにいい感じのアタリ。
ハリスをワンランク細い2号にしているので気をつかいながら上げてきたのは意外や良型のアマダイ(37cm)。
4dsxp248265s

気を良くしていると、次にやっとカイワリ。
5dsxp248266s

更に、良型のカイワリが続く。
(自宅で真剣に計ってみたが28.5cm、まだまだ足りない)
6dsxp248269s

今思えばこの時が一瞬の時合いだったのかも。

その後はポツリポツリと思い出したころに色んな魚が掛かってくる。
7dsxp248271s
イトヨリ(41cm)

8dsxp248273s
クルマダイ

今日も一緒だったHさんは慣れない伊東の調査探検として、あっちこっちを流す中でアマダイやオニカサゴを釣られているのを知ってジギングで流したくなってくるが、今日は一日カイワリに絞ろうと決めてきた来たのでここは辛抱、辛抱で最後までコマセ釣りをやり通す。

で、今日の釣果はこれ。
9cas242025s

早々にカイワリポイントから逃げてしまったこともあり、カイワリはたったの3尾しかも30cm超は釣れなかったが、期待していなかったアマダイ×2は嬉しい。


カイワリの刺身盛り、
10cas242043s
刺身、炙り、タタキ、そして酢締め。
(刺身に皮が付いているのは剥ぎ忘れ。 平造りにしてから気づいたが、生の皮はさすがに食えなかった。)

今や伊東名物の大イトヨリはいつもどう食べるか考えてしまう。
今回は頭と尻尾を落として、ふんだんにキノコを使って蒸し焼きにしてみた。
11cas242039s

12cas242050s



いよいよフグが本格的になってきました。

未だ小振り(20数cm)ですが、あるところから代替わりして30cm超が群れてくるのかと思うとうんざりです。
皆さん負けずに戦われますが、五目漁師は逃げることにします。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年5月11日 (土)

久しぶりにリールのリフレッシュ


釣りのない日々、久しぶりにリールのリフレッシュをやった。
・SHIMANO OCEA CONQUEST 200PG(オシコン)、
・SHIMANO ENGETSU PREMIUM 150HG (エンプレ)、
・DAIWA SPARTAN MX IC 200H (スパタンMX)、
そして
・SHIMANO ForceMaster800(フォースマスター800)の4機。 

エンプレを除いては順にタイラバ、コマセ釣り、中深場でバリバリに使っている現役機種である。

先ずは、オシコンから。
1cas241964s

このリールは買ってからもう9年近くになる。
タイラバにはほぼ100%このリールを利用しているので使用頻度は結構なものであるが、なんと使用後の水洗いと簡単にできるスプール軸受けへのオイルの注油だけで、その他には今までノーメンテナンスで使ってきた。

釣具の中で高くて直ぐに具合が悪くなるのはリール、メーカーさんなんとかしてよ! とこのブログでも何度か愚痴ったことがあるが、こいつは素晴らしい。
というか、五目漁師が初めてそこそこのお金をはたいて買った所謂高級な部類に入るリールなので、お金を出せばそれなりのリールはあるじゃないの とも思わせてくれた。

数年前に、一度興味本位だけでギア側サイドプレートを開けて中を覗いたことがあるが、想像していた汚れたオイルまみれ、錆まみれはなく寧ろまだ新同の感さえあったので、慌てて何も触らないで元に戻したほどだ。

最近でも巻の重さとか、ドラグの具合の悪さとか魚を巻き上げる上での問題は特にないが、カサカサと巻き音がするのが気になり今回のメンテに至った。

サイドプレートの裏側にある計3つのビスを外すと変な篏合などがなく簡単に本体を開けることができるのはこれまた素晴らしい。
2cas241963s

比較的容易に外せて元に戻せそうなギアやベアリング、ドラグカーボンワッシャーなどをパーツクリーナーで洗浄し、新たにオイルやグリスを注油する。
外した順に並べていくものの手が震えてポトリと落としてしまうと位置関係や表裏がわからなくなってしまい、所詮展開図に頼らざるを得なくなる。

ワッシャー関係は同じようなものが多い上に順序を間違ってもどこにでも収まってしまうので、一度にバラバラにせずに一つずつバラしては洗浄、注油して元に戻しながら次のパーツに移るのが良さそうだ。(写真ではそうなっていないが)

行きはよいよい帰りは恐いの通り、元に戻すのに細心の注意を払った積りでも回してみると回らなかったりで、何度か行きつ戻りつ完了。
あくまで五目漁師が可能な範囲でのメンテに限られているので完ぺきとは言えないが、まあまあ気持ちよく静かに回るようになった。

オシコンは容易に反対側のプレートを開けてスプールの両側の軸受(ベアリング)に普段から簡単に注油出来るのも良い。


お次はエンプレ。
3cas241987s

これも決してお安いリールではなかった。
ベイトの中にジグを落とすことがあるSLJではカウンター付きの両軸リールが欲しくてこれを買った。

シマノがフォールレバーを採用した最初の頃の機種であり、興味もあったので使ってみたが、直ぐに(五目漁師の釣り方では)邪魔にしかならないことがわかった。
これは仕方ないにしても、買った時から巻きが重かったり、異音がしたりで具合が悪く、一度はメーカーの無償修理でメインギアーなどを交換してもらった。

ワクワクしながら仕上がりの日をを待っていると、数週間後にリールは精密機械ですから気を付けてお使いくださいと、まるで五目漁師の使い方が悪かったかのような興ざめの注意書きが付けられて戻ってきた。(下手な商売だなと思う)

しかし、何度か使うとまた同じ様に具合が悪くなり、自分で注油を繰り返しながら騙しだまし使っていたが、限界もあり再びメーカー修理を依頼(もちろん有料)。
数週間後には、やはり素晴らしい調子になって戻ってきた。

ただ、流石! と褒めたのも束の間、また直ぐに悪くなってしまう。
所謂、素性が悪いという代物なのか、不幸にして当りが悪かったのか、もう高額修理は意味がないので自分でできる範囲のメンテをしながら使っていくしかないと思っている。

4cas241984s  
これは洗浄後の写真

5cas241978s


ハンドルの回転ごとに異音がするので、ドライブギアの嚙み合いか、写真のローラークラッチベアリング辺りが悪いのではと思っている。

今回のメンテ後も、回るには回るがガサガサ音や巻き重みを改善するには至らなかった。
因みに、今は現役としての役目は果たせず、代わりはこれがために新規購入せざるを得なくなったDAIWAのTIERRA A IC150H-DHを使っている。

お次はスパタンMX。
6cas241968s

伊東のカイワリを中心にコマセ釣りではこのリールを使う。
アミコマセの付着や魚のヌル、頻繁なシャクリなど3K的な環境で使うことが多く、丈夫であって欲しいリールである。
使用後は労をねぎらいつつ、特に時間をかけて水洗いしている。

このリール、良いリールであるにも関わらず不思議なことに発売後2、3年で廃版になってしまった。
コロナの最中だったので部品や本体の供給ができなくなったのでは?と勝手に想像している。
知らんけど。

人気があったにも関わらず打ち切りになったためか、通販でも品切れ状態になり特に右ハンドル機種はプレミアム価格で定価よりも高くなっていたこともある。

比較的新しい機種で、中を覗くのは今回が初めてなので恐る恐る開けてみたが、 思っていたほどは汚れていない。
7cas241969s

それよりもクラッチ周辺の構造など、従来のDAIWAの同種のリールとの違いが随所に見られ企業努力を思うと嬉しくなってくる。

8cas241972s

他のリールと同様に、容易に外れる部品や汚れの激しいピニオンギアやカーボンドラグワッシャーなどを洗浄した後に注油し元に戻す。

元々、未だ元気に稼働していたので、特にやった感はなかったがこれで今後も調子よく活躍してくれそうだ。

最後は、フォースマスター800。
9cas241989s    

昔から電動なんて・・・自分で巻けよ! 派を自負していたが、獲物付で120号、150号の錘を300mの中深場から手巻きで上げてくるのはさすがにギブアップ。
五目漁師が初めて持った電動リール。

このリールも興味本位で一度はサイドパネルを開けたことがあるが、 メンテするのは初めて。
10cas242000s

電動リールのメンテは難しいと聞いているので、恐る恐る元に戻せることを確認しながら部品を外して洗浄、注油。
見たことがないギアー類は外さずに着けたままパーツクリーナーで洗浄し注油だけする。

中深場釣りでしか使用しないので使用頻度は多くはないが、さすがに重い錘を300mも巻き上げてくるためか、グリスの汚れは酷い。11cas241996s

Photo_20240511182001  

13cas242002s

グリスというよりも、もはや泥に近い。
逆に、こんな汚れでよく回っていたなと感心してしまうほどだ。
これに比べると車のエンジンオイルなどは新品のままでで捨てているようなものだ。

戻した後はさすがに回転のスムース性を感じる。
手巻きの動作部分だけでなく、電動の動作部分も確認するために通電して300m程巻いてみたがこちらもOK。
ただ、同じ巻きスピード目盛りなのに以前よりもスピードが速くなっているのが気になっている。


メーカーの修理は高額過ぎるし、第1に修理期間が3週間~1ヶ月も掛かるって一体何を考えてらっしゃるのでしょうかね。
その間、釣りはストップするかそれが嫌なら予備のリールを持つしかない。
こんなもの3日でやらんかい! と言いたくなってくる。
安く早くしたところで全体の売り上げは変らないかもしれないが、頻繁なメンテが必要なだけに購入時にメーカー選定の比較材料にはなるのではと思っている。



正直、数時間毎に2日掛かりましたが、甲斐があって気持ちよく回るようになりました。

これでタイラバもコマセ釣りも中深場も当面は気持ちよくやれそうです。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年5月 5日 (日)

感謝感謝のいただき釣り

 

5月3日は伊東(井上丸)に釣行。
1dsxp248245s

今回も、示し合わせたわけではないがKさん、連れのTさんとご一緒させていただいた。

最近は貧果続きで釣りの内容がないものだから、毎回、記事の前置きが長く長くなっている。
今回は、いよいよテンパってしまった感じすらする。

振り返ってみればブログを始めてもう12年になる。
そもそも自分記録として始めたので、釣れようが釣れまいが自分の勝手、他人に見て頂くも無視されるも知ったことではない、、、、なんて、ないない尽くしで通る建前でやってきたが、実はそんなことはない。

正直、少なくとも人並みに、あるいは多少なりとも良い釣りをするのが前提でなければ、その日の釣り方や使った仕掛けやタックルを記したところで、そんなものは参考にしない方が良いとなってしまうし、たまにはボや完ボ記事も面白いがいつもそれでは本人はもちろん、読んで下さる方でもついには辟易としてしまう。

自分では意識はしていないが他の釣り師との比較から、最近では、勘の悪さ、集中度、もちろん魚を探し/集める、掛けて、巻いて、そして手繰るなど、個々の釣り要素への対応など、所謂釣り力の衰えを感じざるを得ないこの頃。
更に、ボート上でのオットットの危ない動きへの苦笑いの頻度も増えている。

これ以上こんなことを記してみても仕方がないが、まだやれるだろうか? まだもう少しやってみよう、・・・。

さて、前置きはまだ続く。
大型連休も後半に入った。
365日連休の五目漁師は、わざわざこんな時に出掛けることはしまいと考えていたが、連休後半に娘家族がやってくるらしい。

ならば、とっておきの自己満釣り魚料理をご馳走せねば。
もちろん今ならカイワリに決まっている。
今年はどうしたことか3月から釣れ始めたカイワリが他の魚との賑わいの中で未だに良く釣れている。
可愛い孫のためならどんなことでも厭わない、なんて見え見えの御託を並べながら渋滞の中に突っ込んでいく。

さて、結果は如何に? 
2cas241936s
写真撮り忘れで、鱗をとった後に慌てて撮り直し。


どうだ!
お見事、正にご馳走をするに飽きず美味しくいただける十分なこの釣果。

カイワリの握り、
3cas241941s

カイワリの押しずしと味比べ、
4cas241944s

子供たちが大好きなハタの天ぷら、
5cas241950s

そして焼きアジのサワーソース。
6cas241953s


さて、やっと釣りの話に入ろう。

連休とはいえ、行きはまだ夜明け前の街道。
それでも一応は警戒して、いつもより20分ほど早めに出発したが、寧ろトラックなど商用の車が少なかったお陰でいつもより早めに一番乗り。
5時半丁度に岸払いする。

漕ぎ始めると直ぐに、このところずっと濁っていた海水の濁りが解消し本来の伊東の海を取り戻していることに気付く。

これは、やばいかも。
このところ長く続いた濁りのお陰で色んな魚の食いが活況を帯びていたと思っていたのだが。

その心配が正しかったのか、魚探には良い反応があるにもかかわらず魚は掛かってくれない。
周りのボートも同じ状況のようで景気の良さそうな声は聞こえてこない。

近くのKさんからは、そもそも今年はあの濁りのお陰で良く釣れましたが、寧ろこれがこの時期の本来の伊東ですよね。
その通りですね、と答える五目漁師には7時半頃にオオアジ(46cm)が1尾掛かってくれたきり。
Dsxp248248sa

あとは時々小フグのみ。
小フグと呼べば聞こえは良いが、全くこいつらだけは、憎さ余ってさらに100倍憎々しい。
釣れるだけならまだしも、既に今日も仕掛けの多くを消費してしまっている。
Cas241895s
これは前回のではあるが、やられてしまった種々の仕掛けの巻きがら。
更に針のみ付け替えも相当数がある。

今日の五目漁師はどうしてもお土産が欲しいので次第に焦ってくる。
9時にはソワソワし始め10時前にはとうとうお目当てのカイワリを諦めて、沖の流しでハタか真鯛を狙うことにする。

後ろ髪を引かれないようにばっさりと切ってしまうかのように、バケツに未だ半分ほども残っているアミコマセをバッサリと放ってしまう。

しかしここでトラブル。
ジギングの準備をしようとしたところ、リールのバックラッシュでラインがスプールに絡んでしまった。
焦りの中の焦りでイイーッとなればなるほど深みにはまり、挙句の果てにリーダーを引きちぎって諦めてしまう。

こころもとないが、ここはタイラバ一本で攻めるしかない。

当初は風は弱め、沖に払い出す潮ではあるが、いい感じでボートは流れてくれるので、今にも来てくれそうなアタリに期待したが、巻けども巻けども何の兆しもない。

そんな中、五目漁師と同様にカイワリは諦めて流し釣りでシロアマ狙いを始められたKさんから、ベイト反応にジグを入れてハタをゲットしましたよ、と電話が入る。
ハタの中でも飛びっきりのフィッシュイーターと言われるオオモンハタはベイトの真っただ中で釣れることがよくある。
五目漁師も駆けつけてタイラバでやってみるがそううまくは行かない。

再びKさんとは離れたが、やがて南から風が入ってくると、海面は小さな三角波が立ち、にわかに騒々しくなってくる。
しまった、これが有るなら今こそカイワリが良かったかもしれない、と岸側に見えるボートの成り行きを想像してしまう。

実は、あとで分かったことだが、同じことを考えられたKさんは朝の部で五目漁師以上にふんだんに撒かれて少なくなってしまった虎の子のアミコマセを(これは作戦で)捨てずに持っておられたようで、この時合いにしっかりとカイワリポイント戻られてまんまと帳尻合わせに成功されている。

沖上がり後に話すとおもしろいことに、五目漁師は海がいい感じなってきたにもかかわらずタイラバには一向にアタリがないために、やっぱりコマセ釣りも良くならなかったに違いないと考えていたが、KさんはKさんでこちら(コマセ釣り)が良くなったので沖流しもきっと良いだろう、五目さんは大物を・・・と考えておられたらしい。

残念ながら、マダイを諦めた五目漁師は最後の1時間半を例の大物根魚に拘って根回りを徹底的にタイラバで流し、いや根を串刺しにするかのように(意固地になっているのは自分でもわかっているが))攻め立てていた。

いつの間にか風も止み暖かい日差しの中、余りにも反応がない流しに嫌気がさしてふと気づくと、澄んだ海中に差し込む光とゆったりと揺れる海面が織りなすまるでオーロラのような海中の景観が素晴らしい。
Dsxp248251s  

見惚れてしまい、しばらくはこんな写真を撮って楽しんだりもする諦めの境地。

その後も最後まで流し続けたが、とうとう今日も駄目だった。
がっくり。

定刻に沖上がりすると皆さん口をされるに、昼を過ぎてからのあのタイミングにバタバタと来たらしく結構釣っておられる。
中でもさすがにKさんの釣果は素晴らしい。
Dsxp248260sa

驚いたことにKさんは、なんと明日もやりますよ、と既にホテルは予約済みとのこと。
さらにさらに、五目さん私は明日釣れなかった時の保険分だけ残ればいいですからよろしければ持って帰って下さいとのお声掛け。

いつもなら自分で釣ってこその釣果ですから、と大概はお断りするのに大きな声で、欲しい!と言ってしまった自分に驚き。

で、冒頭の釣果になった。
五目漁師は大アジ1尾のボ。
Kさん、ありがとうございます。
これで伊東の美味しい魚を娘家族に堪能してもらえます。



良いのか悪いのか、確かに濁りが去って釣りは難しくなったようですが、魚はいます。これからは狙い魚も迷いますし本当の勝負ですね。
先日、とうとう50cm弱のシロアマダイを釣られたご一緒させていただいた連れのTさんは、この日もジギング1本で攻められたようですが、不調で早上がりされました。
この日は沖流しは皆さん不調だったようです。
何れにしても伊東の海、楽しいです。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年4月27日 (土)

嵌ってしまったバラシのシンドローム

 

4月26日は伊東(井上丸)に釣行。

 

今回はブログ、手漕ぎボートでまっしぐらのHEPPOさんとご一緒させていただく。

 

さて、前回と同様に今回も関係があるような、ないような字数稼ぎから始めよう。

 

次の釣りはどこにしよう? 久し振りに大津のアジもいいかなと思っていた矢先だった。
スーパーに出かけたヨメサンがこんなものを見つけたので、と買ってきた。
1cas241858s

小田原産の朝獲れ小アジ。
余りにもの安さに思わず手にとったらしい。
自宅で重さを計ってみると1.1kg(18匹)。

多分、突然定置網に入った大漁ではまともに流通させようもないので、取りあえずは地元のスーパーにばら撒いたのであろうか。
知らんけど(と、関西出身の五目漁師)。

大津ブランドの金アジに比べると少し魚体が細長いように見える。
食味はどうだかわからないが、刺身やタタキで食べるならまだしも、大好きな南蛮漬けにしてしまえば少なくとも五目漁師の鈍感な舌では違いなどわからない。
保存食のつもりの南蛮漬けだったが2人であっという間に完食。

これっきりで、もう売り場に出ることはないと思っていたが、2、3日後に再び出たので今度は2袋をゲットし、南蛮漬けに加えてフライにもして完食した。

食った食ったとお腹をさすっているこんなタイミングで、HEPPOさんが伊東に行くと知ったらそりゃアジの大津行よりも、3度目いや4度目の伊東カイワリリベンジ行に決まっている。

さて、HEPPOさんと言えばてるてる坊主にも見放された自他ともに認める嵐を呼ぶ釣り師。
風や雨に阻まれて予定通りに釣行できることは滅多にしかないようだ。

そこで、伊東なら大津の2、3倍は好天に恵まれる確率は高いですよ、との五目漁師のアドバイスで、ほら今日もこの通りいい凪の釣り日和でしょ!
2dsxp248231s

今年の伊東は、春のカイワリ釣り期が延々と続いている。
例年なら水温の高まりとともに仕掛けが落ちて行かないほどのサバ、ソーダの群れで釣りにならなくなってしまうが、今年はこいつも厄介ではあるが、なんとかフグの合間を縫って結構釣れ盛っている。

ただ、下手な五目漁師に無条件で釣れるほどの爆釣モードでもない。
幸運にも前日には井上丸のお客さんが良い釣りをされているので、今日もきっと釣れるぞと当たり前のように期待したが、そう甘くはなかった。

やっと1尾目が上がったのは既に9時を回ってからだった
3dsxp248233s

今日は5時過ぎが満潮の中潮だったが、早朝は殆ど潮流がなく、しかも弱い風の向きが気まぐれに変化するためにボートの方向が定まらず、隣のボートとの間合いに気をつかう。

たまに潮が流れ出すと、現金に海中が活気づきプチ時合いがやってくるが長くは続かない。

一方、海水は前回にも増して濁っており、うかうかしていると巻き上げてくる天秤が海面からいきなり飛び出てきてびっくりするほどだ。
いつもなら海中を覗けばひらひらと上がってくるカイワリの姿が見えくるのに、ハリスを掴んで引き揚げる寸前まで見えない。
海底も同様に濁っているとすれば、このせいであろうか食いが浅く多くの大物とおぼしき獲物は次々に途中でバラしてしまう。

10時半前後にいきなり潮が流れ出しプチ時合いがやってくると、カイワリに引き続いて結構な引きで上がってきたのはなんと噂のシロアマダイ(34cm)。
4dsxp248236s

シロアマと言えば、昨年までは五目漁師の釣りエリアでは正に幻の魚。
かってはアマダイ釣りのメッカ福浦で釣行の度に冗談で、そして時には真剣に狙ったこともあったが、かなうはずもなかった。
しかし、今季に入ってどうしたことか同ボート店で既に何匹かが上がっており、釣果ブログでも何度か写真を見ていたので、海面にいきなり浮いてきた顔つきを見るや直ぐにシロアマとわかった。
そうでなければ青白い不機嫌そうなアカアマダイと勘違いしたままで胃袋に収まっていたかもしれない。
カイワリ不調の中で今日はこれだけで十分に嬉しい。

さらに毎年毎年期待するも未だに果たせていない釣り目標と言えば、30cm超えのカイワリ。
こちらの方は従来ならシロアマダイよりも現実的で毎年このカイワリポイントでも1、2尾は上がっている。

そして、とうとう思いがけずに釣れたシロアマに続いてその時がやってきた。
今日は何度も(多分)デカカイワリを中層でバラしているので、次こそはと既に超慎重に構えていたその時だ。
また掛けた。
今度こそあげてやる。
慎重に慎重に巻き上げてくる。

ドラグは緩めだが時折くる強い引きでは竿が手元まで海中に没する。
ここ迄くればもう少し、どうやら今度こそ姿が拝めそうだ。
濁りで海中を覗いても未だ見えないが、先にリールのピピ音がそろそろビシの掴み時であることを教えてくれる。
よしっ!
しかし、手繰ろうとした寸前にプチッ、まるで音が聞こえたかのように軽くなり脱力。
またかぁ、何とかしてくれよ!

12時前には仕掛けもアミコマセも大方なくなったので沖流しに切替える。
途中HEPPOさんの様子を伺うとやはり同じような状況で(当たり前ではあるが)大物に限ってバラシが多かったらしくし、同じく沖を流してアマダイを狙いに切り替えるとのこと。

こんな濁りの中で魚にルアーが見えるのだろうかと心配していたが、以前海中動画を撮ったHEPPOさんから海底は海面近くよりも案外澄んでいるかも、と見た人だけが言える効果的なアドバイス。

あと正味2時間、なんとか真鯛を仕留めたい。
最初はジグをゆっくりと巻き上げた後に軽くしゃくっていたが、途中から例のビンビンモドキに替える。

いつもは真剣巻きは10回転まで、あとは惰性で25~30回転まで巻くが、乗っ込み真鯛は結構上に浮いていると聞いているし、五目漁師自身も以前同時期にかなり上で釣り上げたことを覚えているので20回転までは真剣巻き巻きする。

すると案の定かなり上層まで巻き上げたところで怪しげな反応、何? と思った次の瞬間にグキーン、ゴツンゴツン・・・
フルソリッドのジギング竿でラインはいつもより太い1.2号、リーダー5号、ドラグは2.5kg以上に締めこんでいるためにジジッと短く単発的にしか出ないが、首振りに伴う叩きが怖い。
どうしてもとりたい。
まだ20m以上もある・・・

フッ!、またしても脱力。

この後は、例の根に向かい最後の根魚に賭けたが小さなカサゴ1尾に終わってしまった。
バラシ続きの一日。
このところの大物バラシに大きなスランプに嵌ってしまった気持ちで陸に上がる。

そして本日の釣果。(何れも井上丸さんの釣果ブログより敢えて釣り師名を省略してカット&ペーストさせていただいた)
51

62

73_20240427220601  

井上丸さんは釣れようが釣れまいが皆さんの釣果を掲載してくださるので、釣行を決める際には一番欲しいホット情報が端的に掴めて良い。
こうして本日の釣果を並べて見るとこれが面白い。
どうだろう、釣った本人にしかどれが誰の釣果なのか区別がつかないほど似ている。
皆さん狙ったカイワリは残念ながら奇しくも5匹ずつ、とは言え伊東の魚種の賑やかさや、最近になって大アジが出だしたことも如実に表れているではないか。


さて、積年の目標だったシロアマダイをどういただくかを迷った挙句に、一番魚の味が正直に出そうな酒蒸しにしてみた。
Cas241923s

カイワリの刺身(1部オオアジ)、
Cas241912s

カイワリのにぎり、
Cas241917s

シロアマダイとイトヨリのつみれの潮汁。
Cas241925s




こんなはずではなかったのですが、カイワリ釣り、本当に難しいです。

しかも今回はバラシの連続。
あたり前ですが、これはでかいと思ってあげてくるとバラシです。
今回で最後にしようと出掛けたのですが、既にまた行きたくなっています。

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

«やっぱりへたくそなカイワリ釣り