やったね、シロアマダイ
12月4日は伊東(井上丸)に釣行。
あのフグ野郎から逃れるためもあって最近はタイラバとジギングで沖を流すことが多かった。
同ボート店の釣果ブログを見ると良型混じりでカイワリが釣れ始めたようなので久しぶりにコマセ釣りをやってみよう。
フグは釣果写真には出てこないが、聞くとやはり皆さん四苦八苦されているようだ。
そんなに甘くはないことは分かっているので、五目漁師も色々と対策はしている。
以前(と言ってもひと昔前)はカイワリ釣りと言えばハリス3号程度の2本針吹き流し仕掛けと予備に同等のウイリー仕掛けを各3セットも準備すれば十分であったが、今はそんなわけにはいかない。
釣れないカイワリを何とかして釣ろうとハリスの太さ、長さ、針の大きさ、色、形・・・そして一方でフグ対策として大量の仕掛けや交換用の針の準備、五目漁師に至っては最後の手段として最悪仕掛けごと切って落とされてもロスを最小限に押さえるためにテンビンやクッションゴム迄自作していた。
これは、今回ボートに持ち込んだカイワリ釣り仕掛けの数々。
本記事を書きながら今回の釣行後に撮ったもの。右は今回消耗した仕掛けの巻き枠、他に替え針多数
そして今回、釣行の前日に慌てて加えた仕掛け(ハリス)はこれ。
ブログにコメントをいただく観音崎の釣り師pさんから実績例も含めてこんなハリスの紹介があった。
以前、確かDAIWAのハリスでよく似た茶色っぽいハリスがあり使ってみたことがあるが、よく効果がわからなままに最近では忘れていた。
少しでも効果があるなら使わない手はないと思い、少し高めではあるが急いで釣具店に走り、これを使った吹き流し仕掛けも準備した。
このハリス、魚からは見えないのでカイワリが良く釣れるかも、とヨメサンに話しかけると、そう、じゃあフグもよく釣れるのね、と一言。
ウム???。
さて、カイワリは如何に、そしてフグは如何に!
先ずは、いつもより深めにアンカリングする。
魚探には何も映っていないが数投目、ムズムズからグイーンと引き込まれる。
どうやらカイワリでもフグでもなさそうだ。
上がってきたのは良型(35cm)の赤アマダイ。
実は、今回の釣りではカイワリとアマダイ、できれば白、そしてハナダイを期待、+αで期待はしないが伊東のことだからイトヨリは必ずや掛かってくるだろうなと前日から考えていたが、その先頭バッターとしてアマダイは嬉しい。
その後、ポツリポツリと本命のカイワリも掛かってくれる。
そして思っていた通りイトヨリ(45cm)も来た。
一方、フグもなかなか元気、予定通り仕掛けや替え針は消耗していくが、数年前の様に群れを成して浮いてくることはなくお手上げで逃げるほどではない。
こいつはでかい、40cm級。
自分の針はなんとか回収したが、奥に誰かの針がもう一本見えている。
どうやらフグを避けるに一番効果的なのはウイリー仕掛けのようだが、五目漁師の腕ではウイリーにするとカイワリのアタリも明らかに減っているようだ。
例のピンクのハリス仕掛けも使ってみた。
カイワリも釣ったが2セットをフグにやられたところで今回は打ち止めとした。
今日は7時半干潮、12時半満潮の中潮。
9時半ころまでは結構魚の活性は良かったが10時を過ぎるとフグを含めてアタリはなくなってしまった。
早弁しながら12時半ころまで頑張ってみたがいよいよ場所替えかな? 天気予報では1日静かなはずであったが実は8時半ころから北~北東の風が強まり結構な荒れ模様になっている。
この波風の中であまり動きたくないんだけど、と思いながらも1時前には、前々日Yさんがいい釣りをされたと聞いているマリンタウン側に移動を決心する。
どんぶらどんぶらとボートが大きく揺れる中でのアンカーの回収には最大の注意を要する。
回収後にマリンタウン側に漕ぎ出してみたが、この荒れ模様の中では結構時間がかかりそうだし、もう時間もないので無理しない方が良いかもと弱気の判断。
それよりも、現に朝は調子が良かったので潮変わりの時合いがあるかもしれないと思い直し元の場所に戻ることにする。
結果的に元の場所より北側に50m程ずれたところにボートは停まる。
そして、一投目、シャクリ上げて来て少し高めだった。
ムズムズから突然の引き込み。
でかそうだ。
軽めのドラグが引き出される中、慎重に慎重に上げてくるとぼんやり見えてきた魚体は白い。
なんだろう、でかいぞ! とうとう30cm超えのカイワリかも。
いや、シロだシロシロ。
魚体を確認して慌ててしまったのかタモ入れに失敗。
針が外れたかなと思いながらボートの後ろ側に浮いたシロ(45cm)を無事にタモに入れる。
3本針の真ん中の緑色のウイリーにしっかりと掛かっていた。
その下の餌針にはフグが掛かっていた。
良かった、結果的には場所移動しなくて良かった。
その後、数10分後に今度は小型の真鯛(35cm)。
奇しくも、昨晩期待したカイワリ、アマダイ、鯛そしてイトヨリの4種がフグ以外は過不足なしにきっちり揃ったことになる。
そろそろ沖上がりの時間が迫ってきた2時を回った頃に久しぶりにカイワリ。
これでやっと6,7匹目であろうか、ツ抜けはならなかったかと残念がっていると、何とこの1尾を合図に入れ食い始まる。
しかも型も良い。
もしかして気付いていなかったのかもしれないが棚が高い。
着底後、底を切って4シャクリ、少し待って更に4シャクリ、この辺りで必ず掛かってくる。
2時20分になったら片づけに入ろうと思っていたが、それが30分になり35分になり、とうとう片付けは上がってからにしようと40分にコマセを全部捨ててから最後の一投。
ここでもカイワリを上げる。
もう1時間欲しかったと残念がりながらアンカーを上げ、このころには波も風も収まった海面を足元を散らかしたままで急いで戻る。
で、今日の釣果はこれ。
折角色んな魚が釣れたので刺身盛り合わせをやりたかったが、釣った日はとりあえずカイワリの姿造りとカイワリのハーブソテー。
次の日にはアカアマダイのワイン煮オレンジ風味、
カイワリの押しずしとにぎりとアカアマダイの昆布締めにぎり、
同じくアカアマダイの潮汁、
シロアマダイのアラ煮。
もう一人出艇された方は、小型でしたがシロアマダイを3尾も釣っておられました。
因みに、アカアマダイは0でした。
今年はシロアマダイの釣果が多く、いよいよアカアマダイより多くなる気配すらありますね。
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